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2021年09月13日超私的な考察 ドライバーがどれぐらい飛べば100を切れるのか!?

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ドライバー選び の基準は?

 


先週の国内女子ツアー「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯」は首位と1打差2位から出た稲見萠寧選手が最終日にスコアを8つ伸ばし、通算19アンダーで優勝。この優勝で稲見選手は今季8勝、自身通算9勝目を成し遂げました。

 

 

 

女子プロ選手権の会場となったのは静ヒルズカントリークラブ(茨城県)で、大会のヤーデージは6680ヤード(パー72)。女子の大会としては距離が長めのセッティングにもかからず、稲見選手は19アンダーを叩き出し、1日の平均スコアは67.25です。

 

 

 

こんなすごいスコアを叩きだしているわけですから、さぞやドライバーの飛距離も出ているのかと思いきや、実際はそれほどでもありません。最終日のプレーぶりをテレビ観戦してましたが、ドライバーの飛距離は240ヤード前後です。セカンドで手にする番手にしても、残り100ヤードからはPWを手にしていました。ちなみに、LPGAのHPでドライビングディスタンスを調べてみると、、、

 

 

 

 稲見選手のティショットの平均飛距離は239.25ヤード!!!!

 

 

飛距離のランキングは国内女子ツアーで34位。ちなみにドライビングディスタンスのトップは原英莉花選手で260.96ヤード。稲見選手は、原選手よりも20ヤード以上飛ばないのです。

 

 

 

国内女子ツアーの世界でもドライバーの飛距離がスコアに直結するわけではありません。ゴルフはドライバーの飛距離だけでは決まらないことが見事に裏付けられています。ちなみに、稲見選手のフェアウェイキープ率は11位で、パーセーブ率は1位です。もちろん平均ストロークも1位で、2位は小祝さくら選手です(スタッツはJLPGA HPより引用、9月4日時点)

 

 

 

この稲見選手のデータからも分るように、アマチュアゴルファーの場合もスコアメイクの基本はボールを遠くに飛ばすことよりも安定したショットを打つことです。ドライバーは飛んだ方が有利なのではなく、ミスを減らし、フェアウェイからグリーンを狙えるショットを増やすことです。

 

 

 

では、アマチュアゴルファーのドライバーがどれぐらい飛べばいいスコアが出せるのか? ドライバーがどれぐらい飛べば100を楽に切れるのか?

 

 

 

白ティからプレーすることを考えれば、コースのヤーデージは5500~6000ヤードぐらいです。6000ヤードで換算すると、1ホールの長さは平均333.3ヤード(パー4)ほど。ボギーで上がるならば3オンでいいわけですから、1打あたり111.1ヤードということになります。

 

 

実際のコースではホールによって長さが変りますが、パー4の場合、2打で300ヤード近く飛ばすことができればグリーンのそばまでボールを運べます。別言すれば、100が切れない人の場合、2打で300ヤードがちゃんと打ててないとも言えます。

 

 

 

ここまで説明すればもう説明の必要はないでしょう。

 

 

 

100切りに必要なことは2打で確実に300ヤード前進できるようになること。そのためにドライバー(ティショット)で必要な距離は、、、

 

 

 

 160~180ヤードです。

 

 

 

急がば回れではありませんが、100を切るには100を切るための設計図があり。90を切るため、80を切るためにもそれぞれ設計図があります。100が切れない人が80を切る設計図でプレーしても、それが上手くいくことはまずないのです。

 

 

 

ボールを遠くに飛ばすことがゴルフの魅力ではありますが、ドライバーでボールを遠くに飛ばそうとして失敗を重ねてしまうと、ティショットの平均飛距離は150ヤードに以下になる確率が高くなります。例えば、ドライバーでナイスショットして240ヤード飛んだ次のホールでティショットをOBすれば、ドライバーの平均飛距離は120ヤードとなってしまうのです。

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

 

誤解を恐れずに言えば、100切りにもっとも効果的な戦術はドライバーの飛距離を諦めることなのです。

 

 

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