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2019年11月07日超私的な考察 なぜアイアンクラブの番手にはロフト角が表記されないのか!?

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毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフの発売日。どちらも手元に届くやいなや表紙と目次に目をやりますが、今週号で真っ先に目に止ったのがこの記事です。

 

名器の予感がする2019ー2020モデル
見れば絶対欲しくなるNEW IRON BOOK
解説 堀越良和
週刊ゴルフダイジェスト11月19日号

 

 

綴じ込み付録仕立てで新作アイアンについて詳しくレビューがなされています。そしてゴルフ雑誌らしさを感じたのが、すべてのモデルでの番手別のロフト角が表記されていることです。これは非常に親切ですし、アイアンを選ぶ上で非常に役に立ちます。

 

 

ご存じのように、ドライバー、FW、UT、ウエッジには、ほぼすべてのモデルには、ロフト角が表記されています。ドライバーならば9.5度と10.5度という風に、FW、UT、ウエッジについてもクラブヘッドにはロフト角がちゃんと刻まれています。これらのクラブでロフト角が表記されていないモデルは非常に少ないです。

 

 

ところがアイアンとなるとどうでしょう。

 

 

この企画では主要メーカーの主力12モデルがラインアップされていますが、アイアンヘッドには番手表記はされていますがロフト角表記はなされていません。このアイアンの7番はロフト角何度なのかというのは、クラブを見ただけで分らないのが現状です。

 

 

今回、紹介された12モデルの7番のロフト角を調べてみると、

 

 

ダンロップ ゼクシオ11          28度
ダンロップ ゼクシオX          29度
オノフ KURO              32度
キャロウェイ エピックフォージドスター  26度
タイトリスト T300           29度
テーラーメイド P790          30.5度
PING G410               30度
ブリヂストン ツアーB JGR HF3    28度
PRGR ニューエッグフォージドアイアン  26度
ホンマ XP-1              28.5度
ミズノ ミズノプロ920          30度
ヤマハ RM120              31度

 

 

 

 12モデルの中で7番のロフトが一番少ないのが26度
 12モデルの中で7番のロフトが一番多いのが32度

 

 

同じ番手にも関わらず、ロフトの差は6度あります。一般的にはロフトが1度変わるとキャリーが3ヤード前後変わると言われてるので、ロフトが6度変わると18ヤード変わることになるのです。

 

 

アイアンの飛距離性能でもっとも影響が出るのはロフト角です。ただしロフト角が少なくなるほどボールが上がりづらくなりますし、スピン量も減ってくるのでグリーンに止まりづらくなります。9番アイアンよりも7番アイアンの方が飛ぶのはロフトが少ないからですし、9番よりも7番の方が落下後のランが増えるのもロフトが少ないからです。

 

 

前置きがかなり長くなりましたが、アイアンだけがロフト角を表記しないのは本当に不思議なことです。アイアンから派生したクラブであるウエッジにはこれでもかってぐらいロフト角が表記されていることを考えると、現状のゴルフクラブというのは、、

 

 

ウエッジは距離を打ち分けるクラブ
アイアンは飛距離を出すクラブ

 

 

という風にメーカーは捉えているのではないかと超私的に思っています。だからアイアンにはあえてロフト角を表記しない(したくない)のかも知れません。

 

 

 アイアンはウエッジと同じく距離を打ち分けるクラブなのか?
 それともアイアンはドライバーと同じく1ヤードでも遠くに飛ばすクラブなのか?

 

 

ゴルファーにとってアイアンはどんな役割のクラブなのかが、今、問われているような気もしています。ちなみにマーク金井は155ヤードを7番で打ちたいから、155ヤードを打ちやすいロフト角(30度)のmmアイアンを使っています。そして、アイアンもウエッジ同様、自分が何度のロフトを使っているのかをちゃんと把握したいので、mmアイアンmmウエッジ同様、すべての番手にロフト角を表記しています。

 

 

ゴルフは物理です。

 

アイアンはロフト角を減らした方が飛距離が出るのも物理現象です。

 

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