金曜日は薄暮で9ホール、土曜日は早朝で9ホール。どちらも赤羽ゴルフクラブにて担ぎセルフでプレーしてきました。両日ともドライバーは短尺スチールシャフトが装着されており、総重量は約365グラム。これは市販の男性用ドライバーよりも約70~80グラムほど重く、PGAのツアー選手が使っているドライバーよりも40グラムほど重いです。
さて、この短尺スチールドライバー。
4月1日に発売されたゴルフ雑誌「チョイス」にも紹介させていただきましたが、長さは43.5インチ(60度計測法)しか有りません。今どきのドライバーよりも2インチ短く、今どきの3Wよりもほんの少しだけ長いだけです。
ちなみにバランス(スイングウエート)はC4.5ぐらいで、市販ドライバーと比べるとバランスはかなり軽めです。ちなみにヘッド重量は198グラムほど。マーク金井が使っている短尺スチールドライバーは市販ドライバーよりも、、、、
総重量は重いけれど、バランス(スイングウエート)はかなり軽いのです。
加えて、もうひとつタネと仕掛けがあって、マーク金井がセッティングしている短尺スチールドライバーは、ヘビーグリップが装着されています。これにより、300グラム未満の軽量ドライバー(軽量シャフトが装着されたドライバー)よりもバランスポイント(重心点)が手元側に位置しているのです。
ゴルフクラブを乱暴に例えるならば棒振りの棒です。
そして、棒振りの棒には以下の4つのタイプがあるのです。
総重量が軽く、振った時にも軽く感じる棒(今どきの軽量ドライバー)
総重量は軽く、振った時には重く感じる棒
総重量は重く、振った時には軽く感じる棒(マーク金井の短尺スチールドライバー)
総重量は重く、振った時に感じる棒
まずは棒には4つのタイプがあることを知っておいて下さい。そして、今どきの軽量シャフト、軽量グリップが装着されたドライバーというのは、総重量が軽くて、振った時には重く感じる棒が非常に多いのです。対して、マーク金井がセッティングしている短尺スチールドライバーは総重量が重くて、振った時に軽く感じる棒に仕上がっています。
振った時に重く感じるか軽く感じるかの違いに影響するのは、バランスポイント(重心点)にあるのではなかいと超私的に思っています。そして、棒を効率良く振り回す上で、こだわらなくてはならないのは総重量とバランスポイントの兼ね合いではないかと超私的に思っています。
今どきの軽量ドライバーは総重量を軽くするためにシャフトとグリップをかなり軽くしていますが、この2つのパーツを軽くするとバランスポイントはヘッド側に偏ってくるのを避けられません。
例えば、軽量シャフトに軽量グリップを装着した場合、ヘッドを除く重さは80gを下回ります。
対して、マーク金井が使う軽量スチールシャフトとヘビーグリップを装着した場合、
ヘッドを除く重さは170gを上回ります。これは前者(軽量シャフト、軽量グリップ)よりも2倍以上重いのです。ここまで重さが異なれば、重心点の位置は明らかに変わり、棒としての振り心地も劇的に変わってくるのです。
本当に振りやすい棒を作るのであれば、シャフトやグリップを軽くすることよりも、シャフトやグリップは軽くせず、ヘッドだけを軽くした方が合理的かつ人間工学的にも理に叶っています。しかしながら、意図的にヘッドを軽く設計したゴルフクラブというのは、今のところ市場にはほとんど出回ってません。
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