マーク金井blog

2017年02月05日超私的な考察、なぜ超軟らかシャフトを使うとスライスが矯正できるのか!?

節分が過ぎれば、暦の上では立春。春の到来ということになりますが、実際はまだまだ寒い時期が続きます。昨年に比べると今年は降雪量も多く、毎週お世話になっているガーラ湯沢の積雪量も300センチを楽に超えてます。マーク金井は1月に続き、2月もスノボモード全開。今シーズンはパウダーを楽しむとともに、逆足で滑るスイッチライディングのスキルアップを目指します。

 

さて、今回もスライス矯正法について超私的に書きたいと思います。まずは前回のおさらいですが、スライスが出る最大の要因、それは、、、、

 

 インパクトでフェースが開いていること!!!!

 

ここで言うフェースの開きとは、目標方向ではなくてヘッド軌道に対してです。フェースが目標よりも左を向いている場合でも、ヘッド軌道がそれ以上アウトサイド・インになっているとスライスは出ます。例えば、インパクトでフェースが3度左を向いていても、ヘッド軌道が5度以上アウトサイド・インだと、ヘッド軌道に対してフェースの向きというのは、2度以上開いています。ヘッド軌道に対してフェースが開けば、その分だけボールにスライス回転がかかるのです。

 

アマチュアゴルファーはヘッド軌道がアウトサイド・インになるとスライスが出ると思っている人が少なくありませんが、ヘッド軌道がインサイド・イン、インサイド・アウトであっても、ヘッド軌道に対してフェースが開いていればボールにスライス回転がかかります(フェースの向きとヘッド軌道の関係については、GDOでDプレーンでも解説がなされてます)。

 

では、なぜスライサーはインパクトでフェースが開くのか?

 

フェースが開く原因はいくつかありますが、多いのは、身体の回転に対して腕が振り遅れてしまうことによるもの。もうひとつは、インパクトゾーンで手を速く振りすぎてしまうことによるもの。フォローで左ひじが引ける人の場合は、インパクトゾーンで手を速く振っているのが原因で、インパクトでフェースが開いている場合が多いです。ちなみに、どちらのパターンの場合も、スライスを嫌がってスイングすると今度は左に引っかけが出ます。引っかけている時は、手先で強引にフェースを返すために、インパクトでフェースが左を向きすぎています(正確にはヘッド軌道に対して、フェースが左を向く)。

 

振り遅れてフェースが開く、手を速く振ってフェースが開く。

 

この2つを矯正するのに役立つのが、超軟らかシャフトです。ワッグルしただけでグニャグニャしなるシャフトが装着されたドライバーでスイングすると、9割以上のゴルファーは、ほんの数発打っただけで、振り遅れなくなりますし、インパクトゾーンで手を速く振らなくなります。

 

 

その結果、本人の意識とは裏腹にスライスがぴたりと止り、捕まった球が打てるようになります。理由は単純で、超軟らかシャフトだとインパクトで待つ動作が入ります(待たないと当たらないのが分るから)。結果、身体の回転に対して腕が遅れることなく、手を速く振ることがなくなるためにシャフトのしなり戻りが使え、シャフトのしなり戻りによってフェースが開かない状態(やや閉じた状態)でインパクトを迎えられるからです。

 

 

超軟らかシャフトでスイングすると、無意識の内に「振り遅れたら打てない」というのが分かり、インパクトゾーンではシャフトのしなり戻りが発生します。これでヘッドが戻ってくる感じになるのです。スライサーにはフォローで左ひじが引ける、いわゆる「チキンウイング(手羽先)」になっている人が少なくありませんが、そんな人も超軟らかシャフトでスイングすれば、フォローでチキンウイングになりません。

 

超軟らかシャフトはゆったり振るための練習クラブだと思われがちですが、シャフトのしなりを使う感じを養えますし、スライス矯正にも役立つのです。そして、そして意外なことにフックや引っかけを矯正するのにも役立ちます。

 

ゴルフの腕前に関係なく、ゴルファーは道具によってスイングの仕方が変わります。誤解を恐れずに言えば、ゴルファーのスイングは道具によって良くも悪くもなります。スライサーに関して言えば、硬過ぎるシャフトを使うほどに振り遅れの度合いが強くなりやすく、硬すぎるシャフトを使うほどにインパクトでフェースが開きやすくなり、スライスと引っかけの両方が出やすくなるのです。

 

ゴルフは物理です。そしてスイングにはタネと仕掛けがあります。

 

インパクトでフェースが開くからと言って、手先だけで強引にフェースを返すとスライスは矯正できますが、今度は引っかけに悩まされます。対して、シャフトのしなり戻りをタイミング良く発生させることを会得すれば、スライスが矯正できるだけでなく、インパクトの再現性が高まり、直進安定性が高いショットを続けて打てるようになるのです~。

 

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, 超私的な考察

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