マーク金井blog

2005年12月08日I AM A GOLFER

テーラーメイドの今回のスローガンは

img20051208

自分はゴルファーというもの。‥‥である前に「ゴルファー」という意味なんだそうですが、記者発表の目玉商品はこれっ!!

img20051208_1

重量調整ネジ付きドライバーの元祖、r7がリニューアルされて425CCで登場しました。前作はノーマルが高反発、TPがルール適合と区別されてましたが、今回から両方ともSLEルール適合。ヘッドの基本構造、重心位置はほぼ同じ。違いはTPの方がフェースの向きがスクエア。そして、ノーマルはネック径が9ミリに対して、TPのネック径は8.5ミリ。

ほとんどのメーカーが9ミリチップを採用している中、TPだけとはいえ8.5ミリチップに対応したということは‥‥ボクのようにリシャフトユーザーにとっては大歓迎!! アフターマーケットのシャフトと同じチップ径なのでシャフト交換に余計な手間がかからないからです。

ヘッド形状は

img20051208_2

前作(r7)がまん丸いヘッドだったのに比べると、フェースがトウ&ヒール方向に大きくなっています。洋なしと砲弾型の中間ぐらいで、ヘッドとフェースの大きさのバランスがずいぶん良くなった感じがします。ちなみに、シャフトはフジクラと共同開発した専用シャフトで、ランバックスがベースになったものが装着。また、これまでのテーラー同様、硬さだけでなく重さも色々選べる点は◎。

r7の場合、上級者向けということもありますが‥‥重さにもこだわったクラブ作りはゴルファーにとって非常にありがたい存在。相変わらずTPはノーマルに比べると値段が高いのがちょっと×ですが(ノーマルは5万6000円~6万2000円なのに、TPは8万円!!!)、来年モデルのドライバーの中では「買わずにいられない!!」ドライバーの第一候補になりそう。

来週早々には試打出来る予定なので、打ったらすぐにGDOでレポートしまっさ~。

んじゃ。


2005年12月07日藍ちゃんの握力は30㎏以下!?

昨日、BSの「ニューVIQ」記者発表会では

img20051207

テーブルの上に‥‥

img20051207_1

ジャム(正確にはマーマーレード)が。わざわざお土産を机の上に置くなんて変だなぁと思っていたら、ちゃっかり意味がありました。TVCMで藍ちゃんがニュードライバー「VIQ」を宣伝するんですが、彼女の握力は30㎏以下なんだそうだ。そうです、ジャムの蓋も開けられれないほど非力な女の子を演じているのに引っかけて、ジャムが置いてあったわけです。

そんな非力な藍ちゃんですが、ご存じのように彼女の「ニューVIQ」ドライバーはシャフトが交換されていることもあって、総重量は310グラム強。アベレージ向けドライバーよりもちょっと重めのスペック。

にもかかわらず、ニューVIQの市販バージョンは

img20051207_2

シャフト重量が50グラム前後(Rで48グラム)と非常に軽いために、総重量も289グラム(Rシャフト、メーカー公称値)とかな~り軽めの仕上がり。

4代目ゼクシオもそうでしたが、相変わらずアベレージ向けドライバーはアンダー300グラムが主流!!!。メーカーが考える対象ユーザーはヘッドスピード40m/s以下なのかも知れません。

メーカー側は「飛距離を伸ばすにはヘッドスピードのアップが不可決」

軽い方がヘッドスピードを上げられると強くアピールしてました。重いクラブと軽いクラブとを比較してテストすると、軽い方がヘッドを走らせやすいのは事実ですが、スイング軌道を安定させる、体をしっかり使ってスイングするには重い方が有利なのも事実です。実際、藍ちゃんだって「ジャムの蓋を開けられない」にもかかわらず、チョイ重めのドライバーを振っています。個人的には、ジャムの蓋を自分で開けられる男性ならば45インチで305~310グラムぐらいあった方が、飛距離と方向性を得られると思ってます。

ちなみにヘッド形状は、

img20051207_3
img20051207_4

前作同様、ブルーのターボラバー&三角形形状。大きくなっても膨張感がなくて、すっきり構えられるデザインです。

んじゃ。


2005年12月05日ウルトラマンは重心が高めかも!?

ナイキのサスクワッチ。ウルトラマンというニックネームがついているみたいですが‥‥
リシャフトした時にヘッドの重心位置を調べてみると‥‥

img20051205

ちっちゃな黒い点がスイートスポット位置ですが、ノーマル、ツアーとも重心はやや高め。

img20051204

(右がノーマル、左がツアー)

定規で測ってみると、ノーマルのSS高は約35~36ミリぐらいで、ツアーが約37~38ミリ。実際に打ち比べてみても、ノーマルの方がスピンがやや少なめでした(芯を食った時で2700回転前後。低重心ドライバーのような低スピン弾道にはなりませんが)。

重心深度については、

img20051205_1

設計意図どおりノーマルは結構深く、大体39~40ミリ(スオッシュの黒い部分に白のペイントをほどした部分が重心位置)。これはかなり頑張った数値で、460CCフルチタンでここまで深度が深いのはr5デュアルのタイプDぐらい。また、カーボン複合のERCホットととほぼ同じ数値です。

img20051204_1

(右がノーマル、左がツアー)

ちなみにツアーはノーマルよりも6ミリほど重心が浅め。深度を浅くすることで吹き上がりを抑えた設計になっているのでしょう(と言っても、33ミリだとそんなに深度が浅いわけではないですが‥‥)。

重心距離についてはハイトゲージが今だ入手できてないもので‥‥かなりアバウトな数値ですがノーマルが37ミリ前後で、ツアーが39ミリ前後。

先週金曜日のラウンドで使ってみても、スペック通りでウルトラマン(サスクワ・ノーマル)の方が重心が高めな分だけ(かつリアルロフトも1度ほど多い)、高~い弾道。フォロー風ではXドライブよりも10ヤード以上飛びましたが、アゲンストでは吹き上がるのが怖くて使えません。

今、リアルロフトが8.5~9度の低重心ドライバーで最適弾道を打っていることもあって、ウルトラマンを使うには‥‥

ノーマル、ツアーとも8.5度(リアル9度前後)が欲しい!!

でも、市販は9.5度と10.5度のみ‥‥残念!!


2005年12月03日黄色と白は相性良いみたい!?

ソール部分に黄色を大胆に配した

img20051203

ナイキのサスクワッチ。神田スタジオのメンバーS本さんからシャフトテスト用にお借りし、リシャフト1本目として装着したのがこれっ!!

img20051203_1img20051203_2

古閑美保ちゃんも使っているピノイージー。彼女はオリジナルバージョンを使っているみたいですが、今回装着したのはプロパー品で60グラム台の「PX-1 6001」のS。トルクが2.8と非常に少なく、手元側が太めに仕上がってます。手元が太いと先調子になるのが普通なんですが‥‥このシャフトはワッグルするとグリップに近い部分がグイッとしなります。

45インチで仕上げて打ってみると‥‥

img20051204

普段使っている赤マナ73と比べると切り返しでのしなり量はかなり多め、誰かにヘッドを引っ張られたようにググッとしなり、ダウンからインパクトにかけてはスパーンと抜けていきました。トルクを絞っているのが影響しているのでしょう。しなり量が多めの割にはしなり戻りがかなりシャープ。そして、しなりが多い割にはシャフトが硬く感じます。タイミングが合うとヘッドだけでなく、クラブ全体でボールを押す手応えを残しながら、ボールが力強く飛び出します。こういうフィーリングは今まで一度も味わったことはありません!!

しなり感が独特なので‥‥正直、誰が打っても「飛ぶよこれ~」とはならないですが、オールマイティな優等生シャフトに比べると特徴がハッキリしている。ハマれば飛びのポテンシャルはかなり高いと断言できます。

img20051203_3

ボクの場合、ベクターでキャリーが255ヤード超えてくると「おお~飛ぶなぁ~」。サスクワッチはノーマルシャフトだとスピンがやや多めでしたが、リシャフト後はスピン量が2500回転前後とほぼ理想的。シャフトでスピンを減らせたので、飛びに最適な弾道に近づけたのでしょう。

んじゃ。


2005年12月02日ロイコレのSWは「キャディさん泣かせ!?」

ロイコレと言えばFW
FWと言えばロイコレ

そのロイコレの新作展示会でボクが「いいなぁ~」(こりゃええわ~)と思ったのがこれっ!!!

img20051202_1

ノーメッキ、ストレートネックと単品ウエッジの定番路線を踏襲していますが、驚いたのがスコアラインの鋭さ。指で溝をなぞってみると‥‥

img20051202_2

トゲトゲしいのなんの。グイッとこすったら指の皮がむけちゃうほど溝のエッジが角張ってます。ここまで溝がシャープだと‥‥打たなくてもスピン性能が鋭いのは想像できますが、反面、1発打っただけでボールには相当なダメージが出そう。キャディさんも素手でフェースを握ったら、怪我しそうなほどの仕上がり。専務のK山さんは「練習場のダンゴボールも削れまっせ~」と豪語してましたが、もしそうだったら練習場泣かせのウエッジです。

バウンスはロフト56度で14度。ちょっと多めですが、ヒール側のバウンスをスコーンと削り落とした作りなので(ロイコレいわくダブルバウンス)、ヒールサイド部分のバウンスは9度と少なめ。この効果でフェースを開いてもリーディングエッジが浮きません。ヘッドの座りにこだわる人に喜ばれそうな仕上がりですが、反面、アプローチでもバンカー同様、ボールの手前をワンタッチさせて打ちたい(ソールの跳ね上げで球を捕らえたい)人には、座りが良過ぎるのがちょっと気になるかも?

もちろん、ロイコレですからFWも新製品が登場し、06年モデルは前作よりも投影面積がちょっと大きくなり、フェースも従来より若干シャローになってました。

img20051202_3

社長の賢見さんいわく、心理的に上がりやすく設計しただけでなく、実際に打ち比べても前作(BBDタイプH)よりも高弾道が打ちやすいとのこと。

ちなみに、アイアンも新作がラインアップに加わり‥‥

img20051202

これはソフトステンの鋳造。ステンですがネックが曲げられるので、ライ、ロフト調整が可能。「アイアンはネックが曲げられるのが当たり前」と思っているボクには、この手のアイアンが増えることは大歓迎ですわ~。ロフトも5番で26度とストロング過ぎません。

ふーっ、何とか今日中にブログ更新終了!!!