マーク金井blog

2013年08月17日パターの最適ロフトって一体何度なのか?

ゴルフクラブの中で購入頻度が高いクラブと聞かれたら、皆さんはどんなクラブを思い浮かべるでしょうか?

ドライバー
フェアウェイウッド
ユーティリティ
アイアン
ウエッジ
パター

毎週のようにクラブを中古ショップで売り買いするマーク金井はドライバーが一番多く、その次にパターとフェアウェイウッドが続きます。これらのクラブに比べるとアイアンとウエッジを購入する頻度が低めです。アイアンとウエッジは本数が多く、それぞれ距離感が求められるクラブ。慣れるのに時間がかかりますし、いったん体に馴染んでしまうと、他のクラブに目移りしづらいからです。

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マーク金井パターコレクション!なかなか減りません

対して、パターはしょちゅう買ったり売ったりしています。週に1本ペースで買ったりなんてこともあります。買ったばかりのパターには「新車効果」という魔力があって、購入直後の1~2ラウンドは劇的に1パットの数を増やせたりするからです。ツアープロの間でも、トーナメント期間中、ゴルフ場のショップで衝動買いしたパターを使って試合に優勝した選手もいたりします。

では、どんなパターを購入すればパット数を減らせるのか?
中年の星、藤田寛之プロは「パターの95%は顔で決まります」と言っています。プロ、アマチュアを問わず「顔」でパターを選ぶ人は好くからずいると思いますが、マーク金井が「顔」と同じぐらいこだわっているのはロフトです。

パターのシャフトが右から入っているのがわかりますか?

パターのロフトは大切です

ロフトとはフェースについている角度の事ですが、マーク金井はロフトが少ないパターは絶対に使いません。ロフトが多めのパターが大好きで、ロフトは最低でも4度以上欲しい。6~8度ぐらいのパターを見つけたりすると、条件反射的に衝動買いしています(笑)。何故かと言うと、市販パターの大半はロフトが4度以下しかないからです。

ではなぜマーク金井はロフトが多いパターを好むのか?

ドライバーがフェアウェイウッド、アイアンがそうであるようにパターの場合もロフトが増えてくるほど、キャリーが出やすくなります。そしてロフトが増えてくるほど、捕まりが良くなるのです。

パターでキャリー???

不思議に思う人も多いかと思います。と言うか、パターのロフトは多いよりも少ない方が良いと思っているゴルファーの方が圧倒的に多いです。パターはグリーン上を転がすための道具(クラブ)。ならばロフトが少ない方が、ボールがジャンプしない分だけ転がりがスムーズになるという考え方です。実際、パターメーカーの中には、ロフトが2度ぐらいのパターを発売し「転がりがスムーズ」だとか「球足が伸びる」なんてアピールしています。

ロフトが少ないパターは確かに転がりがスムーズです。パターマットとかで打つと初速が早く、転がる距離が伸びてきます。打ち切れない時でも球足が伸びるのでショートのミスが出ません。ショート癖の人には非常にありがたいパターです。

しかし、実際にゴルフ場のグリーンで使う場合、ロフトが少ないのはメリットだけではありません。デメリットも結構あるのです。ゴルフ場のグリーンは天然芝。ボールはわずかですが沈んでいます。このため、ロフトが少ないパターだと(ロフト3度以下)、打ち出し直後にボールが浮いてくれません(キャリーが出ないので)。芝目の影響を受けます。結果、打ち出し直後に打球の方向が左右にブレるリスクが高まるのです。そして、ロフトが少ないと転がりが良い反面、高速グリーンとか、急傾斜の下りのパットでは、転がり過ぎる恐れがあります。結果、下りのズルズル転がるパットの距離感が非常に出しづらい。転がり過ぎるのを恐れるとインパクトが緩み、距離感が合いづらいだけでなく、押し出しや引っかけのミスが出やすくなる場合があるのです。

3つめの理由がつかまりの悪さ。ロフトが少ない(3度以下)だと、球が捕まりづらくなります。引っかけのミスが出づらいメリットがある反面、押し出しのミスが出やすくなります。そして押し出すミスが出ると、打ち方で捕まえようとするため、インパクトで手首をこねるような打ち方になる場合があるのです。ロフトが少ないパターは、ハンドファーストで打つことが非常に難しい。マーク金井はハンドファーストでインパクトを向かえるのが理想だと思っているので、ロフトが少ないパターを使わないのです。大学生プロの松山英樹も、「構えた時にフェースが程よく見えている感じのパターが好きです」「ロフト角は3度以上ないとダメだと思います」と週刊パーゴルフででコメントを残しています。

おーっと、締切りの催促の電話が入りました。マーク金井はパターのロフトは4度以上あった方が良いと思っています。その理由については、明日じっくり説明しましょう~。

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PS.マーク金井が設計したリンクスのナチュラルパターのセカンドロットが入荷しました。このパターはロフトが7度。ロフトを多めに設定することで捕まりが良く、そしてハンドファーストに打ちやすくなっています。わずかですが在庫がございます。次の入荷は1ヶ月後ですので、ご注文はお早めに~。

 

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