マーク金井blog

2007年05月07日日本人のライ角度‥‥その3

まだまだライ角度の話を続けます。

ライ角度を合わせる場合、
アドレスではなくインパクトの形で‥‥
適正角度を調べますが‥‥

ライ角度が極端にあっていないと
アドレスにも悪影響が出ます。

例えば、適正ライ角度よりも
フラットライなアイアンを使うと‥‥

こんな感じでハンドダウンな
構えになりやすい。

理由は単純。
フラットライでハンドアップ気味に構えようとすると
ヒールが浮いてしまい、
構えた時に気持ち悪い感じがするからです。

これまで、300人近いアマチュアを
神田スタジオでアナライズしましたが、
今のところ、フラットライのアイアンで‥‥

こんな風にハンドアップ気味に構える人は
日本の消費税以下の割合です。

今回ブログ用にアドレスを作りましたが、

1枚目写真のライ角度は59.5度
2枚目写真のライ角度は64.5度

5度、ライ角度を変えたクラブを手にすると、
無意識の内にクラブに合わせて‥‥
構えたくなってしまいました。

ハンドダウンに構える賛否については
ここで控えさせていただきますが、

少なくとも言えることは、
フラット過ぎるライ角度のアイアンを使うと
(それがたとえ無意識であっても)、
大きく構えづらくなってきます。

そして、もうひとつ影響出やすいのが
インパクトの打点位置。

適正ライ角度よりも
フラット過ぎるアイアンを使うと、

ハンドダウン+深い前傾になりやすく、
それでいてインパクトゾーンでは
前傾が浅くなって、手元が浮き上がりやすい。

結果、アドレス時よりも
インパクト時の方が手元が浮いて
ヘッドがボールに届かず‥‥
先っぽに当たりやすくなるんです。

もちろん、
上体の伸び上がり、
手元の浮き上がりについては、
ライ角度以外の影響も多々あります。

しかしながら、
ライ角度がフラット過ぎることによって
必要以上なハンドダウン、
深い前傾を取らされている場合、

ライ角度を変えることでも
構えやスイングを良くするための
大きな手がかりになる可能性もあるんです。

おーっと、○ポニチの連載原稿を
そろそろ書き始めなければ‥‥‥

んじゃ(▼▼)

PS.今日、神田スタジオで診断されたゴルファーは‥‥

ショットマーカー&ビデオ録画の結果
適正ライ角度は64度(5番アイアン)
身長183センチと大柄な男性でしたこともあって、
ボクとほぼ同じぐらいのライ角度でした。


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