マーク金井blog

2018年06月10日超私的な提案 アイアン、アプローチの距離感を良くするために本当に必要な練習とは!?

YouTubeのアナライズチャンネルで
6月11日21時にマーク金井のここだけの話 生配信します


今週は、火曜日に赤羽ゴルフ倶楽部で早朝9ホール、水曜日は川奈ゴルフコース(静岡県)で9ホール、そして金曜日は千葉カントリークラブ梅郷コースで18ホールプレー。いずれも使ったクラブは異なり、特に、金曜日は普段とはまったく違うスペックのクラブでプレー。異なったコースで、異なったクラブを使ってゴルフしてました。

 

こういう事を書くと、「クラブがしょちゅう変えたら、ゴルフが難しくなるんじゃないですか?」とか「しょっちゅう違うクラブでプレーしたら、スイングが変になるんじゃないですか?」と質問攻めされます。また、「クラブが変ったら、距離感が合わなくなるんじゃないですか?」とも。

 

確かに同じクラブを使うのに比べれば、違うクラブを使った方がスイングに少なからず影響が出ます。アイアンやアプローチの距離感に関しても少なからず影響が出ます。

 

その半面、同じクラブを使っていても、いつも同じスイングができるわけではありませんし、同じクラブを使っていても、いつも距離感が良いわけでもありません。エースクラブでもミスショットはしょっしゅう出ますし、エースクラブを使っても距離感がいまひとつ合わないなんてことはしょっちゅです。実際、スコアに関しても、使い慣れたクラブの時と、使い慣れていないクラブの時とでは、そんなに大きくスコアは変りません。一昨日金曜日のラウンドでは、ひさしぶりの18ホールで、久しぶりに4つバーディーが取れましたし、距離感のミスも普段より少なかったぐらいです。4つのバーディーの内、2つはOKの距離でした。

 

アイアン、アプローチの距離感に関しては、クラブよりも目の錯覚の方が大きいと超私的に思っています。レーザー式距離測定器「ブッシュネル」を使うようになってから、目の錯覚が生じなくなりました。「ブッシュネル」のおかげで、ミスショットした時以外は、距離感のミスは劇的に減っています。超私的なことを言わせてもらうならば、距離感を良くするコツは、、

 

目で見た距離と実際の距離のズレを減らすこと
 自分がイメージした距離と、実際に打った距離の距離のズレを減らすこと

 

距離感というと「勘」という言葉が出てきます。確かにその通りで、距離感が良い人ほど「勘」が鋭いです。

 

では、「勘」とは持って生まれたものなのか?

 

生まれつき「勘」鋭い人もいるとは思いますが、「勘」は磨けるものだと思います。ゴルフの距離感については、正しい練習を繰り返せば、距離感の「勘」が鋭くなってきます。

 

 

では、どんな練習を重ねれば距離感の「勘」を磨けるのか?

 

 

まずは自分の眼で見た距離と、実際の距離のすり合わせです。最近はGPS距離測定器、レーザー距離測定器を使ってプレーする人が増えてますが、いきなり機器で距離を調べるのは好ましくありません。例えば、セカンド地点からピンまでの距離を調べる場合、まずは自分の感覚で「あと98ヤードかな?」と見当を付け、それから計測器を使って実際の距離を調べる。これを繰り返すことで、距離感という感覚を身体に染みこませることができます。また、どんな状況な時に、目で見て感じる距離と実際の距離との間にズレが生じやすいかも分ってきます。個人差もありますが、

 

 逆光
 グリーン奥の景色
 打ち上げ、打ち下ろし
 フォロー風、アゲンスト風
 バンカー越え、池越え、
 グリーンが極端に大きい、極端に小さい
 グリーンが極端な横長、極端な縦長

 

 

こういう時は目の錯覚が生じやすくなる傾向があります。言い換えると、コース設計家は「目の錯覚」がわざと生じやすくなるようにコースをデザインし、ハザード(障害物)や借景を利用しているのです。

 

次に、距離感の「勘」を磨くために必要な練習は、自分がイメージした距離を打つことに集中すること。例えば、100ヤード打つならば、100ヤードを明確にイメージしてスイングする。言葉にすると簡単ですが、実はこれが難しい。100ヤード打つつもりでも、「ショートしたくなと思えばインパクトにパンチが入り」、「オーバーしたくないと思えばインパクト緩む」ということになるからです。スイング中に余計なことをするのがゴルファーの性(さが)と言ってしまえばそれまですが、練習でこの性(さが)を封印することが大事です。

 

ちなみに100ヤード打つということの前段階としては、練習で「どのクラブで、どれだけ振ったらどれだけ飛ぶ」のかを知っておくこと。コースに出た時は、「100ヤード打つつもりでスイングした時、実際は何ヤード飛んだのか」をフィードバックする習慣を作って下さい。100ヤード打つつもりでスイングしたのに90ヤードしか飛ばなかったとか、100ヤード打つつもりでスイングしたのに110ヤード飛んでしまった場合、それは何が原因だったのかを探ることも重要です。

 

例えば、PWで100ヤード打つつもりでスイングした時に90ヤードしか飛ばない場合、
PWでもっとしっかり振るのもアリですが、クラブを9番に変える方法もアリです。超私的なことを言わせてもらえば、自分で100ヤード打つつもりでスイングした時、100ヤードちょうど飛んでくれるクラブを使った方が、距離感の「勘」が良くなってきます。

 

距離感の「勘」を磨くには練習場よりもコースでのラウンド、コースでのアプローチ練習場が適した場所です。なぜなら、練習場のボールと、実際にコースでプレーするボールトではインパクト時の打感、そしてボールが飛ぶ距離にギャップがあるからです。一般的には、練習場のボールは実際にコースでプレーするボールよりも1割程度飛びません。このため、練習場の100ヤードの看板までの距離は、実測90ヤード前後ということが多いからです~。

 

(▼▼)b


フレループは↓こちらで買えます


カテゴリー コースマネジメント、ラウンドにて思う, 超私的な提案

コメントは受け付けていません。