マーク金井blog

2023年10月24日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第29回「フェアウェイの吹き流し」

 

 

先日、とあるゴルフ場をプレーしている時にふと気がついたことがあるので、今日はそれについて書いてみたい。テーマはフェアウェイの「吹き流し」あり・なしである。

 

 

 

結論から言うと、普段よくプレーしているゴルフ場には、フェアウェイに「吹き流し」が設置されており、先日初めて行ったゴルフ場には「吹き流し」が無かったので戸惑ってしまった、という話だ。

 

 

 

「吹き流し」というのは主にセルフプレー主体のコースに導入されているもので、ティショットをこの近辺に打てばセカンドショットが打ちやすいですよ!という目印となる。

 

 

 

 

最近、ティショットのイメージを飛ばす!ではなく、狙う!に切り替えてゴルフをしている身にとっては、そのターゲットとなる「吹き流し」の存在は極めて重要。普段、あそこに打てばいいのね、と自然に狙いをつけられていたのに、「吹き流し」がないだけで急に狙って打つ意識が散漫になってしまった。それどころか、以前のようにできるだけ遠くに飛ばしてやろう!というティショットになってしまったのだ。

 

 

 

実際、途中まで「吹き流し」がないことに気づいていなかった。

 

 

 

パー4とパー5を何ホールかやってみて、ようやく「吹き流し」がない…と気づいたのである。ここ最近は調子がよかったドライバーショットも、この日のそこまではお久しぶりの大乱調。縦距離も方向性も、結果はボールに聞いてくれ状態であった。

 

 

 

振り過ぎていることに気づき、チカラをセーブしてフェアウェイセンターを捉えようとしてもダメだった。結局、復調したのは「吹き流し」がない!と気づいてから。自分でフェアウェイ上に仮想の「吹き流し」をイメージし、それに向かって(狙って)ボールを打つようにしてからだったのだ。

 

 

 

「吹き流し」はだいたいレギュラーティから230ヤード付近に置かれることが多いらしいが、その付近にボールを集めるならばティショットは200ヤード〜210ヤードでよいとうことになる。ドライバーショットはランが結構出るからだ。ドライバーがキャリー200ヤードでいいならば、誰しも精神的にはかなりラクになるのではないだろうか?

 

 

 

ここからは個人的な感覚の話になるが、「吹き流し」があるとキャリー200ヤードの出力でスイングできる気がする。軽く打つのではなく、しっかり振って200ヤードを打つイメージが持てるのだ。一方、「吹き流し」がない、あるいは狙いが散漫だと振りを抑えて200ヤードを打とうとしてしまう。飛ばさないようにしようとしてしまうのだ。

 

 

 

感覚的に、前者は攻めていくイメージの200ヤードだが、後者は「置きに行く」イメージであり、消極的な200ヤードといえる。どちらが狙い通りフェアウェイの幅に200ヤー+
ランさせることができるのかといえば、当然、狙っていった方である。

 

 

 

「吹き流し」がなければ、ティショットが定まらないようではダメだろう、というご意見
もあろうが、最初はなんでも訓練・経験である。ティショットからターゲットを狙う意識
、ニアピンを獲るつもりで、横幅だけでなく縦の距離もコントロールして打っていく。し
かも、チカラを抜いて短く打つのではなく、飛ぶクラブで200ヤードをチカラを入れて打
つ感覚を磨くのである。そのために「吹き流し」という目標があると非常に都合がいいの
だ。

 

 

 

マーク金井がパー3でドライバーを使って打ってみたりしているが、これもおそらく15ヤードぶんのチカラでボールを飛ばすための訓練・経験なのだと思う。遊び感覚でそういう
ことをやっていれば、チカラを抜くのではなく、チカラを加えて狙った距離を打てるよう
になる。まずは練習場で、「チカラを入れて」200ヤード打ってみていただきたい。

(書き手/高梨祥明)

 

 

 

今回の内容を踏まえ、マーク金井のYoutubeチャンネル「オルタナゴルフ」素人のゴルフ安全策を勘違いしていませんか? もぜひご覧ください。

 

 


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