マーク金井blog

2013年06月15日ロフト17度の3Wを作ってみたら‥‥

今どきの3Wは重心が浅いので、ロフトが少し多めがちょうどいいと書きました。15度ではボールが上がり切りません。ヘッドスピードが45m/s以下ならば‥‥ロフトは17度ぐらいあった方が打ち出し角度が確保されキャリーを稼げます。

では、市販クラブで17度の3Wはあるのか?

外ブラだとテーラーメイドが出しています。初代、2代目とも3HLというのモデルはロフトが17度。すごく扱いやすい3Wなのですが、なぜか日本未発売。米国だけでの販売(日本は並行輸入品のみ)です。
では、国内メーカーではあるのか?

色々調べて見ましたが、ほとんどの国内メーカーは判で押したように‥‥
3W=15度
というのが常識です。大ヒット商品であり、アベレージ向けブランドであるゼクシオも3Wのロフトは15度。ロフト17度の3Wというのはほとんど市販されていませんが、じっくり調べてみるとありました~。それがこれっ!!
SYB(サイブ)のW422Vです。ホームページでは14度と16度の3Wがラインアップされていますが、実は17度もラインアップされています。ちなみに、このブランドはフォーティーンと同じく、クラブ設計家の竹林隆光さんが作った会社です。

ロフト17度

ロフト17度

 

ヘッド体積    202CC
ヘッド重量    207g
重心距離     33ミリ

 

スコアラインはシンプル~

スコアラインはシンプル~

3Wとしてはヘッドはかなり大ぶり。投影面積は初代ロケットボールズの3Wとほぼ同じか、若干大きめ。構えた時の安心感があり、460ccドライバーとも相性が良い感じで仕上がっています。形状的には同社のFC-614に似た丸形形状で、デザインもすっきりしています。3Wとしてはヘッド重量が少し軽めなんですが、軽いヘッドは重く調整できます。アナライズではグルーを使って210gぐらいに調整し、43インチで組み上げました。

 

長さ       43インチ
バランス     D0
重量       329g
振動数      261cpm
リアルロフト   17度
フェースアングル -0.25度

 

丸形形状でオーソドックス

丸形形状でオーソドックス

 

シャフトの差し向きを少し調整することで完璧なスペックに仕上がりました。
アドレスするとすごくいい感じです。ヘッドとシャフトのカラーマッチングもいい感じです。

おーっと締切の催促が‥‥明日、早速コースでテストしてきます~。
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PSその1.ナチュラル ハンドファースト パターは7月上旬発売予定です。予約受付中。

関係過去記事 「3パットを減らせるパターって本当にあるのか?」

「どんなパターを作れば3パットを減らせるのか? その2」

DSCN0078

PSその2.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。

ゴルフの竪琴 関係過去記事

「誰も教えないゴルフスイングのウソ、ホント  その1」

「誰も教えないゴルフスイングのウソ、ホント その2」

「誰も教えないゴルフスイングのウソ、ホント その3」


2013年06月14日今年の全米オープン、いったいどのクラブが優勝するのか?

第113回全米オープンが始まりました。メジャーでは全英オープンに次に歴史がある大会で、4つのメジャーの中でもっともコースセッティングがタフです。今年も雷雨の影響で初日から波乱の幕開けです。

マーク金井は1991年(ヘーゼルタイン、P・スチュアート優勝)に取材で現地を訪れましたが、驚かされたのがグリーンの硬さ。マスターズのオーガスタがガラスのグリーンならば、全米オープンはフライパンのようなグリーン。とにかく表面が硬くて、受けているエリアを除けばボールが止まる気配がまったくありませんでした。ラフも「なんだこりゃ~」ってぐらい深く、プロでも飛距離を欲張ったクラブを手にすると、チョロとか平気で打ってました。

今年の全米オープンはメリオン。メリオンでの開催は実に33年ぶり。前回大会(1981開催)ではオーストラリアのデビット・ブラハムが優勝してます。ロングヒッターではなくアイアンショットの切れ味に定評があるプレーヤーで、ルーク・ドナルドと同じタイプです。ちなみに日本選手では青木功プロが11位に入っています。そして青木プロと言えば、その前年(1980年)はジャック・ニクラウスと4日間同じ組で回って2位に入っています。
さて、今年の全米オープン。あらゆるメディアで優勝予想が行われていますが、マーク金井的に気になるのは優勝選手の使用クラブ。どんなドライバー、どんなアイアンを使う先週が優勝するのかを予想したいと思います。
全米オープンの中でもメリオンは距離がそれほど長くありません。6996yでパー70。インは3240y(パー34)。白ティぐらいの距離なことを考えると、飛距離よりもアイアンの距離感がスコアに直結します。加えて、スピンコントロールも求められるでしょう。ショートアイアンで打つホールでバックスピンがかかり過ぎると、オンしたボールがバックスピンで後戻りしてグリーンからこぼれる可能性が高まるからです。

そしてメリオンは400ヤード未満のパー4が5つあり、113yのパー3がひとつ。ウエッジが上手い人がスコアが稼げるホールが6つもあります。パー5を加えると、100ヤード以内が上手い選手がスコアを稼げます。

そう考えると、優勝候補筆頭はルーク・ドナルド。2番手はタイガー・ウッズって感じがするので‥‥本命クラブはミズノナイキ。対抗馬として考えられるのが、タイトリストピンですね。アダム・スコット全米オープンになぜか強いアーニー・エルスが優勝争いに絡んできそうな気がします。
クラブ的に見ると、ラフの深さ、スピンコントロールのしやすさを考えると、マッスルバックよりもワイドソールのキャビティ、塚田プロが使っているピンのアイアンは全米オープンと相性が良いと思います。G25を筆頭にピンのアイアンは総じてソールが広めでバンスが強め。ラフでも芝の抵抗に負けづらいからです。加えて、ピンのアイアンはいい意味で鈍感なクラブ。コースセッティングがシビアな時ほど、クラブは少しアバウトな方が余計なプレッシャーがかかりません。高速グリーンに中尺、長尺パターが相性良いのと同じ理屈です。

塚田プロはPING G25を使用。GDOより転載。撮影JJ田辺

塚田プロはPING G25を使用。GDOより転載。撮影JJ田辺

ドライバーに関しては、フェアウェイバンカーの多さ、そしてタイトなホールレイアウトを考慮すると、ドーンと真っ直ぐ打てるタイプよりも、球筋を打ち分けやすいタイプの方がコースと相性が良いでしょう。具体的には距離が少し短めで、重心深度があまり深くないタイプ。テーラーメイドのR1ミズノナイキのVRツアーあたりがメリオンと相性が良いでしょう。対して、ピンコブラのドライバーはちょっと分が悪い感じがします。
パターはグリーンの硬さ、そして強いアンジュレーションを考えるとセンターバランスの大型マレットよりも重心距離があるピン型の方が有利でしょう。キャメロンオデッセイテーラーのピン型パターが大本命です。
メリオンでの過去の優勝者にはフェードヒッターのリー・トレビノもいます。それを考えると、マスターズでプレーオフに敗れたアンヘル・カブレラも優勝争いに加わる確率は大いに高いかも知れません。ちなみに、彼は重心距離の長いドライバー(ピン)でフェードを打つのが非常に上手い選手です。

日本からはアジア予選を勝ち抜いた、松山英樹藤田寛之上田諭尉、そして塚田好宣の4選手が出場してます。優勝争いになんとか加わってほしいと思いますが、そこは歴史ある全米オープン。そうは簡単に問屋が卸してくれないと思いますが‥‥活躍を大いに期待しながら明日からもテレビ観戦したいと思います~。

FBに優勝クラブ予想メッセージを受け付けます。当選者には(多数の場合は抽選)マーク金井からプレゼントを贈らせていただきます~。
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2013年06月13日今どきの3Wの理想的なロフト角とは‥‥

ズバリこれですっ!!!!

ロフト17度~

ロフト17度~

17度でヘッドの大きさは3Wと同じ~

17度でヘッドの大きさは3Wと同じ~

テーラーメイドの初代ロケットボールズの3HL。
なぜか日本では未発売モデルの3Wで、HLとはhigh launch(ハイローンチ)の略で、高い打ち出し確保ができるという意味。この3HLの場合、通常のロケットボールズの3Wよりもロフトが2度多く、ロフトは17度ついてます。3Wのヘッドのに4Wのロフトを着けたのが、この3HLの正体です。
では、なぜ浅い重心のFWはロフトが多い方がいいのか?
浅い重心はロフトが少ないとボールが上がりづらいからです。ドライバーに限らず浅重心のFWは低重心にもなっています。このため吹き上がりを抑えることができる反面、スピン不足でボールが上がりづらい特性があります。浅重心の3Wでボールを浮かせるためにはヘッドスピードは最低でも45m/s以上は必要でしょう。テーラー契約の女子プロ達もそれが分かっているから、ヘッドスピードが遅めの選手はロケットボールズのFWを使いません。先週のヨネックスで優勝した表純子を筆頭に、諸見里しのぶ辻村明須香らはグローレの3Wを使っています。
15度と17度。

左が15度、右が17度

左が15度、右が17度

たかがロフト2度と思うかもしれませんが、打ち比べると全然違います。マーク金井のヘッドスピードは46m/sですが、地面から打った場合、キャリーが5~10ヤード異なります。ティアップして打つならば15度の方が飛びますが、地べたのボールを打つとなると17度の方が飛びます。

加えて、視覚効果も見逃せません。15度と17度を比べると、17度の方がフェースがしっかり見えます。ボールが上がってくれるという安心感があるためにスイングに余計な細工が入るのも防げます。

 

すでにアナライズオリジナルシャフトW65にリシャフトしてますが、それにしても驚かされるのが純正シャフトの硬さ設定。米国仕様とはいえ、Rシャフトで振動数が‥‥
273cpm
これはツアーADフジクラランバックスディアマナBシリーズといったアスリート向けのSシャフトと同じか、それ以上硬いぐらいの設定です。日本向けのRシャフトと比較すると、米国モデルのRは2段階以上硬いでしょう。ヘッドスピードが40m/sぐらいの人が、この純正シャフトの状態で使おうとしたら‥‥硬過ぎて手に負えないでしょう。硬さに負けて、スイングが悪くなる危険性もあります。

 

ドライバーはボールを上げやすくするために、表示ロフトよりもリアルロフト(実際のロフト)の方が1~3度ぐらい多いのが当たり前です。10.5度表示の場合、リアルロフトは12度前後が常識になりつつあります。ところが、FWにはこのロフトの上乗せが今のところありません。3Wは15度というのがキッチリ守られています。
そしてリシャフトしてみて分かったのが、ヘッドの個体差。今回リシャフトした3HLの場合、

リアルロフト   18.25度
フェースアングル +1.25度
となっていました。これをシャフトの装着方向を変えることで、

リアルロフト   17度
フェースアングル ±0度

リアルロフトは専用計測器で測ります~

リアルロフトは専用計測器で測ります~

に調整。カチャカチャ式でなくてもこれぐらいの調整はシャフトの装着方向を変えることで可能です。というか、クラブには個体差があるのが当たり前なので、イメージ通りの弾道を打つためにはシャフトのリアッセンブル(再組み立て)というのはかなりの確率で必要なんです。FWは何本か組合わせて使うクラブなだけに、リアルロフトとフェースアングルの数値はちゃんと計測して、ちゃんと揃える必要があります。

アナライズではリシャフト時にこれらの数値を計測~

アナライズではリシャフト時にこれらの数値を計測~

たかがロフト、されどロフト。
FWは飛距離を稼ぎたいクラブですが飛ばすには、自分にぴったり合ったロフトを使うことが必要不可欠。3Wでボールが上がりづらいと感じるならば、それはロフトが足りていないと思って間違いないでしょう。
(▼▼)b
PS.初代ロケットボールズの3HL、5本だけ入荷しました。すでに3本売れてしまい残り2本です。アナライズオリジナルシャフトW65付きで値段は1本3万9800円。ご興味ある方はyoyaku@analyze2005.comへメール下さい~。

 


2013年06月12日超私的なゴルフ場調査~米原GC 後編

千葉県には現在160近くのゴルフ場があります。これは全国3位。ちなみに1位は北海道、2位は兵庫県です。

160近くあるゴルフ場の中から、一昨日マーク金井がプレーしたのは米原ゴルフ倶楽部。超私的なゴルフ場調査の後編、コースインプレッションです。
7番 342yパー4

グリーン奥からは強い下り傾斜

グリーン奥からは強い下り傾斜

クラブハウスに向かって打つ真っ直ぐでフラットなホール。フェアウェイの左サイドには巨大な池、右サイドにはバンカー。グリーンは横に長く、奥は砲台形状。距離は短いが引っかけ癖のある人にはプレッシャーが強くかかる。マーク金井はティショットをUTで打ち、残り130ヤードをPWで3メートルに2オン。池とバンカーの配置がとにかく絶妙なホール。
8番 162yパー3

グリーンの両サイドはすべて池~

グリーンの両サイドはすべて池~

ティからグリーンまで両サイドは巨大な池。グリーン周りはぐるっとバンカーが囲んでいる。グリーンは大きいが、とにかく視覚的なプレッシャーがかかるホール。逃げ場がまったくなさそうだが、池越えではない。案外と結果オーライも期待できるホールだ。マーク金井は7番アイアンでピン奥8メートルにワンオン。グリーンは奥から下り傾斜で速い。
9番 357yパー4

260ヤード打てると池越えを狙える

260ヤード打てると池越えを狙える

ここも視覚的なプレッシャーがかかるホール。右ドッグレッグで右サイドは巨大な池、左サイドにはバンカー9つ縦に並んでいる。池を嫌がるとバンカーが待ち構える。そしてグリーンは3段グリーン。ピンと違う段に乗せてしまうと、パットの距離感が非常に難しい。白ティからだとキャリーで260ヤード飛ばせると右の池をショートカットしてグリーンそばまで運べる。7~9番はテレビのトーナメント放映を意識したレイアウトで、恐らく、トーナメントが開催されれば、アウトとインを入れ替えて使いそうな感じがする。

 

アウト総評

9ホール中、5ホールが池絡み。パー5は距離が短いのでバーディも狙えるが、ミスを取り換えそうとすると大叩きも出やすい。上がり3ホールは典型的なアメリカンスタイル。景色が素晴らしいだけでなく戦略性も非常に高い。

 

11番 523yパー5

DSCN0128

ティショットは豪快な打ち下ろし。300ヤード地点ぐらいから右サイドに巨大な池。ティショットが成功すれば2オン可能だが、左右がコーラの瓶のようにキュッと絞り込まれている。セカンドをどう打てば良いのか迷った時点で、設計家の罠に嵌ってしまう難ホールだ。
13番 339yパー4
左ドッグレッグのブランドホール。セカンドから強い打ち上げ。ティからグリーンまでバンカーがひとつもないが、グリーンは縦長で強い砲台。左右に外すと砲台グリーンに向かってのアプローチとなり、かなり上手く打たないと寄せワンが難しい。特にピンが手前に切られると難易度がグッと増してくる。
16番 376yパー4

グリーンは池に向かって下り傾斜~。

グリーンは池に向かって下り傾斜~。

右ドッグレッグのブランドホール。左サイドにフェアウェイバンカーあるので右サイドをショートカットしたくなる。グリーン手前左側の池は、グリーンエッジまで食い込んでいるので景色は美しいが、プレーヤーはその景色を楽しめないホールだ。グリーンは池に向かって傾斜しているので奥からは非常に速い。奥からアプローチやパットを打つ時は、「あっ、ショートした」ってぐらいの感じでもオーバーしやすい。

18番 506yパー5

この巨大な池はグリーンまで続く

この巨大な池はグリーンまで続く

かるい左ドッグレッグで、フェアウェイからグリーンに至るまで左サイドには大きな池が待ち受ける。右サイドから遠回りして3オン狙いするルートと、2回池越えを狙うルートと2つある。アマチュアへの配慮だと思うが、グリーンの近くにくると池の淵には「お助け用ネット」が張ってある。グリーンは縦長で正確な距離感が求められる。ここもオーバーすると下り傾斜で細心の注意が求められる。
インの総評
アウトに比べるとブラインドやドッグレッグホールが多い。1ホール、1ホール、個性的なレイアウトがなされているのでいろんなショットが楽しめる。クラブハウスは接待コース的な色合いが強いが、コース自体はシニアや女子トーナメントが開催できる戦略的なレイアウトである。

 

まとめ
このエリアには戦略性の高いコースが沢山ある。近くの鶴舞は松とバンカーで戦略性を高めているが、ここ米原は池とバンカーで戦略性を高めている。2つとして同じようなホールがないので何度もプレーしたくなるコースだ。プレー料金も平日はリーズナブル。プレー後に割引き券が配布され、7月下旬から8月は8500円(セルフプレー、昼食付)。食事付でアンダー1万円はかなりコスパが高いでしょう~。

 

(▼▼)b


2013年06月11日超私的なゴルフ場調査~米原GC前編

毎日欠かさずブログをアップしていると、ギア(道具)やスイング以外のことについても書きたくてウズウズしています。今回から不定期ですが、超私的なゴルフ場レポートを始めます。ゴルフ場ミシュランってタイトル着けたかったのですが、本家ミシュランからクレームが付くのが恐くてやめました~(笑)
第1回目は米原ゴルフ倶楽部(千葉県)。6月9日プレー。天候は晴れ。

クラブハウス正面

クラブハウス正面

概要

1989年11月開場
設計 小林光昭
6827Y P72 133万㎡ (40万坪)
コースレート 72.4  JGA KGA加盟
ベントワングリーン
乗用カートでのプレー。
キャディ付かセルフを選択

アクセス

1.圏央道 市原鶴舞I.C.より6.5㎞ 約8分
2.館山自動車道 市原I.C.より約25㎞ 約35分

圏央道の開通前はかなり不便なゴルフ場という印象で、不便さゆえにプレーしたことはありませんでした。ところが圏央道のおかげでアクセスが非常に良くなりました。鶴舞CCほどではありませんが、市原鶴舞インターを下りて10分以内でクラブハウスに着けます。アナライズ神田スタジオからだとアクアライン利用で1時間弱(渋滞無しの場合)

クラブハウス

クラブハウスはスペイン風

クラブハウスはスペイン風

7,545㎡ (2,282坪) 地下1階、地上3階。
18ホールのコースとは思えないほど巨大なクラブハウス。動線は上下。どこに行くのにも階段を上がり下がりするのはちょっと面倒臭いと思っていたら、ちゃんとエレベーターがありました。3階のレストランには噴水みたいなモニュメントもあったりします。

3階中央はこんなレイアウト

3階中央はこんなレイアウト

1階が受付、2階がロッカールームと風呂場、3階がレストランとコンペルーム。バブル時代に設計されたこともあって広々してますが、トイレの洗面台に歯ブラシがあるのは非常にウレシイです。

レストラン

朝の洋定食は1050円。目玉焼をレアでオーダーしたら中はトロトロ。絶妙な焼加減~。太平洋クラブ御殿場ほど高くはありませんが、ファミレスに比べると高めの値段設定。ベーコンは2枚、卵は1個に減らしてくれてもいいから750円ぐらいだと「やるなぁ」って感じになり、ゴルフ場で朝ご飯を食べたくなります。

ボリューム満点

ボリューム満点

 

冷やし中華は具沢山~

冷やし中華は具沢山~

お昼は冷やし中華をオーダー。タレは醤油味とゴマダレを選択できます。濃い味でも薄味でもなく、ほどよい味付け。麺の量は多過ぎず、少な過ぎず。大勝軒の小盛りぐらいって感じです。

コース

バブル時代に作られたので接待コースかと思いきや、レイアウトはかなり本格的です。距離はそれほど長くありませんが、池とバンカーがふんだんにあってR・トレントジョーンズ的なテイストに溢れています。隣ホールが1ペナっていうローカルルールがありますが、その点を除けば挑戦意欲をかき立てられるホールが多いです。グリーンはスティンプメーターで9フィート(6月9日時点)。何だこりゃってほどの高速グリーンではありませんが、何だこりゃってほど遅くもありません。速さは普通ですが、グリーンが硬めです。アプローチでスピンがかかりづらい人は、いい感じで打つと大体オーバーします。

フェアウェイ  短く刈り込まれているのでフライヤーが出づらい。
ディボット跡、やや多め。

ラフ      脱出に苦労するほど深くはない。
フライヤーで飛距離が出るので距離感が出しづらくなるが、
アイアンが飛ぶのでアマチュアには喜ばれそう。

グリーン    スピードは普通だが、グリーンはやや硬め。
ディスタンス系ボールだとアプローチで止めるは難しい。

バンカー    数が多く形状もユニーク。ダブルバンカーが多い。
手入れが行き届き砂もちゃんと入っている。
印象に残ったホール

4番 435yパー5

4番ホール、セカンドからグリーンは強い打ち下ろし

4番ホール、セカンドからグリーンは強い打ち下ろし

200ヤード先から豪快な打ち下ろし。グリーン手前には大きな池。グリーン右サイドにセーフティゾーンがあるが木があるので刻むのも神経を使います。
グリーンは横長。グリーン周りはバンカーだらけ。マーク金井は2オン狙いでオーバーして奥のバンカーに打ち込んで3オン2パットのパー。受けグリーンなので、奥のバンカーからはピンを狙いにくい。

おーっと、原稿締切りの催促が入りました。印象に残ったホールについては、明日じっくりレポートしましょう~(▼▼)b