マーク金井blog

2023年04月26日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 【メッキの禿げたウェッジ】

買わずにいられなかったり、打たずにいられなかったりする人を見ると、この人は相当「新しいモノ好き」だな、「飽きっぽい」人? などと思ってしまう。実は、マーク金井もそうなんじゃないかな? とちょっと思っていた時期がある(笑)

 

でも、この間、マークさんが「このウェッジの写真撮ってぇ!」と嬉しそうにマイクラブ
を持ってきたのを見て、あぁこの人ってここに辿り着くために“人間試打マシン”やってい
たんだな、と思ったので、今日はそのコトについて書いてみたい。

 

マークさんが写真撮って!と持ってきたのはソールのメッキが薄くなってきているMMウ
ェッジの54°である。毎日のように早朝や薄暮プレーをしていると、ウェッジのソールは2年でこうなるのである。

 

皆さんもお気づきだと思うが、ゴルフの場合、ここまで同じ道具を使い続けることは意外
に難しい。なぜなら、次々に魅惑的なニューモデルが発売され、今度のもいいぞ!という
情報が常に耳に入ってくるからだ。

 

 

打たずにいられない!買わずにいられない!性分で、常に新製品の試打もしている“業界人”ならなおさらだ。ワンモデルをメッキが禿げるまで使い続けるコトは、誘惑が多すぎて相当難しいはず。ところがマークさんは、ここ数年同じウェッジ、アイアンを使い続けることができている。

 

 

これはなぜか? 

 

 

 

それは、今使っているアイアン、ウェッジが「自分の理想を反映させて作ったオリジナル
モデル」だからだ。人間試打マシンを標榜し、数千本、数万本のクラブやシャフトを打ちまくり、新品・中古の区別なくクラブを買いまくったことは、結果として理想の道具像を明確化するための経験値となった。オリジナルクラブを開発するために、長期にわたってデータ集めしていたといえる。

 

 

そして、満を持して理想と思えるマイクラブを作った。どんな新製品や名器と呼ばれるクラブを打っても、自分がいいと思って作った道具の方が「使いやすい」。そう思えるからこそ、メッキが禿げてきたマイウェッジのソールを誇りたくなるのだろう。

 

 

当然だが、そこまでこだわり抜き、気に入って使っているオリジナルのMMアイアン、MMウェッジは、2年おきに「NEW!」が登場するようなモノではない。同じ仕様のモノを何も変えずに長く売っていく。ソールやフェースの溝が摩耗したら、いつでも同じヘッドが手に入る。そういう売り方をしたいとマークさんはいう。

 

 

クラブのエイジング、使い込んで変化していく様(さま)を愉しめるのは、気に入ったゴ
ルフ道具にたどり着いた証しである。

 

 

勘違いしてほしくないが、そこまで気に入った道具を使っていても、ゴルフには調子がい
い日、悪い日がある。そして、調子が悪い原因を「道具のせい」にしなくなってからが、
本当のゴルフであると思う。

 

 

新製品に目移りしているうちは、まだまだ試打が足りない。浪費が足りない。とことんま
でやってこそ、自分なりの「これでいい」「これがいい」が見えてくる。ゴルフ道具が新
しい、古いではないことがわかってくるのだ。

(書き手/高梨祥明)

 

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