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2019年11月10日超私的な考察 この45年間でゴルフクラブは本当に進化したのか!?

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朝晩がめっきり冷えてきました。関東エリアでも最低気温が10度を下回るところが増えてきています。軽井沢ではすでに人工スキー場がオープンしているとのことなので、足慣らしに行きたくてウズウズし始めています。

 

もちろんゴルフも今がベストシーズン。スタート直後こそ肌寒くなっていますが、数ホールもすれば半袖でプレーできます。ベントグリーン、高麗グリーンとも転がりがスムーズですし、ラフも夏場に比べるとそれほど厄介ではありません。この時期はベストスコアを出すのに条件は整っていますが、皆さん、ゴルフの調子はいかがでしょうか?

 

 

そしてこれからの時期は新製品が次々とゴルフショップに並びます。今年はピンの売れ行きが好調ですが、12月には大ヒットブランドのゼクシオが11代目のモデルをラインアップ。ゼクシオはリブランドがなされ、今回からゼクシオ11ゼクシオX(エックス)の2つのモデルがラインアップ。先週、神田のスタジオで両モデルをじっくりと試打しましが、ゼクシオ11は従来のゼクシオを踏襲したモノ作りがなされ、ゼクシオXに関しては、ゼクシオユーザーよりも若い世代(40~50代)を意識したモノ作りがなされていることを肌で感じ取れました。ドライバーに関しては、誰が打ってもこの2モデルの違いが感じ取れるでしょう。

 

 

さて、ゴルフクラブは1~2年毎に必ずモデルチェンジがなされていますが、昔からそうだったわけではありません。マーク金井がゴルフを始めたころ(昭和40年代)は、モデルチェンジは今ほど頻繁ではなく、クルマのモデルチェンジのサイクルと同じぐらいだったと記憶しています。モデルチェンジのサイクルが早くなったのは、ヘッド材質がメタル、そしてチタン、、、、そしてヘッドの大型化が進むようになってからです。

 

 

さて、このゴルフクラブの変遷。アナライズには45年前に主流だったパーシモンヘッドのドライバーから、最新モデルの460CCドライバーまであります。パターも50年前に主流だったL字から最新モデルのネオマレットもあります。アイアンも50年前に当たり前だったマッスルバックから最新モデルの大型キャビティまであります。当たり前ですが、昔のクラブと今どきのクラブを打ち比べると、明らかに、今どきのクラブの方が飛距離は出ます。飛距離性能に関して言えば、ゴルフクラブは劇的に進化しています。

 

 

 

その証拠にプロだけでなく、アマチュアの飛距離も劇的に伸びています。45年前と現在の飛距離を比較すると、、、、

 

 男子プロ
45年前 ドライバーの飛距離240~250ヤード、7番の飛距離150ヤード
現在  ドライバーの飛距離280~300ヤード、7番の飛距離170ヤード

 一般男性アマチュア
45年前 ドライバーの飛距離200~230ヤード 7番の飛距離130ヤード
現在  ドライバーの飛距離230~260ヤード 7番の飛距離150ヤード

 

 

距離で比較すると今どきの男性アマチュアの飛距離は45年前の男子プロの飛距離とほぼ同じです。これはクラブとボールの進化によるものなのはまぎれもない事実です。しかし、ことスコアメイクとなるとどうでしょう?

 

 

昔の男子プロと同じように飛ぶようになったゴルファーは劇的に増えていますが、昔の男子プロと同じぐらいのスコアを出せる人はほとんど増えてません。この45年間でシングルゴルファーが劇的に増えたという話は聞いたことがありませんし、未だに、ゴルフ雑誌のレッスン記事は「100切り」や「スライス解消」が非常に多いです。クラブは飛ぶようなったのに、、、、

 

 

 アマチュアゴルファーの腕前はこの45年間でほとんど変わっていないのです。

 

 

では、なぜゴルフクラブが飛ぶようになったのに、アマチュアゴルファーの腕前は劇的に向上しないのか?

 

 

今どきのクラブ、特にドライバーはヘッドの大型化によって慣性モーメントの数値が上がり、「飛んで曲がらない」ようになっています。これは物理的に証明されており、実際、プロが打つと「球を曲げるのが難しい」クラブになっています。

 

 

にも、関わらずアマチュアの多くは今どきの「飛んで曲がらない」ドライバーを使っても、ティショットでチョロしたり、OBや池ポチャをしてスコアを浪費しています。100が切れないゴルファー、90が切れないゴルファーを観察すると、ドライバーショットのミスが目立ちます。

 

 

 45年前よりも「飛んで曲がらないドライバー」を使っているのにも関わらず、アマチュアの多くはドライバーの致命的なミスが減っていません、、、、

 

超私的に言い換えるならば、、「飛んで曲がらないドライバー」というのはアマチュアのスコアメイクには貢献していないのかも知れないのです。

ドライバーはティショットで打つためのクラブですが、ティショットで本当に求められるのは飛距離よりも致命的なミスをしないこと。ドライバーが飛距離ではなく、致命的なミスが出づらいクラブを作るという方向に進化していれば、、、、ティショットでチョロ、OB、池ポチャをしでかす回数が減り、多くのアマチュアは100が切れ、90が切れるようになるはずです。

 

大事なことなので繰り返します。この45年間でゴルフクラブ、特にドライバーは飛距離性能が劇的に上がっています。そして飛距離性能が上がっているにも関わらず、アマチュアゴルファーのスコアは劇的に良くなっていません。

 

 

 スコアを求めるのか、飛距離を求めるのか?

 

 

ゴルフは物理であり、確率です。

 

 

超私的には、飛距離ではなくスコアを求めるという観点で、致命的なミスを減らせる設計すればスコアが良くなるドライバーを作ることは可能です。ルールに縛られなければバンパードライバーのように重心距離を極端に短くすれば確実にミスを減らせます。また、ルール適合でも「1発の飛び」「奇跡の1発」にこだわらなければ、ミスを減らせるドライバーを作れます。

 

ホームランではなく確実にセンター前のヒットが打てるドライバーこそが、アマチュアにとって進化したドライバーではないかと超私的に思ってます~。

 

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2019年11月07日超私的な考察 なぜアイアンクラブの番手にはロフト角が表記されないのか!?

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毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフの発売日。どちらも手元に届くやいなや表紙と目次に目をやりますが、今週号で真っ先に目に止ったのがこの記事です。

 

名器の予感がする2019ー2020モデル
見れば絶対欲しくなるNEW IRON BOOK
解説 堀越良和
週刊ゴルフダイジェスト11月19日号

 

 

綴じ込み付録仕立てで新作アイアンについて詳しくレビューがなされています。そしてゴルフ雑誌らしさを感じたのが、すべてのモデルでの番手別のロフト角が表記されていることです。これは非常に親切ですし、アイアンを選ぶ上で非常に役に立ちます。

 

 

ご存じのように、ドライバー、FW、UT、ウエッジには、ほぼすべてのモデルには、ロフト角が表記されています。ドライバーならば9.5度と10.5度という風に、FW、UT、ウエッジについてもクラブヘッドにはロフト角がちゃんと刻まれています。これらのクラブでロフト角が表記されていないモデルは非常に少ないです。

 

 

ところがアイアンとなるとどうでしょう。

 

 

この企画では主要メーカーの主力12モデルがラインアップされていますが、アイアンヘッドには番手表記はされていますがロフト角表記はなされていません。このアイアンの7番はロフト角何度なのかというのは、クラブを見ただけで分らないのが現状です。

 

 

今回、紹介された12モデルの7番のロフト角を調べてみると、

 

 

ダンロップ ゼクシオ11          28度
ダンロップ ゼクシオX          29度
オノフ KURO              32度
キャロウェイ エピックフォージドスター  26度
タイトリスト T300           29度
テーラーメイド P790          30.5度
PING G410               30度
ブリヂストン ツアーB JGR HF3    28度
PRGR ニューエッグフォージドアイアン  26度
ホンマ XP-1              28.5度
ミズノ ミズノプロ920          30度
ヤマハ RM120              31度

 

 

 

 12モデルの中で7番のロフトが一番少ないのが26度
 12モデルの中で7番のロフトが一番多いのが32度

 

 

同じ番手にも関わらず、ロフトの差は6度あります。一般的にはロフトが1度変わるとキャリーが3ヤード前後変わると言われてるので、ロフトが6度変わると18ヤード変わることになるのです。

 

 

アイアンの飛距離性能でもっとも影響が出るのはロフト角です。ただしロフト角が少なくなるほどボールが上がりづらくなりますし、スピン量も減ってくるのでグリーンに止まりづらくなります。9番アイアンよりも7番アイアンの方が飛ぶのはロフトが少ないからですし、9番よりも7番の方が落下後のランが増えるのもロフトが少ないからです。

 

 

前置きがかなり長くなりましたが、アイアンだけがロフト角を表記しないのは本当に不思議なことです。アイアンから派生したクラブであるウエッジにはこれでもかってぐらいロフト角が表記されていることを考えると、現状のゴルフクラブというのは、、

 

 

ウエッジは距離を打ち分けるクラブ
アイアンは飛距離を出すクラブ

 

 

という風にメーカーは捉えているのではないかと超私的に思っています。だからアイアンにはあえてロフト角を表記しない(したくない)のかも知れません。

 

 

 アイアンはウエッジと同じく距離を打ち分けるクラブなのか?
 それともアイアンはドライバーと同じく1ヤードでも遠くに飛ばすクラブなのか?

 

 

ゴルファーにとってアイアンはどんな役割のクラブなのかが、今、問われているような気もしています。ちなみにマーク金井は155ヤードを7番で打ちたいから、155ヤードを打ちやすいロフト角(30度)のmmアイアンを使っています。そして、アイアンもウエッジ同様、自分が何度のロフトを使っているのかをちゃんと把握したいので、mmアイアンmmウエッジ同様、すべての番手にロフト角を表記しています。

 

 

ゴルフは物理です。

 

アイアンはロフト角を減らした方が飛距離が出るのも物理現象です。

 

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2019年11月05日超私的な考察 なぜアマチュアの多くはハンドファーストの状態で打てないのか!?

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昨日はアナライズのセミナーデー。午前中はハンドファーストに打つノウハウをレクチャーする「ハンドファーストセミナー」。1時間の休憩を挟んで午後からはスイング作りに役立つフレループを使った「NEOフレループセミナー」を実施しました。セミナーのテーマは違いますが、どちらにも共通しているのは、目には見えづらいスイングの仕組みについて時間を割いて説明しています。

 

例えば、ハンドファーストセミナーに関してはハンドファーストの作り方ではなくて、インパクトがハンドファーストになってしまう打ち方についてレクチャーします。なぜなら、ほとんどのプロはハンドファーストで打とうと思って打ってません。スイングした結果として、インパクトがハンドファーストになっているからです。

 

 

さて、このハンドファーストの状態のインパクト。

 

50年前も今も、アマチュアの多くはハンドファーストのインパクトが作れてません。クラブがパーシモンからチタンに変わっても、ドライバーのシャフトがスチールからカーボンに変わっても、多くのアマチュアはハンドファーストとは逆の、ヘッドファーストな状態でインパクトを迎えています。そしてヘッドファーストの状態でインパクトを迎えているために、飛距離をロスし、方向性が不安定なショットに悩まされています。

 

 

 では、なぜ昔も今も、アマチュアの多くはハンドファーストの状態でインパクトを迎えることが出来ないのか?

 

最大の要因はグリップエンドが支点になってヘッドを振ってしまっていることにあります。

 

 

ボールを打つのはクラブヘッド。このヘッドをボールにぶつけようとした時、グリップエンドが支点になっていると、インパクトはハンドファーストになりません。インパクトでは左手首が甲側に折れ、ハンドファーストとは逆のヘッドファーストの状態になってしまいます。

 

 

アマチュアの多くがハンドファーストの形を作ろうと思っても作れないのは、意識するしないに関わらず、グリップエンドが支点になってヘッドを振り出していることにあるのです。

 

 

 では、どこをどう意識してスイングすればハンドファーストの状態でインパクトを迎えられるのか?

 

一番のポイントはグリップエンドを支点にしないことですが、そのためには求められる動作は、、、、

 

インパクトゾーンでヘッドを振るのではなく、クラブ全体を動かすこと。誤解を恐れずに言えば、グリップエンドとヘッドが同じ速度で動けばグリップエンドは支点にならず、ハンドファーストの状態でインパクトを迎えることができます。

 

 

 ただし、グリップエンドとヘッドが同じ速度で動いても、グリップエンドが動く方向が間違っていると、、、、シャンクが出ます。

 

 グリップエンドが飛球線方向に真っ直ぐ出るとシャンクが出ます。

 

 

グリップエンドは骨盤の開きとともに、体の左側に抜けてくるようになればクラブヘッドは外力(遠心力)によって円運動になりシャンクは出ません。フェースが前を向いた状態(スクエアな状態)でボールを捕らえることができます。

 

 

このグリップエンドが抜ける方向についてはYouTubeで近々アップ致します。大事なことなので繰り返しますが、グリップエンドが支点になるスイングになっていると、インパクトでハンドファーストの状態を作ろうと思っていてもハンドファーストでボールを捕らえることは極めて困難です。そして、グリップエンドが抜ける方向が間違っていると、ハンドファーストを意識してスイングするとシャンクが出やすいスイングになるので、くれぐれも注意して下さい~。

 

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大手ゴルフメーカーも認めるカウンターウエイトの効果!

シャフトスタビライザー

よろしくおねがいします。


2019年10月29日超私的な考察 ツアー通算82勝 タイガー・ウッズに学ぶ上がり3ホールの回り方!!

マーク金井チャンネル 新しいセミナー動画公開しています

切り返すなという・・『切り返しセミナー』

 


国内で初の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」は初日にトップに出たタイガー・ウッズが4日間トップを維持し、19アンダーで初代チャンピオンに輝きました。タイガーはこれでツアー通算82勝となり、サム・スニードがもつ最多勝の記録に並びましたが、恐らく2020年には最多勝の記録を更新するでしょう。

ZOZOチャンピオンシップには初日の午前中だけ現地観戦しましたが、現地に到着するなり、まず目に入ったのがタイガーの池ポチャ。初日、タイガーは10番ホールからのスタートでしたが、なんとティショットはワンバウンドして池に入れボギー発進、そこから11番でもボギー、12番はグリーン手前に2オンしたもののファーストパットを3mほどオーバー。返しを外してしまいこのホールもボギー。3連続ボギーを叩いたのを目の前で見た時は正直、「今週、タイガーは優勝争いは絡めない、、、」と思い、習志野CCを後ににしたのですが、、

 

初日を終わってみれば6アンダーでタイガーはトップに立っています。3ボギーを叩いた後、9バーディーを奪っているのです。タイガーは2日目以降も安定したプレーでスコアを確実に伸し、サスペンデットで順延された月曜日のプレーでもスコアを伸し、終わってみればトップを一度も明け渡すことなく勝利を手にしています。

 

 

さて、このタイガーのプレー。

 

 

72ホールのプレーで8つのボギーがありますが、上がり3ホールのボギーはひとつはありません。上がり3ホールのスコア(初日は7~9番、2日目以降は16~18番)は、

 

 

初日は○ー○(2アンダー)
2日目はー○○(2アンダー)
3日目はーーー(イーブン)
4日目はーー○(1アンダー)

 

4日間、上がり3ホールでのスコアが7アンダーで、ボギーはひとつもありません。「終わり良ければすべてよし」ではありませんが、上がり3ホールでの安定感は流石です。

 

そして、流石タイガーだと思ったのが月曜日のラウンドの上がり3ホールのプレーぶり。2位の松山英樹選手との差は2ストローク。絶対にボギーを叩けない曲面で、絶対にボギーを叩かないプレーぶりは我々アマチュアにも大いに参考になります。テレビでご覧になった方も多いと思いますが、上がり3ホールでタイガーの戦略は、、、、

 

  • ティショットは距離よりもフェアウェイキープ
  • グリーンを狙うショットはピンではなくてグリーン中央
  • パー5で2オンを狙う時はショートサイドではなく広いサイドに

 

 

 16番のティショットはわざとピンを狙ってませんでしたし、17番でもピンではなくグリーン中央狙い。18番のセカンドは刻むと思いきや、FWで2オン狙い。ただし左奥のバンカーではなくて、オーバーしないように打って右手前のバンカー。3打目のバンカーはアップヒルでエッジからピンまでは20ヤード以上。これを安全にピン手前3mに乗せて3オン。3パットしても勝てる局面を作って、ワンパットで沈めてバーディフィニッシュ。

 

 

米ツアーで勝つには1ヤード刻みの距離感が必要、ショートサイドに打つことが求められます。しかしながら、ボギーを打たないという曲面においてはそんなことをしているわけではありません。最終日、タイガーの上がり3ホールのプレーを見ていると、ピンではなく、とにかくセーフティーなエリアにボールを運び、そしてパッティングにおいてもシビアなラインが残らない場所にボールを運んでいました。このボギーを絶対に叩かないプレーぶりは、我々アマチュアにとってコースマネジメント、コース攻略のお手本です。

 

 

セーフティーな場所に打つというのは、ピンを狙ってプレーするのと比べると、面白いゴルフにはなりません。ナイスショットを打ってもピンのそばにボールが止らないというのはバーディーチャンスにならないのも事実です。

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

タイガーといえば、どんな場所からでも果敢にピンをダイレクトに狙ってバーディーを取りまくるというイメージがあります。しかしながら、勝てる場面においてはこれでもかてぐらいセーフティーなプレーで確実に勝利を手にしています。3日目終えて3打差をキープしていると勝率10割なのは、リスキーなショットを打たないからなせる技ではないかと超私的に思っています。

 

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2019年10月27日超私的な考察 渋野日向子も使う、超軟シャフトはどんな練習効果があるのか!?

昨日は神田のスタジオアナライズセミナーを開催しました。前半はゴルフスイングを構成するのに必要不可欠な遠心力を体感してもらう「遠心力セミナー」、1時間の休憩を挟んだ後半はゴルフスイングでもっともデリケートな動作である切り返しをレクチャーする「切り返しセミナー」。どちらにも共通していることは、外力(遠心力)をいかに感じ取り、腕とクラブに張力が発生した状態でスイングすることの大事さをこれでもかってぐらいレクチャーしています。

 

遠心力セミナーでは、ひもの先にゴルフボールが二個ついた器具をグルグルを回してもらいます。グルグル回すことで遠心力が発生しまし、遠心力によって張力が発生することでひもがピンと張ることを体感してもらいます。

 

重りが付いたひもをグルグル回す。

これをやると何によって遠心力が発生するのか
遠心力を発生させるために何をやっているのか
張力(ひもがピンと張る)は何故か?

 

 

ひもをグルグル回すことで誰でも簡単に遠心力を感じ、張力が発生している状態を作れます。しかしながら、これを言語化できる人はそう多くありません。言語化にこだわるのは、言語化できないとゴルフスイングに遠心力を発生させること、張力を発生させることに転嫁できないからです。

 

 

ひもをグルグル回してもらった次にやるのは、渋野日向子プロも練習で使っている超軟らかシャフトが装着したドライバーでスイングしてもらいます。渋野プロはアイアンに超軟らかシャフトを使ってますが、遠心力セミナーでは超軟らかシャフトを装着したドライバーを振ってもらいます。

 

この超軟らかシャフト。

通常のシャフトよりも軟らかい分だけシャフトのしなりを感じ取れ、シャフトの挙動をつかみやすいメリットがあります。そして、そして、もうひとつのメリット、それは、、、

渋野日向子プロが使うフジクラ MCIプラクティスアイアン

 

 極端に軟らかいシャフトというのは、張力が発生した状態でスイングしていないとヘッドの挙動がコントロールできないのです!!!!

 

 

 

説明するまでもありませんが、極端に軟らかいシャフトというののは余計な負荷を加えてしまうとグニャグニャ動き、シャフトが暴れたような感じになります。その一方で、シャフトに張力が発生した状態でスイングすると、重りのついたひもをグルグル回した時と同じように「ピンと張った状態」になります。言い換えると、極端に軟らかいシャフトを使ってスイングした方が、遠心力(張力)を使ったスイングになっているのかを正しく判断できますし、遠心力(張力)を使ったスイングを習得するのにも役立つのです。

 

 超軟らかシャフトは、ゆったり振る感覚、切り返しで力まない感覚、シャフトのしなり戻りを利用する感覚を養うのに役立ち、そして、遠心力(張力)を使ってスイングする感覚を養うのにも役立つのです。

 

 

超軟らかシャフトをゆっくり振ればシャフトの挙動(しなり)が分かり、鋭く速く振る練習をすれば遠心力(張力)を使ってスイングできているかどうかが分るのです。

 

 

ゴルフは物理です。

 

 

遠心力、外力、張力を上手く発生させることができると、ヘッドスピードが効率良く上がるだけでなく、ヘッドの軌道が安定し、オンプレーンで振れるようにもなるのです。道具が変わればスイングが変わります。プロのように遠心力(張力)が発生した状態でクラブを振る感覚を養いたいのならば、硬いシャフトを振るよりも超軟らかシャフトを振ることを強くお勧め致します~。

 

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