マーク金井blog

カテゴリー: ゴルフ業界情報

2017年02月09日超私的な考察、 2020年を見据えて考える国内ゴルフクラブメーカーの難点とは!?

月曜日に引き続き、昨日(水曜日)もスノボを滑ってきました。今シーズン12回目も行き先はガーラ湯沢です。衝動買いしたヘルメットはゴーグル一体型で、予想通りに大変便利。フルフェイスのヘルメットと同じで、シールドを上げる感じでゴーグルをパカッと上げられます。そしてなによりデザインがお洒落。スノボのヘルメットは無骨なモノが多いのですが、このイタルデザインのヘルメットは流線型で、かつ立体的。スーパージェッタ-みたいな感じがすごく気に入ってます。

 

 

気になるお値段はそれなりで、普通のヘルメットの2倍以上です。新品のドライバーを1本分買えるぐらいでしたが、デザインに一目惚れして衝動買いしました。最近のスノボーダーはヘルメットを被っている人が増えてますが、それでもこのタイプはほとんどいません。滑りでは目立てませんが、ヘルメットでは大いに目立つことができました(笑)。

 

 

スノボも本格的にやり始めるといい道具が欲しくなります。板、ビンディング、ブーツに始まり、手袋、ウエア、ヘルメットにも食指が動きます。性能もさることながら、所有感を満たしてくれる道具を集めたくなります。加えて、スノボが下手な時にはモノの善し悪しがまったく分りませんでしたが、上手くなるにつれてモノの善し悪しが分るようになりますし、それが分ると良いモノがどんどん欲しくなります。

 

 

ちなみに、帯広では「なんだこりゃ~」ってぐらい、高級感、高品質感、そして所有欲がそそられるスキーの板に出会いました。BLOSSOMと言うイタリア製のスキーです。デザインはそれほど派手ではありませんが、例えるならキャメロンのハンドメイドのパターのようなオーラが出てます。調べてみると、北イタリアのスキー工房で作られるハンドメイドのスキー。量産品のスキーでは作れない板です。もちろんお値段もそれなりですが、欲しい人にとっては喉から手が出るスキーです。ちなみに、所有者にBLOSSOMで滑りを聞いてみたら、「他のスキーでは味わえない滑りが楽しめる」とのこと。これぞ高品質というスキーで、このBLOSSOMを履いたら他のスキーには戻れないそうです。

このBLOSSOMのスキーを間近で見て、強く感じたのが日本製ゴルフクラブの行く末についてです。米国メーカーのゴルフクラブは一部のメーカーを除いて、

 

ゴルフクラブ=道具

というスタンスを貫いています。例えば、ドライバーならば399ドルが主力商品で、他に499ドルと299ドルがラインアップされています。30年前も現在も、この価格設定は変わっていません。対して、国内メーカーはと言うと、昔は低価格帯、中価格帯、高価格帯というラインアップがありましたが、現在は低価格帯、中価格帯のゴルフクラブはほとんどラインアップされてません。多くの国内メーカーは高価格帯の商品に注力し、高価格帯のゴルフクラブを積極的に作っています。高価格帯しか作らない理由はいつかあると思いますが、最大の理由は低価格帯、中価格帯のクラブが売れないからでしょう。また、低価格帯、中価格帯のクラブは、中古ショップで売られる高価格帯のクラブと価格が逆転してしまうのも、作りづらさにつながっていると思います。

 

国内メーカーの主力クラブは高額商品です。そして主力商品のほとんどは、

多機能と飛びとアピールしています!!!!

 

例えば、国内メーカーのドライバーの多くは定価8万円以上。量販店で割引販売がなされているとはいえ、米国で売られる米国メーカのドライバーの1.5~2倍です。買い換えユーザーを意識した値段設定で、これから始めるゴルファーや、若い人にとってはかなりハードルが高い値段設定です。8万円以上が当たり前になった理由はいくつかありますが、一番大きな理由は、

 

飛距離はお金で買える!!!!

 

ということを日本のゴルフ業界が浸透させてしまったことにあります。確かに、昔に比べればクラブは進化していますので、これ自体は間違いではないと思います。しかしながら、いつまでも「飛距離はお金で買える」というのを実現させるのは困難です。なぜなら、ゴルフクラブはルールで「飛びすぎる」クラブを規制しているからです。規制の中で、モデルチェンジ毎に「飛距離アップ」を謳うとなると、これは困難を極めます。また、多機能にクラブを作ろうとするほど開発コスト、生産コストがアップし、それは価格にも反映されてしまいます。現状のルール、現状の素材を考えると、これから先、「飛距離はお金で買える」というクラブを作るのはかなり厳しいでしょう。

 

言い換えると、国内クラブメーカーが「飛距離はお金で買える」というスタンスを取り続けていくと、これからもゴルフクラブは高くなることはあっても安くなることはありません。と言うことは、これからゴルフを始める人、趣味にお金をかられない人、そして若い人が手を出せるゴルフクラブはますます減ってしまう恐れがあります。ゴルフ人口は毎年減少していますが、国内メーカーのゴルフクラブの供給の仕方を見ている限り、ゴルフ人口減少を食い止めるのは難しいです。

 

ゴルフクラブは「飛距離でお金で買える」という側面もありますが、その一方で、金槌やドライバー(ねじ回し)のような道具の側面もあります。米国メーカーのクラブ作りを見ていると、彼らの方が「ゴルフクラブ=道具」という考え方があるような気がします。実際、昔も今も、高額商品だけでなく手頃な価格の商品もラインアップされています。例えば、テーラーメイドのM2はM1に比べると、道具っぽく作られています。ちなみにスキー板のブロッサムは超高額商品ですが、「道具」であるスタンスでモノ作りがなされています。ゴルフクラブのように「飛距離はお金で買える」というスタンスではありません。

 

超私的なことを言わせてもらうと、ゴルフクラブは「道具」に戻った方がいいと思います。「道具」として割り切り。「道具」としてリーズナブルな価格の商品を作る。飛距離性能は少し劣ったとしても、スコアが出しやすい「道具」を作る。腕前に関係なく、ゴルフが楽しくなる「道具」を作る。もしも、本気でゴルフ人口減少を考えているならば、ゴルフクラブを「道具」に戻すことを最優先した方がいいと思います~。

 

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2017年02月02日超私的な考察、日本のゴルフ業界の高齢化はますます拍車が掛かっている!!

 

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2月に入りました。今日も朝イチの新幹線に乗って早朝スノボに行ってます。このブログがアップされる頃にはガーラ湯沢から帰りの新幹線に乗っているかと思いますが、新幹線のお供と言えばゴルフ雑誌。今日もバッグの中には週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフを入れてます。スノボ大好き人間ですが、新幹線でスノボ雑誌を読むことはありません。

スノボ雑誌を読まない理由は単純。ゴルフに比べるとスノボは媒体が非常に少ないですし、ましては毎週発売されるスノボ雑誌なんてないからです。ゴルフに比べるとスノボをやっている人の方が少ないから雑誌販売が成立しづらいものあると思いますが、それ以上に、スノーボーダーは雑誌で知識や情報を得ることよりも、スマホで知識や情報を得ている人が多いような気がします。

 

さて、スノボに行く新幹線の車内、そしてゲレンデでスキー、スノボを楽しんでいる人は、若者が圧倒的に多いです。16~30歳代が多く、反面、50歳以上はグッと少なくなります。50歳以上でスノボをやっているのはスノボ人口の5%もいないでしょう。対してゴルフはというと50歳以上は当たり前で、60歳以上もかなり多いです。オリンピックがらみで話題に上がっている霞ヶ関カンツリー倶楽部のメンバーの平均年齢は69歳。霞ヶ関は超名門ですから、メンバーの入れ替えもそう多くありません。2020年の東京オリンピックが開催される時になれば、メンバーの平均年齢は軽く70歳を越えてくるでしょう。現状では、ゴルフは高齢化に拍車がかかっています。

霞ヶ関ほどではありませんが、他のゴルフ場も来場者の平均年齢は上がることはあっても下がらないと思います。なので、ゴルフをやらない人にとっては「ゴルフがどこでやろうと関係ない」というのが正直な所だと思います。オリンピックでは馬術とかヨットとかお金がかかる競技がありますが、ゴルファーにとっては、それらの競技がどこでやるかについてまったく興味がないはずです。ゴルフに興味がない人(特に若者)にとっては、ゴルフもヨットも馬術も同じ土俵だと思います。

スノボをやることで、ゴルフは「高齢者のスポーツ」であることを思い知らされますが、
この状態はしばらく続くと思います。ゴルフ場、そしてゴルフクラブメーカーとも新規参入者よりも、既存のゴルファーを強く意識したビジネス展開をしているからです。例えば、ゴルフクラブならば価格設定と、シャフトの設定がまさにそう。米国と違って日本では、付加価値を付けることで高価格帯のゴルフクラブが主力商品に鳴っています。シャフトについては、高齢化に対応すべく、モデルチェンジごとに軽くなり、そして軟らかくなっています。

 

前回のブログでも書きましたが、例えば、テーラーメイドのM2ドライバー。米国向けの純正シャフトと、日本仕様の純正シャフトとでは硬さの設定が全然違います。米国向けは昔も今も同じ硬さのままですが、日本仕様は20年前に比べると劇的に軟らかくなっています。メーカー側はアナウンスしてませんが、日本市場で売られているゴルフクラブは、20年前に比べると50歳以上の高齢者向けにセッティングされています。そして、かつてはシニア向けと呼ばれているジャンルのクラブがありましたが、今はシニア向けをアピールしているクラブは減っています。今の50歳以上の高齢者は、シニア向けという言葉をを好みません。メーカー側もそれが分っているから「シニア向け」と謳わないようにしているのでしょう。

 

ゴルフ場もしかり。シニア層は利用税が掛からないとか、シニア割引をしている所があります。大して、若者向けや初心者向けの割引をしているゴルフ場というは、あまり聞いたことがありません。既存顧客に対してのサービスを充実した方が、新規顧客を集客するよりも効率が良いからだと思います。スキー場には初心者コースがありますが、今のところゴルフ場で「初心者向け」を強く謳っているゴルフ場はほとんど無いのが現状です。

 

 

ゴルフもビジネスです。マネタイズしづらい所に注力するよりもマネタイズできる所に注力するのは当たり前なことです。しかしながら、ゴルフが生涯スポーツと言っても70歳を越えてくるとプレー機会がガクッと減るというデータもあります。それを考えると、ゴルフ業界はあと数年で、今までゴルフ業界を支えていたアマチュアゴルファーがゴルフから卒業します。このままでは2020年の東京オリンピックぐらいを境に、アマチュアのゴルフ人口は現在の3分の2以下に減るのは間違いありません。

 

新規ゴルファーを増やすために、ゴルフ業界がなすべきことは至ってシンプルです。
新規参入しやすい環境を整えることで、具体的にはスキー、スノボ業界と同じようにレンタルの充実、若者向けゴルフクラブを作ること、そして初心者向けのゴルフ場を増やしていくことです。

ガーラ湯沢の広大なスキーレンタルコーナー

微力ですが、アナライズが提供しているクラブは高齢者向けではなく、初心者、新規ユーザーにも使いやすいモノばかりです。練習器具に関しても、悩み多き人向けだけでなく、初心者でもゴルフが楽しくなる(上手くなれる)モノばかりです。今年は新たに「初心者デビュー用のセット」も発売を予定しています。このデビューセットは初心者に買っていただくだけでなく、ゴルフが好きなベテランゴルファーには「新規参入者へのプレゼント用」として買っていただけるようにも考えています。ゴルフをやらない人にとっては、ゴルフ人口が減ってもなんら関係ありません。しかしながらゴルフが大好きな人間にとっては、お節介なようですがゴルフに興味ない人に「ゴルフの魅力を伝える役目」があると思っています~。

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2月17日(金)19時から オンプレーンセミナーもありますのでよろしくお願いします


2017年01月29日超私的な考察 何故、今どきのドライバーは調整機能が盛りだくさんなのか!?

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今日はアナライズセミナーデー。前半はインパクトゾーンでのヘッド軌道ついての「オンプレーンセミナー」、30分の休憩を挟んだ後半はスイングの仕組みについての「ゴルフの竪琴セミナー」を実施します。おかげさまでどちらも満員御礼。どちらもマーク金井が身振り手振りでスイングのタネと仕掛けについてレクチャーします。

 

 

マーク金井はスノボモード真っ只中で、今シーズンも週2回ペースでガーラ湯沢で滑っています。行く回数が増えれば道具も増え、ボード(板)、ブーツは3セット、ウエアも2セットをローテーション。ちなみにスノボの場合、雪質、ゲレンデコンディション、どんな滑りをするかによってボード(板)を取り換えています。ボード(板)の場合、板によって操作性が異なり、大きなターンを描くのに適したボード、小さく鋭いターンを描くのに適したボード、パウダー(新雪)に適したボードがあります(他にもトリック用とかもあります)。どんな状況にでも適していることをアピールしているボードもあったりしますが、こういうボードはオールマイティな反面、性能がどっちつかずの場合も少なからずあります。

 

 

では、ゴルフクラブはどんな風にジャンル分けされているのか?

 

昔は初心者用、中級者用、上級者用(プロモデル)という風に、技術的なヒエラルキー
で分かれてました。初心者用はやさしく、上級者用は難しいという風に分かれてましたが、実際は値段でジャンル分けされていたような感じがします。と言うのも、昔(40年以上前)はクラブ作りのバリエーションがそれほど無かったからです。例えば、ドライバー。初心者用も上級者用もヘッドは木製。そしてサイズもほとんど同じ。シャフトもカーボンとかはなくて、スチールシャフトのみだったからです。違いをあえて上げれば、初心者用になるほどフェースの向きがフック、フェースの厚みが薄い、ロフトが多め、シャフトが軟らかいぐらいでした。

 

対して、今どきのゴルフクラブ(ドライバー)の場合、初心者、中級者用、上級者(プロモデル)というジャンル分けはほとんどなされてません。今は、アベレージ向け(練習をあまりしないアマチュア向け)とアスリート向け(練習熱心なアマチュア、競技志向のアマチュア、プロ向け)という風にジャンル分けされています。どのメーカーも、この2つのジャンルで新製品を次々と発表してます。そして不思議なことに、初心者向けの新製品を大々的にアピールしているメーカーはほとんどありません。アマチュアゴルファーの高齢化が影響しているのでしょう。若者向けの初心者向けのニューモデルはすっかり影を潜めています。

 

その代わりにやたらと目立つのが、調整機能が豊富なハイテクドライバーです。

2017年モデルでざっと上げると、、

テーラーメイド M1&M2
キャロウェイ グレートビックバーサ エピック
タイトリスト 917シリーズ
ミズノ JPX900

 

これらのモデルはモデルチェンジによって調整機能が増していますし、メーカー側も調整機能が増したことを強くアピールしています。もちろん、調整機能を付加しないクラブメーカーもあって、例えば、大ヒットしているダンロップのゼクシオフォーティーンなどは調整機能が一切ついてません。

 

さて、この調整機能。

 

調整機能が豊富な方が何となくお得感があります。調整機能が増えるほど「プラスα」な感じがします。セールスポイントが増えます。調整機能を求めていないゴルファーに対して過剰装備なクラブになりますが、「モデルチェンジしたことをアピール」しやすくなるのは事実です。クラブとしての進化もさることながら、変わったことをアピールしている感も否めません。

 

ここからは超私的な分析ですが、ここ数年、機能満載なドライバーを見ていると、ゴルフ業界は「新規ユーザー」を取り込むことよりも、「既存ユーザーの買い換え」を強く見込んでいるような気がします。それも、道具にあまりこだわらない人よりも、道具を頻繁に買い換える人を購入見込み客としている感じがします。スノボに嵌まって分ったのですが、スキー、スノボ業界に比べると、ゴルフ業界は既存の富裕層を強く意識したマーケティング、既存の富裕層を強く意識したクラブ作りがなされているような気がします。

 

スノボのボード(板)も10万円前後の高額商品はありますが、5万円前後の商品、5万円以下の商品も豊富です。スノボを楽しむ人は富裕層ばかりではないからだと思いますが、
若者向けの商品、新規参入者向けがちゃんと充実しています。

 

ゴルフ業界は高齢化が進んでいますが、それが顕著に表れているのが、今どきのゴルフクラブだと思います。ゴルフショップに行っても、「初心者」や「若者」向けのゴルフクラブは目立ちづらく、反面、高額ゴルフクラブが目立つ場所に並んでいます。もちろん商売ですから致し方ないとは思いますが、この状態では、若者がゴルフショップに行った時に、「ここは自分達にはハードルが高い場所」「入りづらいお店」」となってしまいます。

 

 

ゴルフ業界の人は、一度、スノボショップに行ってみて下さい。ゴルフショップとどこがどう違うか自分の目で確かめることも、新規ゴルファーを取り込むヒントが見つかるような気がします~。

 

 

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2017年01月04日超私的な初夢 ゴルフ新規参入者を増やすビックリ仰天プランとは 続編

今年のお正月、元旦が日曜日ということもあって4日が仕事始めという会社も多いかと思います。それに合わせて、マーク金井は4日がスノボの初滑り。このブログがアップされる頃には、ガーラ湯沢でスノボに勤しんでます。今シーズンも火曜日と金曜日の午前中はスノボに行くつもりです。

さて、正月休みの定番といえばテレビです。今回も10時間ぐらいテレビを観てましたが、毎年楽しみにしているのが、とんねるずスポーツ王。さまざまなスポーツをバラエティ化している番組ですが、出ているゲストはいずれも日本を代表する競技者です。テニスしかり、卓球しかり、野球しかり、サッカーしかり。もちろんゴルフもそうで、

テレビ朝日のWEBサイトより転載

松山英樹プロ、石川遼プロ、イ・ボミプロ、松森彩夏プロが出演。ゴルフ本来の競技からかけ離れた所もありますが、今年もゴルフの魅力を存分に引き出してくれました。そして、なによりゴルフに興味がない人が観ても、「ゴルフって面白いかも」という演出がなされていたのが良かったです。さすざとんねるずでお見事でした。

 

今年もホールインワンが出ましたが、ホールインワンが出るかどうかというのは、ワクワクドキドキしました。

 

 

さて、このとんねるずスポーツ王

 

これを観て、思い出した番組があります。それは落語家がたくさん出ている「笑点」です。笑点は1966年(昭和41年)に立川談志家元が世に送り出した落語番組ですが、これによって落語ならびに落語家の認知度が一気に上がりました。今はテレビ離れと言われてますが、それでも笑点に出ている落語家さんの独演会には多くの人が訪れます。もしも、「笑点」という番組がなかったならば、今ほど落語や落語家さんの認知度は上がらなかったし、落語に興味を持つ人もここまで増えなかったと思います。

察しのいい人はもう説明の必要はないでしょう。

 

そうです。ゴルフの新規参入者を本気で増やすことを考えているならば、テレビでゴルフの露出を増やすことです。それもゴルフトーナメントではなくて、とんねるずのスポーツ王笑点の「大喜利」のようなバラエティ色が強い番組です。ゴルフが好きな人や、すでにゴルフをやっている人にとってはトーナメント生中継がもっとも観たいかも知れませんが、ゴルフを知らない人や、ゴルフに興味がない人にとっては、トーナメント中継というのはゴルファーが思っているほど魅力的ではありません。他のスポーツと違ってゴルフは動きが地味ですし、迫力もありません。ゴルフを知らない人が、トーナメントをチラ見して、「おお~っ、これは面白い」なんてことにはならないからです。

 

対して、「笑点」のようなゴルフ番組、バラエティ色を強くすればゴルフに関心がない人にも楽しんでもらえる可能性がありますし、番組を観てもらえばゴルフが遠い存在から近い存在になりえます。「ちょっとやってみようかな」なんてことになったりします。かつてテレビで「ココアが体にいい」って放送されたら、ココアが売り切れになったという話もありました。そこまでの影響力はないかも知れませんが、「笑点」のように定期的に番組を流し続ければ、確実にゴルフの認知度を上げることができます。

 

笑点の魅力は個性豊かなレギュラーメンバーがいます。ゴルフのバラエティ番組では、個性豊かなプロゴルファーに加え、ゴルフ好きな芸能人をレギュラーやゲストで出てもらうのも大いにありです。例えば、福山雅治さんやジャニーズの人達。ゴルフが上手い女性アイドルとかも出てもらえば、その人達を見たさにゴルフバラエティ番組を観てもらえます。観てもらえるだけでなく、ゴルフ新規参入者も増やせると思います。

 

現状ではとんねるずスポーツ王を除けば、地上波で流れているゴルフ番組はトーナメント中継、もしくは普通にゴルフ場をプレーしているものばかりです。これではゴルフの新規参入者を増やすのは極めて難しいでしょう。

 

数あるスポーツの中でも、ゴルフは始めるのにハードルが高いスポーツです。そのハードルを下げるのに必要なのは、「笑点」のようなバラエティゴルフ番組だと思います~。

 

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2017年01月03日超私的な初夢 ゴルフ新規参入者を増やす仰天プランとは!?

1月8日日曜日

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始〜時間は2時間半です / 料金:8,000円

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8,000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!


皆様、お正月休みはいかがお過ごしでしょうか? 今年の元旦は天気も良くて、新幹線から富士山の美しい姿を観ることができました。2日から神田でのんびりと仕事(実際は事務所の大掃除)していますが、12月30日から1月1日まで地元大阪におりました。

大晦日の日には46年ぶりに大阪万博(正確には日本万博記念公園)に行ってきました。大阪万博が開催されたのは1970年(昭和45年)のことで、当時は小学6年生。自宅から阪急電車で15分という近さもあって、30回以上観に行きました。米国館では「月の石」を観ましたし、日立館だったと思いますが、電気自動車に何度も乗ったことを覚えています。アメリカンドックなるものも万博で生まれて初めて食べましたし、もちろん太陽の塔にも行きました。

 

 大阪万博はアジア初の国際博覧会で入場者数は6421万人。1日の来場者数が80万人以上の日もありました。偶然にもこの80万人来場日にも行きましたが、あまりの人の多さに驚き、入場して1時間ぐらいで家に引き返したことも記憶に残っています。当時の吹田市の人口は約23万人。吹田市のごく一部の場所に市の人口の4倍近く人が集まったのです。

 

万博公園には太陽の塔は残っていますが、それ以外の建造物(パビリオン)は残ってません。跡地は公園施設となっており、入場料(大人250円、小中学生70円)を払えば、園内に入れます。46年ぶりに万博跡地に入ったのですが、まず驚かされたのがその広さ。とりあえず歩いたのですが、歩けども歩けども公園の端にたどり着かないのです。1時間ぐらい歩き回りましたが、まったくもって公園の全体像を把握できないまま、疲れ果ててて公園を後にしました。

それもそのはず。後で広さを調べてみたら、なんと万博公園の敷地面積は267ヘクタールもあります。18ホールのゴルフ場を作るのに必要や敷地は80~100ヘクタールなことを考えると、

 

万博公園の中には54ホールのゴルフ場がすっぽり入るのです!!!!!

 

そりゃ歩けないと納得したのですが、ちょっと納得できなかったことがあります。それは来場数の少なさ。大阪市内からも近く、かつ最寄り駅の「万博公園駅」から徒歩数分にもかかわらず、来場者数はまばらでした。エキスポランド跡地(万博公園の隣)にあるララポートは人で溢れているのに対して、万博公園は実にひっそりしてました。

 

万博公園には様々なスポーツ施設があります。ざっと上げると、サッカー、陸上競技、フットサル、野球場、球技場、弓道場、そして運動場。スポーツも大いに楽しむことができますが、いまのところゴルフ関連の施設はひとつもありません。(パークゴルフ場はありました)

 

行政にとっては、ゴルフはスポーツとして位置付けられてないからだと思いますが、実際に万博公園を歩いた感じではゴルフ関連施設を作るのは大いにアリだと思います。もしもマーク金井が大阪府知事ならば、万博公園敷地内にゴルフ場を作ります。ゴルフ場を作ることで、万博跡地を活性化できます。加えて、ゴルフ新規参入者を増やせますし、収益も上げられるからです。

 

では、どんなゴルフ場を作ればいいのか?

 

 

普通のゴルフ場を作るのでは面白くありません。これからのゴルフ業界をしょって立つようなゴルフ場を作りたいです。超私的なアイデアですが、、、

 

テーマは

  • 老若男女を問わず、
  • 初心者から上級者まで、
  • 2時間以内で楽しめるゴルフ場

 

具体的なプランニングとして参考になるのは、ゴルフ場ではなくてスキー場です。例えば、マーク金井がお世話になっているガーラ湯沢には上級者ゲレンデがあり、初心者ゲレンデがあり、そしてちびっ子用のソリ遊びエリアもあります。これをゴルフ場に当てはめるならば、

  • ちびっ子、初心者用のパター専用コース(18ホール)
  • ジュニアからシニアまで楽しめるチップ&パットコース(18ホール)
  • 初心者から上級者まで楽しめるショートコース(9ホール)
  • 観戦用のスタンドもあるチャンピオンコース(6ホール)

 

道具は基本レンタル。ボウリングやスケートのように手ぶらで楽しめるようにします。いずれの施設もゲーム開始から終了まで2時間以内のパッケージにすれば、家族連れでもレベルに合わせたエリアでプレーを楽しむことができます。

 

4つのコースを作るのに必要な土地は50ヘクタールぐらいでしょう。万博公園の敷地の約2割です。もちろん、いきなり2割の土地を確保するのは簡単なことではありません。ですので、まずはパターコースとチップ&パットコースを作ることから初めてみたいです。これならば、2ヘクタールもあれば作れます。造成費用もゴルフ場を作るほどはかかりません。ゴルフ業界が本気でゴルフ人口を増やしたいと考えているならば、ディスニーランドのアトラクションのように施設を作るスポンサーを公募するのもアリです。もちろん、ゴルフ業界がお金を出し合うのもアリだと思います。

 

万博公園にゴルフ場を作る。まったくもって夢物語かも知れませんが、ゴルフを本当にスポーツとして確立させるためには、サッカー場や野球場に隣接した場所、ゴルフをまったく縁がない人がサクッと立ち寄れる場所に、ゴルフ経験できる場所を作ることが必要だと思います。

2020年の東京オリンピックでゴルフは正式競技種目です。それを考えると、万博公園にゴルフ場を作ることは大いにアリではないしょうか~。

 

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ゴルフの竪琴!

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