マーク金井blog

2005年11月24日マッスルバックが難しい理由 その1

アイアンをXツアーに変えてから早3ヶ月。軟鉄鍛造、そしてヘッドが小ぶりなこともあって、世間では「カッコイイけど、難しい」というイメージを持たれてますが、実際に使ってみると‥‥マッスルバックが打てなくても全然使いこなせます。Xー18に比べればスイートエリアは小さめですが、マッスルバックにありがちなシャンクは出づらいし、ハーフトップしても「手にビリビリ」くる度合いも少なめ。ハードヒッター御用達アイアンではない点がスゴク気に入ってます。

では、なぜXツアーはマッスルバックに比べてやさしく感じるのか? その謎を解くヒントがこれっ!!

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Xツアーはヘッドが小ぶりなわりにはソールが広く、加えてディープキャビティ構造。このため重心深度が深いのが特徴。他方、マッスルバックはその構造上、重心は低くても重心深度は浅め。結果、Xツアーの場合は重心深度が深い分だけ重心アングルが大きく、他方、薄べったいマッスルバックは重心深度が浅い分だけ重心アングルが小さくなってます。

そうです、重心深度が浅い(重心アングルが小さい)アイアンの場合、ヘッドが返りづらいだけでなく、ミスヒットした時にヘッドが当たり負けしやすい分だけシャンクが出やすくなったり、手にビリビリきて(ヘッドが当たり負けして)距離の落ち込みが大きくなりやすいのです。

その差を分かりやすくするために、重心深度が浅めのアイアン(プロキャビ)と重心深度が深くなる中空アイアンを比較してみると‥‥

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プロキャビの方は重心アングルは9度ぐらいですが‥‥

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中空アイアンの方は12度ほどありました。

たかが3度の違いと思うかもしれませんが、12度は9度に比較すれば約3割も重心アングルが大きい。この差がやさしさにつながっているわけです。ちなみに、ゼクシオに代表される今どきのアイアンは重心が深くて、重心アングルは13度ぐらいが当たり前。他方、タイトに代表されるマッスルバックの多くは重心アングルが10度前後と小さめ。

このため、今どきのアイアンを打った直後に、マッスルバックを打てばシャンクが出やすくなります(ヘッドが返りづらくなるため)。

ちなみに、ロングアイアンに比べて7Wは「やさしい」と言われてますが、これも理由は同じ。

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FWはヘッドの奥行きがある分だけ重心深度が深く、加えて重心アングルもアイアンよりも深くなりやすい。ボクの師匠である設計家の松尾好員さんから教わったのですが、7Wの多くはロングアイアンよりもヘッド慣性モーメント(左右方向)は小さめ。にも関わらず、スイートエリアを広く感じるのは重心深度が深いからなんだそうです。

で、気になるXツアーの重心アングルですが‥‥

すみません、クラブをスタジオに持って行くのを忘れちゃいました(^_^;)

明日アップします。


2005年11月22日「大台ヶ原‥」からの生還!?

九州ブロガーズコンペで(宇部CC江畑池、フルバック)で92の大叩き。おまけに後半ハーフは52も叩いてしまい(OB6発)、大台ヶ原の住人に‥‥

で、中1日でやってきたのがここっ!!

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川の中州にあって、池が多が多いとくれば‥‥

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茨城県のワイルドダックCC(鹿島アントラーズの本拠地のすぐそば)。先週は宮崎&小倉でラウンド。戻ってきたのが昨日。1週間で3度目のラウンドというのは左ひざを手術してから初めて。おまけに月曜日は試打を3時間やって原稿、原稿、原稿。体はヘロヘロですが、ゴルフに誘われたら断れない質。いつものようにサイボーグ009のようなギブスで左ひざをガッチリ固定していざスタート!! もちろん使用ティはフルバックっす。

で、気になるスコアはというと‥‥(誰も気にしてないか)

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アウトは43。1ダボ、5ボギーでしたが辛かったのが1番の4パット!!。すごい受けグリーンで傾斜のきつい所にカップが切ってあり、ファーストパットをオーバーさせて(1.5メートル)その返しが4メートルもオーバー。ちなみに同伴者の1人は6パットしてました(汗;)。正直1番ホールアウトした時、「今日も大台ヶ原か?」と思ってしまいました。

そして後半のハーフは‥‥

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1ダボのみで(ここも3パット)、残りは全部パーの38。隊長体調、そして72.8のコースレートを考えると‥‥81のスコアはそれなりに満足しています。そして、改めて感じたのがスコアとショットが比例しないこと。この日はドライバーを2本バッグに入れて‥‥

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プレーに臨みましたが、どっちで打っても飛距離は230~240ヤードほど(下半身が踏ん張れないもので)。芯を食ったあたりは1発でしたが、池、バンカーすごく多いコースにもかかわらず、池ポチャ、バン入はゼロ。学校のテストに例えるならば100点はひとつも無くて、赤点もゼロ。50点ぐらいのショットばかり。2打目もバーディチャンス(5メートル以内)はひつもありませんでしたが、反面、グリーンを大きく外すミスもゼロ。ロングパットを打ちまくったり、バンカーや花道からアプローチが多かったので、パットミスを除けば楽にパー、ボギーで上がることができました。

恐らく、今日の僕のゴルフを見たら、大抵の人は「なんであんなショットで81で回れるの? ハーフ38が出るなんて信じられない」と思うでしょう。自分でもそう思いますが、言い換えると「ゴルフにはナイスショットは必要ない」とも言えることが身を持って再確認できました。

ゴルフにはやっていいミスとやっていけないミスがあると言われます。今日は疲れていたこともあって18ホール通して1度も「いい球を打ちたい」と思わなかったことが、やっていけないミスを「しでかさなかった」のかも知れません。

んじゃ。


2005年11月21日アングルゲージがやってきた~!!

九州ブロガーズコンペから戻って来たら‥‥

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クラブヘッドの重心アングル、重心距離、FPなどが測れる重心アングルゲージが届いてました~~。たいそうにワゴンで運んでますが、この計測器、土台が鉄の塊で重いのなんの。とても手で持ち運べるシロモノではありません。推測15~20キロあって、急遽ワゴンを買ってそこに乗せました。で、どんな風に計測するかと言うと‥‥

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ボールの捕まりやすさに影響を及ぼす重心アングルについては、クラブの状態(シャフトが刺さった状態)でシャフトを半固定して(ヘッドを机からはみ出るようにして、クラブを乗せた状態と同じ)計測します。

で、計測第1本目となったのがFT-3ツアー!!

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ダンロップフェニックスに出場したM・キャンベルもこれを使って、タイガーとほぼ互角に飛ばしてました(先週、金曜日現地で取材。キャリー300ヤードの世界っす)。

ノーマル仕様に比べると少し捕まりづらいですが、重心アングルは約26度。26度といってもピンとこないかも知れませんが、例えば、大型ドライバーの重心アングルの平均値は21度ぐらいです。460CCドライバーの中ではかなり数値が大きいのはカーボンボディを採用し、フルチタンよりもフリーウエートが多いのが影響しているのでしょう。スクエアフェースなので、実際に打つとものすごく捕まる感じはしませんが(加えて、僕が買ったのはドローバージョン)、ミスした時に右にすっぽ抜ける球は滅多に出ません。

おーっと、新聞社の原稿の締め切りを忘れてた‥‥

んじゃ。


2005年11月20日宇部なのに全英オープン??

フェニックスで取材後、九州、小倉へ。昨日は、

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河豚をたらふくごちそうになって‥‥ぐっすり眠ってやってきたのがここっ!!

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山口県の宇部カントリー江畑池コース。池とバンカーが嫌っちゅうほどあるコースで、グリーンもポテトチップ(速さはそれほどもなかったのが救い)。バックからだとコースレートが何・何・なんと73.0。かなりタフなコースでした。

それにもかかわらず、九州ブロガーズコンペ「さあスタート」という時に、大・大・大アクシデント発生!!乗用カートに積まれたバッグをのぞいてみると‥‥

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あるべきはずのXドライブ405が入ってない???
目の錯覚かと思ってもう一度じっくり見てもドライバーがない。で、コンペにもかかわらず同伴者のドライバーをお借りしてアウトを回ってきました。普段、色んなドライバーを試打していることもあって、ティショットはノーミス。スコアは1バーディ、2ボギー、そして1トリプルの40。トリプルを打ったのは左ドッグレッグの短いパー4。ユーティリティでティショットを刻んだにもかかわらず、左にひっかけてOB。特設ティから打った4打目(残り135ヤード、9番アイアン)は砲台グリーンの左斜面に当たって跳ねて、またまたOB。打ち直しの6打目が50センチに寄ってからくもダブルパーを叩かずにすんだ次第。

で、昼食時に昨日プレーした青島CCに電話入れてみたところ‥‥「忘れ物でコースに残ってますよ」とのこと。自分ではクラブ確認をしたつもりだったのですが、FWとアイアンの本数を調べただけでみたいで、ドライバーを確認しそびれたのかも知れません。でもまあ、大エースのドライバーが見つかったことで‥‥ホッとしつつ10番ホールへ。

普通の人だった「行方不明のドライバー」が見つかれば、気持ちよくプレーできるはず。ところが僕と来たら、ドライバーがなくても「不細工なゴルフはできんぞ~」と思っていた緊張感が抜けてしまい‥‥。10番では1メートルを外してボギー発進。11番は2オン2パットのパーだったものの12番パー5で大叩き。セカンドを上手く刻み、残り110ヤードの3打目で大ダフりして池ポチャ。打ち直して5オンした後、ボギーを取りにいって3パットのトリプル。それ以降は坂道を転げ落ちる展開でパー5ではダブルスコアの10。最終18番も谷越えのセカンド(残り195ヤード)をプッシュアウトしてOBを打ってトリプル。上がってみれば今年2度目の大台で51。トータル91でこれまた2度目の最下位(T_T)

ハンデ3ではなくハンデ13、いやハンデ23のゴルフをしちゃいました。

ちなみに、今日プレーしたコースは典型的なアメリカンスタイルなんですが、全英オープン開催コースのような荒涼としたラフもあって‥‥

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ゲーリーさんはわざわざ曲げて(本人曰くドライバーが絶不調)、こんなところから信じられないパーを取ってました。

スコアは悪かったですが、江畑池はもう一度挑戦したくなる戦略的なコース。今度はエースドライバーを持参して再挑戦したいっす。そのときは、もちろんS両の河豚つきで‥‥

M木さん、そん時はよろしくお願いします。


2005年11月18日タイガーは超~高弾道!!

ダンロップフェニックスの取材で宮崎にいます。

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トッププロのクラブ、弾道をチェックするのが目的ですが、やっぱりお目当てはタイガー・ウッズ。恥ずかしながら生でタイガーを見たことは一度もありません。

で、実際にタイガーを見た印象はというと‥‥

460CCドライバーで放たれたボールはストレートに飛び出し、落ち際にわずかに右に流れるスライトリーフェード(スライトリーとはほんのちょっという意味っす)。重心距離が長いドライバーの特性を上手く生かし、インパクト付近でヘッドを急激に返そうとしてません。

叩けば楽に300ヤード以上のキャリーですが、距離よりも驚いたのが球の高さ。「上がり過ぎじゃないの?」「えっ、テンプラ?」というぐらい高かった~。数値的には打ち出し角が15度ぐらいで、スピン量は2500回転前後。放物線のような弾道でもなく、吹き上がる一歩手前という感じ。弾道の最高到達点は40ヤードを超えているかも? アゲンストが吹いたら20ヤードぐらいロスしそうな弾道です。ロングヒッターで、なおかつ高い球を打つのが上手い伊沢利光プロと比較しても、ドライバーの高さはビル2階分以上あるように感じました。

アイアンも高めの弾道ですが、ラウンド後の練習ではさかんにドロー(フック)を打ってましたねぇ。こちらも弾道は高いですが(昔のジャンボのように)吹き上がって三段ロケットのような迫力満点の球ではありません。スピン量は多すぎず少なすぎずで、何番持っても落下した場所に落ちて止まる(止める)。バックスピンで戻りすぎない球を打っているように見えました。

野球しかり、サッカーしかり。スポーツは実際に観戦するとしないとでは迫力が全然違うと言われてますが、ゴルフだってそうです。ミズノの宣伝コピーじゃないけど、やっぱり「生」はいいすねぇ。

んじゃ。