マーク金井blog

2023年07月03日超私的な考察  セルフプレーで欠かせないモノと言えば、、、、

 

 

 

スコットランドから戻って早一週間が経ちました。あちらが涼しかったということもありますが、戻ってくるや半ズボン、半袖シャツが欠かせません。もちろん、ゴルフプレーでも半ズボンが必需品となり、プレーも薄暮ではなく早朝に切り替えました。

 

 

今日も朝4時に起きて赤羽ゴルフ倶楽部にて9ホールプレーしてきましたが、マーク金井はスコットランドでも赤羽でも担ぎセルフが基本。ちなみに、スコットランドでは1日36ホールプレーすることが数回あり、その時は18ホールは担ぎではなくて手押しカートを使いました。

 

 

 

日本ではセルフプレーと言えば乗用カートに乗るのが当たり前ですが、スコットランドでは乗用カートはほとんどありません。ほとんどのゴルファーは手押しカートを使って歩いてプレーしています。

 

 

この手押しカート。

 

 

 

前輪が1輪、後輪が2輪です。ショッピングカートを押すような感じの構造で、実際に使ってみると日本で主流の手引きカートよりも腕や肩に負担がかかりません。ちなみに、手引きカートには前輪がなくて2輪構造です。

 

 

 

3輪構造の手押しカートは日本ではほとんど普及してませんが、超私的には国内でプレーする時も手引きよりも手押しカートの方が快適ですし、何よりも歩いてプレーしやすいのです。

 

 

 

9ホールだと担いでプレーしたくなりますが、18ホール以上のプレーならば手押しカートは大いにアリです。超私的には本場リンクスで使われているシンプルな構造の手押しカートを赤羽ゴルフ倶楽部で使いたくてウズウズしています。

 

 

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PS.長らく欠品しておりました短尺スチールシャフト。近々販売を再開します。販売が決まりしだい、SNS、そしてこのブログにて告知致します。


2023年06月30日超私的な考察  スコットランドのリンクスコースで役立つゴルフクラブとは!?

 

6月18日から26日にかけてスコットランドに出かけ、8つのゴルフ場でプレーしてきました。8つの内、6つはリンクスコース。ひとつは街中のコース、そしてもうひとつは競馬場の中にあるコースです。

 

 

 

 

リンクスでプレーするのは4年ぶりですが、4年前も今回もドライバーのシャフトは短尺スチール。43インチの短尺スチールは飛距離が出るわけではありませんが、低めの弾道でコントロール性が高いのでリンクスにももってこい。8つのコースをプレーしてティショットでポットバンカーに打ち込んだのは1回だけでした。

 

 

 

グリーン周りのポットバンカーに入れたのも1回だけ。SWでアプローチを打ったのも数回だけで、その代わりにグリーン周りのアプローチで使用頻度が高かったのは、ピッチウエッジとパター、、、、、

 

 

 

 そしてロフト25度のランニングウエッジ(R25)です。

 

 

 

 

R25はパター形状ですが、ロフト角は25度。まさに転がし専用のウエッジですが、本場リンクスで一番確実なアプローチは転がしです。ボールを上げるよりも、手前から転がし上げた方が、フェアウェイのうねり、グリーンのうねりに対応しやすく、なおかつ打ち損じのミスも出づらいからです。

 

 

 

 

河川敷の赤羽ゴルフ倶楽部で転がすアプローチをしょっちゅうやっていることもあって、本場リンクスでも違和感がまったくりりません。むしろ、赤羽よりもリンクスの方がアプローチでの使用頻度が高く、R25(チッパー)を使えば確実にグリーンに乗ります。加えて、R25を使う感覚でPWを手にすると、PWでのピッチエンドランドも気持良く打てるようになってくるのです。

 

 

 

 ゴルフはゴロフ(転がし)

 

 

 

 

SWでスピンが利いたショットを打つのもゴルフの醍醐味かとは思いますが、アマチュアのスコアメイクの観点から言えば、上げたりスピンを利かせたりという難易度の高いショットよりも、、、、手前からゴロゴロと転がした方が間違いがありません。そして、なによりリンクスは転がすルートがちゃんと確保されているので、それを利用した方が、コースをクレバーに攻略しやすいのです。

 

 

 

 

手前味噌ではありますが、自分が作ったランニングウエッジ(R25)が本場リンクスでも大いに役立つクラブであることを自ら経験できたことは嬉しい限りです。加えて、ゴルフの原点であるリンクスでのプレーは、プレーに本当に必要なクラブは飛ばせるクラブよりも、確実に狙った所に運べるクラブであることを再確認できました。

 

 

 

まだまだプレーせずにはいられないリンクスがあります。年内にもう一度、サクッとスコットランド、もしくはアイルランドの本場リンクスに行くつもりです。

 

 

 

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2023年06月28日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第12回「どっちがオルタナティブ?」

 

 

マーク金井のスコットランド、ひとりゴルフ旅は無事に終了したようである。5日間で8コースを手押しカート、あるいは担ぎでラウンドするというのはなかなかハードな行程だ。マーク金井と筆者は年齢が一回り違うが、自分が12年後同じことができるとは到底思えない。

 

 

いや、今やれ!と言われてもきっと無理だろう(笑)

 

 

さて、これはこれからマーク金井自身がBLOGやYoutubeでじっくりと発信していくことだと思うが、ゴルフ発祥の地スコットランドでのゴルフは、我々日本人が普段慣れ親しんでいるゴルフとはかなり違うモノである。スコットランドのリンクスを数コース巡れば、そのことがすぐにわかる。

 

 

 

その最たるものがドライバー(ティショット)の飛距離に対する感覚。

 

 

 

彼の地では1ヤードでも遠くへ!という気持ちでドライバーショットを放っても、ほとんどいいことがない。左右に曲げてしまえば即ロストになるし、他のプレーヤーや散歩している地元の人を危険に晒す可能性もある。そして首尾よくフェアウェイセンター方向に打てたとしても、そのライン上にボールが止まってくれているとは限らない。

 

 

ど真ん中に落ちたはずのボールが硬い傾斜に弾かれて、深いラフの中やポットバンカーに吸い込まれていることも珍しくないからだ。それさえ、ホールを重ねるうちに「ロストにならなかっただけでも良かったな」という感覚に、どんどんなっていく。雨風が強ければなおさらだ。

 

 

ティショットの優先順位は飛距離を稼ぐことではなく、フェアウェイの幅に確実にボールを止めること。

 

 

 

レギュラーティで回っているぶんには、ラン込みで200ヤードも飛べばボギーオンペースでは回っていける。もちろん、その大前提はフェアウェイにボールがあることだ。日本においてマーク金井が提案し、自ら実践している短尺スチールドライバーを用いた“オルタナティブ”ゴルフは、日本の感覚ではまさに別提案といえるが、おそらくスコットランドのリンクスではこれがスタンダードなスタイルだろう。

 

 

マーク金井は変わっていることをやっているように見えて、実はスコットランドでも通用するゴルフを普段からやっている。そういうことになるのだ。

 

 

 

筆者のゴルフレベルでも。スコットランドでゴルフをしている最中は、ドライバーの飛距離よりもフェアウェイに置いておくことを優先した。グリーンをオーバーさせるくらいなら、手前でいい、そして見えるバンカーには入れないように。そんなことを考えながら、安全なゴルフを目指した。いや、自然にそうなったのである。

 

 

 

筆者のゴルフレベルでは。スコットランドから帰国して最初に日本のゴルフコースのティ
に立った瞬間、「飛ばしてやるぜ!」と思ってしまった。日本においてはおそらく、飛ば
しにかかっても問題が少ない。だから、不安なくドライバーを振りちぎっていける。環境
がゴルフのスタイル、ショットの優先順位を変えてしまうのだ。これもまた自然に。

 

 

 

でも、この原稿を書きながら薄々は気がついているのだ。日本でも、スコットランドと同
じような優先順位でゴルフをやれば、平均スコアが確実によくなる。

 

 

 

それはアメリカのコースでも同じ。難易度の高いコースならなおさら、フェアウェイにティショットを止めることが重要になってくる。距離的に飛ばさないときつくなるのなら、一つ前のティを選べばいいだろう。USGAの提案している「Tee it forward」運動もきっとそういうことだ。

 

 

マーク金井が「オルタナティブ」と言っているゴルフだが、実はスコアメイクのためには
これが正攻法。

 

 

 

フェアウェイが広かろうが、狙った距離と範囲にボールをしっかりとティショットを打っていく。ボールを止めていく。そういうことができれば、世界のどこでも、初めてのコースでも、ゴルフを楽しめるのである。

 

 

現代主流の飛ばし追求ゴルフの方が、本来のゴルフからすれば「オルタナティブ」である
。そのことに(もはやハッキリ)気づいているが、あまり考えないようにしている(笑)

 

(書き手/高梨祥明)


2023年06月14日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話  第11回「必要は、発明の母2」

6月18日からマーク金井はスコットランドへゴルフ紀行に出かけるという。定期的にゴルフが誕生した土地の空気の中に身をおくことは「ゴルフ人」としてのバランスを整えるためにはたぶん必要なこと。我々が日常的に接しているゴルフとスコットランドのゴルフは、かなり隔たりがあると思うからである。

 

 

 

筆者は新たな高反発規制が始まる前年の2007年に、スコットランドに出かけたことがある。R&Aのゴルフルール担当ディレクターに、なぜ飛びを規制するのか?と、その理由を改めて問うためだった。

 

 

 

個人的には全英オープン、全米オープンなどメジャーなどが開催される歴史ある名コースの設計の妙(ゴルフの難しさ、ともいう)が、青天井の飛距離によって失われてしまう。

 

 

そんな危機感をゴルフ協会が強く抱いているからだろうと推察していた。実際、インタビューに先立って取材した全英オープン(カーヌスティGL)で、出場選手ほぼすべての飛距離を、数少ないドライバー使用ホール(6番)にて定点観測。セカンドショット地点には大きなフェアウェイ内バンカーが口を開けている特徴的なホールだったが、選手のほとんどはこのバンカーを苦もなくドライバーで越えていっていたことを確認。名コースの設計の妙は、急激な飛距離アップによって失われている。そんな印象を深めたものである。

 

 

 

翌週、セントアンドリュースのR&A本部にて。ルール担当ディレクターのデビット・リックマン氏にカーヌスティで定点観測をしたことと、その結果を伝え「だから飛びを規制するんですよね?」と聞いた。

 

 

 

しかし、彼は静かに笑って次のように言った。

 

 

 

「あなたが取材していたことは我々も知っています。あなたも我々が同じ地点で飛距離を計測していたのを知っているはずです(笑) 確かにあなたが計測していた大会2日目は
多くの選手がフェアウェイバンカーを越えるティショットを打っていました。でも、次の
日は、ほとんどの選手がバンカーに届かなかったのですよ。なぜだかわかりますか? 3
日目は風が逆向きになったからです」(リックマン氏)

 

 

 

 

スコットランドとはそういう土地。だから一発の、一日の飛距離によって規制をかけよう
と思うことはない。リックマン氏の言葉は明快だった。では、なぜ、飛距離を規制するの
か。話を進めていくと飛距離規制に躍起なのは、アメリカなのだということがわかった。

 

 

 

スコットランドでは飛ぶ日もあれば、飛ばない日もある。そもそも、道具の進化に依存す
るようなゴルフではない。現地のプレーヤーもそれほど飛ばすことに意味があるとは思っ
ていない。それは確かである気がした。

 

 

 

スコットランドのゴルフショップに立ち寄ると、そのことがさらによくわかった。いわゆ
る最新ドライバーはほとんど店頭に並んでいなかった。主流はノーブランド品(コピー品
)か、有名ブランドの中古品だった。それでもポンド表示だからかなり割高に感じた。

 

 

 

 

気候的にも、コース的にも飛ばしに躍起になる意味はない。加えてクラブはめちゃ高い。ゴルフ発祥の地であるのに、大手ゴルフメーカーが育たなかった理由が理解できた。我々が日本やアメリカで接している飛ばし至上主義のゴルフが、ゴルフの全てではないことを、ゴルフの生まれ故郷に行って理解したのだ。

 

 

 

飛び主義を否定するのではなく、環境に応じてさまざまなゴルフがあっていい。そう思うことができた。スコットランドのリンクスをまわる地元ゴルファーは、たしかに最新ではないゴルフクラブを使っていたが、彼らの自前手引きカートは素晴らしく最新だったのが印象的だった。

 

 

 

マウンドの上から手放しでカートを自走させてもバランスを崩して倒れてしまうことがな
い。日本では見たことのない高性能な手引きカートだった。

 

 

 

必要は発明の母。

 

 

 

プレーヤーが望む最新のゴルフ道具も環境、プレースタイルによって大きく変わる。マーク金井はこの夏のスコットランドで、何を感じ、どんなアイデアを持ち帰ってくるだろうか。

 

(書き手/高梨祥明)

 

 

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2023年06月12日超私的な提案  超軟らかシャフトがスイングに及ぼす影響とは!?

 

 

 

先週、金曜日は軽井沢までサクッと日帰りで24ホールプレーしてきました。9ホールでもなく、18ホールでもなく24ホールというのは、プレーしたゴルフ場(旧軽井沢ゴルフ倶楽部)がアウト6ホール、イン6ホールの12ホール仕立てだからです。

 

 

24ホールで約1万8000歩ほど歩けました。旧軽は今どきのゴルフ場に比べると距離が短めですが、ティショットの難易度が高く、グリーン周りもシビアです。雑なショットを打つとボギーはおろかダボも平気で出てしまいます。24ホールでダボをひとつ叩きましたが、その時もグリーン周りから4打費やしました。

 

 

 

 

ティショットに関しては短尺スチールを装着したFTツアーのおかげで、ほぼほぼフェアウェイキープ。ティショットのミスが少なかったおかげでボギーは2つだけ。当たり前と言ってしまえばそれまでですが、フェアウェイキープすることが、安定したスコアにつながります。

 

 

 

 

今日はYouTubeの動画更新日ですが、今回は超軟らかシャフトについて取り上げました。アナライズでも超軟らかシャフトを販売していましたが、極端に軟らかいシャフトを使うことで分かることは、自分が暴れるとそれがシャフトの暴れにもつながることが如実に分かることです。

 

 

 

 

シャフトは硬い方が左右の曲がりを抑えられるという考え方もありますが、別な見方をすれば、自分がシャフトに余計な負荷をかけているかどうかの判断がしづらくなるのです。対して、超軟らかシャフトは、自分のスイングの乱れをシャフトが教えてくれるのです。

 

 

 

 

 

加えて、超軟らかいシャフトを使って練習すると、切り返しで打ち急いだり、インパクトで余計な力を入れるのを防ぐ効果もあります。

 

 

 

 

ちなみにマーク金井が使う短尺スチールシャフトは、スチールですが決して硬くはありません。

 

 

 

 

ヘッドスピードが速くなくてもしなりを感じやすいシャフトを使っています。スチールでもタイミングが取りやすく、なおかつしなりを感じやすいからスチールを使っているのです。

 

 

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