カテゴリー: ゴルフボール
2014年04月07日距離感が良くなるゴルフボールを選ぶコツとは!?
昨日のヤマハレディースでは元賞金王の維持を見せたアン・ソンジュが接戦を制して今季ツアー初優勝しました。通常女子ツアーは3日間競技ですが、ヤマハレディースはメジャー同様、4日間競技。4日間あるとミスを取り戻すことができる反面、勢いだけでは勝てません。優勝したアンソンジュに限らず、上位陣は安定感に溢れている選手ばかりでした。
アン・ソンジュに比べると安定感が微塵もないのが今年の阪神。一昨日は11点も取りながら負けてしましましたし、昨日も危なっかしい勝ち方をしています。9戦終えて4勝5敗ですが、防御率がとにかく悪いのがかなり気になります。
そして、ゴルフにおいて安定感を出すために必要なのは、距離感です。いくらナイスショットしてもグリーンオーバーしては意味がありません。アプローチでスピンを効かせすぎてカップをショートするのはスピンの無駄遣い。どちらも、ナイスショットした気持良さを味わうことはできますが、スコアメイクという視点で捉えればナイスショットではなくミスショットです。
とまあ、取って付けたような前置きはこれぐらいにしておいて、今日のエントリーは距離感が良くなるゴルフボールの選び方についてです。
距離感とは、
100y打ちたい時、ナイスショットして100y飛ぶボール
30yのアプローチで30yきっちり飛ぶボール
アプローチで10yランさせたい時に10y転がるボール
5mのパットを打った時、5mちょうど転がってくれるボール
距離感というのは人によって違いますが、これらが満たされるボールというのがその人にとって距離感が出やすいボールになります。そして、今どきのボールは多様化しているので、ボールの飛び方、スピンのかかり方が異なります。プロ、上級者でも距離感が合いやすいボールと距離感が合いづらいボールとがあります。
では、どこにこだわってチェックすれば、距離感が合うボールを選べるのか?
優先順位としては‥‥
パットの距離感
アプローチの距離感
アイアンの距離感
ドライバーの距離感
まずパットに関して言うと、音と手に伝わる感触が距離感に影響を及ぼします。ですので、セルフチェックでお勧めしたいが「目を閉じて」パットを打ってみること。ゴルフ場で無くてもかまいません。どこでもいいから目を閉じて2メートルの距離を打ってみて下さい。これで2メートル転がるのが距離感のいいボールです。応用編としては、下りのパットを打つのもいいです。下りの速いラインでイメージ通りの距離がでやすいボールは、高速グリーンでプレーする時に距離感があいやすくなります。
次にアプローチの距離感について。パットの時と同じく、自分が打ちたい距離と実際に飛ぶ距離がマッチしているかどうかチェックします。例えば、30y打ちたい時に、何ヤード飛ぶかチェックする。そして、もう2つチェックポイントがあります。ひとつは、
落下後のランの距離
アプローチではこれが非常に重要で、落下のランがイメージとマッチしていないと距離感が安定しません。スピンが強くかかる方が距離感合うと思われがちですが、そんなことはないのです。ゴルファーによってはスピンがかかり過ぎると距離感が合いづらくなる人もいるのです。キュキュッとスピンがかかって大きくショートすると「今のは上手く打ち過ぎた」なんて言う人がいますが、これは完全に自己満足な台詞〜。本当に上手く打ったらカップインしてもらわなくては困ります。「上手く打ち過ぎた」という台詞が出やすい人は、スピンが強くかからないボールを使った方が距離感が良くなります。具体的には、スピン系のボールよりもディスタンス系のボールや、最近増えてきたスピン系とディスタンス系の中間ボールを使った方が「上手く打ち過ぎてショート」のミスを減らせるでしょう。
もうひとつのチェックポイントは打点位置。アプローチで打点位置が上下にズレやすい人は、スピン性能を重視したスピン系ボールよりも、ディスタンス系のボールや中間系ボールをお勧めします。ツアープロが使うスピン系ボールの場合、打点位置が上下にズレてしまうとスピン量が500回転以上ことなり、同じヘッドスピード、同じロフトでボールを捕らえても、実際にボールがキャリーする距離、落下後のランの距離が大きく変わってしまうからです。わりといい感じで打っているのに、手前にショートしたり、ピンを大きくオーバーする人の場合、打点位置が上下にズレている場合が少なくありません。このタイプの人もスピン系よりもディスタンス系、中間系のボールを選んだ方がアプローチの距離感が合ってきます。
タバコの銘柄に負けないぐらいゴルフボールの種類は豊富ですが、ほとんどのボールにはスピン系とかディスタンス系の表記がなされています。アプローチの距離感が安定していない人は、ディスタンス系ボールの中から色んなボールをテストしてみて、
距離感が合いやすいボールを選んでみることをお勧めしたいですね。
アプローチの距離感が良くなるボールを使えば、「上手く打ち過ぎた」なんていう台詞を吐く回数が減れば、それだけでスコアは確実に良くなるでしょう〜。
おーっと、撮影の時間が迫ってきました。この続きは次回アップします〜。
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2014年04月05日スコアが確実に良くなるゴルフボールを選ぶ方法とは!?
昨日は関西出張、北六甲CCでラウンド撮影してきました。スタート時点では雲一つない晴天から、3ホール目には突然の土砂降り。撮影を1時間ほど中断してからは全英オープンなみの強風下。1日でいろんなシチュエーションで撮影&プレーを楽しんできました(笑)。
掲載前なので詳しい内容は控えさせていただきますが、昨日は一度も打ったことがないボール、一度も打ったことがないクラブ、そして一度もプレーしたことがないゴルフ場でのプレー。おまけに強風。普段はブッシュネルで距離を測定しながらプレーするのですが、昨日はそれもできませんでした(キャディバッグを間違って他のゴルフ場に送ってしまったため)。
まるで八方ふさがりな状態でのプレーでしたが、ゴルフの内容はすごく良くて、ミスショットらしいミスは2発だけ。距離感のミスもほとんどなく、アプローチは花道からのチップインバーディが1回。バーディパットは6メートルと4メートルがカップのど真ん中から決まりました。撮影だったのでOKパットが甘々でしたが、ボギーを打ったのは3ホール。雨で途中棄権しましたが、かなりいいゴルフができました。
さて、今日のエントリーはボール選びについてです。
ボールを選ぶ基準はいくつかありますが、一般的には‥‥
飛距離性能
スピン性能
ボールの硬さ(軟らかさ)
打感(フィーリング)
対象ヘッドスピード
これらが選ぶ要素になっています。実際、ゴルフボールのパッケージを見ても、これらの要素について、どんな特性になっているのかがちゃんと表記されています。
では、どの要素にこだわってボールを選べば自分に合ったボールを選ぶことができるのか?
どの要素にこだわってボールを選べばスコアを1打でも縮めることができるのか?
ドライバーの飛距離が出ない人ならば、飛ぶボール。アプローチでスピンをギュギュッとかけたい人にはスピンが効くボール。ソフトなフィーリングを求める人には軟らかいボール‥‥いずれも間違いではありませんが、実は、ボールを選ぶ上で一番大事なことは、これらの要素ではありません。ボールを選ぶ上での最重要キーワードは、
距離感!!!!
なのです。普段よりも5ヤード飛ぶボール、バックスピンがキュキュッとかかるボール、打感がソフトで心地良いボール。これらの満足度が非常に高いボールは使っていて気持ち良いですが、いずれの要素もスコアメイクには直結しません。飛んでも止まっても、心地良くても、距離感が合わないボールというのはスコアメイクには直結しないからです。誤解を恐れずに言えば、飛ばなくても、止まらなくても、フィーリングが悪くても、距離感が合うボールはスコアが確実に良くなります。具体的に言うと、
100y打ちたい時、ナイスショットして100y飛ぶボール
30yのアプローチで20yキャリーして10yランが出るショットを打った時、
その通りの弾道が打てるボール
5mのパットを打った時、5mちょうど転がってくれるボール
ちょっと応用編だと、
アゲンスト風でもフォローの風でもイメージ通りの距離が出るボール
イメージ通りの弾道高さが出るボール
距離感というのは人によって違います。そして人によって違うということは、自分に適したボールというのも人によって違います。もちろん、距離感の出し方というのも人それぞれなので、適したボールもそれぞれ違います。
そして距離感に関して言うと、 優先順位としては‥‥
パットの距離感
アプローチの距離感
アイアンの距離感
ドライバーの距離感
距離が短いショットほど優先順位が上にきます。理由は単純、カップに近い所ほど距離感の善し悪しでスコアが変わってくるからです。
では、どんなボールを使えば距離感が良くなるのか?
この続きは次回、じっくり説明しましょう〜。
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2013年11月29日スコアメイクを第一に考えるならばアイアン基準でボールを選ぼう!!
たかがボール、されどボール。
一昨日、昨日とドライバーでのボール選びについて書きました。ゴルファーならば1ヤードでも遠くに飛ばしたいもの。もちろんプロもそうで、飛ぶと評判のボールを積極的に使います。古い話ですが、糸巻きボールが全盛の頃、ダンロップのマックスフライは国内で圧倒的な人気がありました。契約プロはもとより、他社のボールを契約しているプロも試合ではロイヤルマックスフライを使っていたのです。これは噂ではありません。その当時、マーク金井はプロの試合に何度か出たことがありますが、スタート時点のボールチェック時に、プロから「今日はこれ使います」と、契約外のロイヤルマックスフライを差し出され経験が2度ありました。
さて、今日もボール選びについて。プロはアマチュア以上に飛ぶボールを求めていますが、それと同じぐらいボールにこだわっている要素があります。それはアイアンの距離感、アイアンでの止りやすさ、そしてアプローチの距離感、止まりやすさです。ドラコン選手と違って、プロはスコアを出してなんぼ。いくら飛ぶボールでもアイアンの距離感が合わなかったり、アプローチでスピンが思うように効いてくれないボールは絶対に使いません。理由は単純、飛ぶだけのボールではバーディーやイーグルが取れないだけでなく、パーをセーブするのも難しいからです。矛盾しますがプロの場合、、ドライバーの飛びと、アイアン&アプローチでの使い勝手、この両方が満足しないボールは滅多に使いません。飛んで止まるボールを探しているのです。
スコアメイクを第一に考えているならば、プロだけでなくアマチュアも同じだとマーク金井は思っています。
そこで今回はアイアン(ウエッジ)の飛距離性能、スピン性能についてお話ししましょう。マーク金井が現在使っているボールは‥‥
いずれもウレタンカバーが採用されているスピン系ボールで、いずれもコアが硬いタイプです。ドライバーでボールが潰れる感じが少ないのが好みなのと、ドライバーで打った時にボール初速が出てくれるから使っています。そして、アイアンの距離感が出やすいこと、アプローチでイメージ通りにスピンが効くから使っています。クラブ試打でラウンドする時も、プライベートでゴルフする時も、ディスタンス系ボールは滅多に使いません。理由は単純、ディスタンス系ボールはアイアンが飛び過ぎたり、アプローチでイメージ通りにスピンが掛からないからです。
では、ディスタンス系ボールにはメリットはないのか?
そんなことはありません。ボールの市場規模でもディスタンス系ボールはスピン系ボール以上に売れています。ディスタンス系ボールにはスピン系ボールにはない魅力もあります。
ディスタンス系ボールの場合、ヘッドスピードが遅めに人に飛ばしやすい軟らかいコアが採用され、カバーはアイオノマー系カバー(サーリンカバー)が採用されています。このため、ドライバー以上にアイアン、特に7番アイアン以下では明らかにスピン系ボールよりも飛距離が出ます。マーク金井が7番アイアンで打ち比べると、ディスタンス系ボールはスピン系ボールよりも10ヤード以上飛距離が伸びることも珍しくありません。
ではなぜ、ディスタンス系ボールはアイアンで飛距離が伸びるのか?
これはもうカバー素材の違いです。アイオノマー系カバー(サーリンカバー)はウレタン系カバーに比べると、インパクト時に摩擦が強く発生しません。素材によっても異なりますが、摩擦抵抗が減るために、フェース面上でボールがスリップする度合いが強くなり、その結果、ボールは高く打ち出されて、スピンが減ります。ラフからフライヤーを打った時のような感じでボールが飛ぶのです。ボールによっても異なりますが、一般的には‥‥
7番アイアンでの打ち比べ(VG3 ロフト30度)
ウレタン系ボール キャリーが160y前後
ティスタンス系ボール キャリーが165~175y
ウレタン系ボールの場合、いい感じで打つとキャリーの誤差は3ヤード以内ですが、ディスタンス系ボールの場合、いい感じで打つと10ヤードぐらいの誤差が出ます。これもラフからフライヤーで打った時と同じ。スリップする度合いが打つ度に異なるため、スリップが少ないと飛びすぎませんが、スリップが多くなると飛びすぎることになるのです。そして、このスリップする度合いというのはプロでもコントロールできません。打ってみないことには、どれだけキャリーが出るか分からないのです。プロや上級者、そしてマーク金井がディスタンス系ボールを使わないのは、打った時の手応えと実際にボールが飛ぶ距離が安定しないからです。
もちろん、ディスタンス系ボールにもメリットがあって、絶対的にヘッドスピードが遅い人の場合(40m/s以下)、アイアンで打ってもスリップする度合いが減ります。このため、ナイスショット時のアイアン距離がプロほど大きく変わりません。そして、なによりスピンが減るのでアイアンが飛びます。ドライバーのヘッドスピードが40m/sぐらいならば、スピン系に比べるとディスタンス系の方が、5~10ヤードぐらい余計に飛ぶでしょう。6番で狙うところを7番で狙えるというのは、心理的にもかなりゴルファーにメリットがあります。そして、ヘッドスピードが遅い人の場合、いい感じで打ってもプロほど安定してスピンが掛かりません。スピン量が不安定な人の場合は、スピンが強くかかって止まったり、スピンが全然掛からないという結果よりは、どんなショットもスピンが強くからない方が、距離感が安定する場合が少なからずあるのです。なので、スピン系ボール、ディスタンス系ボールの両方を試してみて、どちらが距離感が合うのか調べてみることをお勧めしたいです。
おーっと、撮影の時間が迫ってきました。次回はアプローチ&パッティングに焦点を当てたボールの選び方について書きましょう~。
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2013年11月28日飛距離に影響するスピン量はどんな要素によって決まるのか?
昨日のブログの続きです。ヘッドスピードに関わらず、ゴルフボールはインパクトの瞬間に約8ミリ潰れると最高の初速を得ることができます。これで導きだされるのは、ヘッドスピードによって飛ぶボールが異なるということです。
ヘッドスピードが遅い人の場合、8ミリつぶすためにはコアが軟らかいボールが必要不可欠。対して、ヘッドスピードが早い人の場合、軟らかいボールだと8ミリ以上つぶれる可能性があるので、コアが硬いボールが必要不可欠です。一般的にはディスタンス系ボールはコアが軟らかく、スピン系と呼ばれるボールはコアが総じて硬め。
ヘッドスピードが40m/s以下の人は、スピン系ボールよりもティスタンス系ボールの方がコアがほどよく潰れて最高初速を得られます。対して、ヘッドスピードが46m/s以上あれば、スピン系のボールの方がコアがほどよく潰れて最高初速が得られます。ヘッドスピードが40~46m/sの間だと、どちらを使ってもボール初速に大きな差は出ないと思います。最近はレガシーブラックのようにスピン系とディスタンス系の中間ようなボールが出てますが、この手のボールを使うのもアリでしょう。言い換えると、どんなヘッドスピードにも最大のボール初速を得られるゴルフボールというのは作れないし、存在しなません(2013年、11月の段階では)。
そして、飛距離に関してはスピン量も影響します。ヘッドスピードによっても異なりますが、ドライバーの場合、最適スピン量は‥‥
2200~2600回転
物理的には2000回転を少し下回った方が飛ぶと言われてますが、スピンが少ないとドロップしてキャリー不足に陥るリスクが増してきます。コースのレイアウトやゴルフコースでは風が吹いていることを考えると、2200回転以上、2600回転以下ぐらいの方が安定したキャリーを得られます。
では、ドライバーのスピン量は何によって決まるのか?
大きくは2つの要素があります。ひとつはカバーの素材。現在、ゴルフボールで使われるカバー素材はウレタン系とアイオノマー系とがあります。一般にはスピン系ボールにはウレタン系カバーが採用され、ディスタンス系ボールにはアイオノマー系カバー(サーリンカバー)が採用されています。
ウレタン系カバーのメリット‥‥‥‥‥ソフトでスピンがかかりやすい。
ウレタン系カバーのデメリット‥‥‥‥ボールの反発力がダウンしやすい
アイオノマー系カバーのメリット‥‥‥ボールの反発がアップしやすい
アイオノマー系カバーのデメリット‥‥硬くてスピンがかかりづらい
スピンが多くて飛距離をロスしているならばアイオノマー系カバーのボールを使った方が飛びます。ウレタン系カバーで低スピン弾道を打つには、低スピンで打てるクラブ、低スピンになるスイングが求められます。ボールに関して言えば、反発の高いコアでアイオノマー系カバーが採用されたボールは、ドライバ-で飛距離を稼げます。具体的には‥‥
はボール初速が出て、低スピン弾道が打てるボール。ドライバーの飛び性能だけに限って言えば、同社のプレミアムボールである20XIシリーズよりもこのボールの方がアドバンテージがあります。そして、スピン性能に関してもうひとつ影響が大きいのがコアの硬さ。
硬いコア→→→ボール初速が出やすく、スピンがかかりやすい
軟らかいコア→ボール初速が出づらく、スピンがかかりづらい
インパクトでボールが潰れるほど(変形が大きいほど)、ボールはスピンがかかりづらくなります。スピン量を計測する計算式にはボールの直径(半径)が入り、潰れるほど直径(半径)の数値が小さくなるからです。かつて、ブリヂストンが米国向けに出した「プリセプト・ラディ」が飛ぶと評判になりましたが、このボールは非常に軟らかく女性・シニア向け。それを一般男性が使ったらすごく飛んだのですが、これはスピン量が減ったからだと思われます。ドライバーのスピン量が3000回転を大きく上回る人の場合、ボールの反発が落ちても、コアが非常に軟らかいボールを使うと「ボール初速のダウンよりも、低スピン化による飛距離アップ」が得られる場合があるのです。
おーっと、締切りの催促の電話が入りました。明日もボールについてじっくり書きたいと思います~。
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2013年11月27日ドライバーの飛距離を求める人は、どんなゴルフボールを選べばいいのか?
毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェストと週刊パーゴルフの発売日。そして、インターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の公開生放送日です。昨日はタイトリストのブランドマーケティングマネージャーの池田さんに色んな話を伺いました。マーク金井的にはあまり注目されてはいませんが、今回のタイトのアイアンの中ではAP-1がかなり気に入ってます。
さて、今週のゴルフダイジェストでは連載ページである「新、買わずにいられない」に加え、ドライバーのヘッドスピードがHS38m/sの人のボール選びのページを少しお手伝いしました。編集部からはHS38m/sで飛ぶボールを3つ選んでほしいと言われ、銘柄と選んだ理由についてコメントを求められました。詳しくは週刊ゴルフダイジェストを読んでいただきたいですが、マーク金井が選んだボールはこの3つです。
PRGR eggディスタンス
ブリヂストン ファイズ
ナイキ oneレジン
いずれも飛距離重視のディスタンス系ボールですが、上の2つは打感が非常にソフト。ナイキだけは打感がややハードです。
では、ヘッドスピードが40m/sの人や、43m/s人や、46m/s以上の人はどんなボールを選べばいいのか?
ボールを選ぶポイントはいくつかありますが、ドライバーで飛距離を求めるならばボールのつぶれにこだわって下さい。ブリヂストンのボール開発スタッフに教えてもらったのですが、ボールは潰れすぎても飛びませんし、潰れなさすぎても飛びません。適度にボールが潰れた時に最大初速を得ることができます。
では、どれぐらい潰れれば最大初速を得ることができるのか?
ボールによっても異なりますが‥‥ドライバーの場合‥‥
目安は8ミリです。
ヘッドスピードが遅い人の場合、8ミリつぶすためにはコアが軟らかいボールが必要不可欠。対して、ヘッドスピードが早い人の場合、軟らかいボールだと8ミリ以上つぶれる可能性画あります。なのでコアが硬いボールが必要不可欠です。一般的にはディスタンス系ボールはコアが軟らかく、スピン系と呼ばれるボールはコアが総じて硬いです。なので、ヘッドスピードが40m/s以下の人は、スピン系ボールよりもティスタンス系ボールの方がコアがほどよく潰れて最高初速を得られます。対して、ヘッドスピードが46m/s以上あれば、スピン系のボールの方がコアがほどよく潰れて最高初速が得られます。例えば、ブリヂストンのボールで言えば、
ヘッドスピード40m/s以下 ファイズ
ヘッドスピード46m/s以上 X01シリーズ
ということになります。マーク金井の場合、ドライバーでガッツリ振るとヘッドスピードは46~48m/s。なのでディスタンス系のボールは、スピン系のボールに比べると若干ボール初速が落ちます。ただし例外もあって、ナイキのワンレジンXはディスタンス系ですが、スピン系と同じかそれ以上にボール初速が上がります。このボールはちょっと例外的で、ディスタンス系ボールですが、コアが硬く作られているからです。
では、ヘッドスピード43m/s前後は、
どんなボールを使えば最高初速が得られるのか?
このゾーンのゴルファーはどちらを使ってもボール初速に大きな差は出ないと思います。最近はレガシーブラックのようにスピン系とディスタンス系の中間ようなボールが出てますが、この手のボールを使うのもアリです。もしくは正確にドライバーで飛ぶボール(ボール初速が一番上がるボール)を探しているならば、弾道計測器でボール初速が一番上がるボールを使うのもあります。ちょっと手間がかかりますが、クラブを変えないでボールだけを変えて弾道計測器で計測すれば、飛ぶボール(ボール初速が一番上がる)を見つけることができるでしょう。
たかがボール、されどボール。
ドライバーの飛距離はボール初速がもっとも影響が大きい要素ですが。飛距離はボール初速だけでは決まりません。スピン量も少なからず影響が出ます。ボールの選び方については、明日もじっくり説明していきましょう~。
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