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カテゴリー: ゴルフクラブ分析
2023年02月08日超私的なヤングタイマー試打 キャロウェイ ビッグバーサC4ドライバー
人気のベンタスに新しいラインナップが!
土曜日、日曜日と赤羽ゴルフ倶楽部でプレーし、月曜日は朝イチの新幹線でガーラ湯沢で早朝スノボ。毎年この時期はゴルフとスノボの二刀流の日々を過ごしていますが、日曜日のラウンドではドライバーが二刀流でした。
1本は赤羽での絶対エースである短尺スチールを装着したキャロウェイのFTツアー。
もう1本はキャロウェイのビッグバーサC4です。
C4はフェースもボディもカーボン素材。カーボンヘッドの意欲作として2002年に発売。テーラーメイドのステルスよりもはるか昔にカーボンヘッドで登場したドライバーです。
マーク金井はこのC4をフロリダで試打。キャロウェイが主催する新製品お披露目イベントに招待され、1ホールだけですがアニカ・ソレンスタムとこのドライバーを一緒に打ちました。撮影を兼ねたのでアニカには3球打ってもらいましたが、すべてフェアウェイど真ん中に着弾したのを今でも鮮明に覚えています。
当時はチタンヘッド全盛だったこともあってC4のセールスは芳しくありませんでした。同じ時期に発売されたチタンヘッドのゼクシオは大人気でしたが、カーボンヘッドのC4は不人気。カーボンの斬新さよりも、ボコッという鈍いインパクト音がアマチュアゴルファーには受け入られなかったのです。
さて、このC4。
チタン全盛の時に登場させたことを考えるとまさにパラダイムシフトしたかのようなドライバーではないかと超私的に思っています。マーク金井も1本所有していますが、20年経った今でも古めかしさはまったくありません。まさにヤングタイマーなドライバーです。
では、実際に打ってみてどうなのか?
キャロウェイの最新作、パラダイムよりも飛距離が出るということはありません。
クルマのヤングタイマーがそうであるよりも、最新モデルに比べるとパフォーマンスは少し劣ります。しかしながら、最高飛距離ではななく安定した飛距離という意味では、今でも充分なパフォーマンスを発揮します。
インパクト音が静音なのは好みもありますが、慣れてくると違和感ありません。そして静かな音とは裏腹にボール初速は思った以上に出てます。赤羽でFTツアーと打ち比べると、距離の差はほとんどありませんでした。視覚的にはC4の方がボールが力強く飛び出すことも多々ありました。
C4は徒花(あだばな)だったのか、、、それとも時代を先取りしすぎたのか、、、、
セールス的には大失敗に終わりましたが、ヤングタイマーとして考えると今でも十分使い勝手が良いドライバーです。
超私的にはハイバック系のヘッド形状は構えやすく、そして金属プレートのソールのおかげで低重心。低スピン弾道が打ちやすいのでイメージ通りの低い弾道でランがしっかり出てくれます。1ヤードでも遠くに飛ばせるクラブではありませんが、風に強い弾道が打ちやすく、フェアウェイキープしやすいドライバーであることは間違いないです。
C4はセールス的には失敗作だったかも知れませんが、ゴルフクラブの進化を語る上では欠かせないドライバーであると超私的に思っています。
ちなみにマーク金井が所有しているC4はUS物でロフト9度。シャフトは純正のSで振動数は280cpm。これでもかってぐらい硬いシャフトなんですが、意外にもタイミングが取りやすいのでヘッドスピードを落としても打ちづらく感じませんでした。
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2023年01月20日超私的な考察 17年前のドライバーはどれぐらい飛距離性能が劣るのか!?
バンカーを池と思ってプレーしてみよう
クルマの世界で最近注目を浴びているのが、1970年代後半から2000年代にかけて発売された中古車です。クラシックカーほど古くはないことからヤングタイマーと呼ばれてますが、15年~45年前ぐらいの中古車が人気を博しています。
マーク金井もそのひとりで現在、2006年式のBMW初代Z4を所有。ヤングタイマーの中では新しい部類ということもあって、日常使用ではなんら不具合ありません。足回りをリフレッシュし、新品のタイヤを装着し、そしてこまめにオイル交換をしておけばすこぶる快適に走ってくれます。
さて、このヤングタイマー。超私的にゴルフクラブ、特にドライバーに関して言えば、
2003年~2012年ぐらいのモデルがヤングタイマーではないかと思っています。現在、エースドライバーにしているキャロウェイのFTツアーは2010年、テーラーメイドのR510TPは2003年発売。この時期のドライバーは高反発規制をクリアしつつも、革新的なモノ作りがなされています。
加えて、この時期のドライバーは今どきのドライバーに比べると付加機能(調整機能)がついてません。カチャカチャ式でもないのでクラブのデザインがシンプル。超私的には、このシンプルな感じの方が古くささを感じません。
そんなヤングタイマーなドライバーですが、先週、新たに1本追加購入。購入したのは、、、2007年発売の
ピンのG10ドライバーです。
ヘッド体積は460CCと今どきのドライバーと同じサイズですが、原稿モデルのG430シリーズに比べると、ヘッドの投影面積はやや小さめ。ソールは素っ気ないほどシンプルですし、カチャカチャ式でもありません。16年前のドライバーなのでまさにヤングタイマーです。
ヘッドの形状はR510TPに似ている丸形。フェースの形状もオーソドックスでフェース向きはスクエア。調整機能がまったくありませんが、それが逆に潔さを感じます。
購入したG10にはピンの純正シャフト(グラファイトデザイン製)が装着されてますが、シャフトも黒一色。控えめにロゴが入っているだけです。
では、実際に打って見たらどうなのか?
水曜日に千葉市民ゴルフ場で使いましたが、飛距離性能、易しさについては今どきのドライバーと比べても、大きな差は感じませんでした。今どきのドライバーよりも10ヤード以上飛ばないなんてことはなく、マーク金井が求める飛距離はちゃんと出てくれます。最新のG430シリーズとナイスショット同士で比べたら、、、、
体感的には5~7ヤードぐらい飛ばないぐらいです。
1ヤードでも遠くに飛ばすことが目的ならば最新モデルの方が軍配が上がりますが、クラブの値段は10倍以上異なります。クルマと違ってゴルフクラブのヤングタイマーはいずれも1万円以下。コスパを考えれば、G10は今でも十分現役選手として使ってけるドライバーになりうるのです。
最新は最善であると思いますが、最善でなくてもいいから使い勝手が良いドライバーを探しているならば、ヤングタイマーであるG10は非常に魅力的なドライバーです。
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2023年01月18日超私的な試打 ピンG430HLの対象ユーザーはヘッドスピードが○○○ゴルファーです!!
視聴回数は期待できませんが、これはホントやってみて下さい!
1月も半ばに入り、マーク金井は早朝スノボと冬ゴルフの掛け持ちが本格化してきました。今週も千葉市民と赤羽でゴルフ、ガーラ湯沢にて早朝スノボに勤しむ予定です。
55歳から本格的にスノボを始めたので今年で10年目のシーズンとなります。スノボとゴルフはまったく関係なさそうですが、実は、身体の使い方に関してはかなり共通点があります。股関節やヒザの動き、重心の移動、そして先行動作というのはスノボもゴルフ同じような所があったりするのです。
だからでしょう。午前中にスノボをやった午後にゴルフをプレーしても違和感がありません。1日にスノボとゴルフを両方やる人はめったにいないと思いますが、ゴルフに悪影響はまったく出ません。スノボの直後だからと言って飛距離が落ちることもないですし、左右にボールが曲がる度合いが大きくもならないです。
加えて、今月もスノボの合間に新作クラブの試打もやっておりますが、今のところ加齢による飛距離ダウンはなさそうです。先週、ピンのG430HLを試打しましたが、トラックマン計測で楽に260ヤードを超えていました。普段使っている短尺スチールドライバーよりも20ヤード以上飛んでました。
さて、このG430HL
すでに発売されているG430シリーズとはかなり対象ユーザーが異なります。G400シリーズ以降、ピンは兄弟モデルをラインアップしてきてますが、このHLの一番の特徴はクラブ重量が非常に軽く仕立てられてます。
- ヘッド重量が軽く
- シャフトが軽く
- グリップが軽く
なっているのです。このところのGシリーズのヘッド重量は200グラムを超えているのが当たり前。G430シリーズに関しても、例えばLSTはヘッド重量が約205グラム(スリーブ込み)。
対して、HLは約195グラムと10グラムも軽くなっています。
G430シリーズの場合、バックフェース側にウエートが装着されています。HLはこの重量を軽くすることでヘッドを軽くしています。ちなみに、バックフェース側を軽くするということは、、、従来のG430シリーズよりも重心が少し浅くなり、重心が少し浅くなればスイートスポット位置も少し低くなってきます。
シャフトに関しても軽量化が図られ、38グラムと45グラムの2種類がラインアップ。どちらもフジクラスピーダーNXのロゴが大きく入ってますが、設計はピンオリジナルとのこと。試打した感じでは38グラムの方はシャフト全体がムチのようにしなり、かなり軟らかい。45グラムの方は手元から中間部分まではしっかり感があり、先端が鋭くしなるタイプです。
どちらもワンフレックスですが、同じモデルとは思えないほどしなりのフィーリングは異なります。
グリップも従来のG430シリーズと異なり、ピンとしては恐らく初めてイオミックが採用されてます。従来からのツアーベルベットラウンド(アクア)よりも10グラム軽量化されているとのことで、グリップ重量は40g前後でしょう。
ヘッド、シャフト、グリップのすべてを軽くすることでG430HLはピン史上最軽量となり、総重量は30グラム台のシャフトを装着したモデルだと約265グラム。男性用ドライバーとしては超軽量の部類に属します。
これらのスペックを考えるとG430HLのライバルはテーラーメイドのステルスグローレ、キャロウェイのパラダイムマックスファストを意識したモデル。別言すれば、非力なゴルファー、シニアゴルファー、レディスクラブでは物足りないと感じているレディスゴルファーを強く意識したモノ作りがなされてます。
ヘッドスピードに関しては35~39m/sぐらいのアマチュアゴルファーが振りやすく、そして飛ばしやすく設計されています。
ピンがここまで軽量ドライバーを積極的にはプロモーションしてきたのには正直驚きましたが、軽量ドライバーを求めるアマチュアゴルファーにとっては魅力的なプロダクトだと思います。
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2023年01月16日超私的な考察 テーラーメイドのステルス2とキャロウェイのパラダイムはどこがどう違うのか!?
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先週はテーラーメイド、ピン、キャロウェイの新製品記者発表がありました。テーラーのステルス2、キャロウェイのパラダイムはまだ試打してませんが、ピンのG430HLはトラックマンを使って打ちました。
記者発表の前に、YouTubeにてステルス2とパラダイムについて超私的な両者比較をしました。まったく製品内容をしらない段階で好き勝手なことを喋りましたが、プレスリリースを見る限りではそれほど予想は外れてませんでした。ステルス2は前作以上にカーボンにこだわり、パラダイムに関してはFTツアーをアウフヘーベン(螺旋的発展)をさせた仕上がりになっています。
今どきのドライバーはどのメーカーも同質化しつつありますが、ステルス2とパラダイムは同質化している所と、まったく同質化していない所があります。
まず同質化している所は、どちらも慣性モーメントの数値を高くすることにこだわっている所でしょう。
ステルス2ではカーボンの容量を拡大することで慣性モーメントの数値向上を達成し、パラダイムの方はフェースとバックフェース側に重量を多く配分することで慣性モーメントの数値向上を達成させています。ちなみに、キャロウェイはヘッドの中間部分をシャーシと呼び、ここを超軽量にしています。
では、ステルス2とパラダイムの飛ばしに関する手法の違いはどこなのか?
テーラーメイドはフェースではなくボディで飛ばすそうです。
カーボンフェースはインパクトで若干当たり負けするそうですが、当たった直後にボディが押し返す力が強いとのこと。ボディ、特にヘッドの後方部がボールを力強く押し出すことでボール初速が上がる構造になっているアピールしています。ちなみに、テーラーメイドはカーボンフェースというのはCT値(反発係数の目安)は高くならないが、ボール初速は効率良く出るとも謳っています。
対してキャロウェイは、FTツアーと同じくパラダイムでもフェースで飛ばすことをアピールしています。
具体的には、AIによってチタンフェースとジェイルブレイクをさらに進化させているとのこと。さらなるボールスピード(ボール初速)をフェース全体で実現させているとアピールしています。このアナウンスを聞く限りでは、ステルス2よりもパラダイムの方がCT値が高いことが予想されます。
どちらのロジックともにそれなりのエビデンスがあるのは間違いありませんが、飛びのセールスポイントを生かすも殺すもそれは、、、、ゴルファー次第でしょう。
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2023年01月13日超私的な考察 ゴルフクラブと一番類似しているプロダクトは○○○です!?
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今週は新製品(ゴルフクラブ)記者発表が立て続けに3つあります。水曜日はテーラーメイドとピンの記者発表があり、テーラーメイドは2代目のとなるステルス2、ピンはG430シリーズの派生モデルとしてG430HLをラインアップに加えてきました。そして、今日(金曜日)はキャロウェイの記者発表。先週、PGAツアーで逆転優勝したJ・ラームが使っているパラダイムのお披露目があります。
この他にもSNSで画像がアップされていますが、コブラも新作ドライバーが登場。米国メーカー4社がほぼ時を同じくして新作ドライバーを市場投入することが決まっています。
マーク金井が今のところ試打したのはG430HLだけですが、このドライバーでいきなり260ヤード超えを連発。トラックマンでの計測はしょっちゅうやってますが、普段使っているドライバーと比べると確実に飛んでますし、エースドライバーであるG430LSTよりも10ヤード近く飛距離が伸びました。
この20有余年、大手クラブメーカー(特にテーラーメイドとキャロウェイ)の多くは毎年、新作ドライバーを出してきます。そして、当たり前と言えば当たり前ですが、
新製品は従来製品よりも飛距離性能が向上しているとアナウンスします。
もちろん、公式アナウンスなわけですから飛距離性能が上がったことのエビデンスがあるのは間違いありません。エビデンスがなくて「飛び性能がアップ」といメーカーは皆無だと思います。
その一方で、ゴルフクラブには規制があります。例えば、フェースの反発係数はこれ以上は違反と定められてますし、慣性モーメントの数値やクラブの長さについてもルールによって制限がかかっています。
加えて、ゴルフクラブを乱暴に抽象化すると、、、、
ゴルフボールを打つために作られた棒であり、この棒には自動車のように動力(エンジン)は付いてません。これまた説明するまでもなく、動力(エンジン)はあくまで人間です。
動力(エンジン)は人間だと考えると、ゴルフクラブに一番類似するプロダクトというのは、自動車やオートバイではなくて自転車ではないかと超私的に思っています。
自転車はママチャリに始まって、マウンテンバイク、ロードレーサー、そして競輪選手が乗っているピスト(競技用自転車)があります。そして、最近では動力(モーター)が搭載されたアシスト自転車もありますが、自転車は自分で漕ぐことで前に進む乗り物。速度を生み出すのに必要なのは人間のパワーです。
ママチャリよりもピストの方がスピードは出しやすいですが、それは車体が軽く、エネルギーの伝達効率が高いからです。ピストはスピードを出しやすいと行っても、人間がペダルを漕がない限りスピードは出ません。
察しのいい人はもうお分かりでしょう。
ゴルフクラブはモデルチェンジによってピストに近いモデルが増えてきてますが、どれだけ進化しても、動力(エンジン)は搭載されることはないのです。
プロゴルファーはそれが分っているから、身体を鍛え上げ自分のエンジンを大きくしています。そして、超私的なことを申し上げると、ゴルフクラブが進化すればするほど自転車のピストに近づき、プロゴルファーは競輪選手に近づくような気がしています。その証拠と言っては何ですが、昔に比べると、今どきのツアープロは明らかにフィジカルが強くなっています。デシャンボーしかり、ラームしかりケプカしかり、、、、。
自転車がそうであるようにゴルフクラブもエネルギーロスが少ないクラブが次々と登場してきてます。エネルギーロスを減らせると飛距離を稼ぎやすくなるのは紛れもない事実ですが、動力(エンジン)はあくまで人間であることには変わりないのです。
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