マーク金井blog

カテゴリー: ゴルフクラブ分析

2022年09月21日超私的な考察  この50年で劇的に変化したのはドライバーのヘッド体積とアイアンの○○○です!!

徹底解剖 後編です!

 


ゴルフクラブを初めて手にしたのは14歳。ゴルフ歴は今年で50年目を迎えていますが、50年前も現在も変わらないことがあります。

 

 

 

 

最初に購入したクラブはミズノハーフセット(7本)でしたが、巡り巡って、現在もプレーに使っているクラブの本数は7本に戻りました。もちろん7本以上でプレーすることもあったりしますが、担ぎセルフでプレーする時は7本以上使いません。理由は単純、クラブの本数を増やしたらキャディバッグが重くなって、歩きづらいからです。

 

 

 

 

50年もゴルフを続けていると色んなことがありましたが、ゴルフクラブに関して言えば、劇的に変わったことが2つあります。

 

 

 

 

ひとつはドライバーのヘッド体積。

 

 

 

 

50年前のドライバーは木製でヘッドは大人の握り拳ほどでした。体積は200cm2ほどです。それがメタル、チタンと素材の変化とともに大型化がなされ、今ではルール上限の460cm2が標準です。50年前のドライバーと比較すると2.3倍も大きくなっています。

 

 

 

そして、もうひとつこの50年で劇的に変ったと感じるのは、、、、

 

 

 

 

 アイアンのロフト角です。

GDO アイアンの選び方より転載

 

 

 

 

・50年前の7番アイアンのロフト角は40度
・20年前の7番アイアンのロフト角は36度
・現在の7番アイアンのロフト角は25~34度

 

 

 

 

現在のアイアンはモデルによってロフト角の設定が大きく異なりますが、飛び系アイアンでは7番が25~28度となっています。これは50年前のアイアンの3~4番アイアンのロフト角に相当するのです。

 

 

 

 

もちろん、今どきの飛び系アイアンはロフトが少なくてもボールが上がりやすい用に設計がなされてます。昔の3番アイアンよりははるかにやさしい設計がなされてますが、50年前の7番(ロフト角40度)と比較すると、上がりやすさは50年前のアイアンに軍配が上がります。ロフト角25度とロフト角40度とでは、15度も角度違うわけですから、、、、。

 

 

 

 

この50年で劇的にゴルフクラブは進化してますが、アマチュア向けアイアンは、飛距離を伸ばすことが最優先されています。アマチュアが飛距離を求めているからだと思いますが、ロフトを立てることに関してはそろそろ限界が近づいてきました。ロフト角が25度を下回ってくると、地面から打った時にボールが上がりづらく、キャリー不足に陥るからです。

 

 

 

 

ドライバーはルールで460cm2という上限が定められましたが、アイアンのロフト角設定には今のところルールの縛りはありません。ひょうっとしたら、ロフト角20度の7番アイアンが登場する可能性もあるでしょう。

 

 

 

 

ゴルフクラブはこれからどんな風に進化していくのか?

 

 

 

 

あと何年ゴルフができるか分りませんが、これからも現役最年長人間試打マシーンとして新旧のゴルフクラブを試打しつつ、そして新旧のゴルフクラブを衝動買いし続けていきたいと思ってます。

 

 

 

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2022年09月12日超私的な衝動買い  9年前のロケットボールズステージ2の5Wをまたもや購入!!

プロは簡単そうに打ってますけど・・・皆さん大丈夫ですか?


先週木曜日の薄暮プレーでは、衝動買いしたドイツメーカーのアイアン「HELIX」を試打してきました。いままで色んなアイアンを購入しましたが、ドイツメーカーは生まれて初めて。加えて、ヘッド1個のお値段が6万円というアイアンを衝動がしたのも生まれて初めてのことです。

 

 

 

このアイアンの値段とは裏腹に、マーク金井赤羽ゴルフ倶楽部でのエースドライバー、キャロウェイFTツアーのお値段(現在の中古価格)は1万円以下と格安。今は品薄で値段が少し上がっているみたいですが、少し前までは数千円で入手可能。そして、エースFWである、テーラーメイドロケットボールズステージ2のお値段も1万円以下です。

 

 

 

 

現在、ロケットボールズステージ2の5Wは2本所有してますが、先週、ゴルフパートナーに立ち寄った時、程度の良いロケットボールズステージ2の5Wを見つけてしまい、即座にレジに持ち込みました。値段はもちろん1万円をはるかに下回ってますし、目立つ傷がないこと、塗装の剥げがなかったので買いました。

 

 

 

 

さて、このロケットボールズステージ2の5W。2013年の発売ですから、今から9年前に発売されたクラブです。

 

 

 

 

 

ステージ2の前には初代ロケットボールズが発売されてましたが、超私的には初代よりも2代目の方が気に入ってるので3本目を入手しました(初代ロケットボールズFWももちろん所有してます)。程度が良いのは減ることはあっても増えることがないからです。

 

 

 

 

5Wに何を求めるかはゴルファーによって違いますが、マーク金井の場合、最大で200ヤードのキャリー。そして、スチールシャフトと相性が良く、弾道や距離の打ち分けがしやすいこと。

 

 

 

 

170~200ヤードの距離で、確実にグリーン周りに運ぶことができることが5Wの役割です。この条件を満たしてくれることができるクラブを求めた結果、テーラーメイドのロケットボールズテージ2に行き着いたのです。

 

 

 

 

昔からテーラーメイドはFWを作るのが非常に上手いメーカーで、ロケットボールズステージ2、初代ロケットボールズとも、ソールのスリットは上下のミスに対して寛容性をもたらしてくれてます。なによりも、アドレスした時、シャフトとフェースのつながり、フェースの見え方がニュートラルなのがいいです。

 

 

テーラーメイドはロケットボールズ以降も評価が高いFWを次々と世に送り出していますが、5Wにスチールシャフトを装着して使う分には、今の所、ロケットボールズステージ2に勝るFWは見当たらないです。

 

 

 

 

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2022年09月09日超私的な衝動買い  ドイツ発のアイアン「HELIX」やいかに!?

すべて2パットで収める!と思わないほうが・・・


このアイアンちょっと打ってみてくださいよ、、、、

 

 

 

3ヶ月ほど前、ゴルフ商社のSさんと神田のスタジオで打ち合わせしていた時に渡されたのが、、、今回衝動買いしたアイアン、「HELIX」です。

 

 

 

 

ヘッドを見た瞬間に一目惚れし、スタジオで1発売ったらオーダーしちゃいました。ヘッド形状はオーソドックスなセミラージな中空構造。ミドルアイアンは適度にグースが入り、番手が下がる毎にグースの度合いが減ってきます。今どきのアイアンと比べるとグースがちょうどいい感じにフローしているのが気に入りました。

 

 

 

 

バックフェースは素っ気ないほどシンプルで、目立つ装飾、バッジのたぐいはひとつもありません。サテン仕上げのヘッドなのでピカピカしておらず、地味か派手かと聞かれたら、明らかに地味な部類です。

 

 

 

 

 

購入の決め手になったのはヘッド形状が気に入ったことに加え、バンス角が強めなことです。ロフト角、バンス角をざっと紹介すると、、、

 

 

 

  • 5番 ロフト角23度  バンス角7度
  • 6番 ロフト角26度  バンス角8度
  • 7番 ロフト角30度  バンス角9度
  • 8番 ロフト角34度  バンス角10度
  • 9番 ロフト角39度  バンス角11度
  • PW ロフト角44度  バンス角12度

 

 

 

市販アイアンでここまできっちりバンス角をつけているアイアンは非常に少ないです。ピンのアイアンはバンス角が多めですが、このHELIXはピンを上回るほどのバンス角があります。

 

 

 

 

もうひとつ気に入ったのがインパクトの感触。今どきの中空アイアンは飛距離性能を重視しているために肉薄フェースを採用してますが、このHELIXのフェースは肉薄な感じがしません。好評されていないので実際のフェースの厚みは定かではありませんが、インパクトで球離れが早くないのが気に入ったのです。

 

 

 

 

では、実際にコースで試してみてどうだったのか?

 

 

 

 

昨日、赤羽ゴルフ倶楽部にて試打してきました。第一印象はバンス角がしっかり利いているので抜けが良いこと。そして、スピンがしっかり入ってくれるアイアンです。

 

 

 

 

飛距離性能を求めるのではなくて、アイアンらしい弾道が打てました。7番と9番、そしてPWを持っていきましたが、とにかく距離感が出しやすいのが際だってます。

 

 

 

 

ロフト設定が普段使っているmmアイアンとほぼ同じということもありますが、前後のミスが出づらく、適度にヘッドが大きいのでミスの許容範囲もそこそこ広い。超私的には、コントロールショットを打った時の距離感が合うのが気に入りました。

 

 

 

 

ドイツメーカーのアイアンというだけで興味を持ったマーク金井ですが、HELIXはドイツらしく質実剛健。アイアンに求められる性能は飛距離ではないということを、見事に具現化してくれています。

 

 

 

 

ちなみにお値段はヘッド1個で6万円!!!(予価、税別)

 

 

 

 

 

6本セットならばヘッドだけで36万円。クラブとして組上げたらセットで40万円を超えてきます。コスパを求める人よりも希少性を求める人向けに作られてます。

 

 

 

 

このHELIXは練習場で打っても良さは分りません。値段はまったく違いますが、アナライズmmアイアンmmウエッジと同じく、芝の上から打つことで良さが分るアイアンですね

 

 

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2022年09月07日超私的な考察  ドライバーのフェース素材は「チタンとカーボン」、一体どちらが主流になるのか?

ミスの連鎖が起こりやすいフェアウェイバンカー


月曜日は赤羽ゴルフ倶楽部にて薄暮9ホール、火曜日はテーラーメイドの記者発表会に出席した後、サクッと電車で移動して赤羽で薄暮9ホールプレーしてきました。両日とも、テストしたいシャフトのスリーブがテーラーメイド用ということもあって、ドライバーはテーラーメイドのステルス+でした。

 

 

 

 

ステルス+、そして昨日記者発表会でお披露目されたステルスグローレともに、フェース素材はチタンではなくて、カーボンです。テーラーメイドはカーボンウッドと名付けていますが、ボディはカーボンと金属素材の組み合わせ。正確にはカーボンウッドというよりはコンポジットウッドです。

 

 

 

 

対して、テーラーメイド以外のクラブメーカーは現時点では、どこもカーボンフェースを採用しておりません。フェース素材はチタンです(ボディはチタンとカーボンの複合が増えてます)。

 

 

 

 

さて、このフェース素材。

 

 

 

 

 

現在は、チタンフェースが主流で、カーボンフェースはテーラーメイドだけです。かつてはキャロウェイPRGRはカーボンドライバーを作ってましたが、今は作ってません。ちなみに、30年以上前に遡るとミズノヤマハもカーボンドライバーを作ってました。ちなみに、これらはフェースだけでなくクラブ全体がカーボンです。

 

 

 

 では、これからは他のメーカーもカーボンフェースを登場させるのでしょうか?

 

 

 

 

今の所、テーラーメイド以外のクラブメーカーがカーボンフェースを登場させるというアナウンスは入ってきてません。ここからは推察の域ですが、いくつかのクラブメーカーはカーボンフェースを試作していると思いますが、少なくとも2023年にかけてはチタンフェースが主流の座を譲らないでしょう。

 

 

 

 

カーボンフェースはチタンフェースよりも軽量化できるのは魅力ですが、強度の問題もあって現在の技術ではフェースを薄く作るのが非常に困難です。加えて、カーボンフェースはチタンフェースに比べると表面の傷が付きやすい。これもまた、カーボンフェースの採用しづらさにつながっているように思われます。

 

 

 

 

もちろん、近い将来は技術革新によって今よりも肉薄で、なおかつ傷も付きづらいカーボンフェースが登場する可能性は大いにあります。

 

 

 

 

そして超私的なことを言わせてもらうならば、カーボンフェースにこだわるならば、かつてのキャロウェイのC4のようにフルカーボン(フェースもボディもカーボン)も大いにアリではないかと思っています。

 

 

 

 

テーラーメイドステルスシリーズが大ヒットを続ければ、ひょっとしたらキャロウェイはC4を螺旋的に進化させたフルカーボンのドライバーを出してくるかも知れません。気の早い話ですが、キャロウェイは2023年以降、限定モデルでフルカーボンドライバーを出してくるかもです。

 

 

 

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2022年09月05日超私的な考察  20年前のゼクシオは本当に「古くて使い物」にならないのか!?

ミスの連鎖が起こりやすいフェアウェイバンカー


神田のスタジオには常時クラブは200本以上、シャフトは100本以上あります。もちろん同じクラブがずっとあるわけではなく、定期的にクラブ、シャフトとも入れ替えを行ってます。入れ替えの基準は特に定めてませんが、資料として保存する希有なモデルを除くと、3ヶ月以上使わないクラブは中古ショップで売却しています。

 

 

マーク金井がお世話になっているのはゴルフパートナー日本橋室町店ですが、中古ショップに行くとまず立ち寄るのが掘り出し物コーナー。ここには1万円以下のクラブが投げ売りっぽくランダムに陳列されていますが、超私的には綺麗に陳列されているクラブよりも食指が動きます。メーカー別になっていないので探すのは面倒な反面、思わぬ掘り出し物があったりするからです。

 

 

 

 

先週、衝動買いした5Wもそんな1本でした。

 

 

 

 

 購入したのは2代目となるゼクシオの5W。

 

 

 

発売は2002年ですがから20年前のゴルフクラブですが、見つけた1本は「これって本当に20年前なの?」と疑いたくなるほどの極上品。クラウン、ソールはもとよりフェース面にもほとんど傷がなく、シャフトに貼られたスペック表示のラベルも剥離していません。加えて、グリップはゼクシオの純正品に交換されています。こんなに綺麗なクラブがわずか3000円以下で売られているの見てしまったら買わずに入られなくなって、衝動買いしました。

 

 

 

 

さて、このゼクシオ2の5W。

 

 

 

 

ヘッド素材はチタンですが、体積はそれほど大きくありません。今どきのアマチュア向けFWに比べると一回りほど小さいです。アスリートモデルのFWと同じぐらいの大きさで、ロフトは18度。ヘッド形状はどことなくキャロウェイのスチールヘッド+に似ています。

 

 

 

 

20年前とは思えないほど程度が良かったのもありますが、衝動買いしたくなったもうひとつの理由は20年前のクラブの戦闘能力を今一度試したかったからです。ちなみに、シャフトは純正のRが装着されています。

 

 

 

 

購入するや神田のスタジオに持ち込んで試打してみたら、、、、、

 

 

シャフトは50gと軽量ですが、今どきのアマチュア向けクラブと比較するとシャフトはしっかりしています(軟らか過ぎません)。ヘッドをポンと地面に置くとフェースは被ることなく、スクエアフェース。古さをまったく感じない所は、さすがのゼクシオです。

 

 

 

打ってみても違和感ゼロですし、チタンヘッドならでの澄んだ打球音でボールは力強く飛び出します。5Wは飛ばすクラブではないということ差し引いても、飛距離性能は満足行くものでした。

 

 

 

 

20年前のクラブでここまで程度が良い5Wは希少品でありますが、希少品にもかかわらず値段は3000円以下。中古クラブをどこの国よりも安く買えるのは日本であることは間違いないでしょう。

 

 

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