マーク金井blog

カテゴリー: 超私的な試打インプレッション

2017年12月10日超私的なインプレッション iPhonexを3日間使ってみて分ったこととは!?

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練習器具ミシュラン 番外編 三枝こころさん出演編 公開開始しました

ゴルフの竪琴の今後の入荷状況ですが、残念ながら不透明です。状況が分かり次第告知します。入荷時期がはっきりしないので予約受け付けておりません。ご容赦いただければとおもいます

(お問い合わせいただいても、申し訳ありませんがこちらも状況がわからないのでお答えできないのでご遠慮いただければ幸いです


12月もあっという間に、今日で約3分1経過してます。国内ツアーは男女とも終わり、来年の出場権をかけたQTも終わりました。ゴルフクラブに関してもほぼ新商品が出そろい、タイトリストの新商品「VG3」も正式発表がなされました。このVG3、発表前にお忍びで拝借することができたので試打をしてますが、かなりポテンシャルが高いです。

最大の特徴はクラウン(ヘッド上部)の構造で、ヒョウ柄(正確にはチータ柄)のように丸い(円と楕円)穴が至る所に空いてます。穴をたくさん空けることで軽量化を測り、その上に薄いカーボンを重ねて貼り合わせることで強度を確保しています。

タイトリストのWEBサイトより転載

クラウンの軽量化自体は多くのメーカーが採用していますが、このような穴あきクラウンはVG3が初めて。重量を軽くするだけならばカーボンクラウンの方が有利なことを考えると、穴を空けてでもチタンを採用したのには、きっと何か理由があるのでしょう。詳しいインプレッションは追ってアップしますが、試打した感じではクラブのバランスの取り方が良くて振り抜きやすく、低重心効果で低スピン弾道で飛ばせます。個人的にはVG3は2代目の出来がすごく良かったですが、それを上回る手応えがありました。

 

そして、手応えつながりで言えば、3日前に購入したiPhoneXも予想を上回る手応えを感じています。iPhoneは初代、4S、6Sに続き、iPhoneXで4台目です。4Sを2年、6Sを2年使ってますので、恐らく今回のiPhoneXも2年は使うつもりです。買い換えた理由は以下の3つ。

 

・経年劣化でバッテリーの持ちが悪い(特に冬場はすぐにバッテリーが減る)
・Androidスマホ(ハーフェイP10プラス)に比べて画面が美しくない
・Androidスマホ(ハーフェイP10プラス)に比べてカメラのパフォーマンスが低い

 

カメラの性能に関してはiPhoneが劣るというよりは、P10プラスが良すぎます。ゴルフクラブに例えるならば、P10プラスのカメラは最新のVG3、iPhone6Sのカメラはパーシモンドライバーぐらい違います。この違いがあるために、スマホを2台持ちするようになりましたし、カメラを持ち歩かなくなりました。カメラに関しては持ち歩かなくなっただけでなく、手持ちのカメラを半分以上断捨離しました(笑)

 

予約後、約3週間後に手にしたiPhoneXはこれっ。

色はシルバー(背面がホワイト)、メモリは256G。カメラのスペックをざっと紹介すると、、

 

12MP広角カメラと12MP望遠カメラ
広角:ƒ/1.8の開口部
望遠:ƒ/2.4の開口部
光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム
ポートレートモード
ポートレートライティング(ベータ版)
デュアル光学式手ぶれ補正
6枚構成のレンズ

 

スペック的にはP10プラスとほぼ同じですが、一目惚れしたのがポートレートモード。SoftBankショップで試したのですが、背景のボケ具合が絶妙。簡単な操作でライティングを変えられ、P10プラスには装着されていない望遠レンズが付いているのもgoodです。

 

では、実際に使ってみてどうなのか?

 

すでにFBやInstagramにiPhoneXで撮影した画像をアップしてますが、iPhone6Sに比べると格段に綺麗な写真が簡単に取れます。色目はやや濃く、デジカメの設定で言うところの標準とビビッドの中間ぐらい。テーブルフォトに関してはフルサイズのカメラとまでは言いませんが、APS-Cやマイクロフォーザーズのカメラと比較してもまったく引けを取りません。

 

背景のボケ具合もイメージ通りでgood。もちろん、カメラが良くなっただけでなく、有機ELになった画面もクリアで視認性が上がり、かつ画像の描写も格段に良くなっています。

 

使い勝手に関しては、今のところまだ慣れてません(笑)。ホームボタンが無くなったことで、基本操作がガラッと変わったからです。電源オフ、スクリーンショットの取り方、強制終了、アプリの切り替える方法は「あれっ」ってくらい感じが変わりました。

 

バッテリーの持ちに関しては、新品ということを差し引いてもiPhone6Sよりも良くなった感じがします。サイズはiPhone6sよりも少し大きくなりましたが、グローブサイズが25の人間にとっては、なんとか片手で持って片手打ちができます。

 

iPhoneXのお値段は15万円弱。アップル価格と言ってしまえばそれまですが、Androidスマホ(特にファーウェイ)に比べると、割高感があるのは否めません。しかしながら、デザイン、質感(特に細部の質感)はアップルならでは。高いか安いかと聞かれたら、即座に「高い」と答えますが、「高くても欲しい」とも即座に答えたくなる仕上がりです。

 

3日間しかiPhoneXを使ってませんが、スマホのカメラの進化はとどまることを知りません。余計なお世話ですが、カメラ業界の行く末が心配です~。

 

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よろしくお願いします


2017年11月09日超私的な試打インプレ ヤマハ RMX118ドライバー

YOUTUBEアナライズチャンネル 名物の生配信

マーク金井ここだけの話

11月13日21日からの配信決定

録画ありません。生でしかご覧いただけませんので是非!



国内男子ツアーも残すところ4戦。今週は三井住友VISA太平洋マスターズが開催されます。現在賞金ランクトップはアメリカのC・キム選手。2位が池田勇太選手、3位が宮里優作選手、4位に小平智選手が続いています。この4選手はすでに獲得賞金額が1億円を突破していますが、これからは高額賞金の試合が続きます。恐らく賞金王争いは、最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップまで持ち越されるでしょう。

 

 

VISA太平洋マスターズは何度も現地観戦していますが、大会会場となる太平洋御殿場コースは練習場エリアが充実しています。ドライビングレンジの後ろには観客席も完備され、出場選手のスイング、練習法をじっくりと観ることができます。

 

 

例えば、ドロー系の球を打つ選手とフェード系の球を打つ選手とではアドレスが違いますし、スイングの軌道も異なります。ドローとフェードの違いがちゃんと見えてくれば、それだけで自分のゴルフのスキルアップにつながるのです。現在予選落ちが続いている石川遼選手も出場しています。石川選手の練習風景をじっくりと観れば、何に問題を抱えているのか、何を修整しようとしているのかも窺い知ることができるかも知れません。

 

 

さて、昨日は約1ヶ月ぶりに赤羽薄暮プレーに行ってきました。10月は2度の台風直撃の影響で冠水してクローズの時期もありましたが、今はすっかり水も引いて通常プレーができます。赤羽は幸運にもグリーンまでは水没しなかったので、高麗芝のコンディションはすこぶる良好でした。

 

今回、筆下ろしで持っていたクラブはこれっ。

 

 ヤマハRMX118ドライバー!!!!!

 

 

装着シャフトはグラファイトデザインのツアーAD IZ-5のSです。RMX118はすでに何度か試打してますが、このIZ-5との組み合わせはまだ1発も打ってません。赤羽でデビューです。

ヘッドのスペックをざっと上げると、

ヘッド体積 445cm3
ヘッド重量 約197g(スリーブ込み)
表示ロフト角 9.5度
リアルロフト角 9.5度
フェース向き -1.5度
フェース厚 60mm
重心高 35mm
有効打点距離 25mm
低重心率 58.3%
重心深度 39mm
(数値はアナライズ計測)

 

118はアスリート向けだけあってヘッドはやや小ぶりですが、前作に比べるとやや面長フェースです。それでいて重心距離は35mmと長くなりません。スイートスポット位置はフェース中央よりもほんの少しヒール側にオフセットされています。数値的には捕まりを求めるスライサーよりも、左のミスを避けたいフッカー好みのドライバーだと言えるでしょう。

クラブのスペックをざっと上げると、

長さ 45.5インチ
重量 302.7g
バランス D1.5
振動数 256cpm
センターフレックス値 4.12

 

IZ-5は粘り感がある中調子。かつてのW50に近いフィーリングがあり、いい意味で遊びを感じるシャフト。しなり戻りのスピードはそれほど鋭くないので、タイミングが取りやすく、かつ左へのミスが出づらいタイプです。

 

では実際に打ってみてどうだったのか? いつものごとく、筆下ろしのクラブは練習で1発も打ちません。赤羽の10番ホールのティショットが最初の1発です。10番はフェアウェイが広いですが、右サイドはティからグリーンまでずっとOBラインが続き、左サイドはワンペナです。

 

 最近の持ち球はストレートから軽いフェードなので、ティアップして狙ったのはフェアウェイ左。軽く素振りをして振り抜いたら、狙い通りの軽いフェード弾道。フェアウェイ左サイドに着弾しました。弾道も狙い通り抑えが効いた中弾道でGOODです。

 

 

続いて13番もフェードを狙って打ったら狙い通りの軽いフェード、14番では捕まったストレート弾道、15番では強めのフックを打とうとしたら、ヒールに当たって引っかけました。左の池かと思ったら、左のラフに着弾。RMX118はフェースのバルジが非常に少ないため、ヒールに当たってもボールが左に飛び出しづらくなっています。引っかけのミスやヒールチーピンが出やすい人にとっては、この形状は非常にありがたいです。

 

16番では軽いドローをイメージして打ったら、これまたイメージ通りの軽いドロー。最終18番はカットスライスを狙って打ったらカットに入れすぎて強めのスライスになりました。

 

 

ドライバーを使ったのは6ホールでしたが、すべてのショットとも一番危険な逆球は出ません。コントロール性が非常に高く、かつルール適合ですがフェースの弾きが良くボール初速もしっかり出てます。そして何より、前作116に比べると捕まりが良く、インパクトでフェースにボールが乗っている感触が手に伝わります。コースに出た時、特にプレッシャーがかかるホールで打つ時には、フェースにボールが乗る感触があるドライバーの方がミスが出づらいし、狙った方向に打出しやすくなるのです。超私的なことを言わせてもらえば、RMX118はヤマハ史上一番完成度が高いドライバーと評したいです。

 

 

練習場と違い、コースで打つ1発目というは気合いが入りますし、ミスしたくないというプレッシャーがかかります。それだけに自分のスイングとの相性を如実に知ることもできるのです~。

 

 

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マーク金井が、世の中の様々な練習器具をインプレッションします 今回は手前味噌ですいません・・・ アナライズのイージーフレックスEF009ドライバーです

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2017年10月17日超私的な試打インプレ ピンG400 LS-TECドライバー

YOUTUBEのアナライズチャンネル

マーク金井の打たずにいられない 第3弾が公開されました

今回はUSTマミヤのATTASクールです

ぜひご覧ください


昨日はYouTube生放送「マーク金井のここだけの話」をオンエア。21時から60分間、喋りっぱなしですが、台本のたぐいは一切ありません。アシスタントのシンディとの打ち合わせもオンエア10分前に、3分ほど軽く打ち合わせるだけ。この生放送は、いわば落語と同じように進行し、冒頭の10分くらいがマクラ。その後にネタ(掘り下げたテーマ)を2つぐらい喋ります。昨日は、超私的にゴルファーを増やす方法、そしてゼクシオ10の特徴について喋りました。

 

 

ライブ放送にこだわっているのは、「聴けなかった人が悔しがるような話をしたい」という思いから。自分でハードルを上げてしまうのが好きな質(たち)なことに加え、ライブならば勢いで喋れることが少なからずあるからです。なので、お聴きになられた方も録画なんてヤボなことはなさらないでお願いします。

 

さて、今回は超私的な試打インプレです。クラブは先週の日本オープンで2位に入ったアマチュアの金谷拓実選手も使っているピンのG400LS-TEC(ロフト)10度。シャフトは純正カーボンのS(ALTA J CB)。つるやゴルフ神田駅前店で予約し、先週ようやく手に入れました。

 

G400には3つのヘッドがラインアップされていますが、今回チョイスしたLS-TECは3兄弟の中でもっとも重心が浅めで、かつ低重心。ロースピンが打ちやすいチューニングがなされています。LS-TECをあえて選んだのは、前作のGドライバーに比べると3兄弟とも総じて捕まりが良くなっているからです。ピンの記者発表、そしてピンが主催するラウンド試打会で3兄弟をじっくり打って、LS-TECに決めました。シャフトについては迷わず、純正のS(ALTA J CB)をチョイス。もちろんこちらも試打してから決めてます。

 

 

スペックをざっと上げると、

長さ 45.5インチ(ヒールエンド計測)
重さ 309.3g
バランス D2
振動数 249cpm
センターフレックス値 4.16
リアルロフト9.75度(表示ロフト10度)
フェース角 ー5.0度

 

フェース角が突出して開いてますが、これはヘッドの座りの問題。ヘッドをポンと地面に座らせると、ヘッドはフェースが開く方向にゴロンと転がるために、フェースがかなり開いてしまいます。なので、このタイプのドライバーの場合、ヘッドを少し浮かせてグリップすること、そしてグリップを先に決めてからアドレスするようにします。こうすればアドレス時にフェースが必要以上開きません。

 

 

赤羽のインコースで初打ちとなりましたが、10番ホールではイメージ通りの軽いフェード弾道。スピン量は多すぎず少なすぎず。続く13番と14番ではイメージ通りの軽いドロー弾道でフェアウェイをキープ。前作に比べるとG400は明らかに打感とインパクト音が改善され、芯を喰うと心地良い手応えが手に伝わります。スピン量に関してはLS-TECでもスピン不足になる感じはありません。吹き上がることもないので、ちょうどいい感じのスピン量。

 

15番では強いフックを打とうとしたら、引っかけてあわや左の池。池のすぐわきのラフに止まりました。前作同様、G400も重心距離は相当長そうです。強いフックを打とうとしたら慣性モーメントの大きさが裏目に出て、インパクト前にフェースが被ってしまいました。これまでのピンのドライバー同様、G400もドーンと直進性が高い弾道を打つのがやさしく、球を意図的に曲げるのは難しくかんじます。

 

続く、16番は曲がったのがほとんど分らないほどの軽いドロー。17番のパー3のティショットをダウンブローに打ち過ぎて頸椎を軽く炒めて痛めてしまい、G400LS-TECの試打はこれにて終了です。

 

ヘッド体積が445CCとサイズダウンされてますが、実際に打つと460CCのドライバーを打ったフィーリングしかありません。クルマに例えるならば、ホイールベースが非常に長く安定感が非常にあります。そして前作に比べると、右にスッポ抜けるミスが出づらくなっているので右へのミスを気にしないで振っていけるのが気に入りました。

 

LS-TECというネーミングがなされてますが、もしもG400が1種類しか出せなかったと仮定すれば、このLS-TECだけでも全然大丈夫なような気がします。2種類だせるならば、このLS-TECと一番捕まりがいいSF-TECでいいような気がします。そして3種類ならば、オリジナルのG400も加わった方がいいと、超私的に感じました。

 

 

ツアープロがこんなに直進性が高いドライバーを使うと、ますますプロとアマチュアのレベルの差が広がることはあっても狭まることはありません。ピンに限りませんが、進化したクラブというのは、アマチュアよりもプロの方が授かる恩恵が強いです~。

 

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2017年10月12日超私的な試打インプレ ゼクシオX(ゼクシオ10)ドライバー

昨日は紫CCあやめ36でプレーしてきました。天気も良く気温もグングン上がったので迷わず半ズボン。半袖シャツにアームカバーというスタイルで、10代目となるゼクシオをコースでじっくりと試打してきました。

 

ゼクシオは今回のモデルチェンジで10代目。ネーミングはギリシャ数字を使ってゼクシオX(10)です。ゼクシオは2000年のデビュー以来、発売から9代にわたって17年連続でシリーズ国内売り上げNO.1を継続しているお化けブランド。累計ではすでに1900万本以上売れているわけですから、単純計算すれば年間100万本以上売れています。同一モデルでここまで売れゴルフクラブは、ゼクシオだけです。

 

 

記者発表は先週行なわれたのでクラブはすでに見ています。ドライバーヘッドはカラーリングが代わり、鮮やかなブルー(Miyazakiモデルはブラック)。ホテルの室内で見た時よりも、太陽光の下、コースで見た時の方が高級感が漂っています。

 

 

ラウンド試打ですので、ドライバー、FW、UT、アイアン、ウエッジ、すべてゼクシオです。ちなみにパターはゼクシオではなくて、ダンロップが販売しているクリーブランドの新作モデルでした。

 

スタートホールのティショットで手にしたスペックは、ロフト10.5度でシャフトは純正のR(MP1000)。試打ラウンドでは自分が普段使っているスペックを最初に打つことはしません。ベーシックなスペックをチョイスし、そのスペックに見合ったヘッドスピードで打ちます。ボールはダンロップさんが用意して下さったゼクシオです。

 

アドレスすると、フックフェースなここと、クラウンの転写マークがややトウ寄りになっているのが分ります。そして前作に比べるとライ角がアップライト。左に飛びそうなイメージが強いので、フェアウェイ右サイドを狙って構えたら、、、、

 

 ボールは構えた方向(右サイド)に一直線!!!!!

 

スライス弾道ではなくストレート弾道で右のラフに。スピンの軸はまったく傾きません。捕まらないという感じはありませんが、見た目ほどは捕まらないです。次のホールでは意図的に左のフェアウェイを狙って打ったら狙い通りにフェアウェイ左サイド。前作に比べると、明らかに直進性が高い弾道が打ちやすく感じました。恐らく、モデルチェンジでヘッドの慣性モーメントが増大してるのでしょう。

 

試しに強いフックを打とうとしたら、自分のイメージの半分も曲がりませんでした。

 

そしてゼクシオならではなのが打球音。ヘッドスピードを上げて打たなくても(40m/s前後)、「カキーン」と澄んだ心地良い金属音でボールが力強く飛び出します。このいかにも飛びそうな音は、アマチュアゴルファーを大いにくすぐってくれ、かつ購入動機になるストロングポイントです。

 

試打して印象に一番強く残ったのは、やはり「軽さ」です。普段、305~315gのドラバーを振っている人間にとって、270gというのは相当な軽さです。素振りの時は軽いのビュンビュン振れますが、いざボールを打とうとする時はそれなりに神経を使います。普段よりも30g以上総重量が軽いと、トップからダウンの切り返しの時にクラブの重さを感じ取りづらい分だけ、タイミングが取りづらくなるからです。

 

ゼクシオの場合、新規顧客もさることながら従来モデルを使っている人の買い換え比率が非常に高いクラブです。9代目のゼクシオを使っているユーザーにとっては、これまでと同じような安心感がありつつ、モデルチェンジによって得られるメリットを求めています。そういう点では、ゼクシオ10はゼクシオ9(前作)を非常に強く意識して設計されている感じがします。純正シャフトは前作同様、手元側にもしなりのポイントがあり、そして前作よりも少し軽量化がなされています。ゼクシオ9のユーザーが違和感なく使えるように仕上がっています。

9ホールのラウンドでは、パー3を除くすべてのボールでゼクシオ10のドライバーを試打しました。シャフトは純正のR、SR、そしてSを試打しましたが、ヘッドとの相性を考えると、SRシャフトが一番バランスが良かった感じがしました。そして、強く感じたのは、ユーザーの高齢化にともないクラブ(ゼクシオ)も高齢化しているということ。2000年の初代ゼクシオも、今回のゼクシオ10も対象ユーザーは団塊世代です。団塊世代にとってゼクシオは、昔も今も、大いに期待に応えてくれるクラブです~。

 

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2017年10月03日超私的な記者発表インプレッション 10代目ゼクシオはどこがどう進化したのか!?

昨日は品川駅から京浜急行に乗って、生まれて初めて北品川駅で下車しました。向かった先は東京マリオットホテル。ダンロップの主力ブランド、ゼクシオの10代目の記者発表に参加してきました。

 

 

ゼクシオはモデルチェンジのサイクルが2年に1度。10代目ということは、18年以上続いているブランドです。そして、初代から9代目に至るまでずっと大ヒットを続けています。この18年間でゼクシオブランドのクラブは累計で1900万本を超え、単純計算すればゼクシオは年間100万本以上売れています。ゴルフクラブ業界では、「年間10万本売れたら大ヒット商品」ということを考えると、ゼクシオがいかに突出したお化けブランドなのかが分ります。

 

 

 

売れることが必然、大ヒットして当たり前という宿命を背負っているゼクシオですが、今回の10代目はどんな風に進化を遂げたのか?

 

 

10代目となるゼクシオのコンセプトは、、、

 

 

21世紀は、美しく飛ばそう。

 

なんとも壮大でムード満点のコピーです。美しいという形容詞を使っていることを裏読みしたくなりますが、そこはあえてやめておきます。続いて、クラブのコンセプトは、

 

 

「打ちやすさ」
「飛距離性能」
「爽快感」

 

ここでは少し具体的になってきました。形容詞だけではなくて、飛距離とやさしさをアピールしています。続いて、キャッチフレーズが、、、

 

 

飛びの”芯食い”体験

 芯を”高める”
 芯を”集める”

 

具体的に言うと、ヘッドの方では従来モデルよりもスイートエリアを広げたことをアピールし、シャフトの方では芯に当たりやすいシャフト(スイングの再現性が高くなるシャフト)を新たに開発したとメーカー側は謳っています。前作、9代目のゼクシオでもそうでしたが、ここにきてゼクシオはスイングに言及するようになっています。アマチュアの多くはミート率が悪い。そのミート率の悪さを解消できるシャフトを作ったそうです。

 

 

ちなみにヘッドの方は、今回のモデルチェンジで前作よりもスイートエリアを34%も拡大したとアナウンスしています。

 

記者発表の場では、10代目のゼクシオは終始、「芯」で捕らえることの重要性を説いています。時間が限られていることもあると思いますが、他の点についてはほとんど振れられていませんでした。

 

 では、実際の10代目のゼクシオはどんな風に進化したのか!?

 

まだ1発も打ってませんが、10代目のゼクシオは「芯」にこだわっただけでなく、ドライバーに関しては、もうひとつの点にもかなりこだわっていることをクラブが教えてくれました。

 

 それは捕まりです!!!!!!!!!!!!!!

 

従来モデルと比べると、以下の点が変わっています。

 

・ライ角がアップライトになっている
・フックフェースの度合いが強くなっている
・フェースのラウンドが減っている

 

 そして、そして転写マーク(クラウンマーク)の位置がフェースセンターではなくて、フェースのトウよりにわざとズラして配置されている!!!!!

 

5ミリくらいズレています!!!!!!

 

 

今発売中の月刊ゴルフダイジェスト11月号でもコメントしてますが、ドライバーで飛距離を伸ばすのに欠かせないのは、フェースが開かない状態でインパクトを迎えることです。いくら芯に当たっても、インパクトでフェースが開いていると(正確に言うと、ヘッド軌道に対してフェースが開くと)、インパクトでエネルギーロスが発生します。アマチュアの多くはプロに比べるとヘッドスピードの割には飛距離が出ないのは、芯に当たっていないことに加え、フェースが開いた状態で当たっているのが原因になっているのです。

 

これまでのゼクシオは捕まりが良いクラブでしたが、10代目になってさらに捕まりをアップするように作っているのが、クラブを見ただけで窺い知ることができました。

 

 では、なぜ転写マーク(クラウンマーク)はわざとトウ側にズラして配置しているのか?

 

これはアップライトになったライ角が影響しています。記者発表後、ダンロップのスタッフに「わざと転写マークをズラしていますよね?」と尋ねた所、あっさりと「その通りです」と。転写マークをトウ寄りにズラせた理由は、「少しトウ寄りで打ってもらいたい」という意図の表れです。ライ角がアップライトになると、どうしても打点がヒールに偏ります。それを防ぐ意味で、転写マークをわざとトウよりに少しズラし、ヒール打点になるのを防いでいるのです。

 

ゴルファーはクラブの見た目に少なからず影響を受けます。その影響を意図的に利用するために、10代目のゼクシオは転写マークの位置がわざとセンターではなくて、少しトウよりにズラすという裏技を用いているのです。

 

では、実際のつかまりはどうなのか?

 

来週火曜日、コースで10代目のゼクシオを試打します。コースで打って見てから試打インプレをアップ致します~。

 

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