マーク金井blog

カテゴリー: コースマネジメント、ラウンドにて思う

2017年05月21日超私的な考察 ゴルフコースの難易度にもっとも影響を及ぼす要素とは!?

昨日は神田もっとも近い米国のゴルフ場で薄暮9ホールプレーしてきました。神田から首都高、中央高速を乗り継ぎ、わずか35分で到着したのは多摩ヒルズゴルフコース。真向かいには桜ヶ丘カントリークラブがあります。

ここは米軍基地の保養施設ですので、一歩中に入れば米国。ゲートではパスポートの提示が求められますし、施設内ではドルが基準通貨。プレーフィーはもとより、売店での買い物、クラブハウスでの食事もドル払いです(クレジットカードは使えます)。

スタートは2時だったので、午後1時にクラブハウスに到着。プロショップでプレーフィーの支払いを済ませるや2階のレストランに直行。ハンバーガーとコーラをいただきました。米国のゴルフの多くは、ソフトドリンクは飲み放題。もちろん多摩ヒルズも飲み放題なので、食事中にコーラを2杯、そして3杯目をテイクアウトしてレストランを後にしました。コーラのお値段は何杯飲んでも1ドル95セントです。

日本はゴルフ場のプレーフィーがかなりやすくなっていますが、なぜかソフトドリンクとかビールの値段は昔も今も変わりません。対して、米国のゴルフ場やレストランは料理の値段に比べると、ソフトドリンクやビールはかなりお安いです。ちなみに、生ビールは1杯2ドル25セントでした(12oz)。

 

スタート前に、練習グリーンでボールを転がしてみたら、ベントグリーンでのボールの転がりが実にスムーズ。2年前に比べると、「これって同じコースなの?」ってぐらいグリーンが仕上がってます。過去4度ほどプレーしてますが、こんなにグリーンのコンディションが整った多摩ヒルズは初めてです。

 

米軍基地内ゴルフ場でも、マーク金井のことですからテストアイテムは持ち込んでます。今回はクラブではなくて、ゴルフシューズ。先週、ナイキのWEBショップで衝動買いした、「ギミー」。ナイキらしい斬新なデザインに一目惚れしましたが、パッと見た感じはゴルフシューズにはまったく見えません。しかしながら、ソールはサメの歯のような感じの突起があって、しっかり地面をホールドします。履き心地は独特で、靴というよりは足袋(たび)という感じ。素足でプレーしている感覚のゴルフシューズです。ゴルフプレーはもとより、トーナメント観戦とかにも重宝するゴルフシューズだと思います。

さて、グリーンが劇的に良くなって速くなった多摩ヒルズ。コースのレイアウトはほとんど変わってませんが、難易度が一気に上がりました。グリーンが速くなって、パッティングが難しいこともありますが、それよりも変わったのは、、、、

 

 

 グリーン上でボールが止まりにくくなったことです!!!!!

 

 

 象徴的だったのが3番パー3。グリーンの左半分が外に向かって下がっているのですが、ボールがまったく止まりません。マーク金井はグリーン奥のエッジからパターで打ったのですが、途中からボールが加速し、グリーンの外に出ました。外に出ただけでなく、斜面を転げ落ちました。3打目は強い上り傾斜のグリーンに打つのですが、この時もショート気味に乗せたら、ボールの重みで再び傾斜を下ってグリーンの外のラフまで転げ落ちました。4打目を必死のパッチで60センチに寄せ、なんとかダブルボギーでホールアウトしました(笑)。

 

今週の国内男子ツアー「関西オープン」が開催される城陽カントリーのグリーンもパンパンに硬くて、ボールが全然止まらないそうです。このため、ツアープロがボギーを連発したり、ダボを叩いています。

コースの難易度というとヤーデージ(距離)、コースの幅、OBや池、バンカーといったハザード(障害物)を思い浮かべる人が少なくないと思いますが、ボールをコントロールする技術があれば、障害物は避けられます。また、障害物が多くあってもボールが止まりやすいグリーンならば、プロや上級者は障害物というのはあまり苦にならないです。ボールが止まってくれれば距離感を出しやすいし、プレーの幅も広がるからです。対して、どんなにやさしいコースであっても、グリーンの傾斜が強く、かつグリーンが硬くてボールがまったく止まらない場合は、プロや上級者でもスコアメイクに苦労します。ボールが止まらないと距離感を合わせるのが難しいですし、狙った場所にボールを止めづらくなるからです。

 

今回、多摩ヒルズをプレーして改めて、「ゴルフはボールを飛ばすゲーム」ではなくて、「ボールを止めるゲーム」ということを思い知ることができました~。

 

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2017年05月18日超私的な考察 初中級者がスコアメイクに苦労する本当の理由とは!?

一昨日に続き、昨日も電車で薄暮ゴルフに行ってきました。新作パターのテストのために2日続けてグリーン上でボールの転がり、ストロークのしやすさをチェックしたかったからです。実際のグリーンでボールを転がすことにこだわるのは、天然芝の方が不確定要素があるからです。加えて、室内と屋外とではパターの見え方が異なるからです。

 

 

パターのテストラウンドでしたが、昨日は久しぶりに4サム。弊社の女子スタッフ、女子アルバイトと、T島ブログでお馴染みのT島とです。4人ともクラブは7本、そして担ぎセルフ。打順はスタートホールから最終ホールまで固定。グリーン上ではボールをマークしない(ピックアップしない)でプレー。この極め事のおかげで、2ホール前でプレーしているツーサムに、7番ホールで追いつきました。

 

 

ゴルフは物理。ゴルフはミスのゲーム。そしてゴルフは引き算するほど、プレー時間が短縮され、スコアも短縮される(スコアが良くなる)のです。クラブの本数にしても14本よりは7本の方が、多くのアマチュアゴルファーはスコアが良くなります。ちなみに、昨日のラウンドでもマーク金井は7本でプレー。

 

 

ミニドライバー(ロフト14度)
ユーティティ(ロフト21度)
7番、9番、PW、SW
テスト用パター

 

キャディバッグを担ぐなんて疲れると思っている人が少なくありませんが、クラブの本数が7本ならば、手引きカートよりも担ぎセルフの方が楽ですし、サクッとプレーできてしまいます。

 

さて、一昨日に続き、昨日も女子の初心者とプレーしました。彼女たちは初心者ですが、
普通の初心者とかなり違ってプレーの仕方に余計なところがありません。例えば、ティショットをチョロした後のセカンドでFWやUTは持ちません。7番、もしくは9番アイアンで打ちます。グリーン回りもしかり。SWで上げるようなアプローチは打ちません。グリーンエッジから5ヤード以内ならば、迷わずパターで打ってます。おかげでミスを上塗りするようなこともありません。プレー中に余計なことをしないので、プレー時間が短いですし、打たなくていいミスショットも打たないでプレーしています。

 

対して、ゴルフ歴がそこそこあるのに、スコアメイクに苦労している初中級者を見ていると、共通していることがあります。それは、、、、

 

 ミスショットした直後のショットで、ますますミスが出やすいクラブを選択したり、ますますミスが出やすい所を狙っていることです。

 

対して、上級者になるほどミスショットした直後に墓穴を掘るようなことをしていません。上級者でもミスショットは打ちますが、ミスショットした直後に間違った判断、間違った選択をしていないのです。

 

では、プレー中、どんなことが間違った判断、間違った選択なのか?

 

・ティショットをミスした2打目でミスを取り返すようなクラブを選択する
・ティショットをミスした2打目で距離を求める
・林に入れても、距離が出るクラブを選択し、グリーンに近づけようとする
・ライが悪いのにグリーンに届くクラブを選択し、乗せようとする
・ライが悪いのにアプローチでボールを上げようとする
・バンカー越えでピンの手前に落とそうとする、、、

 

他にも沢山ありますが、要するに、難しい状況下で難しいクラブを選択したり、距離を欲張るようなことを平気でしでかしています。もちろん、リスクの高いショットを選択しても上手くいくことはありますが、それはごく希(まれ)なこと。大抵は、ミスを上塗りすることになって、1ホールでダボ以上の大叩きにつながっています。

 

ゴルフはミスのゲームでありますが、ショットに臨むときのゴルファーの判断、選択によってミスを最小限にすることもできますし、ミスを上塗りするようなことにもつながるのです。

 

そして、困ったことにゴルフの腕前が未熟な人ほど、自分の判断、選択がどう間違っているのかが分ってません。なので、同じ過ちを繰り返してしまい、スコアが悪いと、「自分はゴルフに向いてない」とか「自分はゴルフの才能がない」等ということを口にします。

 

誤解を恐れずに言うと、アマチュアが打つミスショットの8割近くは、ミスショットを打っているのではなく、ミスショットを打たされています。間違った判断、間違った選択をしているから、ミスショットを打つべくして打ってしまっているのです。

 

例えば、ディボット跡からのショット。もしも初心者にディボット跡から「ダフらないで打つ方法を教えて欲しい」と聞かれたら、即座に「パターで打ちましょう」といいます。パターならば、アイアンを手にした時よりもザックリやチョロのミスを確実に減らせます。

 

「パターじゃ距離が出ない」なんて思うかも知れませんが、アイアンでザックリやチョロを打つことを考えれば、パターならばそんなミスショットは出ません。アイアンよりも飛ばないですが、それでもも30ヤード以上飛ばせます。

 

 

ゴルフは上達するのに時間がかかるスポーツです。スイングを会得するのにも時間がかかりますが、スコアメイクをするのには将棋や碁と同じく定石(セオリー)があります。このセオリーをちゃんと踏んでプレーすれば、スコアを浪費につながるミスショットを確実に減らせるのです~。

 

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2017年05月17日超私的な考察 初心者ゴルファーが中上級者になるためのプレー中の心得とは!?

 

月曜日は久しぶりの試打3連チャンをこなしました。午前中はシングルレングスアイアンで注目を浴びているイーデルゴルフの新製品記者発表試打会。シングルレングスアイアンの4番、7番、そしてPWを打ってきました。イーデルゴルフはパターにも並々ならぬこだわりをもっており、「トルクバランス」と呼ばれるパターを出しています。これはオデッセイ(キャロウェイ)が出しているストロークバランスと同じで、ヘッドを中に浮かせると地面に対してフェース面が垂直に向きます。

 

ただし、オデッセイのストロークバランスはフェースバランスと同じくシャフト延長線上にスイートスポットが位置してますが、イーデルゴルフトルクバランスのパターはそうではありません。シャフトはヒール寄りに付いているというユニークな構造です。構造としては、ヒール側がかなり重く、そしてトウ側が軽い。加えて、重心深度が非常に浅くなっています。このため、ボールをフェース中央ではなくて、ヒール側にセットしたくなりました。

 

夕方からはPRGRの新作ドライバー記者発表試打会。こちらはシュミレーターを使っての試打で、飛距離が具体的に出ます。「RS2017」と「RS-F2017」の2モデルがラインアップされてますが、どちらも重心アングルが大きいのが特徴。捕まりが良い「RS2017」は重心アングルが30度。捕まり過ぎない「RS-F2017」の方でも重心アングルが25度。一般的なドライバーの重心アングルが23度前後だと考えると、どちらのモデルともインパクトゾーンでヘッドが返りやすいく設計されています。実際試打してみても、ヘッドが返りやすいのが手に伝わってきました。

 

 

そして夜にはGDOの試打インプレッションの試打。神田のスタジオで、1秒1000コマ撮影できるディテクトの高速カメラを使ってテーラーメイドのM2レスキューを試打しました。1日に異なる場所で試打をやって分ったのですが、普段使っていないボールで打つよりも、普段使っているボールを使った方が、より正確にクラブの性能を見極められることが再確認できました。

そして、昨日は原稿を1本仕上げた後に電車に乗って薄暮9ホールプレー。ラジオでアシスタントを務めてくれた、シンディと担ぎセルフでツーサムプレー。シンディは典型的なビギナー。9ホールのスコアは70前後だそうです。

スタート前は、長井薫プロが考案した「魔法のホース」で素振り。これが中々様になってて良い感じでスイングしています。ところが、いざプレーが始まると、典型的なビギナーゴルファー。ナイスショットが少ないということもありますが、それ以上に気になったのがプレーの所作が初心者過ぎたのです。具体的に言うと、、、

・ティアップの仕方が素人っぽい
・キャディバッグの担ぎ方が素人っぽい
・キャディバッグを置く場所が素人っぽい
・クラブの出し入れが素人っぽい

 

とにかくスイング以外でもやることなすことが素人っぽい(関西弁だとどんくさい)ので、近くでみても遠くでみてもゴルフが上手い人にはまったく見えないのです。なので、昨日は、どうすればスイング以外の所作について超私的にレクチャーしました。

 

プロスキーヤーに聞いたのですが、スキーは「担いだだけで腕前が分る」そうです。スノボもしかり、ボードの持ち方、リフトの乗り降りを見ただけで、かなり正確に「腕前」が分ります。ゴルフもしかりで、ティアップやスイング以外の所作を見れば、「腕前」をかなり正確に見極められます。逆に言うと、ゴルフが上手くなるには、スイングを良くするのと同じぐらい、スイング以外の所作が「どんくさくなくなる」ことが求められます。

 

 では、どうすればゴルフの所作がこなれてきて、ゴルフが上手そうに見えるのか?

 

一番簡単な方法はゴルフの上手い人をじっくり観察して、そっくりそのまま真似ることです。どれぐらい上手い人が参考になるかというと、平均スコアが70台、ハンデキャップで言えば6以下の人を真似て下さい。もしもそんな人が回りにいないならば、以下の点から真似てみて下さい。

 

 

・ティアップをする時は人差し指中指の間にティを挟み、ボールとティを一緒に持ち、ボールを地面に押しつけることでティを地面に刺す。

・担ぎセルフのキャディバッグ、手引きカートを止める場所は、スイングの邪魔にならず、かつ自分から遠すぎない場所に置く(ゴルフが上手くない人ほど、キャディバッグと自分との距離感が遠すぎたり、近すぎる)

・グリーンにボールが乗ったら、キャディバッグ(手引きカート)はピンよりも奥、かつ次のホールの進行方向側で、かつプレーの邪魔にならない場所に置く。

・担ぎセルフの場合、打って使ったクラブは歩きながらキャディバッグに戻す。もしくは打ったクラブは次のショットを打つまで手に持ってあるく(打った直後にクラブをバッグを戻すのはどんくさい)

・パットを終えて次のホールに向かう時、キャディバッグを担ぎ、パターは手に持ったまま次のホールに向かう。そして次のホールでティショットを打つ時にパターをバッグに戻して、ドライバーなりティショットで使うクラブを抜く。

・キャディバッグは背中ではなく腰で担ぐ

 

手引きカートの場合でも、打った直後にクラブを出し入れするよりも、次のショットの時に出し入れした方がいいと思います。

 

ここまで読んで分ったかと思いますが、初心者ほど無駄な動きが多いし、余計なことをしています。例えば、グリーンに乗ってパットを打つとき、花道にキャディバッグを置いたら、、、、ホールアウトしたら、逆戻りに歩かなくてはなりません。これだけで時間の無駄ですし、後続組みに「段取りが悪くてプレーが遅い」と思われてしまいます。

 

初心者の頃は、ゴルフというのはやることが多すぎて大変だと思います。しかしながら、ミスショットを減らすことはできませんが、ショット以外の部分での無駄なことは減らせます。ショット以外の部分で「どんぐさい」感じを減らす。これは脱ビギナーになるだけでなく、スイングリズムも良くなるので、ミスショットを減らすことにもつながり、スコアアップにもつながるのです~。

 

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2017年05月15日超私的な考察 ずる賢いゴルフとはどんなゴルフなのか!? セカンド編その2 

一昨日、そして昨日は「神田祭」で、神田の至る所で神輿が練り歩いてました。そんな喧噪の最中、マーク金井は神輿を担ぐのではなく、キャディバッグを担いで薄暮9ホールをプレーしてきました。昨日はバッバ・ワトソンが契約しているボールメーカー、「ボルビック ビビッド」をテストしてきました。このボールは世界初のマット仕上げのカラーボール。初めて使いましたが、派手な色のおかげでボールのある場所がすぐに見つかります。

 

担ぎセルフの9ホールプレーに慣れてくると物足りなさはありません。乗用カートに乗って時よりも歩行距離が長いからです。加えて、担ぎセルフのメリットは、、、

 

 

ティショットを打つ→キャディバッグを担いで歩く→構えて打つ→ディボット跡を埋める→クラブを担いで歩く

 

担ぎセルフならばカート積んだクラブをに取りに行ったり、クラブを再びカートに戻す必要がないので、プレーのリズムも良くなるのです。

 

さて、今日のエントリーは「ずる賢いプレー術」の続きです。前回、セカンドショットの狙い方について書きましたが、今回はショットに対する考え方について超私的に書きたいと思います。

 

セカンドの残り距離が130ヤード以上の場合、ずる賢くショットを打つコツは2つあります。

 

 ひとつはダフり気味のショットでグリーンを狙う
 ひとつはトップ気味のショットでグリーンを狙う

 

ナイスショットを打つだけがゴルフではありません。今どきのやさしいクラブを使えば、ダフり気味でも、トップ気味でもナイスショットとそう変わらない距離が出ます。ただし

 

 トップ気味のショットはボールが低い

 ダフり気味のショットはボールが高い

 

 そしてどちらの場合もナイスショットした時よりはランが出る!!!!

 

アマチュアゴルファーの中には、とにかくナイスショットを打とうとしたがる人が少なからずいます。気持ちは分りますが、それではゴルフが難しくなることはあってもやさしくなることはありません。逆に、トップ気味でもいいとか、ダフり気味でもいいと考えてショットに臨むと、大きなミスショットが出づらくなります。また、結果オーライが出やすくなって、スコアメイクがしやすくなるのです。

 

そして、もうひとつ考えて、欲しいのが結果オーライが出やすい距離と、結果オーライが出づらい距離があること。トップのミスの方が結果オーライが出やすい距離と、ダフりのミスの方が結果オーライが出やすい距離があるのです。

 

 例えば、グリーン中央まで残り130ヤードと、100ヤードがあったとしましょう。多くのゴルファーは100ヤードの方がやさしいと思いがちですが、結果オーライが出やすい距離となると130ヤードです。なぜなら、、、

 

130ヤードと言う距離は、ナイスショットした時とトップのミスをした時とで距離がほとんど同じだからです。また、バンス角が大きいダフりのミスに強いクラブを使っていれば、ダフった時もちょうど130ヤードぐらい飛びます。対して、残り100ヤードの場合、カツーンとトップしたら130ヤードぐらい飛んでグリーンオーバーを避けられません。100ヤードの距離の方が、結果オーライは出る確率が下がるのです。

 

 ゴルフはミスのゲームです。

 

そしてゴルフで一番難しい距離はトップのミスが出た時に、大叩きにつながる距離です。具体的に言うと、アイアンショットが不安定な人の場合、100ヤード以内は油断禁物。トップしたらグリーンオーバーしますし、OBも出ます。100ヤード以内になると「ピンが狙える」と思いたくなりますが、実際はトップのミスが許されないデリケートな距離なんです。

ゴルフは100ヤード以内のショットの精度が大事だと言われてますが、100が切れない人や90が切れない人の場合、100ヤード以内でトップしてグリーンオーバーしている場合が少なからずあります。言い換えると、100ヤード以内ではトップを打たないことがスコアメイクに直結するのです。

 

では、どうすればトップのミスを減らせるのか?

 

ナイスショット(芯を喰う)を打とうとするのではなく、わざとダフり気味にヘッドを入れればいいんです。ダフり気味に打とうとして、ミスした時にナイスショット(芯を喰う)になるようなスイングをするのです。こうすれば、狙い通りにダフり気味に打っても距離が合いますし、ミスした時にナイスショットになってグリーンに乗ります。そして何より、一番避けたいトップのミスを減らせるのです。

 

 ずる賢いゴルフとは、ミスを想定してスイングをし、ミスした時にいい結果が出るようにプレーすることなんです~。

 

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2017年05月12日超私的な考察 ずる賢いゴルフとは、一体どんなゴルフなのか!? セカンド編

 

国内男子メジャー初戦、日本プロゴルフ選手権 カップヌードル杯の初日、8アンダーでトップに立ったのはベテランの谷口徹選手。10番からスタートするや、出だしで4連続バーディー。ハーフターン後も5番でバーディーからの、7番からは3連続バーディーでホールアウト。8バーディー、ノーボギーと完璧なプレーで、単独首位に立っています。

 

谷口選手は決してドライバーが飛ぶ方ではありませんが、ゲームメイクに長けており、かつパッティング巧者。ゲーム運びに長けているタイプのプレーヤーで、ベテランならではのずる賢いプレーができる選手です。2日目からもスコアを伸ばしてくると思いますが、ゴルフは4日間競技。他の選手もスコアを伸ばしてくることが予想されるので、天気に恵まれれば、優勝スコアは16アンダー以上になってくるでしょう。

 

コースセッティングによっても変わってきますが、プロトーナメントではアンダーパーを出さないと優勝争いはおろか予選通過もままなりません。日本プロも初日パープレーの選手は、42位タイです。なので、プレーの基本はパーを取ることだけでなく、バーディーやイーグルを取ることが求められます。誤解を恐れずに言うと、ツアープロのプレーというのは目標が「100を切る」「90を切る」「70台のスコアを出したい」というアマチュアには参考にならないと思います。

 

では、アマチュアゴルファーをどんなプレーを目指せばスコアアップできるのか?

 

前回のブログでも書きましたが、ナイスショットでスコアを作ろうとするのではなく、ミスショットでもスコアを出せるゴルフ、即ち、「ずる賢いゴルフ」をすることです。

 

ずる賢いというと、「セコい」とか「正々堂々とじゃない」という風に捕らえられがちですが、そうではありません。野球に例えるならば、球数投げて三振を取るのではなく、1球で内野ゴロを打たせてアウトを取るような省エネなピッチング。野球に例えるならば、ヒット1本でもバントと犠牲フライで1点取れるような緻密な戦略です。

 

前回はティショット編でしたので、今回はセカンドショット編です。パー4の場合、セカンドショットで求められることは確実にグリーンに乗せること、もしくはアプローチが打ちやすい場所にボールを運ぶことです。ピンに近いとか遠いとかは気にする必要はありません。難易度が高いコースを除けば、乗ればOK。乗った後のことはパターの仕事なので「ピンに寄せる」ことよりも「確実にグリーンに乗せること」です。

 

 では、どうすれば確実にグリーンに乗せることができるのか?

まず戦略的なことを言いますと、ピンに寄せることではなく、グリーンに乗せることをゴールにして下さい。乗った後はパターの仕事と考え、セカンドではグリーンにとにかく乗せることを仕事として考えるのです。

 

 では、どこを狙えば、確実にグリーンに乗せることができるのか?

 

セカンドショットが不安定な人、距離感が悪い人、左右のミスが出やすい人でも、そうでない人でも、確実にグリーンに乗せるコツはピンの位置に関係なく、グリーン真ん中を狙うのです。「なんだそんなことか~」とか「グリーン中央狙うなんて消極的」と思う人がいるかも知れませんが、グリーン中央を狙うことは、ピンを狙うよりも難しいし、勇気が求められるのです。

 

なぜなら、、、、

 

どのホールにもピンが立っているし、セカンド地点からグリーンを見れば、ピン位置が目に入るからです。

 

例えば、ピンがグリーン手前ぎりぎりに立っているとしましょう。この場合、ピンが見えれば、無意識の内に「手前に乗せたくなる」というのがゴルファーの性(さが)。その性(さが)に逆らってグリーン中央を狙うということは、わざとオーバーする距離を打つことになるのです。具体的に言うと、ピンが手前に立っているならば、10ヤード奥を狙うのです。

 

もしも、これが「ピンを狙うよりも簡単」だと思っている人は、ゴルフの本当の難しさに気づいてません。試していただけると分りますが、ピンをわざと狙わないというのは、ピンを狙うよりも勇気が求められるのです。なぜなら、ピン奥10ヤードを狙って、ピン奥10ヤードに乗ると、「なんかもったいないことをした」とか「ピンにぴったりの距離で打てば、バーディーチャンスだったのに」とかということが頭をよぎるからです。

 

 では、なぜわざとピンを狙わないのが、ずる賢いのか?

 

手前のピンを狙って、ぴったりの距離感で打てれば問題ありませんが、もしもショートしたらどうでしょう。手前のピンでショートすればグリーンに乗りません。乗らないだけでなく、バンカーやラフが待ち受けています。対して、10ヤード奥を狙った場合、ナイスショットした時は10メートルのパットが残りますが、少し打ち損じた時にベタピンになるのです。手前味噌ですが、マーク金井のベタピンの9割は結果オーライです(笑)

 

 

察しのいい人はお分かりでしょう。

 

セカンドショットにおけるずる賢いプレーとは、「ナイスショットを打った時よりも、ミスショットの時に良い結果が出る」ようにすること。いわゆる結果オーライが出やすいような戦略を立てることなのです。また、ピンが手前の時は、奥(グリーン中央)を狙った方がグリーンを広く使える分だけミスの許容範囲が広がり、2オンの確率を上げることもできます。

 

 

ゴルフはミスのゲームです。

 

バーディーではなく、パーを取る確率を上げるにはナイスショットではなく、ミスショットをした時の方がいい結果になるようにセカンドショットを打つ。結果オーライが出やすくプレーすることが、ずる賢いゴルフなのです~。

 

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