マーク金井blog

2014年11月19日アマチュアはナイスショットを打たない方がスコアが良くなる!?

 

昨日は千葉市民ゴルフ場で早朝ハーフをプレーしてきました。テストしたのは試作ユーティリティ。セカンドサンプルが中国から届いたので、早速コースでテストしました。ファーストサンプルとヘッド形状は同じですが、ソールの形状が異なります。今回の試作品はファーストサンプルよりもバンス角を強めに設定しました。天然芝の上で実際に打ってみると、バンス効果は絶大でダフり気味に打った時でもクラブがミスをカバーしてくれ、飛距離がしっかり出ます。しかし、バンスが強いためにイメージよりもボールが低く出ます。これはユーティリティクラブにとってはあまり好ましくありません。なので、12月から販売予定の市販品はバンスの度合をやや弱めることにしました。マーク金井が考えるユーティリティクラブのコンセプトは、

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ロングアイアンよりもボールが上がりやすく、キャリーが出しやすいクラブ。

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ユーティリティは飛距離性能もさることながら、上がりやすさ、そしてグリーンでの止まりやすさが求められるクラブ。市販品では、飛びと上がりさのバランスが取れた製品に仕上げます。その答えが、セカンドサンプルの試打で見えてきたのは大収穫です。千葉市民ゴルフ場の最終ホールは池越えのロングですが、アゲンスト風の中、残り215ヤードから試作UTで2オンに成功!!!! プレッシャーがかかった場面でしっかり距離が出てくれ、なおかつグリーンに止まってくれました。

 

午後からはゴルフ雑誌の企画でドライバーを40本試打。2日間で80本以上のドライバーを神田のスタジオでガッツリ試打しました。久しぶりにかなりの本数を打ち比べましたが、同じシチュエーションで多くのドライバーを打ったことで、面白い発見がありました。詳しくは雑誌発売までお待ちいただきたいのですが、ヘッドとシャフトの相性を考える上で欠かせないキーワードが見つかったことが大収穫です。

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夜はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア収録。ゲストはミズノの更家衛さんと西田維作さん。新作ドライバー、JPX850の魅力についてじっくり語ってもらいました。ミズノの分析では、ゴルファーには「スイングDNA」があるそうで、ゴルフの腕前に関係なく自分にオリジナルな特性があるそうです。例えば、ナイスショットしてもスピンが多い人(少ない人)、持ち球が高い人(低い人)、インパクトのライ角がアップライト(フラット)な人、等々‥‥。そして自分のスイングDNAに合ったクラブを使うと、飛距離アップが狙えるそうです。ちなみにマーク金井のDNAは試打マシーンだそうで、弾道調整機能でクラブのスペックを変えても変えなくても、ボールの飛び方がほぼほぼ同じでした。

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さて、今日のエントリーも昨日の続きです。

いいショットを続ければスコアが良くなり、ミスショットを打てばスコアが悪くなる。そう思っているアマチュアが多いと思いますが、ゴルフには勝負所があり、潮目があります。そして、ゴルフのショットはナイスショットとミスショットだけがあるのではなく、、ナイスショットでもミスショットでもない、そこそこのショットというのもあります。そして、スコアメイクに大きく貢献してくれるのが、実はそこそこのショットなんです。

では、そこそこのショットとはどんなショットなのか?

・飛距離がそこそこ出ている
・左右の曲がりがそこそこ

 

ナイスショットが100点だとしたら、60~70点ぐらいのショットがそこそこのショットです。しかし、これだけがそこそこのショットではありません。実は、もっと大事なことがあります。それは、

・次のショットがそこそこ打ちやすい

 

ということです。例えば、300yの短いパー4があったとしましょう。ドライバーの当たりが悪くて150yしか飛んでません。距離だけを考えれば完全なミスショットです。しかし、フェアウェイとか浅いラフで前が開けていたらどうでしょう。セカンドが7番とか8番で狙えるならば、このティショットはミスではなくてそこそこのショットなのです。例えば、ティショットが大きくスライスして、隣ホールまで曲げたとしましょう。この場合も、セカンドが開けていて2打目が普通に狙えるならば、ミスショットではなく、そこそこのショットなんです。

 

察しのいい人はもうお分かりでしょう。そうです、そこそこのショットの判断基準というのは打ったショットの結果(過去)よりも、これから打つショット(未来)が打ちやすいかどうか、狙いやすいかどうかが判断基準になるのです。ゴルファーの多くはナイスショットとしたら気分が良くなり、ミスショットしたら落ち込みます。気持ちは分かりますが、これらは結果(過去)に対して評価を下しています。しかし、ゴルフで大事なのは打ち終わったショット(過去)よりも、これから打つショット(未来)に集中すること。これから打つショットが打ちやすい場所にあれば、距離が思ったほど出ていなくても、左右にボールが曲がってもミスショットではありません。そこそこのショットです。理由は単純。これから打つショットが打ちやすければ、スコアメイクしやすくなるからです。

 

ナイスショットが打てると気持ち良くなれば、どんなにナイスショットしても次のショットが打ちにくい場所にボールが止まってしまえば、それはナイスショットは言えません。次のショットが打ちにくい場所にあればあるほど、ミスが出やすいし、スコアメイクも難しくなるからです。

 

ナイスショットの数を増やすことと、そこそこのショットを増やすこととでは、圧倒的に後者の方が簡単です。そして、そこそこのショットが増えてくると、ゴルフに対する考え方に余裕が生まれ、ナイスショットが打てなくてもスコアメイクできることも分かってくるでしょう~。

 

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11月29日(土)

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2014年11月17日テニスの錦織圭から学ぶスコアメイクの極意とは!?

昨日は午前中に原稿を1本、レギュラーの撮影を1本済ませた後、「VISA太平洋マスターズ」を観戦。大混戦の中、D・オー選手がプレーオフの末、ツアー初優勝を遂げました。最終ホールのセカンドショットがダフって大ショートした時はどうなることかと思いましたが、池ポチャにならなかったのが幸い。3打目をピタリと1mに寄せてバーディーで、勝利をみずからたぐり寄せました。注目のバッバ・ワトソン選手は最終日もスコアを伸ばし切れずに24位タイでフィニッシュ。ロングヒッター有利なコースだけに優勝争いが期待されましたが、3日目にダボを2つ叩いたのが何とももったいなかったです。

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写真はGDOよ転載 記事は写真をクリック 撮影は中野義昌カメラマン

そしてもったいなかったと言えば、テニスのATPファイナルの準決勝。錦織圭選手は世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手と対戦。両者1セットづつを取り合って接戦でしたが、ファイナルセットは6ー0と大差を付けられて負けました。勝負の分かれ目となったのが、第3セットのファーストゲーム。ジョコビッチのサービスゲームで、15ー40とダブルブレイクポイントのチャンスを得ながらも、ジョコビッチのサービスをブレイクできませんでした。そこからは完全にジョコビッチ選手のペースになってしまい、最後はダブルフォルトでゲームセット。本人も試合後のコメントで残してましたが、勝負所で決め切れなかったことが敗因です。最後のダブルフォルトが錦織選手のプレーぶりを象徴していたような気がします。テニスはサーブに占める割合が大きいなんてことは、本人も百も承知だとは思います。野次馬が解説者気取りになって申し訳ないですが、錦織選手がジョコビッチ選手に勝てそうな試合展開だっただけに、無性に解説者を気取りたくなってしまいました。

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写真はMSNニュースより転載

 テニスとゴルフ。

テニスに比べるとゴルフは不確定要素が強く、対戦相手よりもフィールド(ゴルフ場)をいかに攻略するかが求められるゲームです。そしてテニスに比べると、ゴルフは考える時間が長い競技です。テニスは飛んでくるボールに素早く反応しなければなりませんが、ゴルフは止まっているボールを打つので自分の間合いで打てます。同じ球技でも、テニスが動ならばゴルフは静の要素が大きいです。しかし、昨日のテニスの試合を見ていて思ったのは、テニスにもゴルフにも勝負所があり、その対処の仕方で試合の流れ、ゲーム展開、スコアが大きく変わることです。

1打にしのぎを削るプロの試合だけでなく、100切りを目指すアマチュア、70台で回りたいアマチュアにも18ホールプレーしていると、かならず勝負所があります。そして、スコアメイクに長けている人ほど勝負所がどこかを理解し、勝負所できちんと結果を出しています。対して、スコアメイクにくろうしている人ほど勝負所がどこなのか分かっていなかったり、勝負所で手痛いミスをしがちです。

 

 では、ゴルフの勝負所は一体どこなのか?

 

ゴルフの場合、分かりやすい勝負所はは「いいショットを打ったのに、結果が良くない時の直後」と、「ナイスショットした直後」です。この2つの直後のショットがゴルフにおいて勝負所となり、この2つのシチュエーションでいい結果を出せた時(ミスを上塗りしない時)はゲーム展開が有利に運び、スコアメイクがしやすくなります。

 

具体的に言うと、「いいショットを打ったのに、結果が良くない時の直後」とは、

・ドライバーがいい当たりすぎてバンカーや深いラフに入った
・ドライバーがナイスショットだったのにボールはディボット跡
・アイアンがいい当たり過ぎてグリーンオーバー
・アイアンが上手く打てたのに、風に負けて手前のバンカー
・ロングパットが上手く打てたのに、カップの縁をなめて1.5mオーバー

 

こういう場合、次のショットを打つ時に冷静さを保つのが難しいです。そして、冷静さを保てない分だけミスが出る確率が上がりますし、ミスしてしまうと、そこからズルズルとスコアが崩れてしまう場合が多々あります。この勝負所で大事なのは、「いいショットを打ったという事実を忘れ、目の前のショットに集中すること」です。実際に実行するのは簡単ではありませんが、この切り替えが上手くできていないとミスをズルズル引きずることになります。ナイスショットが悪い結果になった時の最善策は、ナイスショットしたことを忘れることです。言い換えると、ゴルフにおいて一番タチが悪く、ゴルファーにダメージを与えるのは「ナイスショットが悪い結果」になってしまった時です。これはミスショットを打った時よりもダメージが大きいし、その後のショットに悪影響を与えやすくなるのです。

 

次に「ナイスショットした直後」というのは分かりやすいと思います。例えば、

・ティショットが良くて絶好のポジションからのセカンドショット
・セカンドショットが良くて2メートルについた
・パー3のティショットでベタピンにワンオン
・パー5で2オンに成功
・バンカー超えのアプローチがピタッと1mに寄った

いわゆるバーディチャンスやパーチャンスを迎えた時が「ナイスショットした直後」です。チャンスを迎えたわけですから、チャンスをしっかりモノにしなくてはなりません。
チャンスというのは分かりやすい勝負所で、これがモノにできるとゲームの主導権を手に入れられますし、スコアメイクしやすくなります。言い換えると、

 

チャンスはピンチでもあるのです。

 

チャンスを確実にモノにできないと、必ずと言っていいほど次にピンチが訪れます。例えば、2メートルの絶好のバーディパットが打ち切れずショートすると、潮目が変わります。次のホールのティショットでミスする確率がグンと高くなり、スコアメイクしづらくなるのです。ゴルフも潮目を引き寄せられるかどうかは、チャンスを確実にモノにできるかどうかにかかっているのです。

 

いいショットを続ければスコアが良くなり、ミスショットを打てばスコアが悪くなる。そう思っているアマチュアが多いと思いますが、ゴルフには勝負所があり、潮目があります。そして、ゴルフのショットはナイスショットとミスショットだけでなく、そこそこのショット、つなぎのショットというのもあるのです。ショットには3つのショットがあることが分ってくると、スコアメイクするのに何が必要なのか分かりますし、ナイスショットがなくてもいいスコアが出せることが分かってくるでしょう~。

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10時  14時開始

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2014年11月16日バッバ・ワトソンから学ぶインパクトの極意とは!?

昨日はカリスマフィッター鹿又さんが主宰するゴルフマジックの合同試打会に顔をちょびっと出してきました。場所は9ホールの聖地、千葉市民ゴルフ場からも近いジャパンゴルフスクール。今年で6回目ということもあって大賑わいでした。試打好きなマーク金井も、ちょびっと顔を出し、打ったことがないクラブやシャフトをガッツリ打ってきました。シャフトではコンポジットテクノが10月に出したプロトタイプとACCRAの新製品は完成度が高く、飛びっぷりも良かったです。クラブではマックスソウルのアイアン、RA11が感触が良かったです。このアイアンのバックフェース、かつてジャンボ尾崎さんが使っていた、ブリヂストンのチタンマッスルそっくり。懐かしいデザインですが、打ってみるとマッスルバックのような形状なのにミスに強くてやさしい。中空構造によりスピンが利いたアイアンらしい球が打てました。

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午後からは「VISA太平洋マスターズ」をテレビ観戦。注目のバッバ・ワトソン選手はスコアを大きく崩してしまったのは残念ですが、テレビで見ていてもワトソン選手のドライバーショットは図抜けていて、迫力満点でした。そして、このブログでも注目選手として取り上げた、D・オー選手が3位タイから通算10アンダーまでスコアを伸ばし、単独首位に浮上しています。ワトソン選手はかなり個性的なスイングをしているのに比べると、オー選手はプレーン感があってアマチュアのお手本のようなスイングをしています。

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写真はGDOより転載。GDOの記事は写真をクリック!撮影は中野義昌カメラマン

そして2人に共通しているのは、ヘッドスピードを効率良く上げた状態でインパクトを迎えていること。

前回のブログでも書きましたが、ダウンスイングでは手首のコックがキープされ、インパクトゾーンでは、グリップスピードの減速によってシャフトをしなり戻らせ、ヘッドを効率良く走らせています。この2つは効率良く飛距離を稼ぐために不可欠な要素で、アマチュアゴルファーも大いに参考すべきポイントです。

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では、どうすればダウンスイングで手首のコックをキープでき、インパクトゾーン(正確にはダウンスイングの途中から)、グリップ(手元の)スピードを減速できるようになるのか?

 

お勧めしたいのはスローモーションのようにゆっくり動きながらスイング作りすることです。スピードを遅くすることで動き(形)を意識できます。ビデオのスロー再生するような感じで、普段の10分の1のスピードでスイングする感じで、10秒時間を使ってスイングする感じでボールを打って下さい。素振りはダメです。ティアップしたボールでいいですから、ショートアイアンでいいですから、とにかくスローモーションでスイングしてボールを打って下さい。普通のスイングだとコックがほどけてしまう人でも、スローモーションならば手首のコックをキープできるはずです。そしてスローモーションでスイングする時でも、ダウンスイングの途中からはグリップ(手元の)スピードを減速させながらインパクトを迎えて下さい。この2つがちゃんとできれば、シャフトのしなり戻りを上手く利用でき、ヘッドスピードを効率良く上げていけます。

 

もしもスローモーションのスイングでグリップ(手元の)スピードを減速させる感じがつかめないならば、もうひとつのドリルを試してみて下さい。

 

それは、寸止め!!

 

いつも通りにテークバックしてトップまで上げ、ダウンスイングを開始したら、インパクトを迎える直前で急停止。ヘッドがボールに当たる直前でヘッドの動きをピタッと止めることをやって下さい。寸止めする感じをつかむには、ペットボトルやタイヤでもいいですし、マーク金井の場合はボールを入れる筒を使って寸止めドリルをしています。

寸止めドリルをする時は、スマホで自分のスイング自撮りをして下さい。グリップが左太ももぐらいに達した時にヘッドが寸止めできるのが理想です。グリップがおへその手前で寸止めするのは好ましくありません。これだとブレーキをかけるタイミングが早過ぎます。グリップが左太もも内側に達した時、ヘッドがボールの手前ギリギリの所で止まる。これを目指して下さい。

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この寸止めドリルをやると、腕、手元(グリップ)を速く振ってしまう動きは出ません。そんなことをすると寸止めできないからです。男性用カーボンシャフトのRぐらいでもかなりシャフトはグニャリとしなり戻るのが手に伝わります。動画で自撮りすると、シャフトが逆にしなり、ヘッドが前に飛び出しているのが画像で確認できるでしょう。そうです、

 

寸止め=腕、手元(グリップ)を減速する感覚を養える
寸止め=シャフトのしなりを使える

 

実際のスイングは寸止めほど強いブレーキを掛ける必要はありませんがが、腕の振り、グリップ(手元)を減速させることが上手くできるようになると、シャフトはしなり戻りが発生し、それがエネルギー効率が高いインパクト、ヘッドスピードアップ、そしてボールを捕まえることがやさしくなるのです。

 

スイングの型を覚えるのは素振りが効果的ですが、手首のコックをキープする感覚、グリップ(手元の)スピードを減速する感覚を養うのには、この寸止めドリルがかなり効果的です。

FBにもアップしましたが、最近のツアープロはドライバーもハンドファーストな状態でインパクトを迎えています。ハンドファーストな状態でも振り遅れていないのは、グリップ(手元)スピードをタイミングよく減速させているからです~。

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2014年11月14日バッバ・ワトソンのスイングは飛ばしのお手本になるのか!?

国内男子ツアーもいよいよ大詰め。今週開催される「VISA太平洋マスターズ」を含めて、残り3試合となりました。賞金王争いも大詰めになってきましたし、シード権争いもシビアになってきてますが、ギャラリーにとって楽しみなのが招待選手。「VISA太平洋マスターズ」には、今年のマスターズを制したB.ワトソンが出場。練習日から大勢のギャラリーがワトソン選手のドライバーの飛距離に度肝を抜かれています。ワトソン選手の持ち球はスライス系ですが、キャリーで楽に300yを越えています。彼を見ていると、「スライスは飛ばない」という常識は当てはまりません。スライス弾道で他の選手を圧倒する飛距離を稼いでいます。

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写真はGDOより転載。GDOの記事は写真をクリック!撮影は中野義昌カメラマン

 

ワトソンが来日したことで、多くのゴルフメディアが彼の連続写真を掲載したり、彼の特集をするでしょう。そこで、今回はワトソン選手のスイングについて超私的に分析してみたいと思います。

 

ワトソン選手のスイングは今どきのツアープロの中ではかなり個性的です。どこが個性的かというと、

 

・トップがオーバースイング気味
・トップがシャフトクロス気味
・トップがオープンフェース

スライスが持ち球だから当たり前と言ってしまえばそれまでですが、スライスが出る要素がてんこ盛りです。ツアープロの中で、ここまでアマチュア的なトップスイングをしているのは彼ぐらいです。

 

では、なぜワトソン選手は屈指のロングヒッターなのか?

 

常識外れなスイングで飛ばせるのは、並外れた骨格、筋力もさることながら、彼の天性によるものでしょう。飛距離は天性の素質でほぼ決まってしまいます。まさにそれを証明しているのがワトソン選手です。クラブ設計家、竹林隆光さんはこう説明しています。

 

「飛ばすという能力は、パワーのほかに腰、肩、ヒジ、手首などの回転軸となる関節部分を柔軟に使える人だけに天が与えたものといっていい」(クラブ選びのベストチョイス、
竹林隆光著、マガジンランドから引用)

 

 

ワトソン選手はまさにこれに当てはまります。使っているドライバー、PINGのG30は大型ヘッドで重心距離が長めです。重心距離が長いドライバーの場合、トップでフェースが開いていたり、シャフトクロスになっていると、普通に打てば振り遅れて(フェースが戻り切らず)スライスが出ます。ワトソン選手の場合もスライスが出てますが、彼の場合は振り遅れてません。並外れたパターがあるから、シャフトクロスでオープンフェースのトップでも、コントロールが利いたスライスが打て、そして振り遅れていないから並外れた飛距離が出ているのです。ですので、アマチュアゴルファーが間違っても、ワトソン選手のトップを真似るのは禁物です。そんなことをしたら、飛距離をロスすることはあっても飛距離を伸ばすことはできないでしょう。普通のアマチュアゴルファーが常識外れなことを真似してもメリットはありません。

 

もちろん、ワトソン選手からも学べるポイントはあります。テークバックからトップまでは常識外れですが、ダウンスイング、インパクトゾーンでは飛ばしのセオリーを忠実に実行しています。ダウンスイングでは手首のコックがキープされ、インパクトゾーンでは、グリップスピードの減速によってシャフトをしなり戻らせ、ヘッドを効率良く走らせています。この2つは効率良く飛距離を稼ぐために不可欠な要素で、アマチュアゴルファーも大いに参考すべきポイントです。ただし、ワトソン選手だけではなく、プロならば誰しもやっているアクションです。

 

ワトソン選手はトップでオープンフェースになっていますが、それでも振り遅れないのは、インパクトゾーンでグリップスピードが急減速。この急減速によりシャフトが鋭くしなり戻し、それがフェースをスクエアに戻しているのです。これはかなりの力技で、普通のアマチュアは真似できないと思います。アマチュアゴルファーの場合は、シャットフェース気味のトップを作り、それからインパクトゾーンでグリップスピードを減速させた方が、振り遅れることなく効率良く飛ばせるでしょう。

ワトソン選手の並外れた飛距離は魅力ですが、並外れて飛ぶからと言って、彼のスイングのすべてがアマチュアのお手本となるわけではありません。世界のトップクラスの選手であっても、真似ていい部分と真似ない方がいい部分があるのです~。

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2014年11月13日コースで1人でプレーしている時に、やらない方がいい練習とは!?

日に日に日没時間が早くなっていますが、昨日も赤羽GCで薄暮ラウンドに行ってきました。スタート時間は2時すぎ。雨上がりということもあってコースが空いていて、1時間50分ほどでホールアウトできました。いつものように担ぎのラウンドでツーサムです。もちろん、クラブもじっくりと3本試打してきました。

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赤羽の薄暮では大抵インを回ります。アウトよりは距離は短いですが、コースレイアウトが試打に適しているからです。加えてパー5がひとつしかないこともあって(パー35)、アウトよりも空いているからです。ちなみにアウトはパー5が3つあるのでパー37。多くのアマチュアはパー5が多い方を好んでいるようです。

 

マーク金井の場合、新しく手に入れたクラブ、リシャフトしたクラブ、そして試作クラブは、出来上がっても神田のスタジオではめったに打ちません。必ずコースに持ち込んで最初の1発を打ちます。スタートホールで素振りをしてクラブ、シャフトの特性を伺ったら、ドライバーならばワクワク、ドキドキしながらティショットを打ちます。40年以上ゴルフをやってますが、新しいクラブをいきなりコースで打つ時は、今でも緊張島倉千代子です(笑)。

 

コースで最初に打つのにこだわるのは、ゴルフクラブは練習場で打つために作られたのではなく、コースで使うために作られているからです。

 

加えて、練習場とコースでは自ずと気分(気合い)が異なります。コースで打った時の方が自分本来のスイングでクラブを試せるからです。購入したばかりのクラブでティショットを打っていきなりOBが出たりしたら思い切り凹みますが、反面、完璧な当たりが出た時には思い切り嬉しくなります。

 

そして、薄暮ハーフでクラブを試打している時に心がけているのは、どんなシチュエーションであっても絶対にボールを2発打ちません。OBした時は打ち直しますが、それ以外の時は、ミスショットしても、チョロしても、ダフっても、もう1球打つことは絶対にやりません。これはクラブを試打している時だけでなく、普通に薄暮でプレーしている時、1人でプレーしている時でも同じです。薄暮プレーをしていると、同じ所から2球打ったりしている人を見かけたりしますが、マーク金井は絶対にやりません。コースでプレー中に2球打つのはマナー違反だからもありますが、

 

実は、同じ所から2球打ったりするのはゴルフが下手になることはあっても、上手くならないと思っているからです。

 

当たり前過ぎることを言いますが、スコアをちゃんと付ける時、ゴルフボールは2球打ちません。競技でも打てるのは1球だけ。それを考えると、2球打つというのはゴルフの本質から外れているからです。また、ラウンド中、同じ場所から2球打つ人の多くは、2球打つのが前提になって節があります。と言うことは‥‥、1球しか打てない緊張感を味わえません。プレッシャーに対して弱くなることはあっても、プレッシャーに対して強くはならないのです。

 

 

もちろん、マーク金井も昔から1球主義ではありませんでした。学生の頃は薄暮で1人でプレーしている時、自分で納得できないミスショットした直後なんかは2球打ったりしたこともあります。その方が上手くなれるのかと思ってました。

 

 

そんな浅はかな考えを、見事に打ち砕いてくれたのはジャンボ尾崎プロです。ゴルフ雑誌アルバの編集部員だった頃、練習ラウンドしているのを何度も間近に見ましたが、ジャンボさんはティショットを曲げても打ち直ししません。セカンドをミスしても打ち直しません。平然とプレーを続けます。対して、予選会を通過して出場する選手や、シード権に手が届かない選手は違います。ティショットやセカンドを曲げたりすると、「その悪いイメージをかき消す」かのように打ち直しをする選手が多いです。トーナメントの練習ラウンドだから問題ありませんが、この違いを見た時に、一流選手と一流になれない選手の違いを垣間見ることができました。

 

練習であれ試合であれ、コースに出たら打てるのは唯一無二の1球だけ。ジャンボさんはそれを貫いていたのです。対して、シードに手が届かない選手は不安を解消したいがために2球打ってしまっているのです。ジャンボさんに直接聞いたわけではありませんが、ミスしても打ち直さないことが、実はメンタルを鍛えることになるし、ゴルフの地力を上げることにつながるのだと思います。

 

 

なんかお説教臭くなってしまいましたが、ゴルフは1球しか打てないから苦しく、辛くなることが多々あります。しかし1球しか打てないからこそ、ゴルフならではの喜び、楽しみを感じられるのだと思います。ゴルフスイングは1秒ちょっと。インパクトは1万分の1秒。この刹那の快楽に酔えるのが(翻弄されるのが)ゴルフの何よりも魅力でしょう~。

 

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