マーク金井blog

2006年01月06日「下手くそ打ち」‥その3

「下手くそ打ち..その1」 前々回の記事

「下手くそ打ち..その2」  前回の記事

SWでわざとトップを打って(刃の部分をボール中央にぶつけて)、ボールを真っ直ぐ転がす。

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これが上手くできるようになると、ダウンブロー軌道で球をつぶす打ち方(上手い打ち方)ではなく、浅い入射角度で球を捕らえる軌道(下手くそ打ち)が身に付きます。 ただし、トップ打ちのままではアプローチになりません(当たり前か)。フワッと浮かせる球を打ってこそのアプローチですが、そのためにやるべきことは‥‥これっ!!

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トップ打ちしている時はヘッドを浮かせて構え、リーディングエッジをボール赤道にぶつけました。浮かせたい場合はヘッドを浮かせないで構えるだけ。後は、トップ打ちをした時と同じ軌道でスイングし、リーディングエッジをボール下半分付近にぶつけて下さい。「そんなんでホンマにボールが浮くんかい!!」と突っ込みたくなるかも知れませんが、トップするつもりで打ってもちゃんと浮きます。リーディングエッジがボール中央よりも下に入れば、ボールはズルッとフェースの上に乗ってくれるからです(写真参照)。 おさらいの意味で打ち方をもう一度説明しますと、

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アドレスでシャフトを地面と垂直にセットしたら、テークバック、ダウン、インパクト、そしてフォローまでシャフトを垂直にキープしておくつもりでスイングして下さい。単純に言えば、パターでボールを転がすようにクラブ(SW)を動かしさえすれば、トップさせるつもりで打ってもボールはフワッと浮いてくれます。 まずは試してみて下され。 おーっと、11時58分。何とか間に合った~(汗;) んじゃ。


2006年01月05日「下手くそ打ち」‥その2

「下手くそ打ち..その1」 前々回の記事

ミスがミスにならない‥‥
手前を少々ダフってもボールがピンに寄っていく‥‥
手応えが悪いのにスピンがしっかりかかる‥‥

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パターのような打ち方で寄せる「下手くそ打ち」は入射角が浅くなるのでにスピンのかかり方が一定。このおかげで「上手く打ち過ぎてショートしちゃった~」なんていう意味不明の結果に悩まされませんし、「ファーストバウンドが滑ってピンをオーバー」なんてミスも出ません。パターでボールを転がすようにクラブを動かすので、初心者みたいなぎこちない動きになりますが、打ち出された球は「手で放り投げたようなソフトな弾道」でピンに寄ってくれます。

ただし、「下手くそ打ち」も打ち方が間違っていると臨んだ結果は得られません。コースでやるとトップしたり、シャンクがバンバン出ちゃいます。そこで今回は、正しい「下手くそ打ち」と正しくない「下手くそ打ちに」ついて。

昨日もカキコしましたが、まずはSWの刃先でわざとトップ打ちしてみて下さい。そして、ボールがどの方向に転がるのかをじっくり

チェ~ック!!!

>下手くそ打ちドリルしてみたら
>右に球が転がる様な・・・(コメントbyOJ)

もし、こんな結果になりやすい人は正しくない「下手くそ打ち」になっています。具体的に言うと、ダウンからインパクトにかけて手元が打つ方向に流れ(いわゆるハンドファースト)、

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(モデル・T永プロ)

突っつくようなインパクトになってフェースが開いています。結果、リーディングエッジが右を向くから、ボールが狙いよりも右に飛び出すのです。こうなりやすい人の場合、意識するしないにかかわらず、テークバックで手首をコックしているか、切り返しやダウンでタメを作ったり、ダフりを嫌がって手を突き出しています(すべて、ヘッドを遅らせていることに)。

一方、正しい「下手くそ打ち」とは写真のようにインパクトでシャフトが地面と垂直状態になっていること。「下手くそ打ち」のアドレスはシャフトが地面と垂直。インパクトはアドレスの再現というセオリーがありますが、この打ち方もまったく同じ。

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シャフトが地面と垂直状態で球を捕らえると(ダウンでヘッドを送らせない)、フェースは絶対に開きません。リーディングエッジは目標を向くのでボールが真っ直ぐ転がります。

SWのトップ打ちでボールが真っ直ぐ転がる(転がせられる)かどうかが、「下手くそ打ち」を会得できるかの分岐点になるんですわ~

真っ直ぐ転がすためのヒントは

・テークバック、ダウン、インパクト、フォローすべてでシャフトが地面と垂直状態を保つ(いわゆるノーコック)

・アドレスで左手首を少し側に折ったら、その角度をずっとキープしたままスイング

・切り返しやダウンでタメを作らず、ややアッパー軌道でインパクトを迎える

の3つ。

真っ直ぐボールが転がり、フォローのイメージが強く出るようになってくれば‥‥「下手くそ打ち」はマスターしたも同然。

明日は、「下手くそ打ち」でボールをフワッと浮かせる方法について説明しまっさ~

んじゃ。


2006年01月04日「下手くそ打ち」‥その1

「下手くそ打ち」って一体なんやねん!!‥‥

アプローチを苦手にしている人にとっては「喧嘩を売っている」ようなふざけた名前ですが、中上級者に今ボクがやっているアプローチを身振り手振りで説明すると、皆が皆「下手くそみたいな打ち方やなぁ~」と口を揃えていいます。

で、今日からはその「下手くそ打ち」についてじっくり説明していきますが、その前に、理解してほしいのがアプローチの上手い打ち方について。

ボクの中で上手い打ち方とは、こんな感じのスイング。

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ボールを右に寄せてアドレスしあらダウンでヘッドを遅らせ(タメを作って)、ダウンブロー(ハンドファースト)で球をつぶすようにして捕らえる打ち方。

これって、そばで見ているとヘッドを上手く操っているように見えるし、ボールの先のターフが取れる。いかにも上手そうに打っている感じがするじゃないですか。

他方、「下手くそ打ち」というのは、スイングの仕方、ヘッドの入れ方は上手い打ち方の正反対。具体的に言うと、

ボールは右に寄せない、
ダウンでタメを作らない、
(ヘッドを遅らせない)
ダウンブロー軌道でヘッドを入れない、
インパクトで球をつぶさない‥‥

ボールはやや左。シャフトを地面と垂直にアドレスしたら、

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ぶっちゃけて言うと、「パターでボールを転がす」ような打ち方をするだけ。さんざん、話を引っ張りましたが、これが「下手くそ打ち」の正体。52度持とうが、56度持とうが、60度持とうが関係ありません。こんな感じで

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パターを持った時のようにクラブを動かすだけ。こう書くと「何だ簡単じゃないか!!」と思われるかも知れませんが、実際にやろうとすると‥‥

ほとんどの人は(特にダウンブローで上手くアプローチが打てる中上級者ほど)、「下手くそ打ち」をちゃんとできません。ボールを右に置く癖がついている人は、SWを持っただけでボールを左かかと付近にセットできないし、ヘッドを上から入れる癖がついている人はダウンでヘッドを遅らせてしまい‥‥
パターで球を打つように、ヘッドを横から入れることができないのです。

自分の恥をさらしますが、ボクはこの打ち方を永井延宏プロから教わった時、1時間ぶっ続けて練習しても、1発も「下手くそ打ち」ができませんでした(T_T)

パターはロフトがなくて面で打てるのでボールの横面にフェースを当てることができるのですが、ロフトが多いクラブを手にした時には、ボールの下にヘッドを入れたくなってしまうからです。加えて、ダウンでヘッドを遅らせる癖がついていると、それ自体がスイングのタイミングを取ることになっている。結果、ダウンでヘッドを遅らせないように心がけると、「ものすご~く気持ち悪い!!!」。この気持ち悪さが嫌で、ついつい上手く打ちたくなるのです。

そんなボクが、気持ち悪さを解消するためにやったのがこれドリル!!

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SWのヘッドを浮かせて構えたら、リーディングエッジの部分を球の赤道部分にぶつけて転がす。刃先でわざとトップさせ、パットした時のようにボールを狙った方向に真っ直ぐ転がすだけ。

絨毯の上だったら、転がす距離は数メートルぐらいでOK。

これで打点位置が上下にズレやすい人、トップは打てるが球が右に転がりやすい人。

こういう人は「下手くそ打ち」しているつもりでも、「下手くそ打ち」になってません。上手い打ち方から抜け出せないままです。また、そういう人は実際のラウンドでアプローチの好不調の激しい、ここ一番でざっくり、トップ、シャンクが出やすいはず。

言い換えると、「下手くそ打ち」をマスターすると、「あっ、やっちゃった~」という時でもミスがミスになりません。その理由については、明日じっくり説明しまっさ~

んじゃ。


2006年01月03日風の日は低重心が頼りになる!!

明けましておめでとうございますm(_ _)m

今年は縁あって1月2日に初ゴルフ!!

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コースは、

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山口県の下関ゴールデン(ジャック・ニクラウス設計)。

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(撮影・Tトロちゃん)

池とバンカー、そしてグリーンがうねった典型的なアメリカンスタイルのコースで初打ち。天気、コンディションとも良かったこともあって、イン38、アウト39。トップ女子アマのTちゃんと何とか同グロスで回ってこれましたが、そのスコアを支えてくれたのが今回のクラブセッティング。

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ドライバーはXドライブ405(赤マナ73S)、
ユーティリティのレスキューミッドTP(NS950)。

どちらもかなりの低重心。このおかげでスイングではなく、クラブで吹き上がらない弾道が打てました。同伴者からも「マークさんの球は強いっすねぇ」と言われましたが、やっぱり低重心は吹き上がりません。パワーがないとボールが浮きづらい短所もありますが、冬場は重心が低いクラブの方が風に翻弄されずにプレーできます。

そして、もうひとつセッティングで変えたのがウエッジの本数。

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52度、56度に加えて60度のLWを12月後半から投入。3Wをバッグから抜くことになりましたが、60度があると30ヤード以下がずいぶん楽に。56度だとちょっとしんどい場面(砲台、バンカー越え、ピンまで近いバンカー)でも‥‥スイングで何とかしようとしなくなります。ロフトが多いウエッジは距離感は出しづらい短所もありますが、この日はこの60度のおかげでピンチを2度ほど凌げました。

ウエッジについては、もうひとつ収穫があって「下手くそ打ち」がかな~り身についてきたこと。上手く打たない(ボールを右に寄せてダウンブロー)方が枯れ芝でもミスが出づらいこと、そして「手で放り投げるような球」が打て、寄せワンの確率がグン上がるんですわ~。

「下手くそ打ち」については、明日カキコします。

んじゃ、本年もよろしく。


2005年12月28日ナイキの「最新球」はエアー入り???

靴ならともかく‥‥
ゴルフボールにエアーなんてあり得ないと思っていたら、エアーパッキンで作られた封筒に

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ナイキの最新ボールのサンプルが2種類入ってました(郵便局の人が配達しづらそう)。ひとつはナイキ・ワン・プラチナ、もうひとつはナイキ・ワン・ブラック。どちらも2月1日発売予定。

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(手前がブラック、奥がプラチナ)

メーカー資料によると、
プラチナの構造は3重カバーのウレタン・4ピースでコンプレッションが85。
ブラックの構造は2重カバーのウレタン・3ピースでコンプレッションが88。

どちらもウレタンカバー採用でスピン系に属しているボールで、実際に打ってみると‥‥どちらもフィーリングは軟らかめ。コンプレッション的にはプラチナの方がやや硬めですが、ドライバーで打つと、ブラックの方が硬いはずなのにインパクトでボールがつぶれる面積が大きく感じました。

スピン量もフィーリング通りで(一般につぶれるボールほど低スピンになりやすい)、ブラックの方が飛ぶ弾道に。ルール適合フェースのウルトラマン(SQの9.5度)で計測したら‥‥

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スピン量が2000~2300回転。フェースやや上部で打っているとはいえ、一般的なスピン系のボールの中では低スピン弾道が打ちやすい。低重心ドライバーよりもウルトラマンのようにやや重心が高めのドライバーと相性が良さそうですわ~。

んじゃ。