マーク金井blog

2019年11月14日超私的な考察 スピンが鋭く効くウエッジはスコアアップにつながるのか!?

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昨日、そして今日は関西におります。日中は姫路で新しく展開するクラブについてのミーティング、そして夜は大阪駅前のパナソニックセンター大阪 1階 セミナールームでゴルフスイング物理学セミナー。セミナーでは遠心力の働かせ方、遠心力を正しくコントロールすることが再現性が高いゴルフスイングにつながることをレクチャーしました。

 

 

ゴルフはゴルフクラブを振ってボールを飛ばす競技ですが、正しいスイングを身に付けるコツは、遠心力をコントロールすることを身をもって体感することにあります。セミナーでは、ここに時間を割き、参加者全員に遠心力をコントロールするとはどんなことかを体験してもらいます。昨日も重りがついたヒモをグルグル回しながらボールを打ってもらいましたが、皆さん、これをやると遠心力を上手くコントールしながらボールを打ちます。

 

 

そしてこのブログがアップされる頃、マーク金井エリートグリップシニアオープンの会場である鳴尾ゴルフ倶楽部に脚を運んでいます。今日はプロアマ大会なのでコース内を歩くことはできませんが、大会運営の様子、シニア選手の練習ぶり、使っているクラブをじっくりと見るためです。

 

 

関西には新幹線で移動しますが、新幹線のお供と言えばゴルフ雑誌。今回は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフ、そしてアルバゴルフトゥディを車内でじっくりと読みました。この中で目にとまったのがゴルフトゥディのこの記事。

 

 

もっとスピンを
「進化系」ミーリングウエッジ
フェースに注目!
進化したミーリングはスピンがスゴイ?

 

 

ウエッジの性能でもっとも注目されているのはスピン性性能。スピン性のが高いほどバックスピンがキュキュキュとかかりますし、落下後にボールがグリーンを逆戻りします。このボールが逆戻りするのがアマチュアのあこがれと言うこともあって、ゴルフショップではスピンが強くかかるウエッジの売れ行きが好調です。

 

 

今どきの進化系ウエッジの性能についてはゴルフトゥデイをじっくり読んでいただきたいですが、この記事の最後にはウエッジ選びで一番大事なことがかかれていました。注目したところはここです。

 

 進化系ミーリングウエッジなら、ダフりやトップと言ったミスをしなければ、特別な振り方をしなくても、スピンがかかるからです。(ゴルフトゥディ12月号より引用)

 

 

まったくもってその通りです。フェースのスコアライン、そしてミーリングの性能を活かすにはボールに正しくコンタクトすることが必要不可欠です。ボールに対して正しくコンタクトできない時は進化系ウエッジであっても高いスピン性能を得ることはできません。

 

 

言い換えると、、、、

 

 スピン性能が高いウエッジになるほど、上手く打った時と上手く打てなかった時のスピンのかかり方(スピン量)が大きく変わってしまうのです!!!!

 

 

スピン性能が高いウエッジというのは、上手く打てた時はキュキュッと止まり、上手く打てなかった時は落下後のランが増えます。それだけではなく、上手く打てた時と上手く打てなかった時とではキャリーの量も変わりやすくなるのです。

 

 

察しのいい人はもうお分かりだと思いますが、スピン性能が高いショットというは打点位置が変わりやすい人、ダフりやトップが出てしまいやすい人には、上手く打てた時と上手く打てなかった時の落差が大きく、アプローチにおける距離感が不安定になるリスクがあるウエッジなんです。アマチュアの人とプレーしていると、スピンがかかり過ぎて大きくショートすると「上手く打ち過ぎた」という人がいます。気持ちは分らなくもないですが、スピンがかかり過ぎてショートするというのは実にもったいないミスです。

 

 

打点が安定しているプロや上級者にとってはスピン性能が高いウエッジはメリットがありあますが、アプローチの距離感が不安定なゴルファー、「上手く打ち過ぎ」てショートしやすいゴルファーにとっては、スピンが強くかかるウエッジというのはメリットよりもデメリットの方が大きい場合が多々あるのです。

 

 

超私的なことを言わせてもらえば、アプローチの距離感が不安定なゴルファーはスピン性能が非常に高いウエッジよりも、スピン性能が普通のウエッジを使うことをお勧めしたいです。その方が上手く打った時と、上手く打たなかった時とでスピン量の差が縮まりますし、キャリーが出たり出なかったりの差も減らせるからです。

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

アナライズのmmウエッジはスピン性能にこだわった溝やミーリングを入れてないのは、その方がスピン量が安定し、ミスがミスになりません。上手く打てた時も、そうではない時とでも、結果に差が出づらいのです。アマチュアにとっては、この方がアプローチの距離感が安定し、スコアメイクが簡単になるのです~。

 

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2019年11月12日超私的な考察 なぜコースに出ると想定外のミスショットが出てしまうのか!?

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日曜日はサクッと9ホールプレーが楽しめる千葉市民ゴルフ場でサクッと担ぎセルフでプレーしてきました。家を出る時は気温8度。7時過ぎにコースに到着した時点での気温は9度。こりゃ「ニット帽がいるかも」と思うほどの冷え込みでしたが、いざスタートしてみると寒さ知らず。日差しが強く、3ホール目からは半袖でプレーできました。

 

 

千葉市民ゴルフ場は初心者でも気軽にプレーできる癒やし系コースですが、フェアウェイ、グリーンの仕上がりに定評があります。特にこの時期は転がりがスムーズで、パンチが入ってしまうと2メートル以上オーバーします。練習グリーンで「今日は速い」というのを確認したので、プレーのテーマは「打ち過ぎて3パットしないこと」「3メートル以上はジャストタッチ」です。

 

 

1メートルオーバーがカップインの確率が一番高くなるのは分っていますが、グリーンが速いと1メートルオーバーが難しい。ジャストタッチで行かないと、2メートル以上オーバーするからです。そしていつものように、ショットのテーマは「ナイスショットを打たないこと」です。ピンがグリーン中央に立っているホールを除けば、すべてピンがどこにあろうとピンではなくグリーン中央狙いです。3パットがなかったおかげでスタッツはこんな感じでした。

 

 

ーーー○ーーーーー  35
222122222  17

 

 

ショット数が18でパット数が17。4番のバーディーは残り88ヤードを47度のウエッジで打ってあわやイーグル逃しのバーディ-。4番はピン位置がグリーン中央だったのでカップインさせるつもりで狙いました。これ以外は残り100ヤードでもグリーン中央狙いを続けました。まったくもって迫力がなく面白みのないプレーですが、リスクが高いショットを選択しないおかげでアンフォースドエラーがゼロにできたと思っています。

 

 

さて、日曜日はマーク塾のメンバーとのプレーでしたが、プレーぶりで共通していることがあります。それは、、、

 

・スライサーは右サイドにOBやハザードがあると途端に想定外のミスが出やすくなる。
・フッカーは左サイドにOBやハザードがあると途端に想定外のミスが出やすくなる。

 

千葉市民ゴルフ場は2番と5番、そして9番の左サイドにはOB(池)があります。フッカーはこの3ホールで飛んでもなく右にプッシュアウトしたり、強く左に曲がる球を打ってOBや池ポチャをしでかします。昨日も、フッカーの同伴競技者は9番でどフックを打ってOBを打ってました。

 

 

対して9番はセカンドから右サイドに大きな池。スライサーはこのホールにやってくると魅入られたように強く右に吸い込まれるショットを何度も打ちます。昨日も、スライサーの同伴競技者は、2発連続池ポチャしてました。

 

 

9番で左のOBに吸い込まれるティショットを放ったゴルファーも、右の池に吸い込まれるセカンドショットを放ったゴルファーも、それまでは安定したショットを打ってました。にもかかわらず、ハザードが気になった途端、それまで打ったことがないような極端な曲がりのショットを打っているのです。

 

 

 ハザードが気になった途端、ハザードの方向にボールが飛んでしまう、、、

 

プレッシャーがかかったから普段通りのスイングが出来なかったことが一番のミスの原因ですが、プレッシャーが強くかかったらなぜ「打ちたくない方向」にわざわざボールが飛んでしまうのか?

 

 右が危険な時ほど、スライサーは右に大きく曲がってしまう!!!!!
 左が危険な時ほど、フッカーは左に大きく曲がってしまう!!!!!

 

そうなる最大の原因、、、、

 

 それはプレッシャーがかかるほど、ゴルファーは無意識の内にボールを打ち出したい方向にクラブを振ってしまいたがる習性があるのです。

 

スライサーの場合は、右が危険な時ほどボールを左に打ち出したくなってアウトサイド・イン軌道が強くなり、その結果、大きく右に曲がるミスが出てしまう。フッカーの場合は、左が危険な時ほどボールを右に打ち出したくなってインサイド・アウト軌道が強くなってしまい、その結果、大きく左に曲がるミスが出てしまうのです。

 

打ち出したい方向にクラブを振るというのは、修正しようと思ってもなかなか修正できません。プロでも、この手のミスをすることが少なからずあることを考えると、アマチュアが練習で克服するのはかなり大変です。

 

ではどうすれば、プレッシャーがかかった場面での大きなミスを減らせるのか?

 

 ヘッドを振る方向を変えるのではなくフェース向きと打点位置を変えればいいんです。

 

右が危険なホールでスライサーがやるべきことはヘッドを振る方向を変えるのではなく、フェースを閉じること、もしくはヒール打点で打つ。これで打出し方向は左になるので右へのOB、池ポチャはかなりの確率で減らせます。

 

 

左が危険なホールでフッカーがやるべきことはヘッドを振る方向を無理に変えようとするのではなく、フェースを開くこと、もしくはトウ打点で打つ。これで打出し方向は右になるので左へのOB、池ポチャはかなりの確率で減らせるのです。

 

 

ゴルフは物理です。

 

プレッシャーがかかった時は、メンタルに頼るよりも物理に頼る。その方が確実に致命的なミスショットを減らせると超私的に思っています~。

 

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2019年11月10日超私的な考察 この45年間でゴルフクラブは本当に進化したのか!?

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朝晩がめっきり冷えてきました。関東エリアでも最低気温が10度を下回るところが増えてきています。軽井沢ではすでに人工スキー場がオープンしているとのことなので、足慣らしに行きたくてウズウズし始めています。

 

もちろんゴルフも今がベストシーズン。スタート直後こそ肌寒くなっていますが、数ホールもすれば半袖でプレーできます。ベントグリーン、高麗グリーンとも転がりがスムーズですし、ラフも夏場に比べるとそれほど厄介ではありません。この時期はベストスコアを出すのに条件は整っていますが、皆さん、ゴルフの調子はいかがでしょうか?

 

 

そしてこれからの時期は新製品が次々とゴルフショップに並びます。今年はピンの売れ行きが好調ですが、12月には大ヒットブランドのゼクシオが11代目のモデルをラインアップ。ゼクシオはリブランドがなされ、今回からゼクシオ11ゼクシオX(エックス)の2つのモデルがラインアップ。先週、神田のスタジオで両モデルをじっくりと試打しましが、ゼクシオ11は従来のゼクシオを踏襲したモノ作りがなされ、ゼクシオXに関しては、ゼクシオユーザーよりも若い世代(40~50代)を意識したモノ作りがなされていることを肌で感じ取れました。ドライバーに関しては、誰が打ってもこの2モデルの違いが感じ取れるでしょう。

 

 

さて、ゴルフクラブは1~2年毎に必ずモデルチェンジがなされていますが、昔からそうだったわけではありません。マーク金井がゴルフを始めたころ(昭和40年代)は、モデルチェンジは今ほど頻繁ではなく、クルマのモデルチェンジのサイクルと同じぐらいだったと記憶しています。モデルチェンジのサイクルが早くなったのは、ヘッド材質がメタル、そしてチタン、、、、そしてヘッドの大型化が進むようになってからです。

 

 

さて、このゴルフクラブの変遷。アナライズには45年前に主流だったパーシモンヘッドのドライバーから、最新モデルの460CCドライバーまであります。パターも50年前に主流だったL字から最新モデルのネオマレットもあります。アイアンも50年前に当たり前だったマッスルバックから最新モデルの大型キャビティまであります。当たり前ですが、昔のクラブと今どきのクラブを打ち比べると、明らかに、今どきのクラブの方が飛距離は出ます。飛距離性能に関して言えば、ゴルフクラブは劇的に進化しています。

 

 

 

その証拠にプロだけでなく、アマチュアの飛距離も劇的に伸びています。45年前と現在の飛距離を比較すると、、、、

 

 男子プロ
45年前 ドライバーの飛距離240~250ヤード、7番の飛距離150ヤード
現在  ドライバーの飛距離280~300ヤード、7番の飛距離170ヤード

 一般男性アマチュア
45年前 ドライバーの飛距離200~230ヤード 7番の飛距離130ヤード
現在  ドライバーの飛距離230~260ヤード 7番の飛距離150ヤード

 

 

距離で比較すると今どきの男性アマチュアの飛距離は45年前の男子プロの飛距離とほぼ同じです。これはクラブとボールの進化によるものなのはまぎれもない事実です。しかし、ことスコアメイクとなるとどうでしょう?

 

 

昔の男子プロと同じように飛ぶようになったゴルファーは劇的に増えていますが、昔の男子プロと同じぐらいのスコアを出せる人はほとんど増えてません。この45年間でシングルゴルファーが劇的に増えたという話は聞いたことがありませんし、未だに、ゴルフ雑誌のレッスン記事は「100切り」や「スライス解消」が非常に多いです。クラブは飛ぶようなったのに、、、、

 

 

 アマチュアゴルファーの腕前はこの45年間でほとんど変わっていないのです。

 

 

では、なぜゴルフクラブが飛ぶようになったのに、アマチュアゴルファーの腕前は劇的に向上しないのか?

 

 

今どきのクラブ、特にドライバーはヘッドの大型化によって慣性モーメントの数値が上がり、「飛んで曲がらない」ようになっています。これは物理的に証明されており、実際、プロが打つと「球を曲げるのが難しい」クラブになっています。

 

 

にも、関わらずアマチュアの多くは今どきの「飛んで曲がらない」ドライバーを使っても、ティショットでチョロしたり、OBや池ポチャをしてスコアを浪費しています。100が切れないゴルファー、90が切れないゴルファーを観察すると、ドライバーショットのミスが目立ちます。

 

 

 45年前よりも「飛んで曲がらないドライバー」を使っているのにも関わらず、アマチュアの多くはドライバーの致命的なミスが減っていません、、、、

 

超私的に言い換えるならば、、「飛んで曲がらないドライバー」というのはアマチュアのスコアメイクには貢献していないのかも知れないのです。

ドライバーはティショットで打つためのクラブですが、ティショットで本当に求められるのは飛距離よりも致命的なミスをしないこと。ドライバーが飛距離ではなく、致命的なミスが出づらいクラブを作るという方向に進化していれば、、、、ティショットでチョロ、OB、池ポチャをしでかす回数が減り、多くのアマチュアは100が切れ、90が切れるようになるはずです。

 

大事なことなので繰り返します。この45年間でゴルフクラブ、特にドライバーは飛距離性能が劇的に上がっています。そして飛距離性能が上がっているにも関わらず、アマチュアゴルファーのスコアは劇的に良くなっていません。

 

 

 スコアを求めるのか、飛距離を求めるのか?

 

 

ゴルフは物理であり、確率です。

 

 

超私的には、飛距離ではなくスコアを求めるという観点で、致命的なミスを減らせる設計すればスコアが良くなるドライバーを作ることは可能です。ルールに縛られなければバンパードライバーのように重心距離を極端に短くすれば確実にミスを減らせます。また、ルール適合でも「1発の飛び」「奇跡の1発」にこだわらなければ、ミスを減らせるドライバーを作れます。

 

ホームランではなく確実にセンター前のヒットが打てるドライバーこそが、アマチュアにとって進化したドライバーではないかと超私的に思ってます~。

 

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2019年11月07日超私的な考察 なぜアイアンクラブの番手にはロフト角が表記されないのか!?

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毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフの発売日。どちらも手元に届くやいなや表紙と目次に目をやりますが、今週号で真っ先に目に止ったのがこの記事です。

 

名器の予感がする2019ー2020モデル
見れば絶対欲しくなるNEW IRON BOOK
解説 堀越良和
週刊ゴルフダイジェスト11月19日号

 

 

綴じ込み付録仕立てで新作アイアンについて詳しくレビューがなされています。そしてゴルフ雑誌らしさを感じたのが、すべてのモデルでの番手別のロフト角が表記されていることです。これは非常に親切ですし、アイアンを選ぶ上で非常に役に立ちます。

 

 

ご存じのように、ドライバー、FW、UT、ウエッジには、ほぼすべてのモデルには、ロフト角が表記されています。ドライバーならば9.5度と10.5度という風に、FW、UT、ウエッジについてもクラブヘッドにはロフト角がちゃんと刻まれています。これらのクラブでロフト角が表記されていないモデルは非常に少ないです。

 

 

ところがアイアンとなるとどうでしょう。

 

 

この企画では主要メーカーの主力12モデルがラインアップされていますが、アイアンヘッドには番手表記はされていますがロフト角表記はなされていません。このアイアンの7番はロフト角何度なのかというのは、クラブを見ただけで分らないのが現状です。

 

 

今回、紹介された12モデルの7番のロフト角を調べてみると、

 

 

ダンロップ ゼクシオ11          28度
ダンロップ ゼクシオX          29度
オノフ KURO              32度
キャロウェイ エピックフォージドスター  26度
タイトリスト T300           29度
テーラーメイド P790          30.5度
PING G410               30度
ブリヂストン ツアーB JGR HF3    28度
PRGR ニューエッグフォージドアイアン  26度
ホンマ XP-1              28.5度
ミズノ ミズノプロ920          30度
ヤマハ RM120              31度

 

 

 

 12モデルの中で7番のロフトが一番少ないのが26度
 12モデルの中で7番のロフトが一番多いのが32度

 

 

同じ番手にも関わらず、ロフトの差は6度あります。一般的にはロフトが1度変わるとキャリーが3ヤード前後変わると言われてるので、ロフトが6度変わると18ヤード変わることになるのです。

 

 

アイアンの飛距離性能でもっとも影響が出るのはロフト角です。ただしロフト角が少なくなるほどボールが上がりづらくなりますし、スピン量も減ってくるのでグリーンに止まりづらくなります。9番アイアンよりも7番アイアンの方が飛ぶのはロフトが少ないからですし、9番よりも7番の方が落下後のランが増えるのもロフトが少ないからです。

 

 

前置きがかなり長くなりましたが、アイアンだけがロフト角を表記しないのは本当に不思議なことです。アイアンから派生したクラブであるウエッジにはこれでもかってぐらいロフト角が表記されていることを考えると、現状のゴルフクラブというのは、、

 

 

ウエッジは距離を打ち分けるクラブ
アイアンは飛距離を出すクラブ

 

 

という風にメーカーは捉えているのではないかと超私的に思っています。だからアイアンにはあえてロフト角を表記しない(したくない)のかも知れません。

 

 

 アイアンはウエッジと同じく距離を打ち分けるクラブなのか?
 それともアイアンはドライバーと同じく1ヤードでも遠くに飛ばすクラブなのか?

 

 

ゴルファーにとってアイアンはどんな役割のクラブなのかが、今、問われているような気もしています。ちなみにマーク金井は155ヤードを7番で打ちたいから、155ヤードを打ちやすいロフト角(30度)のmmアイアンを使っています。そして、アイアンもウエッジ同様、自分が何度のロフトを使っているのかをちゃんと把握したいので、mmアイアンmmウエッジ同様、すべての番手にロフト角を表記しています。

 

 

ゴルフは物理です。

 

アイアンはロフト角を減らした方が飛距離が出るのも物理現象です。

 

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2019年11月05日超私的な考察 なぜアマチュアの多くはハンドファーストの状態で打てないのか!?

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昨日はアナライズのセミナーデー。午前中はハンドファーストに打つノウハウをレクチャーする「ハンドファーストセミナー」。1時間の休憩を挟んで午後からはスイング作りに役立つフレループを使った「NEOフレループセミナー」を実施しました。セミナーのテーマは違いますが、どちらにも共通しているのは、目には見えづらいスイングの仕組みについて時間を割いて説明しています。

 

例えば、ハンドファーストセミナーに関してはハンドファーストの作り方ではなくて、インパクトがハンドファーストになってしまう打ち方についてレクチャーします。なぜなら、ほとんどのプロはハンドファーストで打とうと思って打ってません。スイングした結果として、インパクトがハンドファーストになっているからです。

 

 

さて、このハンドファーストの状態のインパクト。

 

50年前も今も、アマチュアの多くはハンドファーストのインパクトが作れてません。クラブがパーシモンからチタンに変わっても、ドライバーのシャフトがスチールからカーボンに変わっても、多くのアマチュアはハンドファーストとは逆の、ヘッドファーストな状態でインパクトを迎えています。そしてヘッドファーストの状態でインパクトを迎えているために、飛距離をロスし、方向性が不安定なショットに悩まされています。

 

 

 では、なぜ昔も今も、アマチュアの多くはハンドファーストの状態でインパクトを迎えることが出来ないのか?

 

最大の要因はグリップエンドが支点になってヘッドを振ってしまっていることにあります。

 

 

ボールを打つのはクラブヘッド。このヘッドをボールにぶつけようとした時、グリップエンドが支点になっていると、インパクトはハンドファーストになりません。インパクトでは左手首が甲側に折れ、ハンドファーストとは逆のヘッドファーストの状態になってしまいます。

 

 

アマチュアの多くがハンドファーストの形を作ろうと思っても作れないのは、意識するしないに関わらず、グリップエンドが支点になってヘッドを振り出していることにあるのです。

 

 

 では、どこをどう意識してスイングすればハンドファーストの状態でインパクトを迎えられるのか?

 

一番のポイントはグリップエンドを支点にしないことですが、そのためには求められる動作は、、、、

 

インパクトゾーンでヘッドを振るのではなく、クラブ全体を動かすこと。誤解を恐れずに言えば、グリップエンドとヘッドが同じ速度で動けばグリップエンドは支点にならず、ハンドファーストの状態でインパクトを迎えることができます。

 

 

 ただし、グリップエンドとヘッドが同じ速度で動いても、グリップエンドが動く方向が間違っていると、、、、シャンクが出ます。

 

 グリップエンドが飛球線方向に真っ直ぐ出るとシャンクが出ます。

 

 

グリップエンドは骨盤の開きとともに、体の左側に抜けてくるようになればクラブヘッドは外力(遠心力)によって円運動になりシャンクは出ません。フェースが前を向いた状態(スクエアな状態)でボールを捕らえることができます。

 

 

このグリップエンドが抜ける方向についてはYouTubeで近々アップ致します。大事なことなので繰り返しますが、グリップエンドが支点になるスイングになっていると、インパクトでハンドファーストの状態を作ろうと思っていてもハンドファーストでボールを捕らえることは極めて困難です。そして、グリップエンドが抜ける方向が間違っていると、ハンドファーストを意識してスイングするとシャンクが出やすいスイングになるので、くれぐれも注意して下さい~。

 

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大手ゴルフメーカーも認めるカウンターウエイトの効果!

シャフトスタビライザー

よろしくおねがいします。