マーク金井blog

カテゴリー: コースマネジメント、ラウンドにて思う

2015年02月27日ユーティリティクラブは何本揃えるのが正解なのか?

昨日は17時からゴルフ竪琴、インターネットでの通信販売を再開しました。お陰様で1時間ほどで完売となりましたが、次回も来週発売を予定しております。ご購入できなかったお客様、今しばらくお時間いただけますと幸いです。

 

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そして、昨日から弊社オリジナルユーティリティ、「マジックマリガンUT」のカーボン仕様も発売を開始しました。すでに軽量スチール(NS950)が装着されたモデルは販売してましたが、弊社UT70が装着されています。ヘッドはオーソドックスなUTらしい形状ですが、バンスソールにすることですくい打ちになりづらく、ダフってもソールが滑るので飛距離が落ちづらくなっています。シャフトは70gのカーボン。市販ユーティリティに比べると10~20g重いシャフトを装着してます。ユーティリティは飛ばすだけのクラブではありません。スイングの安定、そして他のクラブとの重量マッチングを考えた結果、カーボン純正シャフトは70g台にしました。

 

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写真をクリック!

 

 

ロフトは18度、21度、24度ラインアップしてます。18度は2~3番アイアンの飛距離、、21度は3~4番アイアンの飛距離、そして24度は4~5番アイアンの飛距離が出るように設計してます。ちなみにマーク金井の飛距離はキャリーで、

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18度は200~210ヤード
21度は195ヤード前後
24度は185ヤード前後

 

さて、このユーティリティ。ユーティリティ選びでよく質問を受けるのが、

 

何本入れたらいいのか?
何度と何度をバッグに入れればいいのか?

 

この2つですが、どちらの回答も同じです。ユーティリティを使う理由、ユーティリティの本当の役割は、ロングアイアンの代わりのクラブ。なので、ロングアイアンを何本抜いたかで、ユーティリティを入れる本数(ロフト)が変わります。具体的に言うと、

 

アイアンが4番からならば、ユーティリティで必要なのは18~20度を1本
アイアンが5番からならば、ユーティリティで必要なのは18度と21度の2本
アイアンが6番からならば、ユーティリティで必要なのは18度、21度と24度

 

というのが目安です。ただし、これはあくまで目安。マーク金井はクラブの本数を減らしてプレーしていることが多いので、普段はユーティリティは1本だけ。ロフト21度だけを入れています。21度があれば200y前後打てますし、2打目で200y前後打てれば、大抵のコースで困ることがないからです。

 

次に考えたいのがコースでのシチュエーション。パー3やパー4のティショットでユーティリティを多用するならば18度がお勧めです。ロフトが少ない方が弾道が低く、落下後のランが期待できます。ただし、ヘッドスピードが遅い人の場合、18度だとボールが上がりづらくなります。18度のロフトでボールを上げたいならば、ユーティリティよりもFWをチョイスした方がイメージ通りの弾道が打てます。

 

マーク金井は14本でプレーする時は、FWが1本(ロフト13度)、ユーティリティが3本(18度、21度、24度)。9本以下でプレーする時はFWが1本(ロフト13度)、ユーティリティは1本(21度)となっています。色々試してみた結果、スコアメイクを考えると、FWよりもユーティリティをたくさん入れるようになりました。パー5で2オンを狙わなくなったこと、そしてパー5の2打目ではより遠くに飛ばすことよりも、きっちり200ヤード打てた方がスコアが安定することが分かったからです。

 

ユーティリティのに限りませんが、クラブセッティングを上手く決めるコツは、

・苦手なクラブをバッグに入れないこと
・飛ぶけどミスの確率が高いクラブもバッグに入れないこと

これがスコアアップのためのクラブセッティングの基本であり鉄則です。FWにしてもユーティリティにしても、どちらも飛距離が欲しいクラブですが、飛距離性が高くてもナイスショットとミスショットの落差が大きいクラブは、ここ一番で頼りになりません。距離を出したいクラブでミスをするとダメージが大きく、ボギーではなくダボやトリプルを叩いてしまうリスクがあるからです。

 

スコアメイクを真剣に考えているならば、

100切りが目標な人ならば、180ヤード以上飛ぶクラブは必要ありません。
70台を出したいならば、200ヤード以上飛ぶクラブも必要ありません。

 

ホームコースで200~240ヤードのパー3がある人の場合を除けば、200ヤード以上飛ばさなくてもパープレーできます。ユーティリティを選ぶ時も、これを基準にしていただければ、番手選び、本数選びに迷わなくなるでしょう。

 

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セミナーのお知らせ! まだ間に合います

3月1日

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2015年02月12日走らなくてもゴルフのプレー時間を大幅に短縮するコツとは!?

昨日は今年4回目のゴルフで、リバーサイドフェニックスGC(埼玉県)に行ってきました。18ホールプレーは今年2度目です。冬場は筋肉がスノボモードになっているのが影響しているのかどうかわかりませんが、昨年12月下旬からアイアンとアプローチがダフり気味です(笑)。でも、ダフってもスコアにさほど影響は出ません。ピンのG25とG30を使っているお陰で、ダフってもグリーンそばにボールが飛んでくれるからです。アイアンはソールで性能が決まるというのがマーク金井の持論ですが、ソール幅が広くてバンス角が強いアイアンは、ダフった時、クラブがミスをカバーしてくれます。練習場の人工マットでは分かりづらいですが、コースに出て打つと、ソール形状の違いがハッキリと出ます。

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リバーサイドフェニックスは河川敷コースらしくフラットで広々としています。トリッキーなホールはありません。乗用カートに乗ってプレーできるので、前が空いているとスイスイ回れます。トップでスタートしたら、ハーフ1時間30~45分くらいで回れそうな感じでした。しかし、前半、後半ともハーフ2時間30~40分くらいかかりました。祝日ということもあって組数が入っていたこともありますが、来場者のプレーぶりを見ていると、「こりゃ時間かかる~」って感じが随所に見受けられたからです。そして、プレー時間に無駄が多いために、スコアも良くなりづらく感じました。

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そこで今回のエントリーは走らなくても「プレー時間を大幅に短縮する方法」についてです。乗用カートとかトイレとかに「クラブ数本持って走ってプレーして時間短縮」とか書いてあったりますが、マーク金井は走ることを推奨しません。走ったら息切れしたり心拍数が上がり過ぎてスイングに悪い影響が出るからです(笑)

 

 では、どんなことを心がければプレー時間を短縮できるのか?

 

ヒントは普段練習場でやっていることと同じことをすることと、プレーに影響を与えない所作を減らすことです。ざっと上げると‥‥

・素振りはできるだけやらない
・構えたらすぐに打つ
・ダラダラ歩かない。朝の通勤で最寄り駅から会社まで向かうぐらいの早さで歩く

 

この3つを意識するだけでプレー時間はハーフ10分以上短縮できます。そして、練習場でボールを打つ時を思い出して下さい。ほとんどのゴルファーは素振りしませんし、構えたらすぐにボールを打っているはず。練習場で1球打つのに2度も3度も素振りする人は見たことないですし、アドレス後にじーっと固まってしまう人も見かけません。なのに、コースに出ると‥‥多くのアマチュアは打つ前に時間を掛けすぎています。練習場でやらないことをコースでやるのは、時間が勿体ないだけでなく、スコアも勿体ないです。時間を掛けるほど間とテンポが悪くなります。素振りをしないと気持ち悪いとおっしゃる人がいますが、そんな人も練習場だと素振りしません。もしも、素振りしないと上手く打てないというのであれば、練習場でもコースと同じだけ素振りした方がいいです。練習場とコースでやっていることを揃えた方が、コースでも同じ気分で打てますし、それがミスを減らすことにもつながります。

 

歩きに関しては、やや早足で歩きましょう。朝の通勤で歩くぐらいのスピードがいいかと思います。息切れしない程度にスタスタ歩きましょう。

 

次にプレー中の所作ですが、

・クラブをキャディバッグに戻さない。クラブを持ったままカートに乗る
・次のショットを打つ時にクラブを戻し、次のクラブをバッグから抜く
・グリーンに上がった時、ピンよりも奥に(次のホールに近い所に)クラブを置く

 

これもちゃんと出来ている人が案外少ないです。クラブを戻さないと気が済まない人がいますが、これも慣れの問題です。クラブを手に持ってカートにのるだけで1ホール1分近く短縮できます。アプローチのクラブにしても、置く場所が良くなるだけで確実にプレー時間を短縮できます。ちなみに、次のホールのティグラウンドが近い時は、オナーはピンを持ってはいけません。オナーが持つべきものはピンではなくて、ティショットで使うクラブです。オナーがてきぱきとプレーするだけで、プレー時間はハーフ10分くらい簡単に短縮できます。逆に、オナーのプレーの進行が遅いと、それだけでプレー時間が間延びします。

 

ちなみに、レーザー式距離測定器を使ってプレーしているならば、パー3では打つ前にピンまでの距離を測って告知するのもありです(競技を除く)。距離が分かっていれば、クラブを選択する時間を短縮できます。正しい情報を共有することでも、プレー時間を短縮できます。

プレーファーストというと、ビデオの再生を早回ししたみたいに急がしくすることだと思っている人がいますが、あわてたらミスショットが増えることはあってもナイスショットは増えません。結果、あわててしまうとプレー時間は短縮しづらくなります。そして、なにより急いでプレーしたら、ゴルフの楽しみも半減します。対して、無駄なことを減らしてプレーすれば、急いだり、あわてなくてもプレーファーストになります。比べるまでもありませんが、こちらの方が楽しくプレーできます。

 

ちなみに、マーク金井的なプレーファーストは

・ティショットはIP(吹き流し)よりも飛ばさない
・ドッグレッグでショートカットは狙わない
・パー5で2オンは狙わない

 

これを心がけることでプレー時間が10分以上短縮できますし、プレー時間が短縮できるだけでなくスコアも短縮できてます(笑)。飛ばさない。見えない所にボールを打とうとしない。ロングは確実に3オンを狙う。50歳を過ぎて、これがアマチュアのスコアメイクの極意だということを思い知りました~。

 

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 試打受注会のご案内!

弊社のカリスマクラフトマン 赤坂がガッツリやります!

先日先行販売を始めた、アナライズオリジナル

マジックマリガン ユーティリティ

「ミスに強く、スコアを作れるクラブ」という設計コンセプトの元、打感・打音も心地よいユーティリティーです。
皆さんにも是非、この易しさを実感していただきたく
試打&受注会を開催します。

開催日

2月14日(土)  15:00~18:00

(ジャパンゴルフフェアーのお帰りにぜひお寄りください)

上記時間内はご予約なしでいつでもご来店いただけます。
マジックマリガン ユーティリティ以外にもアナライズオリヂナルシャフト、MSウェッジ他、アナライズにあるもの全部試打可能です。
他にも今話題のマスダゴルフ CB-01アイアンも試打出来ます
*マーク金井使用クラブです シャフト フジクラMCI-80(S)
番手 5,7,PW

場所は神田のアナライズです! お問い合せは

yoyaku@analyze2005.com 赤坂まで


2015年01月05日冬本番、凍ったグリーンで積極的に使いたいアプローチ用のクラブは何か!?

アナライズ本日より通常通り営業開始します

年末年始のご注文頂きました商品は、本日より随時発送させて頂きます。


 

 

昨日は打ち初めに行ってきました。場所はもちろん神田から電車でサクッといける赤羽GC(東京都北区)。午前中に神田のスタジオで取材と撮影をすませ、京浜東北線と埼京線を乗り継いでクラブハウスに午後2時15分に到着。2時45分のスタートで薄暮9ホールをプレーしてきました。この時期にしては気温もさほど低くなく、風もほとんど吹いてません。河川敷とは思えないような穏やかなコンディション。午後からのスタートということもあって、グリーンも凍ってませんでした。

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お正月休みはボールを1球も打ってません。ゴルフの竪琴しか振ってませんでしたが、大きなミスショットはアプローチでザックリした1発だけ。フルショットはほとんどが60点以上だったこともあって、2ボギー、1バーディで回ってこれました。パーオン率は50%を下回りましたが、外した時はいずれもエッジから5歩以内。試作中のアプローチ用ユーティリティが活躍してくれ、3ホールで寄せワンパーが取れました。冬は転がした方が確実ですが、転がしやすいクラブを使うとゲートボールをしているような感じでピンを狙えます。3月ぐらいには市販したいと考えていますが、クラブの名前は「チッピングユーティリティ」。ヘッド形状はユーティリティで、ロフトは35度。ヘッドを重くしているだけでなく、グリップも重くしています。フルショットには適しませんが、35y以内がやさしく打てる「チッパー」(転がし専用クラブ)です。

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さて、今日のエントリーも凍ったグリーンの攻略法です。前回も書きましたが凍ったグリーンはアンフェアです。グリーンに直接キャリーするとコーンと大きく跳ね上がり、グリーン上にボールが止ってくれることはまずありません。ナイスショットしてもしなくても、グリーンに直接キャリーさせてしまうと、舗装道路にボールをキャリーさせたかのごとくボールは高く跳ね上がり、グリーン上にボールを止めることは不可能です。

 

凍ったグリーンというのはタイガー・ウッズでもローリー・マキロイでも攻略不可能です。グリーンがコンクリートでできているとイメージして下さい。コンクリートだとボールは絶対に止まりません。止めようと考えないはずです。凍ったグリーンもしかり。まずは、グリーンに直接キャリーさせないことです。凍ったグリーンの攻略の基本は手前に刻むこと。グリーンの形状、大きさによっても異なりますが、70y以上の距離がある場合は、グリーンに直接キャリーさせても止ってくれません。70y以下でもグリーンによっては手前に刻んだ方がスコアメイクしやすい場合も多いです。

 

そして、グリーンエッジから20歩以内であれば、とにかく転がしが方が確実です。サンドウエッジやアプローチウエッジでフワッと高く上げたショットは、落下の勢いでコーンと跳ね上がりますし、跳ねた距離を計算するのが難しいからです。凍ったグリーンに向かって打つアプローチでリスクが少ないクラブの順番を付けると

 

・パター
・フェアウェイウッド
・ユーティリティ
・7番アイアンもしくはチッパー
・ウエッジ

 

となります。実はこの順番はロフトが少ない順番で、

・パターはロフト5度以下
・フェアウェイウッドはロフト20度以下
・ユーティリティはロフト18~24度
・7番アイアンもしくはチッパーはロフト30度前後
・ウエッジはロフト52度以上

 

ただし、距離感が出しやすい順番は、

・ウエッジ
・7番アイアンもしくはチッパー
・ユーティリティ
・フェアウェイウッド
・パター

 

となります。グリーンエッジから遠くなるほどロフトが少ないクラブでは距離感が出しづらくなってきます。

 

タイガー・ウッズはグリーン回りのアプローチでFWを使うことが良くありますが、実はこれは凍ったグリーンに対してもクレバーなクラブ選択です。FWはソール幅が広いのでダフりづらいし、パターよりもFWの方がロフトが多い分だけ少しキャリーしてくれるからです。距離感をアジャストするには慣れが必要ですが、凍ったグリーンに対しては、FWやUTを選択するとコーンと大きく跳ね上がるのを回避でき、アンフェアな結果になるのを防げるのです。

 

まずは練習グリーンとかのエッジ部分でFWやUTでパッティングする感じでボールを転がしてみて下さい。打ち方はパターと同じでOK。クラブを短く持ってパターを打つような感じで、FWやUTでボールを打ってみて下さい。バンカー越えでは使えませんが、グリーンに向かって転がしていける状況ならば、ウエッジで打つよりもFWやUTで転がした方が「なんだこりゃ~」ってボールが跳ねたりしません。ナイスショットすればいい結果が得られるようになるし、凍っているのが気にならないでプレーできるようになります。

 

ラグビーほどではありませんが、ゴルフもアンフェアな要素が大きいゲームです。凍ったグリーンに腹を立ててもグリーンが溶けることはありません。凍ったグリーンのアンフェアさを楽しめるようになれば、それもまたゴルフのスキルアップにつながると思ってみてはいかがでしょうか~。

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2015年01月04日冬本番、凍ったグリーンを上手く攻略する方法とは!?

休みが過ぎるのは早いもので、あっという間に三が日が終わりました。ゴルフの打ち始めをした人も多いかと思いますが、マーク金井はまだコースに出てません。昨日は初打ちではなく、頭上の初芝刈りをすませてきました(笑)。そして芝刈りの帰り道、ゴルフパートナー日本橋店でクラブを物色。今年も衝動買いのお世話になるので、名物店長に新年のご挨拶をしてきました。このお店は売れ筋クラブだけでなくレア物も豊富です。ミズノの「TN87」を見つけた時は、思わずレジに持ち込みそうになりましたがグッと堪えました。TN87は典型的なマッスルバックですが、今のマッスルに比べるとグースネック。グースの度合が絶妙です。

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さて、今日のエントリーは冬のゴルフに欠かせない「凍ったグリーン」の攻略法についてです。これから2月にかけては最低気温が0度を下回るために、午前中はグリーンが凍っているのが当たり前。グリーンだけでなく、フェアウェイ、そしてティグラウンドもカチンコチンに凍ってしまいます。凍るような寒さでもプレーできるのがゴルフの魅力ですが、グリーンが凍っているとスコアメイクが一気に難しくなります。理由は単純、グリーンが凍っていると、

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ナイスショットしてもグリーンにボールは止まならい!!!!!!

コーンと勢いよく跳ねてしまいます。グリーンオーバーするのはもちろんのこと、下手をすると奥のOBまでボールは飛び跳ねてしまいます。グリーンが凍っていると、ナイスショットがナイスショットになりません。タイガー・ウッズが打っても凍ったグリーンにボールを止めることは不可能です。

 

では、どうすれば凍ったグリーンを上手く攻略できるのか?

 

答えは「攻略しないこと」です。例えば、グリーンがコンクリートでできているとイメージして下さい。コンクリートだとボールは絶対に止まりません。止めようと考えないはずです。凍ったグリーンもしかり。まずは、グリーンに直接キャリーさせないことです。凍ったグリーンの攻略の基本は手前に刻むことです。例えば、グリーン中央まで150y残っているとしましょう。グリーンエッジまでは135yだとするならば、120~125yキャリーさせます。25~30y手前を狙えばショートすることはあってもグリーンオーバーのミスをかなりの確率で回避できます。クラブ選択で言うならば、7番でグリーンに届くケースならば、2番手下げて9番で打って下さい。2番手下げることで、凍ったグリーンにボールがキャリーするのを防げます。

 

当たり前過ぎて拍子抜けしたかも知れませんが、ほとんどのゴルファーはグリーンを狙える場所にボールがあるとグリーンを狙っています。そして、ボールを凍ったグリーンにキャリーさせて、トラブルに巻き込まれています。手前でいいと思っていても、ついついゴルファーの性(さが)で、グリーンを狙ってしまいます。なぜなら、

 

グリーンをわざと狙わないことは、
グリーンを狙うよりも抵抗感があるからです。

 

ゴルファーにとって一番やさしいこと、それは‥‥

 

ピンを狙うこと
グリーンを直接狙うこと

 

まずはこれを理解しておかないと、凍ったグリーンを攻略できません。例えば、ティショットの当たりが良くて、ピンまで残り100yだとしましょう。100yで70yしか打てないと思うと‥‥どうですか‥‥かなり抵抗があるはずです。しかし、100yでわざと手前に刻むことが凍ったグリーンでの正しい選択肢なのです。多くのゴルファーは自覚がありませんが、

 

ピンを狙わないこと
グリーンを直接狙わないこと

 

これは非常に難しいのです。例えるならば、これは大きな練習場に行ってわざと10yのアプローチを打つようなもの。グリーンを狙えるのにわざと狙わないというのは「もったいない」という感覚がつきまとい、これが凍ったグリーンに対して、ゴルファーの判断を狂わせてしまうのです。

 

グリーンをわざと狙わないわけですから、当然、凍ったグリーンでプレーする時はパーオン率はゼロです。ゼロを最初から念頭に置いて、ボギーオンの確率を上げることを意識して下さい。凍ったグリーンではボギーオン100%がベストプレーだと思えるようになれば、凍ったグリーンで想定外のトラブルに巻き込まれる確率は非常に低くなりますし、交通事故(大叩き)に巻き込まれるリスクも減らせます。

 

ちなみに、アプローチに関しては可能な限りパターがベストです。グリーンが凍っていても、パターで打てばコーンと大きく跳ねません。そして、凝っている時というのはグリーン自体はそう早くないので(霜で転がりが悪くなるので)、案外、距離感も出しやすくなってます。パターで打つには遠い時は7番ぐらいで転がすか、チッパー形状のクラブや、MS48のようなランニングウエッジを使うと、跳ね上がるのを最小限に防げますし、距離感も合わせやすくなります。手前味噌ですがMS48はパター感覚で使えるので冬ゴルフに大活躍してくれるウエッジです。

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凍ったグリーンはアンフェアな状況ですが、アンフェア自体を楽しむこともゴルフの楽しみです。マーク金井の冬の目標はパーオン率が0%でハーフ39(+3)です~。

 

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アナライズよりお知らせ

新年あけましておめでとうございます

アナライズは1月4日までお休み。ご注文はWEBで24時間365日受け付けておりますが、発送は1月5日までお休みさせていだきます。6日より通常通り発送開始します。よろしくお願いします!!

※ご注文が殺到しているため、営業開始後も発送にお時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。


 

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2014年12月28日ゴルフのスキル(技術)が高い人とは、一体どんな人なのか!?

今年も残すところ後4日になりました。一昨日、東京都営の若洲GL(東京都)で年末好例のコンペに参加してきました。スコアはアウト39のイン40。若洲はセントアンドリュース並にグリーンが巨大なこともあって、乗った場所が悪いと15mを超える超ロングパットが残ります。グリーンの起伏はそれほど大きくありませんが、2番パー5は2段グリーンでピンが奥だと手前に乗せると難しいラインが残ります。マーク金井はツルツルで転がりの早さに対応できず、3パットを3回。2~3mの入れ頃外し頃のパットは7回打って、入ったのは1回。ショットはそこそこでしたが、グリーンでスコアを稼ぐことができませんでした。一昨日のゴルフに関しては、ショットは及第点で、パットは落第点な内容でした(笑)。

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今日も忘年ゴルフでこのブログがアップされる頃は、サミットGC(茨城県)でプレーしています。今年最後のゴルフになりそうなので、ゴルフが上手い人のようなプレーをしたく思っています。そこで、今回のエントリーは、

 

ゴルフが上手い人とは、どんなことができる人なのか?
ゴルフのスキル(技術)が高い人は、どんなことができるのか?

 

について、超私的に書きたいと思います。ゴルフが上手い人というのは総じてスコアも良いですが、完全に一致しません。ゴルフはいろんな要素が複雑に絡み合っており、ゴルフが上手くてもスコアが悪い時もあれば、ゴルフがそれほど上手くなくてもいいスコアが出ることがあるからです。逆に言うと、スコアだけみてもゴルフの上手さ(スキル)というのはジャッジしづらいのです。

 

 

では、改めてゴルフのスキル(技術)が高い人は、どんなことができるのか?

真っ直ぐ遠くに飛ばすことも大事な要素ですが、スキル(技術)に関していえば飛距離と方向性だけでは不十分です。ゴルフで求められるスキル(技術)を一言で言うと、

 

距離感(ディスタンスコントロール)

 

ドライバーショットは飛距離の要素が強いですが、それでも距離感が求められます。2打目以降、アプローチやバンカーショット、そしてパッティングに置いても、距離感の精度が高いほど、スコアメイクしやすくなりますし、いろんな状況に対応できます。

 

では距離感の精度を上げるのに必要なスキル(技術)は何なのか?

 

・スピン量をコントロールする技術
・球の高低を打ち分ける技術
・打点位置を打ち分ける技術
・球を左右に曲げる技術

 

いずれの要素も距離感(ディスタンスコントロール)を磨くのに必要な技術です。球を左右に曲げることは距離感と関係なさそうですが、そんなことはありません。スライス、フックの打ち分けも距離調節をするのに欠かせない技術です。スライスは風の影響を受けやすく、ランが減ります。対して、フックは風の影響を受けづらく、ランが増えてきます。球の高さもしかり、高低を打ち分けることで距離調節ができます。

 

では、どんな練習をすればこれらのスキル(技術)を磨けるのか?

ものすごく簡単な方法があります。それは、

 

 

使うクラブの本数を減らすこと
同じ距離を異なるクラブで打てるようになること

 

例えば、7番アイアンだけでプレーするとしましょう。7番でフルショットした時、150y飛ぶ場合、160y~10yまでの距離を7番で打つので。フェースを被せてフックを打てば+10yで160y飛ばせるようになります。また、1本のクラブで距離調節の練習をすれば、球の高低の打ち分け、左右に曲げること、打点位置を変えることでスピン量を変える技術を磨けます。言い換えると、フルショットだけで真っ直ぐ打つことばかり練習していると、ゴルフに必要なスキル(技術)を磨くことはできません。

 

 

同じ距離を異なるクラブで打てるようになるのも、スキル(技術)アップに欠かせません。例えば、100yを打つとしましょう~。100yと言えばウエッジの距離ですが、ドライバーからSWまで、すべてのクラブで100yキッチリ打てる練習をして下さい。SWで80yしか飛ばない人の場合も、SWで100y打てるように練習。ドライバーで270y飛ぶ人も、ドライバーで100yだけキッチリ打てるように練習するのです。これができると、ゴルフに必要な距離感を磨けるだけでなく、クラブで球の高低を打ち分けられますし、クラブでスピンコントロールできるようになります。加えて、木の下を抜きたい時、木の上を越したい時のスキル(技術)も身に付きます。

 

 

第2回MMT9トーナメントでは、今野康晴プロが風速10mを超える強風下で3バーディーを奪いましたが、使えたクラブは4本だけ。強いフォローが吹いた8番パー3では、175yを3Wで打ち、見事にグリーン奥のエッジまで運んでパーセーブしました。強いフォロー風が吹いていたので、今野プロは実質155yを3Wで打って、キッチリ距離を合わせてきたのです。

 

年末年始の休み練習場に行かれる人も多いと思いますが、ゴルフのスキル(技術)を磨きたかったら、真っ直ぐ遠くに飛ばすこと、芯で捕らえることにこだわるだけでなく、1本でいろんな距離を打ち分けたり、100yを13本のクラブできっちり打てる練習をしてみることをお勧めいたします~。

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