マーク金井blog

2006年01月05日「下手くそ打ち」‥その2

「下手くそ打ち..その1」 前々回の記事

ミスがミスにならない‥‥
手前を少々ダフってもボールがピンに寄っていく‥‥
手応えが悪いのにスピンがしっかりかかる‥‥

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パターのような打ち方で寄せる「下手くそ打ち」は入射角が浅くなるのでにスピンのかかり方が一定。このおかげで「上手く打ち過ぎてショートしちゃった~」なんていう意味不明の結果に悩まされませんし、「ファーストバウンドが滑ってピンをオーバー」なんてミスも出ません。パターでボールを転がすようにクラブを動かすので、初心者みたいなぎこちない動きになりますが、打ち出された球は「手で放り投げたようなソフトな弾道」でピンに寄ってくれます。

ただし、「下手くそ打ち」も打ち方が間違っていると臨んだ結果は得られません。コースでやるとトップしたり、シャンクがバンバン出ちゃいます。そこで今回は、正しい「下手くそ打ち」と正しくない「下手くそ打ちに」ついて。

昨日もカキコしましたが、まずはSWの刃先でわざとトップ打ちしてみて下さい。そして、ボールがどの方向に転がるのかをじっくり

チェ~ック!!!

>下手くそ打ちドリルしてみたら
>右に球が転がる様な・・・(コメントbyOJ)

もし、こんな結果になりやすい人は正しくない「下手くそ打ち」になっています。具体的に言うと、ダウンからインパクトにかけて手元が打つ方向に流れ(いわゆるハンドファースト)、

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(モデル・T永プロ)

突っつくようなインパクトになってフェースが開いています。結果、リーディングエッジが右を向くから、ボールが狙いよりも右に飛び出すのです。こうなりやすい人の場合、意識するしないにかかわらず、テークバックで手首をコックしているか、切り返しやダウンでタメを作ったり、ダフりを嫌がって手を突き出しています(すべて、ヘッドを遅らせていることに)。

一方、正しい「下手くそ打ち」とは写真のようにインパクトでシャフトが地面と垂直状態になっていること。「下手くそ打ち」のアドレスはシャフトが地面と垂直。インパクトはアドレスの再現というセオリーがありますが、この打ち方もまったく同じ。

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シャフトが地面と垂直状態で球を捕らえると(ダウンでヘッドを送らせない)、フェースは絶対に開きません。リーディングエッジは目標を向くのでボールが真っ直ぐ転がります。

SWのトップ打ちでボールが真っ直ぐ転がる(転がせられる)かどうかが、「下手くそ打ち」を会得できるかの分岐点になるんですわ~

真っ直ぐ転がすためのヒントは

・テークバック、ダウン、インパクト、フォローすべてでシャフトが地面と垂直状態を保つ(いわゆるノーコック)

・アドレスで左手首を少し側に折ったら、その角度をずっとキープしたままスイング

・切り返しやダウンでタメを作らず、ややアッパー軌道でインパクトを迎える

の3つ。

真っ直ぐボールが転がり、フォローのイメージが強く出るようになってくれば‥‥「下手くそ打ち」はマスターしたも同然。

明日は、「下手くそ打ち」でボールをフワッと浮かせる方法について説明しまっさ~

んじゃ。


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