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2020年01月31日超私的な考察 PRGR銀座でゴルフスイングをモーションキャプチャーすることのメリットとは!?

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昨日はあまりにもポカポカ陽気だったので、急遽スケジュールを変更して赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮プレーをしてきました。午後1時過ぎからPRGR銀座EXでのミーティングを2時前に終えるや、有楽町駅ナカのC&Cカレーをサクッといただいて京浜東北線に乗り込み、午後3時ちょうどにクラブハウスに到着。

 

 

ロッカーで着替えを済ませ、3時15分にインコースをティオフ。次の予定があったので16番でプレー終了。7ホールを55分ほどでプレーして、再び埼京線と京浜東北線を乗り継いで5時30分に神田に戻りました。

 

 

赤羽GCは電車で行けるのが何よりもの魅力です。

 

 

昨日のラウンドは完全なる練習のためのラウンドで、スタジオで出来ていることが、どれだけでコースに出た時に出来ているのか(出来ていないのか)のチェックです。コースに出たら同じ場所から何発も打てませんし、なによりも景色が目に入ります。OBもあれば池ポチャもあれば、赤羽においてはワンペナが必ずあります。ミスが許されない場面で、自分がどんなスイングをしているのかを知るには、コースでの練習が必要不可欠なのです。

 

昨日のラウンドでの練習テーマは、、、、

 

 

インパクトゾーンでの胸(肩)の開き!!!!

 

PRGR銀座EXのモーションキャプチャーで半年前よりもダウンスイング以降、骨盤を開けるようになっています。ただし、自分がイメージするよりは開けてません。骨盤が開けない要因はどこにあるのかを探ったところ、インパクトで胸(肩)が開けていないため、骨盤が開きにブレーキが掛かっていたのが分かりました。実際、モーションキャプチャーしていただいた翌日の練習で胸を開くことを意識したら、いつもよりさらに骨盤の開きが大きくなり、それに伴ってクラブが抜ける方向がそれまでよりもインサイドに抜け、かつ右サイドの屈曲の度合いも良くなったのです。

 

 

昨日の赤羽のラウンドでは、とにかくボールがどこに飛んでもいいからインパクトゾーンで胸を開くことだけ意識して打ったところ、、、、、

 

 

左に引っかかりそうなのに左から左に曲がるミスは皆無。胸を開くタイミングが早くてヘッドが上から入った時はやや強めのフェードになりましたが、タイミング良く胸を開けるとイメージ通りの軽いフェード弾道です。インパクトで骨盤と胸を開くと、左に飛び出しそうな感じがするのですが、実際は、ヘッドがインサイド・インに抜けてくれるので、ボールには強いフック回転がかかることは一度もなかったのです。

 

 

そして、インパクトで胸を開くことを意識すると振り遅れた感じになってボールがスッポ抜けそうな感じになるのですが、右にスッポ抜けるミスも出ませんでした。実は、これには理由があり、マーク金井の場合、元々がフェースをシャットに使うスイング。PRGRのモーションキャプチャーでも、インパクト時のシャットフェースの度合いが大きいことが数値で示されてました。それも半年前よりも、一昨日の時の方がさらにシャットフェース(左手首の掌屈)が度合いが増しているのです。

 

 

モーションキャプチャーでは、これでもかってぐらい個々の部位の数値が出ますが、それぞれの数値というのは他の数値の動きと連動しています。例えば、今はインパクトゾーンで骨盤を大きく開くスイングをするツアープロが活躍していますが、彼らに共通しているのはフェースをシャットに使う度合いも非常に大きいのです。ダスティン・ジョンソンしかり、ブルック・ケプカしかり、渋野日向子選手しかり。

 

 

PRGR銀座EXではモーションキャプチャーした時、まずチェックしているのが捕まり指数で、この指数は手首のコック(縦方向)、手首のヒンジ(横方向)、そして腕のローテーションの3つの数値を元に算出されています。

 

 

宮川プロによると、アマチュアの多くはこの捕まり指数がマイナスになっていることが多く、この指数がマイナスだと、手打ちになるのを避けられないし、ボールを上手く捕まえることが非常に難しくなるそうです。加えて、つかまり指数がマイナスだと骨盤を開いたインパクトをすると、ますますボールが捕まりづらくなるそうです。

 

 

PRGR銀座EXのモーションキャプチャーでは体の各部の動きを計測してくれるだけでなく、この「つかまり指数」を算出してくれます。ゴルフスイングを構築する上での優先順位を考えると、この「つかまり指数」がどうなっているのかを知ることが欠かせないような気がしています。スイングは十人十色と言われてますが、プロを含めてスイングがしっかりしている人ほどこのつかまり指数が大きく、目安としては26以上です。反対に、ボールを上手く捕まえられない人、手打ちになる人、ミスショットが減らない人ほど、この捕まり指数はマイナスになっているそうです。

 

 

ゴルフは物理です。

 

 

どんなに性能がすぐれたクラブでも、スイングが不安定なままではその性能を引き出すことはできません。本気でゴルフが上手くなりたい、本気で飛距離アップを目指すのであれば、まずは自分のスイングの「つかまり指数」を知ることではないかと超私的に思っています~。

 

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2020年01月29日超私的な考察 ゴルフスイングをモーションキャプチャーすることの功罪とは!?

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月曜日の夜から雪予報が出ていた関東エリア。アナライズが位置する神田では雪ではなく冷たい雨が降り、その雨は火曜日の日中も降り続いてました。

そんな雨の最中、マーク金井は午前中は神田のスタジオでピンの新製品、G710アイアンの試打&撮影。お昼にとんかつ定食をいただいた後、午後からはPRGR銀座EXにて、モーションキャプチャーを用いてスイング診断をじっくりとしてもらってきました。担当は、いつもお世話になっている宮川まもるプロ。ここでのモーションキャプチャーは今回で3回目ですが、計測器、データ分析は順次アップデートされており、今回も最新のテクノロジー、最新のティーチングについて話をじっくりと聞いてきました。

 

モーションキャプチャーとは、体のいろんな部分にセンサーを取り付け。センサーを取り付けた状態でスイング。スイング中、センサーがどのように動いたのか(移動量)を3次元でキャプチャーし、それをもとにスイングを数値化します。キャプチャーと動画分析の決定的な違いは、キャプチャーの方が体の各部の動き、位置、角度を具体的な数値として知ることができます。

 

さて、このモーションキャプチャー

 

例えば、骨盤の回旋については、アドレス、ハーフバック、トップ、ダウンスイング前半、ハーフダウン、インパクトと6つの位置での角度を知ることができます。この半年、マーク金井は骨盤の回旋を大きくすることに取り組んできてましたが、昨日まで一度もモーションキャプチャーをしてません。あくまで、自分の感覚と自撮りでチェックしてたのですが、、、、数値もほぼ予想通りでした。

 

 

 2019年6月の骨盤の角度
トップ44度 ダウン前半24度 ハーフダウン22度オープン インパクト31度オープン

 2020年1月の骨盤の角度
トップ25度 ダウン前半18度 ハーフダウン26度オープン インパクト38度オープン

 

この半年間、ダウンスイングで骨盤を早く開くこと、インパクトではおへそを飛球線に向けるくらい開くことを意識したおかげで、ハーフダウンでは以前よりも4度オープン、インパクトでは7度もオープンの度合いが強くなっています。自分の中ではインパクトでは45度ぐらいオープンにしているつもりですが、、、実際は38度オープン。まだ最終目標には達してませんが、以前よりも明らかに骨盤が開く度合いが大きくなっています。

 

 

そして、それに伴って数値が劇的に変わったのがインパクト時の手のポジション。本人はまったく意識していないにも関わらず、インパクトで手の位置がかなり低くなりました。骨盤を開くことが手の位置に影響しているのは知ってましたが、数値にそれが表れたので、「自分がやっていることが的外れではない」ということが確認できました。

 

 

そして、そして、もうひとつ大事なことがつかまり指数が劇的に良くなったこと。このつかまり指数というのはPRGRならではのパラメーターですが、この数値が

 

26

 

つかまり指数は数字が大きいほどつかまりが良くなり、目安としてはプラスになっていること。プロレベルになるとこの数字が26以上になっているそうです。ちなみに、アマチュアの多くは、このつかまり指数がプラスではなくマイナスになっているそうです。

 

今回プロギアの宮川プロからアドバイスを受けたのですが、このモーションキャプチャーはスイングを丸裸にしてくれる反面、使い方を間違えると、スイングがあらぬ方向にいってしまうリスクもあります。例えば、ある体の部位の数値が悪いことが分った時、その数値を改善しようとすることは、、、、、かなり危険なのです。悪い数値を良い数値に変えると言うと「ロジカル」な感じがしますが、実際は「ロジカル」ではありません。数値はあくまで数値で、部分的な数値を整えた所で、スイングの本質が変わるとは限らないからです。数値合わせをしたレッスンというのでは、スイングは良くなるどころか悪くなる可能性が高くなるのです。

 

今回、マーク金井が骨盤を開けるようになった理由、、、、

 

 

 それはつかまり指数が良くなったからです。

 

 

ボールを捕まえられる状態、いわゆるフェースをシャットにしている度合いが大きくなったことで、その結果として骨盤を以前よりも開けるようになっていると宮川プロは分析して下さいました。ちなみに、シャットの度合いを強めるようになったのは、昨年から何度かコラボさせてもらっているゴルフスイング物理学の小澤康祐さんのアドバイスのおかげです。

 

ゴルフは物理です。

 

 

物理ですが、モーションキャプチャーしてスイングを数値化すれば物理的に理に叶ったスイングができるわけではありません。どんなに精巧で精密な計測機器であっても数値だけに囚われてしまうと、数値ありきでスイングづくりをすることになり、本当にやらなくてはならないスイングからかけ離れてしまう可能性が高くなるのです、、、、。

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2020年01月27日超私的な似て異なるモノ クラシックカーとクラシッククラブの決定的な違いとは!?

マーク金井チャンネル生配信 マーク金井ここだけの話 1月2回めは

本日(1月27日)21時から配信

お見逃し無く


先週金曜日は長野県白馬、エイブル白馬五竜IIMORIにてスキーの初滑り。昨年同様、今回もスキー界のレジェンド、渡辺一樹さんに教わりながらノンストップで2時間ちょっと滑ってきました。渡辺さんのレッスンのおかげで、初滑りにも関わらず転倒することは一度もありませんでしたし、何よりも、リフトの2本目からはスイスイ気持ち良く滑ることができました。

 

今回スキーで教わったことは、、、

 

 スキーは逃げ腰がGOOD!!

 

逃げ腰とはブーツの位置よりもお尻(腰)を少し後ろに位置させることです。これにより、正しい前傾姿勢が取れ、かつ足の操作(スキー操作)がしやすくなるとのこと。逃げ腰状態というのは空気椅子状態なので、決して楽な姿勢ではありません。しかしながら、この姿勢にすると不思議なくらいスキー操作が上手くいき、かつ安定した姿勢で滑ることができます。自分では「これって後傾じゃないの」と思うのですが、滑っている所のビデオを見ると、、、、あら不思議、、、かなりいい感じなのです。

 

 

そして一昨日の土曜日は千葉市民で9ホールプレー。

 

 

いつものごとく担ぎセルフの7本プレーです。今年から取り組んでいるのがパットの練習で、練習の成果がどれぐらい出るのかを楽しみながらプレーしてきました。スタッツはこんな感じです、、、

 

 

ー△ーー△○ー△○  37
232231231  19

 

 

ボギーはすべて3パットでしたが、パットの内容は昨年までよりも劇的に良くなっています。3パットしたホールはいずれもファーストパットを2mオーバーでした。1パットはひとつが3mで、もうひとつが7m。数字だけだと昨年と変わっていませんでしが、内容が全然違います。ロング、ミドルパットはいずれもイメージ通りに狙った所に転がります。1.5m以内の入ったパットは、すべてカップのど真ん中からカップイン。昨年までだと危なっかしい入り方をするパットが何度もあったのですが、今年はそれが劇的に減ったのです。

 

 

前置きが長くなりましたが、今回はクラシックカーとクラシッククラブについて超私的に書いてみたいと思います。

 

 

昨日(日曜日)、神田のスタジオにすごく程度の良いパーシモンドライバーが届きました。MM9とかでお世話になっているゴルフ業界の方が、わざわざ神田まで持って来て下さり、ゴルフクラブについて、ゴルフコースについて超私的な意見交換をさせていただきました。

 

お持ちいただいたパーシモンのドライバーはいずれも名品で、パーシモン全盛の頃ならば、おいそれと手に入れることができないクラブです。ところが、悲しいことに、、、、

 

 

ゴルフ中古ショップでのパーシモンの買取り価格は、、、、、かつての名器であっても、、、ほとんど値段が付きません。値段が付かないのは、買いたいと思う人が悲しくなるくらい少ないからです。ドライバーのヘッドがチタンで460CCが当たり前になった現在、パーシモンでプレーする人もほとんどいませんし、パーシモンドライバーをコレクションしたい人も非常に少ないからです。

 

 

対して、クルマはどうでしょう。パーシモンドライバー全盛の頃というのは1970年代。昭和40~50年代ですが、この当時のクルマは今なお人気があります。すべての車種が人気があるというわけではありませんが、走行距離が少なくてコンディションの良いクルマは今どきの新車が買える値段よりも高いクルマがたくさんあります。例えば、日本車だと、ホンダのシビックSirとか、いすゞの117クーペ、フェアレディZやスカイラインGTRは新車価格上回る場合もあります。欧州車だとポルシェ、BMW、ベンツ、アルファロメオとかは古くなれば古くなるほどビンテージカーとなって高価格で取引されています。

 

 

ゴルフクラブのビンテージ品(パーシモンドライバー)は価格が暴落し、ビンテージカーは高価格で取引されるのでしょうか?

 

 

ひとことで言ってしまえば、クルマの場合は供給よりも需要が上回り、ゴルフクラブの場合は供給よりも需要が極端に下回っているからです。

 

 

では、なぜクルマには需要がそこそこあり、ゴルフクラブは需要が劇的に減ったのでしょうか?

 

 

どちらも飾るだけでのコレクターアイテムとしては極端な差がないと思いますが、ゴルフクラブはクルマに比べると限定的です。クルマは誰もが認知しているアイテムですが、ゴルフクラブはゴルフをしならない人には認知されませんし、興味も持たれないです。

 

そして、決定的に違うのは、、、、

 

古いクルマは実際に街中で乗り回せ、乗り回して楽しいです。今どきのクルマに比べると走行性能は劣りますが、走行性能が劣っての乗り回すのが楽しいところがクルマにはあるのです。レースならば1秒でも速いクルマでないと通用しませんが、制限速度が決まっている市街地で走行する分には、昔のクルマでも十二分に運転を楽しめるのです。

 

対して、古いクラブ(パーシモンドライバー)は今どきのチタンドライバーに比べると、圧倒的に飛距離性能が劣ります。そして、普通のゴルフ場ではドライバーは飛んだ方が有利なことが多いですし、多くのゴルファーは人よりも遠くに飛ばしたい欲もあります。大半のアマチュアゴルファーは1ヤードでも遠くに飛ばしたい、1ヤードでも遠くに飛ばすことがゴルフだと思っています。その証拠に、クラブメーカーが新しく出すドライバーは、例外なく「更なる飛び」をアピールしています。

 

 

飛ばないドライバーはクラブとして成立しない、、、、というのがゴルフ業界の現状。
 スピードが出なくてもクルマとしては成立している、、、というのがクルマ業界の現状。

 

パーシモンドライバーが再び脚光を浴びる可能性は低いと思いますが、飛ばないドライバーはクラブとして成立しないという現状は変わる可能性があります。ここからは超私的なアイデアですが、ゴルフ場が変わればいいんです。距離が短くてテクニックが要求されるコースが増えてくれば、「ティショットは飛ばすことよりも、ポジションが大事」という風になります。例えば、パー4の距離が280~350ヤードぐらいになってくれば、ドライバーは200ヤードも飛べば十分になり、そんなコースが増えてくれば飛ばないドライバーを求めるゴルファーが増えてくるのではないかと密かに思っています、、、

 

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2020年01月24日超私的な考察 日本で飛躍的にシェアを伸したピンとボルボの共通点とは!?

マーク金井チャンネル生配信 マーク金井ここだけの話 1月2回めは

1月27日21時からです

 


渋野フィーバーで賑わったG710アイアン記者発表の翌日、コースでG710を試打する機会をいただきました。ドライバーも用意されてましたが、プレーの目的はG710の試打と、新しくラインアップに加わったパター、ヘプラーの試打です。ヘプラーについては練習グリーンでこれでもかってぐらいボールを転がしたので、コースではとにかく至る所からG710を試打しました。

 

 

 

出だしの1番では9番アイアンでティショットを打ち、セカンド、サードショットも同じく9番。グリーン周りでSWを試打し、バンカーショット、逆目のラフからのアプローチを打ちました。2番では7番アイアンでティショットを打ち、セカンドも7番。3打目が70ヤードぐらいだったのでここでUW(AW)を試打。グリーン周りでは再び、SWでバンカーを何発か打ち、アプローチもいろんなシチュエーションから打ち、ソールの感触をじっくりテストしました。

 

 

G710はG700の後継機種ですが、マイナーチェンジというよりはフルモデルチェンジと言いたくなるくらい雰囲気、性能面も変わっています。つや消しブラック仕上げのヘッドはより洗練された感じで高級感があります。中空構造は前作を継承してますが、前作よりも打感がソフトになり、フェースが弾き過ぎる感触が減っています。

 

 

ロフトの設定はG700同様、ストロングロフト設計で、

 

 

7番のロフトが28度!!!!!!!!!!!

 

 

ピンの中ではもっとも飛び系のロフト設定ですが、ロフトのわりにボールが上がってくれます。そして、デザインは昔のピンと打って変わって洗練されてますが、、、

 

 

これまで同様、ライ角を選ぶことができますし、バンス角も7番で6度、PWで11度としっかりついているのです。洗練されたデザインを採用しつつ、ピンらしい部分もしっかりと継承されています。超私的には、アイアンの性能もさることながら、SWがピン史上最高の出来上がりではないかと思いました。見た目は特に目立った所がないのに、バンカーショット、アプローチとも「何だこりゃ~」ってぐらいイメージ通りの弾道が打て、かつダフりのミスにも強くなっているのです。超私的にはSWをまっさきに手に入れたくてウズウズしています。

 

 

 さて、今回G710を試打してみて感じたのが、ピンというクラブメーカーは自動車メーカーのボルボと非常に似ていることです。

 

 

 

ピンは昨年創業60年を迎えましたが、ここ数年でモノ作りがガラッと変わりました。かつてのピンは性能重視でデザインは二の次。アイアンヘッドはバレル仕上げでメッキされてませんでしたし、ソケットも付いてません。ピンのクラブは性能はピカイチですが、無骨で少し野暮ったいという所がありました。超私的には、ピンの野暮ったいところが好きで、今でもG25、G30アイアンを手元に置いています。

 

 

 

ボルボもしかりです。レンガのようなボディと称された240とか850ぐらいまでは性能重視で、ボディの形状は無骨で野暮ったい所がありました。ボルボが好きな人はシュッとした流線型のデザインよりも、この無骨さに惚れ込んでたのではないかと思います。

 

 

ピンもボルボも万人受けするデザインではなく、無骨なモノ作りにこだわっていたメーカーでしたが、ある時からどちらも、、、、デザイン(仕上げ)が洗練されてきたのです。

 

 

ピンの場合は、アイアンヘッドはメッキ処理がなされ、ソケットも装着。ヘッド形状やロゴも洗練されてきました。ボルボもVシリーズになってからはボディ形状は箱形から少し流線型になり、フロントグリルもお洒落になっています。

 

 

どちらのメーカーともデザインが洗練されるとともに大幅に売れ行きを伸し、今も好調なセールスを続けています。そして、両メーカーにも共通しているのが

 

 

 デザインはカッコ良くなっても、モノ作りの哲学は踏襲されている!!!!

 

 

ことです。ピンの場合ならばライ角のバリエーションがあり、なおかつソールにはしっかりバンス角が付いてます。ボルボの場合は安全性、走行性に一切の妥協がありません。どちらも、見た目は変わっても創業時の哲学が脈々と継承されているのです。

 

 

ピンにしてもボルボにしても、かつての無骨なデザインが好きだった人にとっては、今どきのプロダクトは物足りなさを感じるかも知れません。しかしながら、両メーカーとも無骨なイメージを払拭し、格好良さを追求したデザインを採用することでシェアを一気に拡大したのではないかと超私的に思っています~。

 

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2020年01月22日超私的な試打前インプレッション ピンG710アイアン

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昨日火曜日、ピンの記者発表に行ってきました。場所は秋葉原のベルサール秋葉原。アナライズの神田スタジオから歩いていける距離なので、お昼に駅前で親子丼をいただいてから徒歩で向いました。

 

受付は13時30分で記者発表は14時から。13時35分に会場に到着したにも関わらず、すでに会場はおおよそ埋まっています。これまでのピンの記者発表に比べると会場が広くなっているにも関わらず、、、、とにかく人の数、そして動画のカメラの数が尋常じゃないくらい多いのです。

 

 

今回の記者発表でお披露目されたのはG700アイアンの後継機種とパターの新しいブランド、HEPPLER(ヘプラー)。ドライバーや主力アイアンは今回見送られているにも関わらず、人とカメラが多いのは、、、、

 

ピンの契約選手である渋野日向子プロ鈴木愛プロがスペシャルゲストとして招かれていたのです。渋野効果は絶大で、ゴルフクラブの記者発表にも関わらず、ゴルフ以外のメディアの方々も多く来られてたわけです。ちなみにG710は男性向けアイアンなのにも関わらず、男性契約選手はひとりも記者発表の場にはいませんでした。

 

 

今回お披露目されたG710アイアンですが、キャッチコピーは

 

飛び系なのに、ズルい。

 

 

売れてるメーカーだけに、キャッチコピーも攻めています。「ズルい」という言葉はポジティブかネガティブに分けたら、恐らくネガティブなワードに属するでしょう。あえてネガティブなワードを選んだことにメーカーの余裕を鑑みることができますが、何がズルいかというと、

 

 飛んで上がる
 飛ぶのにやさしい(ミスに強い)

 

からだそうです。ヘッドは前作G710と同じく中空構造。フェース面にマレージングの新素材を採用することで反発を向上させ、かつ前作比で慣性モーメントの数値を約5%向上。5%という数値が何ともピンらしい数値なのはさておき、G710がピン史上、最大のMOI(慣性モーメント)を実現しているそうです。

 

 

そして何より、飛びに直結しているのがロフト設定。

 

 

7番のロフトは28度。

 

 

これまたピン史上、もっともストロングロフト設計だと思いますが。その点についてはプレスリリースでは触れられていませんでした。ちなみに5番のロフトは21.5度、6番が24.5度、8番が32度、9番が37.5度、PWは43度の設定。下の番手になるほどロフトピッチが広がってしまうのは、7番のロフトを28度に設定したことが少なからず影響しているものと思われます。

 

 

実際にクラブを手にとってみてまず目に入るのはヘッドの色。ピンでは恐らく初めての、つや消しブラックヘッド。なぜ黒にしたのかもプレスリリースには書かれてませんが、精悍な感じで、かつ引き締まって見えます。超私的にはピンならではを感じたのは、ヘッドの大きさに応じて、ちゃんとグースネック設計がなされていること。そして、7番でもバンス角が6度と大きめで、ダフりのミスに強く、ダウンブローに打っていきやすいクラブ作りがなされていることです。

 

 

対して、ピンらしくないと感じたのは純正シャフトのセレクション。純正カーボンのシャフト重量は43グラムと非常に軽いですし、純正スチールはゼロス6、ゼロス7、そして950GH・NEO。スチールのラインアップも軽量スチールのみです(特注で他のシャフトも選べます)。

 

 

ロフトの設定とシャフトの設定を見る限り、超私的なことを言わせてもらうならばピンG710アイアンの対象ユーザーとなるのは、、、、

 

 段階の世代!!!!!。

 

もしくはアイアンの飛距離が落ちてきた50歳以上のシニアゴルファーではないかと思います。もちろんプレスリリースにはG710はシニア向けなんてことはひと言も書かれておりません。シニア向けというフレーズを意図的に入れてないのは大人の事情なんだと思いますが、ゴルフクラブには対象ユーザーというのがあります。ピンはものづくりにこだわりがあるメーカーなことを考えると、対象ユーザーを入れてないのはちょっともったいないと思います~。

 

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