マーク金井blog

2019年10月01日超私的な考察 ゴルフを毎月楽しむのにお金はいったいいぐらい必要なのか!?


今日から10月です。今年も残すところ3ヶ月となりましたが、昨日と今日とではあらゆる所の値段が変わります。ご存じのように消費税が8%から10%になったからです。電車賃しかり、切手しかり、高速料金しかり、生活必需品しかり、クルマしかり、飲食代しかり。もちろんゴルフ場のプレー料金も消費税が2%上がった分だけ値上がりします。

 

マーク金井が普段お世話になっている赤羽ゴルフ倶楽部の早朝薄暮料金も今日、10月1日から100円値上がりします。

平日の早朝薄暮9ホールのプレー料金は、
メンバー3200円(増税前3100円)
ビジター4200円(増税前4100円)

 

土曜、日曜、祝日の早朝薄暮9ホールのプレー料金(10~11月)
メンバー3200円(増税前3100円)
ビジター5200円(増税前4100円)

 

 

マーク金井赤羽のメンバーで早朝薄暮に月5回ほどいきます。1ヶ月の早朝薄暮ゴルフ代は1万6000円ほど。他のコースでプレーするのは2ヶ月に1度ほどですが平日のみなので、他コースでのプレーを含めても1ヶ月のゴルフ代は2万円前後です。これは土日に月1回プレーする料金と同じか、少し高いぐらいではないでしょうか。ちなみに赤羽には神田から電車で行くので1回あたりの交通費は片道220円、往復で440円ほどで。ゴルフはお金がかかると趣味だと思われがちですが、早朝薄暮で9ホールのプレーだと安くはありませんが、プレーの仕方をちょっと工夫すればリーズナブルな金額で楽しむことができるのです。

 

さて、このゴルフのプレー代。

 

 

ゴルフをまったくやらない人にとって、ゴルフはとてつもなくお金がかかる趣味だと思われています。確かに高級接待コースに行けば18ホールで3万円以上かかるコースもあります。そういう所で月に何度もプレーすれば、月のゴルフ代が5万円以上かかってしまい、手軽に楽しむことが難しくなってきます。そして、ゴルフは接待としての場所の色合いも強くなります、、、

 

 

対して、前述したように早朝薄暮でサクッと9ホールプレーするという風にすれば、そこそこリーズナブルな料金でゴルフができます。道具にお金がかかることは否定できませんが、ことプレー料金に関していえばこの40年間でほとんど変わらないか、少し安くなっているぐらいです。もちろん、早朝薄暮プレーならばは接待とは無縁です。

 

 

月に2万の予算があれば、やり方次第では月3~4回プレーすることが十分可能です。

 

9ホールプレーだと「ゴルフした感じがしない」という人も少なからずいますが、9ホールのプレー時間はおおよそ2時間。ボウリング、テニス、卓球、野球で2時間プレーしたらかなりハードなことを考えると、ゴルフの2時間は決して短い時間ではないと超私的に思っています。

 

 

 ゴルフはコスパが良 いか悪いかと聞かれたら、決して良いとは思いません。コスパを考えればランニングとかハイキングとかには絶対に叶いません。道具にもお金がかかることを考えると、趣味というよりは道楽に近いかもです。

 

 

しかしながら、ゴルフやるといろんな発見があり、爽快感、苦悩、挫折、ドキドキ感を味わえます。例えるならば、生身の人間がいろんなことをやるわけですから、芝居を見るのと似ているようにも思えます。

 

ゴルフ場で打つ1打は練習場で打つ1打とはまったく違い、ゴルファーはボールを支配しているようで、実際はボールにもてあそばれながらプレーしています。ゴルフボールはラグビーボールのように楕円ではありませんが、ボールの行方に一喜一憂でき、天国と地獄を味わえる競技です。

ワールドカップ開催によってラグビーが人気が急上昇しています。ラグビーは観ることで大興奮できますが、ゴルフは観ることもさることながら実際にプレーすることで大興奮できる競技。上手くなるのにはそれ相当の時間と労力が求められますが、60歳を過ぎても上手くなれる競技なんです~。

 

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10月のセミナー募集開始しています。

  • 10/14(月祝) 11時00分〜フットワークセミナー
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2019年09月29日超私的な提案 ゴルフ場でわざとミスショットを打ったことがありますか!?

Youtube動画 新シリーズ『ゴルフの真理』今回は、高反発に、ついて語っています。動画の続きは こちらで https://filmuy.com/analyze/video/361979085

 


あっという間に9月も終わりが近づいてます。今日を含めて3日後には10月に入りますが、今年の10月はいつもの10月と違います。そうです、消費税が8%から10%に上がり、これに伴いあらゆるモノの値段が変わり、値札を付け替えなくてはなりません。もちろんアナライズもそうで、10月からは消費税増税、そして為替レート、諸般の事情により販売価格を改正させていただきます。なにとぞご理解いただけますと幸いです。

 

 

販売価格を変えるというのはかなり手間がかかる作業ですが、それに負けず劣らず変えるのが大変なのがゴルフスイングを変えることでしょう。マーク金井もダウンスイングから骨盤を大きく開くスイング、振り遅れたままのインパクトに取り組んでいますが、やっていることが今までと正反対。いままでならやらない方がいい動作を、今は積極的にやっています。超私的なことを言わせていただくと、今取り組んでいるのは、、、

 

チーピンを打つつもりでシャフトを寝かせ、チーピンを打つつもりで極端なぐらいインサイドからクラブを下ろすことです!!!!

 

 

 チーピンとは真っ直ぐ出て極端に左に曲がるミスで、これを打つとディショットはまずOB、もしくは池ポチャ、林の中に突入。加えて、チーピンは出だすと何発も出てしまうのでかなりたちが悪いミスです。にも関わらず、スタジオで練習している時、そしてコースに出た時も、「チーピンを打つ」ということを強く意識してスイングしているのです。

 

 

練習の時だけでなくコースも(スコアを付けない時)チーピンを打とうとしています。言葉にするのは簡単ですが、実際にやるとなるとかなり手間取ります。なぜなら今までとまったく違う感覚をやるわけですし、なによりも良い結果(ナイスショット)はまず出ません。ミスショットをわざと打つということをやらなければならないからです。

 

 

コースに出てミスショットをわざと打つ

 

 

言葉を換えるとコースに出てわざと悪いスコアになることをやるわけです。コースを練習場として使うわけですが、実は、これがもっとも上達につながる練習になるんです。コースに出れば、誰しも言い球を打ちたい、いいスコアで上がりたい。もちろんこう考えるのが当たり前ですが、当たり前なことをしている限り、現状維持はできても現状打破はできません。なぜなら今までと同じスイングをした方がナイスショットが出る確率が高いからです。ちなみに、マーク金井の場合は「チーピンを打つ」と念じてスイングした時ほど、右に大きくプッシュアウトします。そして、「どチーピンを打つ」ぐらい強く念じてスイングすると、ストレートから軽いフェード弾道になります。

 

 

 ちなみに「どチーピンを打つ」と強く念じてスイングすると、チョロも出ます!!

 

 

 

もちろん、念じるだけでは動きが変わったどうかは確認できません。そこでスイングもスマホで自撮りして確認します。客観的に確認することで、意識と実際の動きとの間にどれぐらいギャップがあるのかを認識し、やろうとしていることが足りていないなら、さらに極端なぐらい動きを変える。これをコースで何度も繰り返すことで、ようやく動きがちょびっとずつ変わってくるからです。

 

 

アマチュアゴルファーの中には「練習場で出来たスイングがコースでできない」という悩む人が少なからずいますが、そんなのは当たり前です。超私的なことを言わせていただくと、マーク金井の場合、コースでボールを打ったときのスイングは練習場でできていることの10%ぐらい。どんなに良くても20%ぐらいが関の山。これぐらいしかできないと思っているから、コースに出た時にわざとチーピンを打つ(わざとミスショットを打つ)練習をしているのです。

 

 

わざとミスショットを打つというのは、実は、ナイスショットを打つことよりもプレッシャーがかかります。誰だってカッコ悪い所を人に見られたくないですからね。しかしながら、超私的なことを言わせてもらうと、ナイスショットを打とうとしてミスショットを打つゴルファーよりも、わざとミスショットを打つことをコースでできる人の方が、未来が開けます。わざと失敗するぐらいの気持ちでスイングするというのは、「失敗は成功の元」につながるからです。

 

 

月に一度しかプレーできないゴルファーにとって、せっかくのコースでわざとミスショットを打つというのはメンタル的にかなり厳しいと思います。もちろんコンペとかで「わざとミスショットを打つなんて」ことはやらない方がいいです。しかしながら、いつまでたっても同じミスの繰り返しでスコアがままらない。スイングを変えようと思っているのに変えられない(変わらない)。自分のスイングを本気で変えたいと思うならば、コースでわざとミスショットを打つことをやった方が、練習場に10回、いや100回通うよりも効果があるのです。

 

 

自分のスイングを変えるというのは、パソコンのOSを変えること、ハードディスクを初期化するのと同じか、それ以上大変なことなんです。ゴルフの上手下手に関係なく、ナイスショットを打ちながらスイングをガラッと変えることはできないのです~。

 

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2019年09月26日超私的な考察 シャフトのポジションマップ(特徴)はどうやって決まるのか?

Youtube動画 新シリーズ『ゴルフの真理』今回は、高反発に、ついて語っています。動画の続きは こちらで https://filmuy.com/analyze/video/361979085

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毎月21日は月刊ゴルフダイジェスト、ゴルフクラシック、そしてワッグルの発売日です。3誌とも欠かさず目を通すようにしてますが、どの雑誌も毎号記事がぎっしり詰まっています。隅から隅まで読むには相当時間がかかりますが、今回、超私的に刺さったのがゴルクフラシックの、、、

 

 

 打って分ったホントの実力
 最新&人気シャフト24本試打検証

 

テスターと解説を務めているのがクラブフィッターの鹿又芳典さん。クラブ、シャフトの試打インプレには定評があり、シャフトの特徴を分りやすく解説してらっしゃいます。
コメントを読んでいるだけでシャフトの挙動が手に取るように分ります。

 

この企画の中では、各メーカーのシャフトはそれぞれどんな特性があるのかを、マップで示しています。シャフトの特性を大別するためにマップでは、

 

 

縦軸が弾道の高さ(高弾道なのか低弾道なのか)
横軸が捕まり(捕まるのか捕まりづらいのか)

 

 

言い換えると、シャフトの特性というのは大別すると5つのカテゴリーに分けられます。

 

 ひとつは高弾道で捕まるシャフト
 ひとつは低弾道で捕まるシャフト
 ひとつは高弾道で捕まらないシャフト
 ひとつは低弾道で捕まらないシャフト

 そしてもうひとつはニュートラルな特性のシャフト

 

 

ゴルフクラシックのマップでも、それぞれのシャフトはこのどれかに属していることが表記されていますが、偏りがあるのも分ります。具体的に言うと、、、

 

 高弾道で捕まるシャフトと低弾道(強弾道)でつかまらないシャフトは多いですが、反面、高弾道でつかまらないシャフトと低弾道(強弾道)で捕まるシャフトは非常に少ないということです。

 

 

では、なぜこんな偏りが出てしまうのか?

 

 

 超私的な答えは、シャフトをオーソドックスに設計すると「高弾道=捕まる」と「低弾道(強弾道)でつかまらない」という風になってしまうからです。

 

まず捕まると捕まらないの違いはどこにあるかというと先端剛性にあります。

 

 先端剛性が低い(先がしなる)=捕まる
 先端剛性が高い(先がしならない=捕まらない

 

 

次に弾道の高さは何で決まるかというとキックポイント(調子)が影響します。

 

 先調子(手元よりも先端側がしなる)=高弾道
 元調子(先端側よりも手元がしなる)=低弾道(強弾道)
 中調子(中間部分がしなる)=中弾道になりやすい

 

察しのいい人はもうお分かりだと思いますが、先端剛性を低くすれば先調子のシャフトになりやすく、普通に設計すれば「捕まって高弾道」なシャフトになります。対して、先端剛性を上げていけば(先を硬くすれば)元調子のシャフトになりやすく、普通に設計すれば「捕まらなくて低弾道(強弾道)」なシャフトになりやすい。ちなみに中間部分の剛性を下げてやれば中調子になって弾道の高さはニュートラル。そこから先端側を硬くすれば捕まりづらく、先端側を軟らかくすれば捕まりが良くなるシャフトになってきます。

 

例えばスピーダーエボリューションTRはマッピングでは「低弾道(強弾道)で捕まらないところにマッピングされてますが、このシャフトは手元側にしなりのポイントがあり、かつ先端側が硬いことを窺いい知ることが出来き、実際に打ってみてもそう感じます。スピーダーシリーズの最新作、エボⅥに関しても、前作エボⅤよりも捕まりが少し抑えられており、かつ弾道がやや低くなる位置にマッピングされていますが、実際に試打してみてもエボⅤよりも手元側にしなりのポイントがあり、先端剛性が高い(先がしならない)ことが体感できます。

 

 

メーカー側が「つかまり」と「弾道の高さ」について正しいアナウンスがなされているという前提があれば、今どきのシャフトは1発も打たなくても、シャフトのキックポイント、そして先端剛性がどれぐらいなのかはおおよそ見当を付けることができるのです。

 

ゴルフは物理です。

 

シャフトは剛性分布をじっくりと見ることで、メーカー側が発する特徴を知ることで、どんな風に「しなる」シャフトなのかを窺い知ることができるパーツなのです~。

 

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まだ空席がありますので ぜひ↑ご参加下さい


2019年09月24日超私的な提案 自分が作ったディボット跡を埋めるのはバンカーならしと同じです!!

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3連休の中日、日曜日に赤羽ゴルフ倶楽部早朝で9ホールプレーしてきました。朝5時前に起きるのはちょっとしんどいですが、6時過ぎにティオフして8時ぐらいにホールアウトできるので、ゴルフをしても時間を有効に使えます。プレー後は神田に戻り、10時にやよい軒で昼ご飯。軽く昼寝をしてから日本シニアオープンをテレビ観戦しました。

赤羽ゴルフ倶楽部はアナライズセミナーの常連メンバーと4サム。全員担ぎセルフで目土袋を携行しながらのプレーです。赤羽のスタートエリアには目土袋が沢山ならぶステーションがあって、手軽に携行できるようになっています。日曜日のセッティング、スタッツはこんな感じでした。

 

セッティング
ドライバー(キャロウェイエピックフォージド 島田軽量スチール)
UT(タイトリスト 713 19度 アナライズオリジナルUT70)
7番、9番、PW、SW(mmアイアン アナライズオリジナルmm77)
パター(ピン テイン)

 

△ー○ー△△ー○△  37(パー35)
211233212  17

 

 

赤羽は河川敷で癒やし系のレイアウト。プレーする時に心がけているのはティショットやセカンドでワンペナエリアに打ち込まない、バンカーに入れないこと。そしてグリーンオーバーのミスをしないことですが、10番のセカンドを引っかけてグリーン左のバンカーに。バンカーショットは4mほどに着けましたがパーパットはわずかにショートでボギー発進でした。

 

 

バンカーショットを打ち終わったら、当たり前なことですが自分でバンカーをならします。セルフプレーの時だけでなく、キャディさんがバッグを運んでくれる時も自分でならします。マナーでも何でもありません。バンカー跡をならすというのは、トイレに入ったら自分の○○を自分で拭くのと同じだからです。ただし例外もあって初心者はその限りではありません。初心者というのは例えるならば未就学児のようなポジション。自分でバンカーをならすことができる余裕がある時はならしてもらいますが、そうではない時は助け合って、同組のプレーヤーがならします。これは甘やかしではなく、その方がプレーの進行が遅くならないからです。

 

超私的なことを言わせてもらえば、ゴルフで一番大事なことはプレーの進行が遅くならないこと。初心者は1ホールで打つ回数が多いわけですから、そこは同組の人がサポートした方が合理的です。

 

 

ディボット跡に目土するのも、バンカーならしと同じです。

 

自分が打って掘った穴を埋めるという行為はマナーでもなんでもありません。トイレに入って手を洗ったらタオルで拭くのと同じ。自分で掘った穴は自分で埋めればいいのです。余裕があるならば他の人が掘ったディボット跡を埋めてもらうのは嬉しい行為ですが、これは道路に落ちているゴミを拾うのと同じなので、マナーの範疇に入ると思います。そして、ここでも初心者は余裕があるならば、自分でディボット跡を埋め、ミスが 続いて余裕がない時は同組の人が埋めて上げればいいんです。

 

 

 ゴルフ場はスキー場と同じで、同じ場所を多くの人が共有します。

 

共有してプレーするわけですから、後ろでプレーする人に迷惑を掛けない。迷惑とは時間を掛けすぎないことと、場所(プレーエリア)を荒らさないこと。これをマナーというのかも知れませんが、マナーというと堅苦しいです。上から目線で強制するのではなく、超私的には行儀とか作法という感じにでゴルファーに身に着けてもらえると嬉しいです。

 

プロトーナメントでは目土がなされるシーンがテレビで映し出されることが滅多にありません。このため初心者にとっては「目土をする」というのがピンとこないと思います。しかしながら、赤羽ではスタートエリアには目立つ場所にに目土袋ステーションがあり、多くのプレーヤーが当たり前のように目土袋を手にしてスタートホールに向かいます。その光景が目に入るので、ゴルフの腕前に関係なく「目土袋」を携行する人が増えています。

 

 

ゴルファーはお金を払ってゴルフ場をプレーしてますが、そのお金はプレーする権利を確保するものであって、お客だから何をしてもいいというわけではないと超私的に思っています。手前味噌ですが、一度赤羽でプレーしてみて下さい。プレーヤーが当たり前のように目土してくれているので、フェアウェイは日本シニアオープンに負けないぐらい最高のコンディションに仕上がっています~。

 

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2019年09月22日超私的な考察 スコアに直接響く、ショートアイアンの引っかけのミスを減らす方法とは!?

マーク金井の生配信9月23日月曜日21時です 録画はYoutubeではありません


9月に入って2度目の三連休ですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか? マーク金井はというと1度目の三連休は姫路オープンに出場、そして一昨日の金曜日はサンテレビの「中西清起・小林佳則の熱血ゴルフ塾」の収録で吉川ロイヤルGC。一週間に2度関西出張し、どちらももちろんプレーしてきました。

クラブセッティングはいつもよりも本数が多く12本。ドライバーはキャロウェイのエピックフォージドに島田の軽量スチール使用、もう1本はピンのG410+。こちらはまったくのつるしで、シャフトはアルタJCBレッドのSです。アイアンとウエッジはmmアイアンmmウエッジでシャフトはオリジナルカーボンのmm88。重量は80g台、全番手に同じシャフトを使うディセンディング設計です。

まったくもって手前味噌ですが、新たに設計したこのカーボンシャフトのおかげで、ショートアイアンで出やすい左へのミスが劇的に減り、姫路オープンでは最終のパー5で残り117ヤードからPWでピン横1.5mに3オン。大勢のギャラリーが観ている前でバーディーパットを沈めることができました。サンテレビの収録でもアイアンのミスらしいミスは1度だけと、距離感、方向性とも安定したアイアンショットを打ててます。

少し前のブログでも書きましたが、ショートアイアンはやさしいクラブと思われがちですが、実は、ミスが出やすいクラブです。何故かと言うと、ショートアイアンはクラブが短いので遠心力を利用するのが難しく、物理的にはクラブが短くなるほどアウトサイド・イン軌道になりやすいからです。

 

ドライバーはシャフトが長くてロフトが少ないので、「アウトサイド・イン軌道に振るとスライスが出ます」が、ショートアイアンの場合はクラブが短くてロフトが多いので、「アウトサイド・イン軌道に振ると引っかけが出やすく」なるのです。

 

 

ショートアイアンの引っかけ。

 

 

残り100ヤードから左に引っかけてでバンカーやラフに打ち込んでしまうと確実が悪くなります。100を切れない、90を切れないアマチュアゴルファーを観察しても、ショートアイアンを手にした時に左へのミスが目立ちます。逆に言うと、ショートアイアンをちゃんと打つことができないから、ベストスコア更新がままならないのです。逆に言えば、ショートアイアンで引っかけのミスを減らせれば、それだけでスコアに直結するミスが減りスコアが格段に良くなります。

 

 

では、どうすればショートアイアンでの引っかけのミスを減らせるのか?

 

技術的な側面から言えば、ダウンスイングからインパクトにかけて骨盤の開き、インサイドから(振り遅れた状態をキープして)クラブを下ろすこと。骨盤を開いていてインサイドからクラブを下ろせば、インサイド・インの軌道でクラブを振り抜けます。インサイドから下ろし、インパクトからフォローにかけてヘッドがグリップエンドを追い越さない感じになってくれば、軌道はアウトサイド・インにならず、引っかけのミスが出なくなります。

クラブの側面から言えば、手元がしなるシャフト、硬くないシャフトを使った方がアウトサイド・イン軌道になりづらいです。今どきのアイアンシャフトは番手別設計になっていますが、番手別設計のシャフトはどの番手も同じ重量。5番アイアンのシャフトもPWのシャフトも同じ重さのため、ショートアイアンになるほどシャフトが肉厚になっています。肉厚にしないと重さを出せないからです。結果、ショートアイアン用のシャフトは肉厚になるため、どうしてもミドルアイアンよりも硬さが出てしまいます。

 

 

対して、ディセンディング(1本取り)のシャフトは1本のシャフトの長さを変えることで全番手に装着します。このためショートアイアンに装着する場合、ミドルアイアン用よりもシャフトが数グラム軽くなるデメリットがありますが、反面、全番手とも同じ肉厚。ショートアイアンのシャフトが硬くなるのを防げるメリットがあり、ショートアイアンもミドルアイアンと同じようなしなり感が出てくるのです。ショートアイアンで引っかけのミスが多いならば、ディセンディング(1本取り)のアイアンシャフトを試してみるのもいいのではないかと超私的に思っています。

 

道具が変わればスイングも変わる。

 

100~130ヤードの距離から確実にグリーンを捕らえることができれば、確実にスコアが良くなる。対して、UTやミドルアイアンでグリーンを捕らえられても、ショートアイアンでグリーンを外すショット、特に左へひっかけるミスを打ってしまうと、そのホールのスコアが悪くなるのはもちろんのこと、チャンスがピンチに変わってしまいます~。

 

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Youtube動画 新シリーズ『ゴルフの真理』今回は、フジクラ スピーダーエボリューション6について語っています。動画の続きは こちらで