マーク金井blog

2020年01月22日超私的な試打前インプレッション ピンG710アイアン

2月のアナライズセミナー 募集開始しました。


昨日火曜日、ピンの記者発表に行ってきました。場所は秋葉原のベルサール秋葉原。アナライズの神田スタジオから歩いていける距離なので、お昼に駅前で親子丼をいただいてから徒歩で向いました。

 

受付は13時30分で記者発表は14時から。13時35分に会場に到着したにも関わらず、すでに会場はおおよそ埋まっています。これまでのピンの記者発表に比べると会場が広くなっているにも関わらず、、、、とにかく人の数、そして動画のカメラの数が尋常じゃないくらい多いのです。

 

 

今回の記者発表でお披露目されたのはG700アイアンの後継機種とパターの新しいブランド、HEPPLER(ヘプラー)。ドライバーや主力アイアンは今回見送られているにも関わらず、人とカメラが多いのは、、、、

 

ピンの契約選手である渋野日向子プロ鈴木愛プロがスペシャルゲストとして招かれていたのです。渋野効果は絶大で、ゴルフクラブの記者発表にも関わらず、ゴルフ以外のメディアの方々も多く来られてたわけです。ちなみにG710は男性向けアイアンなのにも関わらず、男性契約選手はひとりも記者発表の場にはいませんでした。

 

 

今回お披露目されたG710アイアンですが、キャッチコピーは

 

飛び系なのに、ズルい。

 

 

売れてるメーカーだけに、キャッチコピーも攻めています。「ズルい」という言葉はポジティブかネガティブに分けたら、恐らくネガティブなワードに属するでしょう。あえてネガティブなワードを選んだことにメーカーの余裕を鑑みることができますが、何がズルいかというと、

 

 飛んで上がる
 飛ぶのにやさしい(ミスに強い)

 

からだそうです。ヘッドは前作G710と同じく中空構造。フェース面にマレージングの新素材を採用することで反発を向上させ、かつ前作比で慣性モーメントの数値を約5%向上。5%という数値が何ともピンらしい数値なのはさておき、G710がピン史上、最大のMOI(慣性モーメント)を実現しているそうです。

 

 

そして何より、飛びに直結しているのがロフト設定。

 

 

7番のロフトは28度。

 

 

これまたピン史上、もっともストロングロフト設計だと思いますが。その点についてはプレスリリースでは触れられていませんでした。ちなみに5番のロフトは21.5度、6番が24.5度、8番が32度、9番が37.5度、PWは43度の設定。下の番手になるほどロフトピッチが広がってしまうのは、7番のロフトを28度に設定したことが少なからず影響しているものと思われます。

 

 

実際にクラブを手にとってみてまず目に入るのはヘッドの色。ピンでは恐らく初めての、つや消しブラックヘッド。なぜ黒にしたのかもプレスリリースには書かれてませんが、精悍な感じで、かつ引き締まって見えます。超私的にはピンならではを感じたのは、ヘッドの大きさに応じて、ちゃんとグースネック設計がなされていること。そして、7番でもバンス角が6度と大きめで、ダフりのミスに強く、ダウンブローに打っていきやすいクラブ作りがなされていることです。

 

 

対して、ピンらしくないと感じたのは純正シャフトのセレクション。純正カーボンのシャフト重量は43グラムと非常に軽いですし、純正スチールはゼロス6、ゼロス7、そして950GH・NEO。スチールのラインアップも軽量スチールのみです(特注で他のシャフトも選べます)。

 

 

ロフトの設定とシャフトの設定を見る限り、超私的なことを言わせてもらうならばピンG710アイアンの対象ユーザーとなるのは、、、、

 

 段階の世代!!!!!。

 

もしくはアイアンの飛距離が落ちてきた50歳以上のシニアゴルファーではないかと思います。もちろんプレスリリースにはG710はシニア向けなんてことはひと言も書かれておりません。シニア向けというフレーズを意図的に入れてないのは大人の事情なんだと思いますが、ゴルフクラブには対象ユーザーというのがあります。ピンはものづくりにこだわりがあるメーカーなことを考えると、対象ユーザーを入れてないのはちょっともったいないと思います~。

 

(▼▼)b


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