マーク金井blog

2019年06月27日超私的な考察 1ホールで1回しかナイスショットが打てないとしたら、どこで打ちますか?

アナライズからお知らせ

大阪市内で「G20サミット」が開催されることに伴い、大阪府内で大規模な交通規制が行われる影響で、6月27日(木)から7月2日(火)頃まで、関西地方の一部地域がお届け先の荷物のお届けに遅れが生じる可能性があります。なお、交通規制の状況等の影響によっては対象地域以外でも遅れが生じる可能性があります。お客さまにはご迷惑をおかけしますが、あらかじめご了承いただきますようお願い申しあげます。

Youtube動画【おしえてマークさん】 マーク金井が皆さんの質問にお答えします。その3回目です

マークさんの質問箱#3

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昨日は日頃からお世話になっているスノー業界の大きなコンペに参加してきました。場所は茨城県の石岡ゴルフ倶楽部。コンペですから9ホールではなく18ホール。クラブハウスでお昼ご飯もちゃんといだきました。9時15分にスタートし、18番をホールアウトしたのが16時ごろ。18時過ぎからゴルフネットTVの撮影が入っていたので、パーティーは欠席させていただき神田に戻りました。

スタッツはこんな感じです。

 

OUT
ーー□ーーーー□ー 40
213222241 19

IN
ーー○ーーー△ー△ 37
121122222 15

 

いつものごとくアウトはパットがまったく入りません。3m以内のバーディーチャンスは3回ありましたが、ことごとくカップに嫌われ、3番のダボはティショットがコスリ球で右に池ポチャ。8番は絶対寄らない場所にワンオンし、セカンドパットを1.5mオーバーしての4パット。9番はティショットが右バンカーに入り、レイアップからのアプローチが1mに寄ってくれてパーでした。

インは10番、11番、18番でティショットがプッシュアウトして右の林。16番は刻んだつもりのセカンドがひっかけて左に池ポチャです。12番のバーディは8mの下りのラインがスルッと入ってバーディー。11番、15番でも3mほどに乗りましたが、バーディパットはわずかにショートしてます。

 

池ポチャンが合ったのでショット数は43。ショット数は普段よりも少し多く、それがスコアに如実に出ています。アウトの2つのダボは典型的なアンフォースドエラーをしでかしているので致し方ありません。インの上がり3ホールで2ボギーは完全に疲れによるもので、3連続ボギーになってもおかしくない展開でした。

 

久しぶりの石岡で久しぶりの18ホール。目標スコアは76だったので、1つ飛び出してしまいましたが、プレーの内容は可も無く不可も無く。ティショットは少し乱調でしたが、ショートアイアンで打てる距離でのアンフォースドエラーは16番のセカンドの1発だけ。他のショットはすべてパーオンもしくはアプローチが寄せやすい場所に打て、グリーンを狙える距離のショットに関しては、ミスらしいミスはゼロです。

 

グリーンを狙うショットでミスが出にくい理由、それは、、、、

 

 

ティショットでナイスショットを打ちたい欲がゼロになっているからです。このブログでも何度も書いていますが、ティショットでホームラン(ナイスショット)を打っても、いいスコアは出る必要はありません。ティショットはテニスに例えるならばサーブ。ダブルフォルト(池ポチャ、OB、チョロ)さえしなければいいと思って打ってます。

 

ホールによっても変わりますが、ティショットではセカンドが打てる所にあればいい、距離は200ヤードで十分という感じです。そして、その変わりと言ってはなんですが、セカンド(グリーンを狙うショット)に関しては、130ヤード以上はグリーン中央、それ以下の距離ならば(ピンが端に切っている場合を除き)、ピン手前1メートルに乗せるつもりで打ちます。

 

 1ホールで使えるメンタルエネルギーが100とすれば、ティショットでは10使い、グリーンを狙うショットでは50使い、そしてパットでは40使う感じです。ティショットよりもグリーンを狙うショットの方が5倍神経を使っているのです。

 

 

スコアメイクに苦労しているゴルファーを観察していると、ティショットでエネルギーを10しか使わない人はほとんどいません。ティショットでエネルギーを50以上使っている人の方が圧倒的に多いです。そしてティショットでナイスショットが出るとホッとしてしまい、グリーンを狙うショットでアンフォースドエラーをしている場合が少なからずあるのです。

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

ティショットでナイスショットを打つのは大変気持ち良いですし、ゴルフの醍醐味を味わうことができます。しかしながら、ティショットでエネルギーを使い過ぎてしまうと、グリーンを狙うショットで使うエネルギーがなくなるリスクも高まるのです。ティショットを取るのか、それともセカンドショットを取るのか。どちらかしかいいショットを打てないとしたら、、、、グリーンを狙うショットでいいショットを打てるようにした方が、プレーの流れが良くなり、大叩きを確実に減らせ、スコアが安定してくると超私的に思っています~。

 

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2019年06月25日超私的な考察 ゴルフ場で打ってはいけないミスショットとはどんなショットなのか!?ないって本当なのか?

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おしりの使い方がわかれば スイングが劇的に変わる
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プロ野球の交流戦は、巨人との直接対決を制したソフトバンクが優勝。破れた巨人が2位。阪神は6勝10敗、2引き分けと大きく負け越して下から数えた方が早い順で終わりました。交流戦前5つ勝ち越してましたが、交流戦が終わった段階で貯金はわずかひとつ。にも関わらず、交流戦前に首位だった広島はさらに負け越してくれたおかげで、今もセリーグではなんとか3位をキープしています。

阪神が交流戦を大きく負け越したのは弱いからですが、負けた試合では度々チャンスを潰しています。ノーアウト満塁で点が入らない、ワンアウト3塁で点が入らない。ヒットではなく犠牲フライでも点が入る場面で、進塁打が打てていないのです。チャンスを生かせないと点が入らないだけでなく、潮目(試合の流れ)が変わり、相手チームがサクッと得点します。プロ野球を観ていると、つくづくチャンスはピンチということを思い知られます。

阪神ファンとしてはモヤモヤする試合が多かったですが、選手の立場で考えるとチャンスの時ほどプレッシャーがかかります。打って当たり前の場面で犠牲フライをちゃんと打つというのは、「打って当たり前」というのが重くのしかかり、「打ち損じてはいけない」という状態に陥るからです。

 

そして、チャンスはピンチというのはゴルフにも当てはまります。ティショットはいい当たりでセカンドは残り100ヤード。寄って当たり前の時に、ちゃんとピンの近くに打つというのは「ナイスショットが当たり前」になり、当たり前というのが頭をよぎればよぎるほど、自分で自分にプレッシャーがかかるからです。言い換えると、ゴルフで本当に必要なスキルというのは、「ナイスショットが当たり前の場面」でミスショットを打たないこと。最低限これだけはちゃんとできるショット、例えば、フェアウェイからピンまで100ヤードならば、10メートル以内にちゃんと乗せることです。

 

 

 では、どうすれば「ナイスショットが当たり前の場面」でナイスショットが打てるようになるのか?

 

 

メンタルを鍛えるというのも大事ですが、それよりももっと大事なことがあります。それは、「ナイスショットが当たり前の場面」のショットを数多く打ち、場慣れすることです。日曜日に、神田のスタジオゴルフスイング物理学の小澤康祐さんとコラボセミナーを実施しましたが、小澤さんも緊張した場面で失敗しないことは「慣れることが大事」だとこうおっしゃってました。

ナイスショットが当たり前の場面を増やすコツ、それはティグラウンドを変えることです。普段青ティでプレーしているのであれば白ティから、普段白ティからプレーしているのであれば、赤ティからプレーしてみる。そうすれば、絶対的な距離が短くなるので、飛ばす必要がなくなりますし、「ナイスショットが当たり前の場面」も必然的に増やせるのです。

 

 

マーク金井ANAの機内番組「マーク金井至福のゴルフ一人旅」で全国のコースをプレーしていますが、基本白ティでプレー。白ティなので距離はありませんので、ティショットもセカンドショットも距離は必要ありません。「ナイスショットが当たり前の場面」から打つことが多いですが、ミスらしいミスはまず打ちません。カメラが回っていても普段通りのショットが打てますが、それはカメラに慣れていることと、普段のプレーでも「ナイスショットが当たり前の場面」からしょっちゅう打っているからです。

 

 

野球でも難しいボールをヒットする好打者がいますが、指揮官としては難しいボールを打てても、ヒットになって当たり前のボールで空振りや凡打を繰り返す打者に対しては評価が低くなります。打てないボールを打てるよりも、打てるボールをちゃんと打てる打者の方を高く評価します。その方が試合の流れが良くなる(悪くならない)からです。

 

 

ゴルフもしかり。やさしいコースでプレーしたら上手くならないという意見もありますが、ゴルファーが本気で上達を望むならば、やさしいコース、やさしいティからプレーし、「ナイスショットが当たり前の場面」からそこそこ満足できるショットを打てる回数を増やすことです。赤ティからプレーするのが恥ずかしいならば、ショートコースでプレーするのでも構いません。とにかく100ヤードぐらいからのショットをちゃんと打てないことには、プレーの流れを作れませんし、コース攻略、コースマネジメントも絵に描いた餅になってしまいます。

 

 

マーク金井mmアイアン、そしてmmウエッジを設計しましたが、このクラブのコンセプトは「ナイスショットが当たり前の場面」から凡ミス(致命的なミス)が出づらいようにしてます。mmの略は「ミスがミスにならない」で、野球に例えるならば目を見張るようなヒットを打つためではなく、犠牲フライがちゃんと打てるクラブです。

 

 ゴルフは物理であり、確率です。

 

確率の高いショットを打つために必要なことは、難易度の高いショットを成功させることよりも難易度の低いショット、即ち「ナイスショットが当たり前の場面」からの凡ミスを打たないことです。ナイスショットが打てる場面で凡ミスを打つと、そのホールのスコアが悪くなるだけではなく、ゲームの流れが悪くなり、ミスショットが続いたり、ナイスショットしてもアンラッキーなことが起こりやすくなるのです~。

 

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2019年06月23日超私的な提案 飛び系アイアンはウエッジの本数を増やした方がいいって本当なのか!?

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【おしえてマークさん】最新作は”アイアンの形状”です。
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昨日の関東エリアは梅雨らしい天気で、一日中、雨が降ったり止んだり。外に出歩くよりも室内にいた方が良さそうな案配だったので、仕事部屋でゴルフ雑誌を読み漁りました。21日に発売された、月刊ゴルフダイジェストゴルフクラシック、そしてワッグルの最新号を読みましたが、どの雑誌も、メインとなっているのがレッスン企画。そしてその次に多いのがクラブに関する企画です。

その中で、「なるほど」と思ったのがワッグル8月号に掲載されていた、

 

 カノマタギア深層の真相
 10年前とは大きく変わった、アイアン選びの新基準

 

 

ドライバーと違ってアイアンの場合、ヘッド形状にバリエーションがあります。マッスルバック、ハーフキャビティ、キャビティ、ポケットキャビティ、そして中空アイアン。ヘッドサイズも色々あるので選びがいがありますが、それを鹿又さんは理路整然と上手く仕分けてアドバイスしています。

 

 

詳しい内容についてはワッグルを読んでいただきたいのですが、鹿又さんがアドバイスしていたのが、

 

 

 曲げたいか、曲げたくないかがアイアン選びの第一歩。

 

 

クルマに例えるならば、直進性が高いアイアンがオートマチック系。操作性が高くて球を曲げやすいアイアンがマニュアル系。クルマの場合、オートマチック車が大多数で、マニュアル車が非常に少ないですが、ゴルフクラブの場合は、まだマニュアル系のモデルが少なからずあります。

 

 

そして、もうひとつ注目したのがPWのロフトです。ドライバーのロフトは、昔も今も10度前後が主流ですが、今どきのアイアンはロフト設定がこれでもかってぐらい異なります。20年ぐらい前までは、7番のロフトは32~34度ぐらいで落ち着いてましたが、最近のアイアンはこれでもかってぐらいロフトが立っているモデルもあれば、昔ながらにロフトが立っていないアイアンもあります。7番のロフトは25度のモデルもあれば、34度のモデルもあります。

 

 

その結果、7番のロフトだけでなくPWのロフトも大幅に変わりました。PWのロフトは
なんと、なんと、、、

 

 

37~46度!!!!!!!!!!

 

 

7番同様、PWもモデルによってロフト差が9度もあるのです。アイアンの番手に換算すれば、2番手から2番手半も変わるのです。

 

 

PWのロフトが2番手以上変われば、当然のことながらウエッジのロフト選びも変わります。一般的には、ウエッジはAWが50~52度、SWが54~56度となっていますが、このロフトがちょうど当てはまるPWのロフトは44度~46度です。超私的なことを言わせていただくと、PWのロフトが42度以下の場合は、AWのロフトが50度や52度だと番手間の飛距離差が大きく出てしまい、アイアンでもっとも大事な番手間の飛距離差を一定に保つことが非常に難しくなるのです。

 

 

鹿又さんもおっしゃってますが、ウエッジのロフト角は6度刻みが目安。もしもPWのロフトが42度以下ならば、PWとAWの間にもう1本ウエッジを追加した方が、距離に対応したショットが打ちやすくなりますし、距離感のミスも減らせます。

 

 

今どきのアイアンを購入する場合は、7番、そしてPWのロフトを必ず調べることが大事です。手前味噌ではありますが、アナライズのmmアイアンは、mmウエッジと同じくすべての番手にロフトを表記してます。ウエッジでロフトが表記されているならば、アイアンもロフトが表記されていた方が「飛距離とロフトの関係」をつかみやすいからです。

 

 

そしてmmウエッジアイアン同様、ミスに強い形状であるキャビティ構造。マニュアル系ではなくオートマ系なので、ロフトのバリエーションも46度から60度まで2度刻みでラインアップ。どんなロフト角のアイアンにも対応できるようにするために、8種類のロフトを用意しました。ちなみにマーク金井はPWのロフトが45度なので、14本でプレーする時は50度、54度、そして58度か60度のウエッジをバッグに入れています。

 

 

アイアンとウエッジは飛距離もさることながら、正確な距離感が求められるクラブです。正確な距離感を出すには技術もさることながら、ロフト選びが大事。特に飛距離重視のストロングロフトのアイアンは、PWの次にもう1本ウエッジ、46度や48度のウエッジを入れたセッティングをした方が、120ヤードの以内のショットの精度が上がりますし、スコアメイクもしやすくなるのです~。

 

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2019年06月20日超私的な考察 インパクトで骨盤(腰)を開くとどんなメリットがあるのか!?

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梅雨の真っ只中ではありますが、今週の神田エリアはまだ一度もまとまった雨が降ってません。暑くて湿度が高い日が続いており、マーク金井の首の後ろ側は別人のように真っ黒に日焼けしてます。一昨日の月曜日は赤羽ゴルフ倶楽部でゴルフ雑誌の撮影をしてましたが、1時間ほどでこれでもかってぐらい日焼けしました(笑)

 

 

さて、これでもかってぐらいつながりで言えば、最近の練習テーマはこれでもかってぐらい「インパクトゾーンで骨盤(腰)を開く」こと。仕事が終わった深夜に神田のスタジオで20分ほど練習する時も、1に骨盤の開き、2に骨盤の開き、3に骨盤の開きと、念仏を唱えるがごとくひたすら骨盤を開くことを意識しながら練習しています。

 

そして、そして火曜日にプロギア銀座EXにて最新の機器を駆使してスイング診断をしてもらった時もひたすら意識したのが「骨盤の開き」です。PRGRのサイエンスフィットは何度か伺っていますが、今回は、PRGRが開発した独自の測定器を使い、「腕」「胸」「骨盤」の動きをモーションキャプチャーしてもらいました。

 

半年ほど前にもプロギア銀座EXでスイング分析をしてもらったのですが、骨盤の開きを強く意識し始めたのは今年の1月末ぐらいから。なので4ヶ月でどれぐらいスイングが変わったのかが大いに気になるところです。なぜなら、ゴルフスイングは自分では「大きく変わった(大きく変えた)」と思っていても実際はほとんど変わっていないことが非常に多いからです。前回の計測ではダウンスイングでは骨盤は閉じてましたし、インパクトでも骨盤の開きは微々たるもの。いわゆる身体の開きが少ない状態でインパクトを迎えていました。

 

それが今回の計測では、自分の予想を超えるほどスイングが変わっていました。トップからはいきなり骨盤の回転が入っており、数値を見ても、、、

 

 

 トップでの腰の回転  45度
 ダウンスイング前半  23度(トップよりも22度骨盤が開く)
 ハーフダウン    -21度(トップよりも66度骨盤が開く)
 インパクト     -32度(トップよりも77度、アドレスよりも32度骨盤が開く)

 

数値を見てもトップからいきなり骨盤(腰)が開く方向に回旋しているのが分ります。
もちろん、この数値で決して満足はしていません。女子プロゴルファーはインパクトで骨盤が59度も開いています。それを考えると、インパクトでは45度以上骨盤が開けるようなスイングを目指していきます。

 

 

PRGRのサイエンスフィット教本でも、骨盤(腰)を開くことがゴルフスイングを構築する上で非常に重要だとアナウンスしています。この教本では「骨盤が開いたインパクト」が大前提とまで書かれていますが、まったくもってその通り。骨盤が開けるかどうかで、ゴルファーのスイング、そしてクラブヘッドの軌道というのがガラッと変わります。老若男女問わず、身体の柔軟性を問わず、骨盤が開いたインパクトを覚えることができてしまえば、アマチュアゴルファーに多い手打ちにもならないし、スライスも出ません。そして何より飛んで曲がらないスイングを身に付けやすくなるのです。

 

 

では、なぜ骨盤が開けると飛んで曲がらないスイングを見に付けやすくなるのか?

 

 

アナライズ「手打ちが治る体幹セミナー」「NEOオンプレーンセミナー」で詳しくレクチャーしてますが、骨盤を開くとクラブをインサイドから下ろして、インサイドに振り抜いていけやすくなるのです。加えて、骨盤を開くというのは先行動作。身体の中心が先行して動くことで、慣性の力(遠心力)を効率良く発生させることができ、かつリストターンしなくても、インパクトでフェースをスクエアに戻せるようになってくるのです。

 

 

 もちろん、骨盤を開けばその瞬間にすべてが上手くいくという訳ではありません。しかしながら、手打ちを直したい、今どきの大型ヘッドを上手く使いこなすためには、骨盤を開いた状態でインパクトを迎えることが必要不可欠なんです。

 

ただし厄介なことに、ゴルフのキャリアが長い人、骨盤を開かなくてもナイスショットが打てるアマチュアゴルファーの場合、「骨盤が開いたハーフダウン」、「骨盤が開いたインパクト」というのは、とてつもなく気持ち悪い動作、とてつもなく上手くできない動作なんです。そして、困ったことに骨盤を開く感じでスイングしても、実際は骨盤がまったく開いていないことが多いのです。

 

骨盤を開かなくてもボールを真っ直ぐ飛ばせますし、飛距離も出すことも可能です。ただし、骨盤を開いていないインパクトでは今どきの大型ヘッドを上手く使いこなすのが非常に難しいですし、ショットを安定させることも難しくなるのです。

 

超私的に言えば、骨盤を開かないインパクトというのは「天動説スイング」で、骨盤が開いたインパクトというのは「地動説スイング」です。天動説から地動説に移行する時、多くの人が地動説に違和感を覚えたように、ゴルフの場合も天動説スイングをしている人の多くは、地動説スイングに対して強い違和感を持ってしまいます。

 

 

しかしながらダスティン・ジョンソンのスイングを引き合いに出すまでもなく、今のトッププレーヤーは例外なくインパクトで骨盤が開いてます。女子プロゴルファーのインパクトも例外なくインパクトで骨盤が開いてます。

 

 

ゴルフは物理です。

 

 

物理的に理に叶っているスイングをするのか、しないかのかはゴルファーの自由です。しかしながら、今どきの大型ドライバーを上手く使いこなしたい、ボールを沢山打たなくても飛んで曲がらないショットを打ちたいのであれば、一時的にボールにまったく当たらなくなったとしても、地動説スイングを身に付ける練習をすることお勧めします~。

 

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2019年06月18日超私的な提案 風が強い日に低い球を打つ一番簡単、確実な方法とは!?

Youtube動画【おしえてマークさん】今回から、マーク金井が皆さんの質問にお答えします。

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2019年の全米オープンは1打差の首位で出た35歳のゲーリー・ウッドランド選手が4バーディ、2ボギーの「69」でプレー。最終18番では8メートルほどのバーディーパットを見事に沈め、通算13アンダーとして逃げ切りでメジャー初制覇を遂げました。

 

全米オープン3連覇がかかったブルック・ケプカ選手は最終日にスコアを「68」と伸して追い上げましたが、通算10アンダーの2位でホールアウト。1905年のウィリー・アンダーソン(スコットランド)以来114年ぶり2人目の大会3連覇を逃しました。

 

 

マーク金井は初日からテレビ観戦してましたが、その合間をぬって日曜日、千葉市民ゴルフ場で早朝9ホールプレー。雨上がりの日曜日は台風のような強風。ピンが斜めに向いた中、サクッと担ぎセルフで回りました。バッグの中は、いつものように7本だけでしたが、おはよう3パットボギーの後は、8ホール連続パー。風が強いコンディションを考えると安定してプレーできました。スタッツはこんな感じです。

 

 

△ーーーーーーーー 37
321221222 17

 

出だしホールは強いフォロー風、セカンドの残りは90ヤードでしたので、PWで80ヤード打つ感じで打ったらピンを20メートもオーバー。ファーストパットを2mショートし、セカンドパットがカップをなめて3パットです。2番以降は風の計算をほとんど間違えなかったので特にピンチらしいピンチはありませんでした。

 

 

千葉市民は3番と8番がパー3ですが、3番は白ティからだと98ヤード。8番は150ヤードです。3番はフォロー風で、8番はアゲンスト風が吹いてましたが、マーク金井はどちらも同じクラブでティショット。どちらもピンをかすめてグリーン奥のエッジに運びましたが、使ったのはドライバーです。3番ではドライバーで95ヤードを狙い、8番ではドライバーで150ヤードを狙って打ちました。

 

 

距離的にはドライバーで打つ距離ではありません。プロゴルファー猿みたいなことをやっていますが、超私的なことを言わせてもらうと強風下、そして手前の花道が開けているのであれば、ドライバーが一番、風の影響を受けづらいからドライバーを選択したのです。

 

 

ドライバーで95ヤードを打つなんて常識外れと思うかもしれませんが、パー3のティショットではティアップできます。ティアップできる状況ならばドライバーで打つのは難しくありません。加えて、ドライバーはパターの次にロフトが少ないクラブ。物理的に考えれば至極当然ですが、ロフトが少ないクラブほどボールが低く打ち出され、そしてバックスピン量も少ない。距離調節さえできれば、オートマチックに風に強い球が打てるのです。

 

 

 ゴルフは物理です。

 

 

今回のテーマである、「風に強い球を打つ」コツは、ロフトが少ないクラブで打つことです。もちろん、低く抑えた打ち方というのもアリですが、打ち方を変えるというのはリスクがありますし、打ち間違えたら取り返せないようなミスが出る恐れもあります。対して、物理的に風に強い球(低く打て、スピンが少ない球)が打てるクラブを使えば、打ち方は変える必要はありません。求められるのは距離感だけ。

 

 

ドライバーで100ヤード打つというのは、実はグリーンの外からパターで打つのと同じで、打つこと自体は難しくありません。距離を合わせる、正しい距離感で打つことが求められるだけなのです。

 

 

 そして、このドライバーで100ヤードを打って分ったことがあります。

 

 

パー4のティショットでもドライバーで200ヤードぐらい打つ感じでスイングすると、実に、風に影響されない球が打てます。マーク金井の場合、ドライバーでフルショットすると250ヤード前後ですが、フルショットではなく200ヤードぐらい打つようにすると、
打出し角が低くなり、かつスピンが少ない球が打てます。

 

 

 ドライバーで200ヤード打とうとすると、クラブを少し短く持ちます。そして振り幅が小さくなり、インパクトでハンドファーストの度合いが普段よりも少し強くなる分だけ、インパクトロフトが減ってくるのです。

 

 

ダウンブローに打とうとか抑えて打つ意識はまったくありません。意識するのは200ヤードをちゃんと打つこと。200ヤード先のグリーンに乗せる感じでティショットを打つだけです。しいてスイングの中の動きを意識している所があるとすれば、インパクトゾーンで左手の動きを止めないこと。左手(グリップエンド)がずっと動き続けた状態で、ボールを捕らえるようにしているだけです。

 

 

アゲンスト風が吹いていると、どうしても風に負けまいと気合いが入ります。そして、強い球を打ちたくなりますが、実は、これがミスを招きます。風に負けまいとか、強い球を打ちたくなるほど切り返しで力み、上からヘッドが入り過ぎてスピンが増える弾道になりやすいのです。

 

 

 対して、ドライバーで200ヤードでいいやと思えば、アゲンスト風でも力みません。また、強い球を打ちたい欲が出なくなるので、切り返しがスムーズになるメリットもあるのです。

 

 

ゴルフは物理です。

 

 

練習場でいいので、まずはドライバーで100ヤードとか150ヤードを打ってみて下さい。他のどんなクラブで打つよりも、風に強い球が打てることが実感できるはずです~。

 

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