マーク金井blog

2013年07月10日超私的なゴルフシューズの選び方 その1

軽い方がいいのか? それとも重い方がいいのか?
ゴルフシューズを選ぶポイントのひとつにシューズの重さがあります。昔は軽い靴は疲れる、革底の重いシューズの方がゴルフに向いているというのが常識でした。実際、プロ、上級者の多くは革底のフットジョイとかエトニックジョンストン&マーフィーといったブランド物のゴルフシューズを履いてました。

では最近はどうかというと、スパイクレス、そしてソフトスパイクが主流になるとともにゴルフシューズは軽量化の道を歩んでいます。ゴルフクラブのように重さをグラム単位で明確に打ち出すシューズは多くないですが、市販ゴルフシューズの主流は軽さをアピールしています。プロ、上級者でも革底の重いシューズを履いているのは2割ぐらいではないでしょうか?

そして、ここにきて軽さを強烈にアピールするシューズが登場。アディダスが今年から売り出したアディゼロは、片足でたったの300g(25センチ)。一般的なゴルフシューズは400~600gあることを考えると、アディゼロはとんでもない軽さです。ここまで軽いと、ゴルフシューズを履いた感覚がないというコメントもまんざらウソではないでしょう。新しいモノ好きのマーク金井も実際に履いて試したいのですが、残念ながら足が大きすぎてまだゴルフショップでは見つけることができてません。29センチで足幅が狭いタイプなのでまず国内のショップには在庫がないのです。

なので最軽量の善し悪しについてはまだ論じることはできませんが、軽さよりもマーク金井が靴でこだわっている部分があります。

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ナイキTW13、TW14は、ソールが分割していて素足感覚で履けるゴルフシューズ(写真はTW14)

それはここっ!!!!!!
靴底の追従性です。革底であれ非革底であれ、これまでのゴルフシューズというのは靴底部分は硬めに作られています。足袋と下駄とで例えるならば、大半のゴルフシューズは下駄に近い感じです。ところが昨年登場したナイキTW13はその常識を見事なほど覆しました。ゴルフシューズなのに靴底がグニャリといろんな方向に動き、あたかも裸足で歩いているような感覚を味わえるのです。なんでもナイキのフリーというランニングシューズがきっかけになって開発されたそうですが、裸足感覚のゴルフシューズはこのTW13が最初です。新しいモノ好きのマーク金井は市販されるやすぐに衝動買いし、コースで1ホールプレーしただけで「こりゃ、ええわ~」って名感じになり、それまで履いていたゴルフシューズをすべて断捨離。この1年間は2足のTW13でゴルフしています。

ではなぜ足裏がグニャリと動くのがそんなにいいのか?
その答えとなるのがこれっ!!!

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これはビブラムのファイブフィンガーズという靴で、靴なのに5本指が独立している形状です。加えて、靴底はTW13よりもさらにグニャグニャで地下足袋みたいなシューズです。山口県のカッパーワークスの松崎さんから紹介され、だまされたつもりでこれを履いてボールを打ってみたら、裸足でスイングしている感覚。そして、驚いたことに足指の力がフルに使える。靴はグニャグニャなのに踏ん張れて、下半身の力をしっかり使える。まったくもって不思議な感覚なのですがよくよく考えてみれば、5本指を独立させた方が、足指の力を使えるのは当たり前の通りです。靴だと思うからややこしいですが、手袋だと思うと謎がカンタンに解けました。5本指の手袋をしてもキーボードを打つことはできますが、ミトンの手袋だとどうですか、親指を除く4本の指はひとまとめにされて閉じ込められるから、指を動かそうにも動かせません。ミトンの手袋をしたら、どんなに器用な人でもキーボードでブラインドタッチは、不可能なのです。

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まさに足袋みたいな追従性!

マーク金井TW13を履くのと前後して、ビブラムのファイブフィンガーズを履くようになり、そして練習の時はファイブフィンガーズを履いて練習することが増えてきました。そして、コースではTW13を履いているのです。足裏がグニャリと動くということは靴と足とが一体になるので、靴を履いている自覚がなくなります。それは重さを感じさせないことにつながり、足が疲れるのも防げます。加えて、足裏感覚が研ぎ澄まされるので、グリーン上ではグリーンの起伏や傾斜を足裏で読み取れるようになるのです。

もちろん足裏がグニャグニャ動くというのは、初めて経験するとかなり気持ち悪いです。普段Xシャフトを使っていた人が女性用のシャフトを使うよりも違和感が大きいかも知れません。実際、TW13は「履きやすい」と感じる人が多い反面、「不安定だ」とか「気持ち悪い」という理由から敬遠する人も少なからずいます。

マーク金井はこの違和感をビブラムのファイブフィンガーズであっさりと克服しました。5本指ソックスもこの靴のおがけで違和感なく履けるようになりました。手も足も感覚器官であり、指の力を上手く利用した方が何事にも有利です。TW13は最近モデルチェンジがなされTW14が登場しています。

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左が新しいTW14 右がマーク金井が履き倒しているTW13

重さにこだわるも良し、足裏の追従性にこだわるもよし。ゴルフクラブに負けないぐらいゴルフシューズも進化しています。食わず嫌いは損をします。ぜひともまずは、ビブラムのファイブフィンガーズを体験してみて下さい~。

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PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクシンを会得できるからです~。


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