マーク金井blog

カテゴリー: 計測器、分析法

2015年09月21日インパクトの真実 その1 ここ一番で出てしまうチーピンを防ぐコツとは!?

先週の男子ツアー、ANAオープンではホストプロである石川遼プロが接戦を制してツアー12勝目を挙げました。テレビ解説していた牧野裕プロも言ってましたが、石川プロの持ち球はフェードボール。ジュニア時代の左曲がりのドローボールではなく、右曲がりのフェードボールを駆使して勝利を手にしています。

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写真はGDOから転載、記事は写真をクリック 撮影は内田眞樹カメラマン

男子ツアーではフェードを持ち球にしている選手が多くいます。もともとフェードが持ち球の選手もいますが、ドローからフェードに持ち球を変えた選手もいます。あの青木功プロも、持ち球をドロー(フック)からフェードに変えています。対して、ツアー選手の中には、持ち球をフェード(スライス)からドローに変えた選手もいます。あのジャンボ尾崎プロは、持ち球をフェード(スライス)からドローに変えています。ちなみに、女子ツアーではフェードを打つよりも、ドローを打つ選手の方が多いです。

 

男子に比べると、女子はヘッドスピードがそれほど速くありません。ヘッドスピードが速くない場合(45m/s以下)だと、ドローを打った方がランが出やすくなる分だけ、飛距離を稼げるからです。

 

ただし、ドローにも短所があります。ドロー(フック)を持ち球にしている人の場合、ボールが左に飛び出して、そこから急激に左に曲がるミス、いわゆるチーピンが出る怖さがあります。チーピンは一度出始めると何発も続きますし、左のミスが許されないホールでも出やすくなります。シングルになれそうで足踏みしているアマチュアゴルファーには、チーピンで悩んでいる人も少なからずいます。

 

そこで今回のエントリーは、チーピンが出るメカニズム、そしてチーピンを防止するための方法論について説明したいと思います。

 

まず、チーピンが出るメカニズムですが、ボールの行方はすべてインパクトで決まります。要素としては、

 

 

フェース向き
ヘッドの軌道
そして、打点位置

 

 

ゴルフボールが飛び出す方向(打出し方向)というのは、ほぼほぼフェース向きで決まります。チーピンが出ている時というのは、フェース向きはクローズ(目標よりも左)になっています。そして、フェース向きが真っ直ぐでも、打点位置がヒールに偏っていると、チーピンが出やすくなります。ヒール打点したショットを高速度カメラで撮影すると、インパクトの瞬間、フェースは急激に左を向き、それに連動してボールも左に飛び出すのが視認できます。

 

 

次に、ボールにかかる回転ですが、チーピンは極端に左回転してます。いわゆるフックスピンが強くかかっていますが、これはインサイド・アウト軌道によって発生します。

 

フェース向きと軌道によって弾道は決まり、チーピンが出ている時というのは

フェースがクローズ(正確にはヘッド軌道に対してクローズ)
軌道は強いインサイド・アウト

 

 

 これがチーピンの正体です!!!!!!

 

 

チーピンの正体が分かれば、防止法も見えてきます。チーピンを防ぐ方法は2つあって、

ひとつはフェースが開いた状態でインパクトを迎えること
ひとつはインサイド・アウトの軌道を弱めること

 

 

どちらをやっても左曲がりの度合いを減らせますが、お勧めしたいのは、フェースが開いた状態でインパクトを迎えること。何故かと言うと、ゴルファーはプレッシャーがかかった時ほど悪い癖が出ます。フック系が持ち球の人の場合、左が危険な時ほど左を嫌がって、インサイド・アウトの軌道が強くなります。これを矯正するのは容易ではないからです。対して、フェースが開いた状態を作るというのは、プレッシャーがかかっていてもなんとかできます。一番簡単な方法としては、アドレスでガバッとフェースを開きましょう。

 

5度以上フェースを開けば、インパクトでフェースが被る(左を向く)のをかなり軽減できます。これで左が怖くてインサイド・アウトの軌道が強くなっても、ボールを右に打ち出せる分だけ、チーピンにならない弾道が打てます。

 

そして、もうひとつ大事なのが打点位置。フェースのヒール側でヒットすると、インパクトの衝撃でフェースが被り、それが原因でボールが左に打ち出されます。こうなると、チーピンを防ぐことはできません。チーピンを矯正したいのであれば、フェースのトウ寄りでヒットする。打点位置がトウよりになれば、インパクトの衝撃でフェースが開き、ボールを右に打ち出せる分だけ、チーピンを防止できます。ちなみに、フェースのトウ寄りでヒットすると、ギア効果でボールにはフック回転がかかりますが、ボールが右に打ち出されれば、チーピン弾道にはなりません。

 

 ゴルフは物理であり、力学です。

 

フック系を持ち球にしている人の大敵であるチーピン。フェースを開くことと、ヒールで打たないことを覚えておけば、ここ一番での左のミスに泣かされなくなるでしょう~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年9月21日


2015年09月20日飛距離アップに不可欠なスマッシュファクター(ミート率)を上げる極意とは!?

 

昨日、快晴の中、赤羽ゴルフ倶楽部(東京都、北区)でプレーしてきました。ゴルフ業界人が主催するコンペで、今回が4回目の開催でした。普段、9ホールしかプレーしない人間にとって18ホールは長丁場。案の定、寝違えて痛めた首が後半スタートホールから悪化し、12ホールで途中棄権。シルバーウイーク中にセミナー講師でドライバーを打ちまくるので、やむなく大事を取らせていただきました。首を痛めると左腕にしびれてくるのを初めて経験しましたが、なによりもテークバックがちゃんと取れないのが厄介です。

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さて、今日のテーマもインパクトの科学についてです。ボールの飛距離は、

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ヘッドスピード
ボール初速
打出し角
バックスピン量
サイドスピン量

 

で決まります。そして、効率良く飛ばすために必要不可欠なことは、スマッシュファクター(ミート率)を良くすること。スマッシュファクターとは、

 

ボール初速÷ヘッドスピード=スマッシュファクター(ミート率)

 

 

例えば、ドライバーのヘッドスピードが40m/sでも、ボール初速が55m/sの人と、60m/sの場合を比較すると、後者の方が飛距離がでます。ボール初速が5m変わってくれば、
20y前後飛距離が変わってくるのです。

 

56÷40=スマッシュファクターは1.4
60÷40=スマッシュファクターは1.5

 

 

スマッシュファクターに関しては、ヘッドスピードを上げるのと違ってパワーは必要ありません。必要なのはスキル(技術)です。スマッシュファクターの理想値は1.5。プロは大体1.48~1.51ぐらいが出ます。対してアマチュアの場合だと、1.3~1.45ぐらいです。アマチュアの場合、このスマッシュファクターを1.5に近づけることができれば、ヘッドスピードが上がっていなくても10y以上の飛距離アップも望めるのです。

 

 

スマッシュファクターの数値を上げるために必要なこと‥‥

 

ひとつは芯(スイートスポット)で捕らえることです。芯を外すと、インパクトの衝撃でヘッドがブレてエネルギーロスが発生します。フェースの反発もダウンします。今どきのドライバーは芯が広くなったと言われてますが、打点位置が芯よりも5ミリ外れただけで、距離は5~7yダウンします。1秒1000コマの高速度カメラで見ると、芯を外れたショットはインパクトにヘッドが大きくブレるのが確認できます。

 

スマッシュファクター(ミート率)を上げるもうひとつのポイント、それはシャフトのしなり戻るタイミングとインパクトのタイミングをマッチ(同調)させることです。シャフトはスイング中、しなりとしなり戻りを何度か繰り返します。シャフトを上手く利用したスイングをすると、ダウンスイング前半ではヘッドが遅れるように「順しなり」状態をキープします。そして、ダウンスイング後半からインパクトにかけては、ヘッドが前に出るように「逆しなり」が発生します。このシャフトが逆にしなるエネルギーをインパクトでボールにぶつけることができると、ヘッドスピードは同じでも、ボール初速が上がります。逆に言うと、シャフトのしなり戻るエネルギーをインパクトでボールにぶつけることができていないと、ボール初速は上がってくれないのです。

 

シャフトのしなり戻りについては感覚的な要素もありますが、シャフトがタイミング良くしなり戻ってインパクトを迎えると

「キックが入った」状態でボールを捕らえた感触が手に伝わります。

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インパクトで「キックが入る」という経験を一度でも経験すると、「キックが入った分厚いインパクト」と「キックが入っていない薄いインパクト」の違いが手に伝わり、その違いが飛距離に少なからず影響を与えることも分かってきます。

 

ちなみに、シャフトがしなり戻るタイミングというのは硬さ、トルク、そしてキックポイント(調子)によって異なります。「キックを入れる」という感覚をつかむには練習も必要ですが、ダウンスイングのタイミングと、シャフトがしなり戻るタイミングがマッチ(同調)するシャフトを使うと、インパクトでキックが入りやすくなり、ボール初速を上げること、スマッシュファクター(ミート率)を上げやすくなります。

 

シャフトのしなりを利用すると「飛距離アップ」できると言われてますが、正確に言うと、インパクトでシャフトをタイミング良く逆しなりさせることができると、ヘッドを重く使うことができ、それが、ボール初速アップ、スマッシュファクターを上げることになって飛距離が伸びてくるのです~。

 

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2015年09月18日最新・ゴルフ飛ばしの科学 飛距離は何によって決まるのか!?

昨日の関東エリアは一日中、雨が降り続きました。ゴルフをするのにはかなり厳しい天気でしたが、神田のスタジオは地下2階。天気に左右されることなく、いつも同じコンディションで試打ができます。昨日はUSTマミヤの新製品、アッタスG7をじっくり試打しました。もちろん、ただボールを打つだけではありません。弾道計測器を使って、

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ヘッドスピード
ボール初速
打出し角
バックスピン量
サイドスピン量
飛距離

 

そして、スマッシュファクター(ミート率)を計測します。

 

加えて、先週から導入したディテクトの高速度カメラでインパクトゾーンでの

ヘッド軌道
フェース向き
打点位置
シャフトの挙動

 

をじっくり見ます。改めて言うまでもありませんが、ゴルフはクラブとボールが衝突する「インパクト」ですべて決まります。飛ばすためにいろんなことが言われてますが、インパクト以外のことがボールの飛び方に影響することはありません。インパクトの重要性については、今まで何となくは理解してましたが、高速度カメラを使うことによって、頭ではなくて身体感覚として納得できました。ボールが飛んでいる時と、ボールが思ったほど飛んでいない時の違いを、感覚ではなく、自分の目で確認できるようになったのです。

 

そこで今回のエントリーは、飛ぶインパクトと飛ばないインパクトの違いについて超私的に説明したいと思います。

 

ボールを飛ばすためにはヘッドスピードを上げることが必要不可欠です。プロを例に挙げるまでもありませんが、ロングヒッターのドライバーのヘッドスピードは50m/sを楽に超えてきます。先日、FBに石川遼プロのヘッドスピードが出てましたが、50.8m/sでした。対して、男性アマチュアのヘッドスピードというと、38~45m/sぐらいの人が多いです。物理的にはヘッドスピードが1m/s上がると、飛距離が5~7yくらい伸びると言われています。

 

ただし、ヘッドスピードを上げることは容易ではありません。ヘッドスピードを上げるトレーニングもありますが、それなりにパワーが求められるからです。

 

 では、どうすればヘッドスピード以外の要素で、飛距離を伸ばすことができるのか?

 

ヘッドスピードを上げなくても飛距離を伸ばす方法があります。それは、スマッシュファクター(ミート率)を上げることです。スマッシュファクターとは

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ボール初速÷ヘッドスピード=スマッシュファクター(ミート率)

 

例えば、ドライバーのヘッドスピードが40m/sとしましょう。これでボール初速が55m/sと60m/sの場合を比較すると、

56÷40=スマッシュファクターは1.4
60÷40=スマッシュファクターは1.5

 

 

スマッシュファクターに関しては、ヘッドスピードを上げるのと違ってパワーは必要ありません。必要なのはスキル(技術)です。なので、年齢、体力、性別に関係なく、スキルを磨くことができれば、スマッシュファクターの数値を上げることができます。ちなみに、スマッシュファクターの理想値は1.5。プロは大体1.48~1.51ぐらいが出ます。対してアマチュアの場合だと、1.3~1.45ぐらいです。アマチュアの場合、このスマッシュファクターを効率良く上げることができれば、10y以上の飛距離アップも望めます。

 

どんなスキルを身に付ければスマッシュファクターの数値を上げられるのか?

 

ひとつは芯(スイートスポット)で捕らえることです。芯を外すと、インパクトの衝撃でヘッドがブレてエネルギーロスが発生します。また、芯から外れてボールをヒットするほど、フェースの反発力もダウンします。今のクラブは芯が広くなった(正確にはスイートエリアが広くなった)と言われてますが、それでも芯を数ミリ外しただけで、ボール初速が低下し、スマッシュファクターの数値も下がります。1秒1000コマの高速度カメラで見ると、芯を外れたショットはインパクトにヘッドが大きくブレます。クラブによっても変わりますが、

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打点位置が芯よりも5ミリ外れただけで、距離は5~7yダウンします。

 

次回は、スマッシュファクターを上げるためのもうひとつの要素について、じっくり説明しましょう~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年9月17日


2015年09月17日ヘッドスピードのウソ、ホント!? スライサーはヘッドスピードのわりに飛ばないのには理由がある!!

昨日、57歳の誕生日を無事迎えることができました。切り上げると100歳になってしまいましたが、まだまだドライバーの飛距離は落ちてません。ゴルフクラブの進化に助けられ、50歳をはるかに過ぎてもヘッドスピードは大学生の頃とほとんど変わってませんし、飛距離に関しては大学生の頃よりも伸びています。神田のスタジオでキャロウェイの新しいドライバーを試打しましたが、がっつり振ったら270y前後の飛距離が出ました。体力は年々落ちているのは間違いないわけですから、今どきのゴルフクラブは本当に高性能です。

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さて、アナライズには1秒間に1000コマ撮影できる高速度カメラが設置されましたが、これによりインパクトゾーンでのヘッド挙動、そしてシャフトの挙動を分析できるようになりました。加えて、ヘッドの挙動、インパクト直後のボールの飛び方も画像分析できるようになったので、より正確な弾道計測、飛距離計測、そしてヘッドスピード計測ができます。一般的な弾道計測器はインパクトゾーンでシャフトが動くスピードを測っていますが、今回導入したディテクト「Plesio(プレシオ)」では、フェース中央部分のスピードを計測しています。マーク金井の場合、このPlesio(プレシオ)でドライバーのヘッドスピードを計測してみると、

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45~47m/s

 

数値に幅があるのは、手にするドライバーによってヘッドスピードが変わってくるからです。一般的には短い(45インチ以下)の方がスピードが出づらく、長い(45.5インチ以上)方がスピードが出ます。ただし長過ぎると(46.5インチ以上)、振り遅れてスピードが出づらくなります。加えて、シャフトでもスピードが変わり、切り返しのタイミングが取りやすいシャフトほどヘッドスピードが上がり、切り返しのタイミングが取りづらいシャフトほどヘッドスピードが上がりづらくなってきます。

 

そして、そして、そして‥‥

 

球筋によってヘッドスピードの数値が結構異なることも分かってきました。フックとスライスを打ち分けてみると、何度やっても‥‥

 

アウトサイド・イン軌道でスライスを打った時の方がヘッドスピードが上がります。

 

例えば、同じ感じでフック(インサイド・アウト軌道)を打った時と、スライス(アウトサイド・イン軌道)で打った時を比較すると、

 

スライスを打った時(アウトサイド・イン軌道)の方がヘッドスピードが1~2m/sぐらい速くなるのです。そして、ヘッドスピードが上がっているにもかかわらず、ボール初速が上がりません。結果、スマッシュファクター(ミート率)の数値もフックを打った時に比べると、低くなっています。

 

では、なぜスライスを打った時の方がヘッドスピードが上がるのか!?

結論から先に言うと、スライスを打った時の方がスピードが出やすいように計測しているからです。スライスを打っている時、すなわちアウトサイド・イン軌道の時は、インパクトゾーンでヘッドがほぼ直線的に動きます。言い替えると最短距離でヘッドが動いています。例えば、ヘッドスピードを計測区間が50センチあったとするならば、スライスを打っている時は、ヘッドがほぼ50センチだけ動いています。対して、フックを打っている時は、計測区間でヘッドが動く距離が50センチ以上になるのです。

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スライス(アウトサイド・イン軌道)の場合、フックを打った時よりも計測区間でヘッドが動く距離が短くなる分だけ、フックを打った時よりもヘッドスピードの数値が上がりやすくなるのです。ただし、これはヘッドそのものが速く動いているわけではありません。なので、ボール初速は上がりづらくなってきます。

 

スライスとフックとでは「どちらの方が飛ぶのか!?」ということがよく議論されますが、弾道計測器が示すヘッドスピードを指標にすると、

 

スライサーはヘッドスピードの割に飛距離が出づらく
フッカーはヘッドスピードの割に飛距離が出やすくなります

 

目安としては、
スライサーのヘッドスピード40m/s ≒ フッカーのヘッドスピード38~39m/s

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ぐらいな感じです。ヘッドスピードが40m/s前後でも、スライサーとフッカーとではドライバーの飛距離は5~10yぐらいは簡単に変わってくるでしょう~。

 

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9月20、21日 11時からの回は満員御礼ですが

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年9月16日


2015年09月10日洋芝のフェアウェイ、洋芝のラフで使い勝手がいいアイアンの条件とは!?

アナライズからお知らせ。

本日9日から11日まで、社員研修のためアナライズでは、商品のご注文以外の業務はすべてお休みさせていただいています12日以降通常通り営業させていただきます。御迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いします。


 

アナライズは2005年4月に設立し、今年で丸10年を迎えました。今まで一度もやったことがなかったのですが、昨日から社員研修(社員旅行)で北海道にやって来ました。もちろんゴルフの会社ですから、研修の目的はゴルフ。研修1日目はサンパーク札幌にて午後スループレー。女子スタッフは洋芝のラフにかなり手こずってましたが、何とか4時間で18ホール回り切ることができました。

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サンパーク札幌ANAオープンでお馴染みの札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースのすぐそば。癒やし系のコースという前評判でしたが、まさにその通り。マーク金井は千葉市民ゴルフ場にしょっちゅう行ってますが、レイアウトはかなり似ています。左右はほとんどセーフ。レイアウトはフラットでOBもほとんどありません。池越えのホールもあったりしますが、池がグリーンのすぐそばまであるホールはありませんでした。ティショットの落下地点が広いので、ドライバーはノープレッシャーで気持ち良く打てます。ベントのワングリーンは手入れも行き届いてて、転がりもスムーズ。北海道ならではの雄大な景色を堪能できるコースです。フェアウェイにカートが乗り入れられるので、米国のリゾートコースでプレーしているような気分も味わえました。

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マーク金井のスコアの方はというと、前半が35で後半が40でトータル75(パー72)洋芝のラフは見た目よりも粘っこくて、インパクトゾーンで芝がヘッドに絡みまくります。野芝のラフと違ってフライヤーはほとんどしません。そしてアプローチの時はスピンがかからないので、落下のランが多く出ます。距離感を合わせづらくて手こずりました。後半3連続ボールをやってしまいましたが、すべて、アプローチがピンを3メートルほどオーバーしてしまい、寄らず入らずのボギーでした(笑)

 

さて、北海道のゴルフ場と言えば、グリーンやラフだけでなく、フェアウェイも洋芝です。ベント系の洋芝は寒冷地に適した芝だからですが、アイアンをダウンブローに打つと洋芝の特徴はわらじのようなターフが取れること。ナイスショットすると、米ツアーのような感じでボールと一緒にターフが取れるのは何とも心地良いです。

 

ただし、野芝や高麗芝と違ってベント系の洋芝はミスに対する許容範囲が狭いです。ボールの手前にヘッドが入ると(ダフってしまうと)、距離がガクンと落ちてしまいます。インサイドから煽って打ってもダフって距離は出ません。わらじのようなターフが取れやすい芝は、ダフりのミスに対してシビアです。アイアンをすくい打ってしまう人や、ダフりのミスが多い人にとっては、洋芝のフェアウェイはアイアンで前後のミスが目立つ分だけスコアメイクしづらくなってきます。

 

そこで今回は、洋芝に適したアイアン選び方について書いてみたいと思います。

 

まず高麗芝、野芝というのは芝先が硬いのが特徴です。そしてソールが滑りやすくなっているのでダフ気味にヘッドが入っても大きなミスになりません。対して、洋芝は芝先が軟らかく、かつ地面も硬くはありません。こういう状況化でミスの許容範囲が大きくなるアイアンとは、

 

 ソール幅が広い
 バンス角が大きい

 

洋芝の場合、ソール幅が広くてバンス角が大きいほど、ダフりのミスに対する許容範囲が大きくなります。ソール幅が広く、バンス角が大きいほど、ヘッドが地面に潜りにくく(滑りやすく)なるからです。野芝や高麗芝だとソール形状の違いが分かりづらいですが、洋芝で打つと、ソール形状の違いによってミスの許容範囲が大きく異なるのです。今回、マーク金井ピンのG30でプレーしましたが、G30はワイドソールでバンス角も大きく、少しぐらい手前から入ってもクラブがミスをカバーしてくれます。今回のラウンドでも「あっ、ダフった」と感じるショットが数発ありましたが、いずれもグリーン手前に乗ってくれたり、グリーンエッジまで飛んでくれ、大きなミスにならないですみました。

ソール形状、ソール幅によっても異なりますが、バンス角の目安としては、

7番アイアンで6〜8度

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これぐらいバンスがあると洋芝でもソールが上手く滑ってくれます。逆に、7番アイアンでバンス角が3度以下になってくると、洋芝だとダフりのミスに対してシビアになってきます。バンスが少ないほど、ヘッドが刺さりやすくなるからです。アイアンんもバンス角についてはメーカーで表記しているところと、表記していないところがあります。そして、国内メーカーよりも米国メーカーの方がバンス角を表記している場合が多いです。

 

もうひとつのポイントはライ角です。洋芝のフェアウェイはディボット跡が出来やすいですが、ライ角が不適正だと細長いターフ跡になってしまいます。細長いターフ跡になるのはライ角が不適正なためにインパクトでソールの一部分しか地面に設置していないからです。不適正なライ角のアイアンを使うとターフ跡がかっこ悪いだけでなく、フェース中央付近でボールを捕らえづらくなり、距離感、方向性が不安定になります。

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対してライ角が適正だと、インパクトでソール全体が地面に接地し、そして長方形に近い形のターフが飛びます。適正ライ角になっているとプロのようなターフ跡が取れるだけでなく、フェース中央付近でボールを捕らえやすくなるメリットもあるのです。洋芝でボールをソリッド(確実に)捕らえるインパクトが求められますが、それには適正なライ角のアイアンを使うことが必要不可欠なのです。

 

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洋芝で打つと、アイアンの上手い下手がすぐに分かると言われますが、今回プレーしてみても、それが実感できました。そして、バンス角が強いアイアンを使った方が、クラブがミスの教養範囲を広げてくれることも実感できました。研修2日目は北海道最古のゴルフ場、小樽ゴルフ倶楽部旧コースをプレーしてきます〜。

 

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マーク金井ブログ更新しています洋芝は難しいですhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=14048

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年9月9日