マーク金井blog

2023年08月02日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第18回「ゴルフに魔法の杖はある?」

 

 

これを手にすれば誰もが立ち所に300ヤード飛ばせるようになったり、アイアンがベタピンにつくようになったり、1パットでカップインさせることができるようになる。そんな夢のような話ってあるのだろうか? アマチュアがクラブを替えただけでトッププロみたいなゴルフができるようになる。

 

 

そんな「魔法の杖」のようなゴルフクラブが存在するのだろうか?

 

 

ゴルファーは皆、心のどこかで新しいゴルフクラブにそんな「魔法の杖」的なイメージを抱いているのかもしれない。新しいクラブに替えて、300ヤード飛ばせるようになったり、アイアンがピン側に寄る確率が上がることは間違いなくあるだろう。パッティングが入るようになることも、ある。

 

 

 

しかし、それらは全てのゴルファーに等しくもたらされる福音ではない。道具を替えて300ヤード飛ばせた人がいたならば、それはそもそもその人に300ヤード飛ばせる素養があったため。ベタピンや1パットが増えたのも、使い手であるゴルファーに元々そのスキルが備わっていたからだ。

 

 

 

ここ30年、アマチュアの平均スコアや飛距離は変わっていないのに、プロゴルフの世界では飛距離を伸ばし、ラウンドで60台を連発するプレーヤーが増えている。スキルのある者はより上手く、そうでないものはそれなりに。それが許容性のアップを「進化」としている現代ゴルフクラブがもたらす結果、福音である。

 

 

 

とんでもないミスは救いきれないが、些細なミスであればそこそこ補ってくれる。それが魔法の杖の真の姿なのだ。

 

 

 

筆者はここ1ヶ月、パッティングについてプロにアドバイスを受け、これまでのゴルフ人生で最も継続してパッティング練習に時間を割いているが、今まで我流でしかやってこなかったぶん、レッスン効果はまさに“てきめん”であった。これまでと同じパターを使っているのに上手くいく“確率”が格段に違ってきた。結果のバラツキが目に見えて少なくなっているのだ。

 

 

 

パターが良くなったのならば、パターの要領で使えるアナライズ『R25ウェッジ』でも好結果が出るはずと思い改めて使ってみたところ「こんなに安定して寄るのか!」と今更ながらに驚いた次第。

 

 

 

結局、今までは道具の良さを実感できるところまで自分自身が行っていなかった、ということだと思った。

 

 

 

どんな道具でも、ある程度きちんと使用しなければその真価が発揮されることはない。

 

 

 

進化した道具のメリットを享受したければ、使い手も道具のことは関係なく自分自身を磨いていかなければならないのだ。道具の進化に頼るのではなく、進化のサポートを受けながら自分自身で飛ばし、寄せ、カップインさせていく。普段、これまで、自分のレベルアップに一生懸命ではなかったぶん、より大きな伸び代が残っているのが一般的なアマチュアの姿ではないだろうか。

 

 

 

マーク金井が毎夜、スタジオでスポンジボールや練習機を使って「コソ練」している動画を頻繁にSNSにアップしているが、そうだからエージシュートを達成することができるのだろうと思う。

 

 

 

短尺スチールドライバーやランニングウェッジを使っているからいいスコアが出せるわけではない。

 

 

 

元々自分磨きをしている人が自分のスタイルにあったクラブを選び、使うからこそ「よりよい結果」が出せる。アナライズBlogの読者なら、そのことをお分かりいただけると思う。

 

 

 

だからと言って、何も落胆する必要はない。

 

 

 

これまで何もやって来なかったぶん、我々には多くの伸び代が残されている。ちょっとやればすぐにもっと飛ばせるようになるし、ナイスパットの確率も上がる。自分の効率を上げることで、新しい道具に持ち替えるよりも大幅に結果を変えることが可能なのだ。果たして、もっと飛ばせるようになった自分が進化した道具を使ってみたらどうなるだろうか?

 

 

 

そういうことを想像しながら、明日からでも自分磨きを始めてみてはいかがだろう。

(書き手/高梨祥明)

 

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