マーク金井blog

2006年05月02日自転車に乗れない人のスイングとは‥‥

ゲーリーさんに半ズボン「解禁」を先越されたマーク金井です今回も懲りずに「ひざ立ち打ち」がテーマですが、

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これをやると初中級者のみならず、ハンデが一桁の人でも30センチ以上手前をダフったり、空振りする人が少なくありません。普段のスイングとまったく違うから‥‥上手く当たらない場合もありますが、何発打っても上手く打てない人には共通したことがあります。

その原因はズバリ、これっ!!

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(赤○はテークバックでのヘッド位置、黄○はダウンでのヘッド位置)

赤い線はシャフトプレーン(アドレス時のシャフトの傾き)。ダウンでクラブヘッドがこのラインよりも下側(内側)に位置する人、いわゆるシャフトが寝てしまう人は、99パーセント以上の確率で手前をダフります。理由は単純、ひざ立ちだと、この時点でヘッドが地面に当たるような軌道になっているから。

言い換えると、どんなにいい球を打てる人でも、自分が思っているよりもヘッドが下に動いている人は、ひざ立ちでダフりまくります。自転車に乗れてませんので、「練習場はいいのに、コースだと曲がりまくる」「ここ一番でショットがブレる」「シャンクが出やすい」‥‥中上級者に関していえば、チーピンや引っかけに悩まされますし、ロフトが少ないFWが上手く打てません。

他方、こんな感じで‥‥

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(上の赤○はテークバックでのヘッド位置、下の赤○はダウンのヘッド位置)

プレーンをなぞるようにヘッドが下りれば、ひざ立ちでもダフらずに打っていけますし、ボールもちゃんと上がってくれます。

ボクはひざ立ち打ちをマスターするまでは‥‥ダウンでヘッドがプレーン下に回り込む癖が抜けませんでした。ひざ立ち打ちは山本信弘プロから教わったドリルですが、これを10分練習することは、500球打つよりも練習効果大・大・大・大~大!! 北海道に行きたいのに九州に向かって「車を走らせる」ようなことはなくなりました。

次回は、ダウンでプレーンの下にヘッド入る理由について書きまっさ~

んじゃ。

 


2006年04月27日結構いいかも!?

つい最近、ホームコースに

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乗用カートが導入されましたのに伴って、3日ほど前にボクが入手したのがこれっ!!

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2年ほど前に買った距離計測に比べると、ブッシュネルの計測器はかなり使いやすいのに驚きました。焦点を合わせやすく、ボタンを押せば即座にファインダー内に残り距離が表示されます。

パー3なんかでクラブを迷った時でも‥‥

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ボタンを一押しすれば‥‥迷わずショットに望めます。おかげで今年2度目のホームコースのラウンドでしたが、距離のジャッジミスはゼロ。何とかハンデ通り回ってこれました。○ルフフィールズさんからサンプルをお借りしているのですが、明日のゴルフでもいいスコアで回れたら衝動買いしてしまいそう‥‥

んじゃ。


2006年04月22日シャンクは偶然の産物ではない!!

「シャンクが出れば一人前!!」

と昔から言われてます。実際、まったくの初心者よりもシングルやハンデ20以内の人の方が、シャンクを打つ確率が高いのも事実です。

では、シャンクに悩まされている人は自転車に乗れているのかというと‥‥

残念ながら答えは「乗れてません」。短いクラブでひざ立ち打ちすると、ボールのはるか手前をダフりますし、上手く当たったとしてもボールは全然上がりません。理由は単純、シャンクに悩まされている人は、普通のスイング、ひざ立ちスイングともクラブがスイングプレーンよりも下に外れていることに気づいていないからです。

では、どんな風に外れているのか?

慢性的にシャンクが出やすい人の場合、まず最初の50センチで‥‥

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ヘッドが急激にインサイドに入ってます。このため、テークバックの途中で、

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(プリンスさんはこうなっている可能性大!!!)

シャフトが寝てしまい、グリップエンドの延長線がボールのはるか上を指しています。このため、シャフトが寝た分だけフェースも開きます。そして、テークバックでシャフトが寝る人の多くは、ダウンでもシャフトが寝てしまい(ヘッドがプレーンの下に入りこみ)、手とヘッドはインサイド・アウト軌道が強くなる。前にも書きましたが、これでは左わきが飽きますし、左手がボール方向に動きやすくなる分だけ、打点がヒール側にズレてしまうわけです。

ですので、シャンクを打ちたくないのであれば、テークバックでヘッドをプレーンの下に入れないこと。誤解を承知で言えば、ヘッドは(アドレスからトップまで)プレーンよりも上に位置する‥‥ように軌道修正すること。

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こんな感じでクラブが動けば、ダウンでもシャフトが寝づらくなるし、シャンクを防ぐ第一歩にもなるんですわ。ゴルフの格言に「スイングは形じゃない」というのは知ってますが、少なくともシャンクを減らしたかったら、形にこだわった方が、短期間でシャンク病とオサラバできます。

今回、ボクは「パスプロ」と呼ばれる練習器具を使ってますが、ヘッドの軌道をチェックしづらい人は、グリップエンドの向きを意識してみるのもいいでしょう。テークバックを開始し、シャフトが地面と平行に達した時には、グリップエンドは飛球線と平行もしくは、やや左を指すように心がけると、シャフトが寝にくくなり、ヘッドをプレーンの上に乗せやすくなります。

いいテークバックができたかどうかは、ハーフバックの位置でチェックできます。ここで、グリップエンドがボール、もしくはボールの手前(ボールとひざの中間ぐらいまで)を指していれば、ヘッドはプレーンの下には回り込みません。

過去のブログと重複する内容ですが(オイ、オイ、開き直るなよ~)、ブログは過去の記事を読むのが結構大変な作業。今回に限らず大事なことはノー天気なぐらい重複してカキコします。

シャンクで悩むプリンスさん。まずは自分のテークバックをデジカメか携帯でチェックしてみることを強くお勧めしまっさ~

んじゃ。


2006年04月10日自転車に乗るための必需品‥‥完成!!

本文に登場するレッスンワンですが、新しい練習器具
スーパーシャット君として、もうすぐ生まれかわります。ご期待ください

マスターズに優勝したミケルソンはドライバーを2本入れてプレーしていたそうですが、ボクは現在7番アイアンを2本バッグに入れてます。

その1本がこれっ!! レッスンワン「MKバージョン」

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ここ数回、自転車に乗れているかどうか(スイングの習熟度)をチェックするために‥‥

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ひざ立ち打ちを紹介してきましたが。その時にボクが使っているのが29インチの7番アイアン。普通の7番は37インチ前後ですから、約8インチ短くして作りました。ひざ立ちで打ちやすくしたかったのと、短い方がフェースの向きをチェックしやすい。短尺アイアンはいくつか市販されてますが、最初にこれを宝塚のゴルフショップ「ピジョンゴルフ」さんで試した時、ボクが求めるスペックだったので、ボクもこの長さにこだわりました。

そして、もうひとつこだわったのがヘッド重量。通常、7番アイアンのヘッド重量は265g前後。ところがレッスンワンは短くてもヘッドの重さを感じやすいようにとかなり重め。ヘッド重量は約350グラムで、

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総重量は513グラム前後。これにより、短くてもヘッドの重みを感じやすくなってますし、シャフトのしなりも感じやすく仕上がりました。

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(モデルN島)

ヘッドの注文ロットが10本単位だったので、10本一気に作っちゃいました~
発売については現在未定‥‥‥

んじゃ。


2006年03月31日自転車に乗れるということ‥‥その3

関係記事はコチラから↓

練習場では上手く打てるのに、コースに出ると曲がる。左サイドが怖いホールにやってくるとチーピン、引っかけを打ってしまう。フェアウェイウッドでボールが気持ち良く上がらない‥‥

ハンデが多い少ないに関わらず、この手の悩みを抱えている人の場合、90パーセント以上は自転車に乗れてません(スイングに大きな問題を抱えています)。具体的に言うと、

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ダウンスイングでヘッドがシャフトプレーンの下に回り込んでいます。このため、ひざ立ち打ちをすると、インパクトでプレーンにヘッドを戻そうと思っても戻らず、ボールのはるか手前をダフったり、手前をダフって空振りします。言い換えると、ひざ立ちでダフらず球を捕らえられない人は自転車に乗れているようで、乗れてません。ここ一番で左に大きく曲がったり、右にプッシュアウトしたり、シャンクする危険性を抱えています。

では、どうすれば自転車に乗れるのか?

前回まではダウンの動きについて説明しましたが、実は、テークバックの取り方が非常に大事なんですわ~。結論から先に言うと、テークバックでヘッドがプレーンよりも下がってしまう人は、

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ダウンでもヘッドがプレーンよりも下に位置する危険性が高くなる。また、インに上げすぎてしまうほど(ヘッドがプレーンよりも下がるほど)、切り返しでは体の開きが早くなって、これまたヘッドが下がる動きを誘発します。

ですので、自転車に乗れる第1歩はプレーン上、もしくはプレーンよりもやや上にヘッドが位置するようにテークバックすること。

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ひざ立ち打ちであれ、普通のスイングであれ、テークバックで左腕が地面と水平ぐらいに達するまでは、グリップエンドの延長線がボールを指すか、もしくはボールよりも手前側を指している。グリップエンドの向きがこうなっていれば、ヘッドは絶対にプレーンの下に位置しません。

ひざ立ちが上手く打てない人は、まずはテークバックでグリップエンドがどこを指しているかチェックしてみて下され。

んじゃ。