マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2016年02月29日ヘッドを正しい軌道に導くために求められる、手と腕の動かし方とは!?

土曜日、日曜日と神田のスタジオでセミナー4連チャンを実施し、今回も受講者全員にゴルフスイング「タネと仕掛け」についてレクチャーしました。手品にタネと仕掛けがあるのと同じく、ゴルフにもタネと仕掛けがあります。タネと仕掛けが分ったからと言ってスイングがすぐに良くなるわけではありませんが、タネと仕掛けを知っておけば、質の高い練習ができますし、具体的なゴールに向かって練習できます。

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 では、ゴルフのスイングのタネと仕掛けとは、一体何なのか?

 

理にかなったスイング、いいスイングの定義はいくつかありますが、ひとつの目安となるのがスイングプレーン(シャフトプレーン)でしょう。アドレス時に出来たクラブの角度(ライ角)にそってクラブが動くのが、理にかなったスイング、いいスイングだと言われています。実際、プロのスイングを観察すると、スイングプレーン(シャフトプレーン)に沿ってクラブが動いている人が多いです。昨日、FBに韓国のキム・ヒョージュのスイングがアップされてましたが、彼女のスイングはプレーン感があります。

Hyo Joo KimWhat a fantastic swing! Last week’s winner of the Pure Silk-Bahamas LPGA Classic, Hyo Joo Kim

Posted by Women’s Golf on 2016年2月8日

対して、スイングが不安定なアマチュアほど、クラブヘッドはスイングプレーン(シャフトプレーン)から大きく外れています。スライスに悩んでいる人の多くは、ダウンスイング前半でヘッドがプレーンよりもアウトサイド側(上側)に外れています。フックやチーピンに悩んでいる人の多くは、ダウンスイング後半でヘッドがプレーンよりもインサイド側(下側)に外れ、いわゆるアンダーの状態が強くなっています。

 

さて、このヘッド軌道のブレ。スライサーもフッカーも、わざとヘッド軌道を狂わせているわけではありません。スライサーもフッカーもいい軌道を会得しようと努力をしていますし、いい軌道を作ろうと重いながらボールを打っています。しかしながら、その思いとは裏腹に、ヘッド軌道というんはあまり変化しません。練習を繰り返しても変化していないから、コースに出た時にスライスが多発したり、フックが多発してしまいます。

 

では、なぜアマチュアの多くは、練習を重ねてもヘッド軌道が良くならないのか?

 

いくつか理由がありますが、セミナーを実施していて分ったことがあります。アマチュアゴルファーの多くは、

 

 自分がシンプルに動けば、クラブもシンプルに動くと思っています。
 両手を一体にしたり、両手を同じ方向に動かしたがります。

 

パッティングでは、この考え方は正解です。手と腕が真っ直ぐ動けば、クラブも真っ直ぐ動きます。しかしながら、ショットではそうは問屋は下ろしてくれません。ショットの時に、パットと同じ動きをするとヘッドを正しくコントロールすることはできません。クラブをシンプルに動かすためには、手と腕を複雑に動かすことが求められます。

 

具体的に言うと、パットは両手が同じ方向に動けばヘッドを正しく動かせます。対して、ショットでは、両手が同じ方向に動くとヘッドは正しく動いてくれません。両手が同じ方向に動くほど、ヘッドを正しい軌道に導くことはできません。両手が同じ方向に動いたり、両手を同じように使うほどに、ヘッドはスイングプレーン(シャフトプレーン)から外れやすくなるのです。

 

 ヘッドを正しく動かすためには、「右手と左手というのは違う動きが求められ」、これがゴルフのタネと仕掛けのひとつなのです。

 

言い替えると、ゴルフスイングというのは両手でクラブを持ってスイングするよりも、片手でスイングした方が、動きをシンプルできますし、シンプルな動きでクラブを正しい方向に導くことができるのです。その証拠と言ってはなんですが、右打ちの場合ならば、両手でスイングするよりも、右手だけでスイングした方が動きがシンプルになりますし、ヘッド軌道もシンプルになって、プレーンに沿って動きやすくなってきます。

ビバ、ワンハンドスイング〜。嘘みたいな話ですが、ほとんどのアマチュアゴルファーは両手よりも右手だけの方が、スイングプレーンが良くなります~(▼▼)b

Posted by 金井 マーク on 2016年2月25日

通常のゴルフクラブは両手で持つのにちょうどいい重さですので、右手だけスイングするのには無理があります。なので、現在、片手だけでスイングしやすいクラブを開発してます。すでに試作品をい作りましたが、この試作品で右手だけでスイングすると、多くのアマチュアゴルファーは短時間でヘッド軌道が良くなります。理由は単純、片手だと、「右手と左手は違う動き」というのをしなくてすむからです。

 

ゴルフは両手で持ってスイングするのが当たり前です。ですが、両手を同じように動かすのが当たり前な動きではありません。プロのスイングを分析すると、例外なく、「右手と左手は違う動き」をしています。違う動きをしているからヘッドがシンプルに動き、プレーンに沿って動いています。

 

両手の一体感とか、両手を同じ方向に使って良いのはパットと短い距離のアプローチだけです。それ以外でのスイングでは、「右手と左手は違う動きが求められ」、ここを理解していないと、スイングを正しい方向に導くのが難しくなります。次回は、「右手と左手の動きの違い」についてじっくり説明しましょう~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2016年2月28日


2016年02月24日ゴルフ雑誌に掲載されるレッスン記事の正しく読みとく方法とは!?

ゴルフフェアが終わって気が抜けたのでしょう。今年初めての風邪を引きました。昨日は恒例の早朝スノボもお休みしました。GDOのホットリストの試打も大事をとって休ませていただき、夜のラジオに備えました。昨夜はダブルゲストで、前半はゴルフライブの武田恵司さん。後半はトライプの中谷要介さんと、スタンバイツアーの初代発案者である森静男プロ。武田さんには慣性モーメントが巨大なパター、キュアパターについてお話を伺い、中谷さんと森プロさんには、3月から開催されるミニツアー「スタンバイツアー」について話を伺いました。

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さて、今週はホットリストの仕事でクラブを試打しまくっています。一昨日の月曜日はドライバーを35本、ユーティリティを28本打ちました。今日水曜日はフェアウェイウッドとアイアンの試打で、合わせて60本以上を試打します。ちなみにホットリストは有識者だけでなく、多くのアマチュアテスターも参戦し、テスター達もクラブを本1本づつ評価しています。

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ホットリストに参加しているアマチュアテスターはバリエーションに飛んでいて、年齢も異なりますし、球筋も異なります。ストレート弾道の人もいれば、スライス弾道やフック弾道の人もいます。色んな視点でクラブを評価するために、アマチュアテスターも十人十色です。

 

そんなアマチュアテスターをみていて、「これは書かず入られない!!」と思って書き上げたのが、これっ!!

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一生役立つゴルフ「スイングタイプ」上達法
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昨年のホットリストの試打の時、典型的なアウトサイド・イン軌道のNさんと、典型的なインサイド・アウト軌道のAさんが、奇しくも並んで打ってました。スイングはまったく正反対ならば、飛んでいくボールもまったく正反対。Nさんは強いスライスボールでスピン量が非常に多い。対して、Aさんは強いフックボールでスピン量が非常に少い。同じアマチュアなのに、これでもかってぐらい正反対なのです。この2人が並んで隣どおしで打っているのを見て、スイングタイプについて書かずにいられなくなりました。

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人間をタイプ分けするといえば、血液型や4スタンス理論を思い浮かべる人も多いでしょう。マーク金井は血液型はA型で、4スタンス理論ではB-2です。この2つはどちらも生まれた時に決まります。他方、スイングタイプはどうかというと、先天的には決まりません。ゴルフを始めた時にどんなスイングをしていたのか、どんな球を打っていたのかでほぼ決まります。

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例えるならば、言語の方言と似ています。方言は持って生まれたモノではありません。大阪人だから関西弁を喋るのではなく、言葉を覚えた時に大阪に住んでいると関西弁になります。もしくは、海外に住んでいても、自分の周りが関西弁だらけならば、関西弁がネイティブランゲージになります。ゴルフもしかり。ゴルフをやる前からタイプは決まりません。ゴルフを始めた時にどんな風にスイングしたかでほぼ決まります。そして、多くのゴルファーはアウトサイド・インの因子を持つか、インサイド・アウトの因子を持つことになります。ちなみにマーク金井はジュニアから始めたこともあり、初心者の頃からインサイド・アウト軌道でスイングし、ドローやフック弾道を打ってました。ゴルフを始めて40年以上立ちますが、一度もスライスに悩んだことはありません。典型的なインサイド・アウト因子を持っています。

 

かなりというか、相当前置きが長くなりますが、今回のブログテーマはゴルフ雑誌のレッスン記事の読み方です。察しのいい人はもうお分かりかと思います。アウトサイド・イン軌道の因子を持っている人と、インサイド・アウト軌道の因子を持っている人とでは、レッスンのアドバイスは正反対になります。誤解を恐れずに言えば、両者に共通する技術的なアドバイスはほとんどありません。ゴルフ雑誌のレッスン記事もしかり。レッスン記事の多くはプロがやってますが、そのほとんどはアウトサイド・イン軌道の因子を持っているゴルファー向けと、インサイド・アウト軌道の因子を持っているゴルファー向けとに分かれます。ですが、ゴルフ雑誌のレッスン記事では、「これは○○軌道因子の人向け」とは書かれていません。なので、ゴルファーの方が、「このレッスン記事は○○軌道因子の人向け」だと読み取るリテラシーが必要になるのです。

 

ゴルフ雑誌のレッスン記事のひとつひとつは、それぞれ整合性が取れていますし、アドアイスは理にかなっています。しかしながら、それがどのゴルファー向けかが明記されていないために、アドバイス自体が薬にもなれば毒になってしまう場合もあるのです。例えば、インサイド・アウト軌道の因子を持っている人(一般的にフックに悩む人)に対するレッスン記事をアウトサイド・イン軌道の因子を持っている人(一般的にスライスに悩む人)が読んでしまうと、余計にアウトサイド・イン軌道が助長され、余計にスライスに悩むことになりかねないのです。

 

ゴルフにはいろんな薬(アドバイス)がありますが、その薬は誰に向けて処方されているかを知っておく必要があります。ここをちゃんと理解しておくかどうかで、ゴルフ雑誌のレッスン記事は毒にも薬にもなってしまうのです。そして、ゴルフ雑誌のレッスン記事を正しく読み解くには、まずは自分はどのタイプ(どの因子)なのかを知っておくことが必要不可欠です。今回書き下ろした「一生役立つゴルフ『スイングタイプ』上達法」には、自分のタイプを知るチェック法を詳しく紹介してます。ご一読いただけますと幸いです~。

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2016年02月15日クラブが正しい軌道を描くかどうかは、左右の手の軌道で決まる!!

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昨日の神田は2月とは思えないような天気でした。雨は午前中で上がりましたが、強風。強い南風とともに気温はグングンと上がり、お昼くらいには半袖でも汗をかきそうなぐらいまで暖かくなりました。マーク金井は神田のスタジオでセミナーを実施してましたが、地下のスタジオよりも外の方が気温が高いのには驚きました。

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セミナーはお昼頃に終わったので、それからはすぐにスキーのワールドカップをテレビ観戦。40年振りにスキー(アルペン競技)のワールドアップが苗場で開催され、昨日は回転競技が行われました。優勝したのは、ドイツのフェリックス・ノイロイター。なんと彼の父親は40年前に開催された苗場のワールドカップに出場し、2位に入っています。ノイロイター家は親子揃って苗場で表彰台に立ちました。ちなみに、40年前の大会で優勝したのは、スエーデンのインゲルマ・ステンマルクです。40年前は高校3年生。スキーをちょびっとしてたので、テレビでステンマルクの滑りを観てました。

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その当時、ゴルフをかなり熱心にやってましたが、ドライバーに比べるとアイアンが苦手でした。インサイドからあおる癖があったので手前をダフったり、トップするミスが多かったのです。そして、インからあおる癖を矯正するために、プロからひざ立ち打ちを教わりました。今でこそひざ立ち打ちは難なくできますが、当時はまったくといっていいほどボールに当たりません。ボールの手前20~30センチの地面を叩くばかり。ダフらないで打てた時も真っ直ぐ飛びません。これでもかってぐらいボールは左に飛び出し、強いフック回転がかかりました。当時も調子が良ければ70台のスコアが出ましたが、ひざ立ち打ちは1度もちゃんと打てませんでした。

ヒザ立ち打ちは、スイング軌道のリトマス試験紙です〜(▼▼)b

Posted by 金井 マーク on 2016年2月14日

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 さて、このひざ立ち打ち。ゴルフの竪琴を使って素振りすると、わりと簡単に打てるようになります。ゴルフ竪琴を使うと、スイング中、「右手が上、左手が下」になります。加えて、ゴルフの竪琴を使うと、左右の手の位置関係がスイング中に入れ替わります。テークバックでもダウンスイングでも、途中で右手と左手の位置が逆転します。実は、この手の入れ替え、「クロスオーバー」という動作が自然に入るため、クラブが正しい軌道に導かれるのです。

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クラブも持った時も、テークバックとダウンスイングで「クロスオーバー」の動きが入ると、クラブはプレーンに沿って動きやすくなります。右手と左手の位置関係を入れ替える動作が入ると、クラブはシンプルに動くのです。誤解を恐れずに言うと、パットを打つときのように左右の手が同じ方向に動いている限り、クラブをシンプルに動かすのが難しくなる。これがゴルフスイングの「タネと仕掛け」なんです。

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スノボのス~より転載

 「クロスオーバー」とはスキーやスノボでターンを切り替える時に欠かせない動作ですが、実は、ゴルフスイングにおいても手の「クロスオーバー」は欠かせない動作なんです。ゴルフの世界ではリストターンという言葉がポピュラーですが、リストターンはインパクトゾーンでの動きに限定されます。対して「クロスオーバー」はテークバックの途中、そしてダウンスイングの途中にやる動作です。ここが決定的に違います。

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ゴルフの竪琴を持つと、左右の手が極端に離れ、なおかつ右手が上になります。結果、アドレスでは左手よりも右手が身体から離れた状態になります。そこからテークバックしていくと、後半では左手をまたぐように右手が身体の近くに位置します。これがテークバックでの「クロスオーバー」。ダウンスイングも前半部分では、右手が身体の近くに位置し、左手は右手よりも身体から離れています。それがダウンスイングの途中で、右手が左手をまたぎます。これがダウンスイングでの「クロスオーバー」。

 

ダウンスイングで左右の手の位置が入れ替わると(右手から身体から離れると)、インサイドからあおる動きにはなりません。シャフトを寝かせないで下ろせるので、ひざ立ちでも手前をダフらなくなるのです。もちろん、普通にスイングした時もヘッドはプレーンに沿って下りてきやすくなります。

 

手品と同じで、ゴルフスイングにも「タネと仕掛け」があります。この「クロスオーバー」を理解し、「クロスオーバー」をタイミング良く発生させることができると、クラブの軌道はシンプルになり。インパクトの再現性が一気に高まるのです~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2016年2月14日


2016年02月14日超私的な検証!! 両手のスイングが片手のスイングよりも複雑になる理由とは!?

40年振りにスキー(アルペン競技)のワールドカップが苗場で開催されています。昨日、土曜日は大回転、そして今日は日曜日は回転競技が行われます。このブログがアップされる頃には、予選の結果が出ているかと思います。国内選手も数名出ていますが、残念ながら大回転では予選をクリアした選手はゼロでした。

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このブログもワールドカップ観戦中に書いていますが、スキーは板が2本。右足と左足にそれぞれ板を履きます。対して、マーク金井がはまっているスノボは板が1本。初心者が手軽に楽しめるのはスキーです。左右の足が自由に動かせますし、手にはストックもあります。滑るだけでなく、リフトの乗り降りもスキーの方が簡単です。対して、スノボは1本の板に両足が固定されます。スキーに比べるとターンを覚えるのは難しいですし、リフトの乗り降りも簡単ではありません。スキーとスノボを比べると、スキーの方が断然簡単です。

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さて、今日のテーマは昨日の続きです。

 

両手でスイングと片手でのスイング。ゴルフの常識から考えれば両手の方が簡単ということになります。ゴルフ雑誌でも片手打ちは、スイング作りのドリルとして紹介されることが多々あります。片手でのスイングは両手でスイングするよりも簡単なんて書いてある記事は今のところ見たことがありません。

 

 では、本当に片手のスイングは両手のスイングよりも複雑(難易度が高い)のか?

 

誤解を恐れずに言えば、片手の方がスイングは簡単です。片手スイングは飛距離は出ません。ミート率も高くはありません。ですが、スイングという行為、もう少し具体的に言うと、ヘッドの軌道(スイング軌道)は片手の方が正しい軌道を描きやすくなるからです。今作られているゴルフクラブは両手でスイングした時にちょうどいい重さになっていますが、例えば、テニスのラケットや卓球のラケットのように、片手で扱うのにちょうどいい重さになれば、ゴルフも片手の方がスイングしやすいという可能性もあります。

 

その理由はグリップの握り方にあります。右打ちの場合、左手はグリップエンドに近い部分を握り、右手はヘッドに近い部分を握ります。

クラブを握った時、左右の手の位置は握りコブシ一つ分は離れています。

 

実はこれが、両手のスイングを難しく(複雑に)している要因です。パットやショートアプローチは両手を同じ方向に動かすことでクラブを正しい方向に動かせます。なので、ゴルフの経験がなくても、少し練習すればボールを打つことができますし、狙った方向にも打ち出せます。距離感はともかく、パットで何回も空振りする人はほとんどいません。
パットは強く打つことがない(大きく振り上げない)から簡単だと思っている人が多いですが、実は、両手を同じ方向に動かして打つことができるから簡単なのです。なので、パットに関しては、両手の方がクラブをホールドしやすい分だけ打ちやすいとも言えます。

対して、ドライバーショットをはじめ、フルショットの場合はスイング中、両腕が描く軌道というのは同じではありません。テークバックでもダウンスイングでも、左右の手を同じ方向に動かすとスイングは成立しませんし、クラブを正しい軌道に導くのも困難を極めます。テークバックでもダウンスイングでも、左右の手は、違う方向に動くことでクラブは正しい軌道を描くのです。

 

なので、両手でクラブを持った時は片手でクラブを持った時よりもスイングが複雑(難易度が高く)になるのです。そして困ったことに、ほとんどのアマチュアゴルファーはスイング中に左右の手が同じ方向に動きたがる習性があります。特に、初心者ほどスイング中、両手が同じ方向に動き、それがクラブの軌道が乱れる原因になっています。初心者の多くは、トップで両肘がぐにゃりと曲がりますが、これもまた両手が同じ方向に動くのが原因となっています。

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フルショットのスイングを成立させるために、左右の手の使い方を変えることが求められます。アナライズでは6年ほど前から「ゴルフの竪琴」を販売していますが、この練習器具は両手を離して持ちます。その結果、ゴルフクラブを持った時よりも、左右の手の使い方を変えないと、正しくスイングできません。結果、知らず知らずの内に、左右の手の使い方を変えるようになり、知らず知らずの内にスイングが良くなってくるのです。

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左右の手の使い方については、「右手が上、左手が下」ということが言われています。ゴルフの竪琴を使うと、いやおうなしに「右手が上、左手が下」の状態が作られます。これは非常に大事なことですが、実は、上下の関係だけではクラブを正しくコントロールできないのです。両手、両腕を正しく使うには、上下の位置関係に加え、左右の位置関係も大事です。スイング中、左手と右手は左右の位置関係が変わります。ゴルフの竪琴を使うと、これもまた知らず知らずの内に会得できます。ただし、知らず知らずの内に会得するので、普通のクラブに戻すと、正しい位置関係を保てなくなるのです。

 

では、スイング中、どんな風に左右の手の位置関係が変わるのか?

 

それについては、次回、じっくり説明しましょう~。

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2016年02月12日超私的な検証!! 両手スイングと、片手スイングとでは、どちらの方が簡単なのか。

昨日、2月11日は祝日。祝日と言えばアナライズのセミナーデー。午前中はチーピン撲滅セミナー、午後からは定番のゴルフの竪琴セミナーを実施しました。今年に入ってすでにかなりの回数のセミナーを実施していますが、毎回、毎回、いろんな発見があります。

各種セミナー↓こちらに詳細が

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さて、セミナーではゴルフスイングについての「タネと仕掛け」についてかなり詳しく説明します。そして、「タネと仕掛け」を理解し、実践すると、スイングが劇的に変わることを体験してもらってます。があるように、ゴルフスイングも「タネと仕掛け」があります。その「タネと仕掛け」を理解していただくために、マーク金井はセミナー受講生を質問しまくります。

 

セミナーの質問はいくつかありますが、欠かさずやっているのが、

 

パットとドライバーショットはどちらの方が簡単(複雑)なのか?

 

二者択一なので、どちらかをチョイスするのは簡単です。ただし、チョイスした理由を答えるとなると簡単ではありません。明確に違いを説明できる受講者もいますが、違いについて具体的に説明できない受講者も少なからずいます。

 

昨日は他にもいくつか質問しましたが、新たな質問もしました。それは、

 

 両手でスイングをするのと、片手だけでスイングするのとではどちらが簡単(複雑)なのか?

 

昨日のセミナーでは、両手と答えた人もいましたし、片手と答えた人もいました。そこで今回は、両手スイングと片手スイングの優位不利について超私的に説明したいと思います。その前に、1分間だけでいいですから、両手スイングと片手スイングとではどちらが簡単(難しい)のか自分なりに考えて下さい。そしてどちらか選択したら、選択した理由についても考えてみて下さい。

 

ゴルフ雑誌では、ツアープロが片手スイングをしている記事が定期的に出ています。片山晋呉プロをはじめ、片手打ちが練習メニューの定番になっているプロは結構いるからです。片手でスイングすることのメリットについても解説がなされていますが、、、記事の論調としては、、、

 

両手でスイングするよりも、片手でスイングする方が複雑(難易度が高い)!!

 

です。そして、片手スイングが上手くできると、両手スイングも良くなると説明している記事が圧倒的に多いです。と言うよりは、片手でのスイングは両手でスイングするよりも簡単なんて書いてある記事は今のところ見たことがありません。

 

では、本当に片手スイングは両手スイングよりも複雑(難易度が高い)のか?

 

誤解を恐れずに言えば、片手の方がスイングは簡単です。片手スイングは飛距離は出ません。ミート率も高くはありません。ですが、スイングという行為、もう少し具体的に言うと、ヘッドの軌道(スイング軌道)は片手の方が正しい軌道を描きやすくなります。慣れないと片手スイングは空振りするリスクは高いですが、多くのアマチュアゴルファーは(特にスイングに悪い癖があるゴルファーは)、両手でスイングした時よりも、片手でスイングした時の方が、クラブの軌道が良くなります。そして簡単にスイングできるようにもなるのです。

 

では、なぜ片手スイングの方がクラブの軌道が良くなり、スイングが簡単になるのか?

 

その理由はグリップの握り方にあります。右打ちの場合、左手はグリップエンドに近い部分を握り、右手はヘッドに近い部分を握ります。握りコブシ一つ分は離れています。このために、パットやショートアプローチを除けば、このグリップの握り方のために、両腕が描く軌道というのは異ならないと、クラブは正しい軌道を描きません。そして、この握り方のために、パットやショートアプローチを除けば、スイング中に左右の運動方向を変えないと、クラブは正しい軌道を描いてくれないのです。なので、両手でクラブを持った時は片手でクラブを持った時よりもスイングが複雑(難易度が高く)になるのです。

対して、片手でのスイングだと、、、

例えば、左手だけでクラブを持った時は、左手、左腕の動きだけを意識すればいい。右手だけでクラブを持った時は、右手、右腕の動きだけを意識すればいい。両手でクラブを持ったときよりも、手と腕の動かし方がシンプルになるので、スイングが簡単になるし、クラブの軌道も良くなりやすいのです。

 

おーっと、終電の時間が迫ってきました。この続きは次回、じっくり説明しましょう~。

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2月14日11時開催

リピーターセミナー!

こちらもまだ空席あり

アナライズのセミナーは1つのセミナーに一度だけしか参加できませんが、今までセミナーに参加されて、質問や疑問、壁にあたっている人にリピーターセミナーを開催します

時間は1時間30分  お値段は4000円  人数は6名限定です。

参加資格はドタキャンしない方(汗)

こちらのセミナーは、今まで受けたセミナーと、そして応募動機となる、今の課題を、疑問点を、簡単に書いて送ってください。まあ ぶっちゃけマーク金井に色々聞いてみたいという感じのセミナーです!

よろしくお願いします。