マーク金井blog

2013年08月04日超私的なゴルフ場調査~小金井CC(東京都)後編

日本で一番会員権が高いゴルフ場として有名な小金井カントリークラブ(東京都)。メンバー数も500名前後400人前後と少なく、ビジターに対しても敷居が非常に高いゴルフ場です。男性は35歳以上、女性は20歳以上でなければプレーできません。その昔、宮里藍プロがプレーしようとしたら年齢制限に引っかかってプレーできなかったなんていう事が、あったとか何てことがまことしやかに囁かれています。

正確には宮里優作プロが年齢制限で引っかかってプレーできなかったそうです。超私的なゴルフ場調査の後編はコースインプレッションです。

4番334yパー4

左に池、右サイドはバンカー

左に池、右サイドはバンカー

軽く右ドッグレッグしており、セカンドからは打ち上げのパー4。フェアウェイ左サイドには池、右サイドはバンカーと林が連なる。セカンドは打ち上げでピンフラッグは見えるがグリーン面はまったく見えない。強い受けグリーンなのでピンが奥だと難易度が一気にます。マーク金井はピンそばにキャリーするも、バックスピンでボールはグリーンエッジまで逆戻り。ロングパットを80センチに寄せてパーでホールアウト。

5番487yパー5

k-5-2

高低差がゼロのフラットで真っ直ぐなロング。フェアウェイの随所にはバンカーが配され、グリーン回りもバンカーだらけ。バンカー数は12個あって、小金井で一番バンカーが多いホールです。グリーンは強い砲台。距離的には2オン可能でバーディも取りやすいが、左右の林、そしてバンカーが効いているのでダボも叩きやすいホール。左の林の中には神社が祭られている。

6番330yパー4

サブグリーンは右~

サブグリーンは右~

軽く打ち下ろす短いミドル。ティショット落下地点右サイドにバンカーが連なるので、落とし所が非常に狭い。メイングリーンに比べるとサブグリーンは非常に小さく、グリーンのアンジュレーションも強い。距離は短いが正確な距離感が求められる美しいホール。マーク金井はティショットを右の林に打ち込み、素ダボを叩く。

7番130yパー3

グリーン回りはバンカーだらけ~

グリーン回りはバンカーだらけ~

メイングリーン、サブグリーンともグリーン回りはバンカーだらけのショートホール。どのバンカーもアゴが高く、女性や非力なゴルファーは脱出が難しい。風の通り道みたいになっているので慢性的にアゲンストの風を感じるホールで、実際に打ってみても「ちょっと大きいかな」というぐらいで距離がピッタリ合ってくる。

8番333yパー4

サブが手前で奥がメイングリーン

サブが手前で奥がメイングリーン

フェアウェイの途中から打ち下ろしになっていて、ティショットの落下地点が見えないパー4。グリーン方向がまったく見えないので、初めてのプレーだと「どこに打てばいいのか分からない」。フェアウェイ左サイドのバンカー越えに打つとセカンドが狙いやすい。メイングリーンとサブグリーンは縦に2つ並び、その奥に1番ロングのグリーンが見える。セカンド地点に立つと、グリーンが3つ 4つ並んで見えるユニークなホール。メイン、サブとも強い受けグリーンなので、グリーンオーバーすると寄せるのが非常に難しい。

9番388yパー4

左がメイン、右がサブグリーン~

左がメイン、右がサブグリーン~

打ち上げで左ドッグレッグのミドル。右サイドの林を越えてしまうと練習場なのでOB。セカンドはクラブハウスに向かって打っていく。左がメインで右がサブグリーン。グリーン右サイドにはバンカーがあり、それを越えるとOB。ここもサブグリーンは小さく、正確な距離感と方向性が求められる。

10番340yパー4

これぞ林間~

これぞ林間~

距離は短いが左右はびっしり林。林を突き抜けると右サイドはOB、左サイドは崖になっていてその下はクリーク。グリーン左サイドには深いバンカーが待ち受け、ここに入れると脱出が非常に難しい。サブグリーンは非常に小さいので、ティショットを左右に曲げてラフや林に打ち込むと簡単に2オンできない。

11番433yパー4

距離が一番長いミドル~

距離が一番長いミドル~

小金井で最も長いミドル。フェアウェイは広いが左サイドからはサブグリーンが狙いづらいなる。グリーン手前左側に背の高い松が数本あってそれがスタイミーになるからだ。グリーンは砲台形状で手前からは寄せやすいが左右や奥に外すとアプローチが難しくなる。

12番158yパー3

メインが右、サブグリーンが左~

メインが右、サブグリーンが左~

軽い打ち下ろしのショート。砲台グリーンで、グリーンを囲むようにバンカーが配置されている。グリーンの右サイドのバンカーはアゴが高い。グリーンが硬いので、アプローチ、バンカーショットともスピンが効いたショットが求められる。

13番384yパー4

グリーン手前バンカーの配置が絶妙~

グリーン手前バンカーの配置が絶妙~

軽く右ドッグレッドしたミドル。右サイドはOB。セカンドは軽い打ち上げ。見た目はそれほど難しく感じないが、グリーン手前のバンカーがゴルファーに罠をしかけている。手前のバンカーはグリーンから少し離れた位置にあるため、セカンドの距離感を間違えやすいのだ。また、バンカーに打ち込むとピンまで30ヤード以上残る。グリーンに届かせようとするとホームランのミスや、力んでザッククリのミスが出やすくなる。

15番475yパー5

グリーンに向かって打ち下ろし~

グリーンに向かって打ち下ろし~

ストレートで距離の短いロング。ティショット落下地点は右下がり傾斜。左サイドを狙いたくなるが、左のラフに打ち込むとセカンドで林がスタイミーになってくる。セカンド以降は打ち下ろし。ティショットをフェアウェイキープできると2オンが狙えるが、グリーンオーバーは禁物。グリーンは受けグリーンなので奥からは下り傾斜が残る。また、オーバーし過ぎると崖になっている。

17番197yパー3

右手前松が曲者~

右手前松が曲者~

軽い打ち下ろしのショート。グリーン回りはバンカーだらけ。サブグリーンの右手前には松が配され、コスリ球を打つとこの松が効いてくる。手前は砲台、左右はバンカー。グリーンに乗せないとパーが取りづらい難ホール。

18番489yパー5

マーク金井は78でホールアウト~

マーク金井は78でホールアウト~

セカンドから右ドッグレッグするロング。フェアウェイは広いので伸び伸びティショットが打てるが、左サイドの林の中にはクリークが流れている。残り100ヤードぐらいから軽い打ち上げ。ここもメイングリーンよりもサブグリーンの方が狙いづらい。サブグリーンは左にあって縦長形状。2オンを成功させるにはフックボールが求められる。マーク金井はフックをかけそこねメイングリーンの右手前バンカーに打ち込み、そこからバンカーショットをホームランさせてボギーを叩いた。

コースの総評

距離は総じて短いが、とにかくバンカーの配置が絶妙。バンカーショットが上手くない人がバンカーに入れると1ホールで大叩きが出やすい。メイングリーンに比べるとサブグリーンは非常に小さく、350平米ぐらいしかない。フラットな地形だが、打ち上げ、打ち下ろしも適度にあって変化に富んだレイアウトを楽しむことができる。ドライバーは飛距離よりもフェアウェイキープが求められ、セカンドは正確な距離感が求められる。そしてなぜかレディスティと白ティの距離がほとんど変らない。ほとんどのホールで白ティよりも5~10ヤード先にレディスティが設定されている。

女性会員がいないのでレディスティ(赤ティ)はコースに設置されてません。白ティの少し前にシニアティがあって、女性はシニアティから打つ場合が多いです。

練習場はアプローチ&バンカーが広々~

練習場はアプローチ&バンカーが広々~

高級接待コースというイメージがあり、実際、クラブハウスとかは重々しい雰囲気があり、コースメンテナンスも非常にしっかりしています。コースのスタッフは高級ホテルのような感じで接して下さる。カジュアル雰囲気のゴルフ場とは正反対で堅苦しさがある反面、コースはレイアウトが巧みで、何度もプレーしたくなります。実際、メンバーの稼働率は高く、毎週のようにプレーするメンバーが多いそうです。ビジターがプレーするにはプレーはメンバーの同伴、もしくは紹介が義務付けられているが、平日はクレジットカードのコンペ、ゴルフ雑誌のコンペ等も開かれています。

最後にこのブログに関して適切な指摘を下さったIさん、ありがとうございました。修正箇所が分かるように訂正しました~。

(▼▼)b

PS.自然にハンドファーストに打てるパター、ショートパットがスコンと入るパター。今週入荷予定でしたが、入荷が若干遅れております。ご予約いただきましたお客様、まことに申し訳ありません。今しばらくお時間いただけますと幸いです。8月15日にアナライズに入荷予定で、入荷次第、順次発送させていただきます。

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2013年08月03日超私的なゴルフ場調査~小金井CC(東京都)前編

マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、今回はビジターに敷居が非常に高いと噂される小金井カントリークラブ(東京都)。会員権値段は日本一。そしてプレーヤーには年齢制限があって、男性は35歳以上でないとプレーできません(女性は20歳以上)。JR中央線の武蔵小金井駅からタクシーでワンメーターの距離にあるにもかかわらず、普通のアマチュアにはかなり縁遠く、ベールに包まれたゴルフ場です。コース設計はウォルター・ヘーゲン。もちろん、マーク金井はメンバーでもありませんし、親しい友人がメンバーでもありません。メンバーさんが主催するコンペに参加しました。

 

看板は目立たないですが重厚~

看板は目立たないですが重厚~

8月2日プレー。

スタート時間、
8時28分インスタート
天候は曇りのち晴れ。微風~。

概要

1937年(昭和12年)10月開場
設計 ウォルター・ヘーゲン
6760Y パー72
コースレート 72.2
林間コース
ベントの2グリーン
キャディ付のみ
歩行でのラウンドのみ
アクセス

車利用の場合
中央自動車道/調布ICより9㎞
調布ICから約20分

電車利用の場合
JR中央線・武蔵小金井駅
武蔵小金井駅からタクシーで約5分
クラブバス 無し

調布インターからコースまでは交通量の多い道路を利用します。JR武蔵小金井駅付近は慢性的に渋滞しているので、調布ICからは近いわりには時間がかかります。アナライズ神田スタジオからだと首都高・中央道利用で1時間(渋滞無しの場合)でクラブハウスに着きました。電車利用だと最寄り駅は武蔵小金井駅。タクシーでワンメーターでコースに着けるので、電車ゴルファーには便利なゴルフ場です。

クラブハウス

クラブハウスも重厚~

クラブハウスも重厚~

立て替えられてたクラブハウスはクラシックな雰囲気を醸し出した木造建築。二階建で一階に受付、売店、ロッカールームと風呂場。正面左手で受付を済ませ、右手側にロッカールームと風呂場。ロッカールームはビジター用よりもメンバー用の方がはるかに広い作られています。二階にレストランとコンペルール。レストランからは1番と9番ホールを見渡せます。

レストラン

ポークカレー

ポークカレー

ハーフサイズのハムサラダ~

ハーフサイズのハムサラダ~

カレーはチキン、ビーフ、ポークの3種類がラインアップ。老舗名門だけあって食事は極端に高くありません。ポークカレーはまかない風で735円とリーズナブル。カレーには福新漬けとらっきょうがちゃんと付いていました。名物のハムサラダはボリューム満点。メニューにはありませんが、頼べばハーフサイズ(小盛り)もオーダー可能です。

コース概要

名手、ウォルター・ヘーゲンが日本で最初に作ったコース。武蔵野の面影を随所に残すコースは自然の地形そのままで変化に富んでおり、各ホールともそれぞれ趣があるため飽きがこない。グリーンは小さく砲台でバンカーにガードされている。特にサブグリーン(Bグリーン)は非常に小さく、正確なショットが打てないとパーオンが非常に難しい。アウトはフェアウェイが比較的広くティショットが打ち易いが、緩やかな起伏がある。インは両サイドから林が迫り、ティショットの精度が求められるホールが多い。そしてアウト、インともバンカーが非常に多く、そしてアゴが高い。ドライバーが左右に曲がる人、バンカーショットが苦手な人には手強いコースです。

グリーンはスティンプメーターで9フィート弱(8月2日時点)。夏の真っ盛りということもあって、それほど速くありませんでした。グリーンは見た目よりも硬め。ラフから打つとランが多くでます。マーク金井がプレーした日はBグリーン(サブグリーン)。メイングリーンの半分ぐらいしかないので、パーオンさせるには方向性、距離感の両方が求められます。

フェアウェイ  短く刈り込まれているのでフライヤーが出づらい。

ディポット跡は少なめでコンディション非常に良好

ラフ      やや脱出に苦労するぐらい深い
ハードヒッターならばフライヤーがしてくれるが
普通のアマチュアだと芝の抵抗が強く、距離が確実に落ちる

グリーン    暑さ対策でグリーンの芝がやや長め。小金井はグリーンが速        いことで定評あるが、8月はさすがに速くはない

バンカー    アゴは総じて高め。グリーンにピッタリ張り付くバンカーも        あれば、グリーンから少し離れた場所に配置されるバンカー        も数多い。リンクスのコース同様、刻んでもいいからバンカ        ーに入れないようした方がスコアメイクしやすい

ティは白ティ使用。
キャディさんが電動リモコンカートを押して歩く。
プレーヤーも原則歩きのプレーのみ。
ドレスコード(服装規定)

当然のことながら夏場でもジャケット着用。ことしから服装規定が変り、半ズボン着用時はハイソックスが義務付けられる。機能下着はプレー中はOKだが、レストランではNG。機能下着を脱がないとレストランに入れない。髪型も規定があって、例えばモヒカン頭だとレストランで食事ができない。

印象に残ったホール

2番、356y パー4

Aがメイン、Bがサブ

Aがメイン、Bがサブ

右に並ぶ松の配置が絶妙~

右に並ぶ松の配置が絶妙~

 

軽く打ち下ろし、右にドッグレッグしているミドルホール。ティショットは右サイドを狙いたくなるが、右サイドには大きな松の木、そしてフェアウェイ、ラフとも右下がりの傾斜となっている。右サイドに打つと傾斜が強いのでナイスショットしてもボールはラフに転がっていく。メイングリーンは左右にバンカーがあるが大きいので比較的狙いやすい。サブグリーンは左サイドにあって非常に小さい。距離は短いが2オンが非常に難しい。そしてグリーンは小さいにも関わらず傾斜が強い。グリーン奥から手前にかけては強い下りのフックラインが残る。右サイドからは強い上り傾斜で距離感を合わせづらい。

おーっと、原稿締切りの催促が入りました。この続きは明日レポートしましょう~(▼▼)b

PS.自然にハンドファーストに打てるパター、ショートパットがスコンと入るパターのセカンドロットが8/15入荷します。只今ご予約いただきますと予約特典が付きます~。残りわずかなのでご予約はお早めに~。

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2013年08月02日ドライバーのチーピンのミスが出るメカニズムとは!?

ゴルフ量販店と言えば、つるやゴルフ二木ゴルフビクトリア、そしてゴルフ5というのがメジャーどころです。いずれのお店ともテレビでCMを流してましが、関東地方で最近良く目につくのが萬田久子さんが登場するゴルフ5のCMです。萬田さんが空港の入国審査官よろしく、ゴルファー1人1人にスイングタイプを聞いていて、ちゃんと答えられない人はゴルフ5に行ってチェックしてもらいなさいと支持しています。

さて、このスイングタイプの分類分け。

ゴルフ5のサイトで調べてみると、18パターンのスイングタイプがあると書いてあります。スイングタイプと書いてありますが、画像を見る限りでは‥‥

ヘッド軌道(アウトサイド・インなのかインサイド・アウトなのか)
インパクト時のシャフトの傾き
インパクト時のフェース向き

この3つのの組合わせで、スイングタイプを18にパターン分けされています。軌道が2種類、シャフトの傾きが3種類、フェース向きが3種類。

2×3×3=18

ってことです。では、アマチュアは綺麗に18通りに分類されるのかというと、決してそんなことはないと思います。マーク金井はこれまで1000人以上のスイングを分析してきましたが、大別すると6~9通りぐらいでしょう。そして、今回のテーマであるチーピンに悩んでいる人の場合は、大抵は以下の3つのパターの中に収まります。ゴルフ5のジャンル分けで言うと、

タイプ3(インサイド・アウト軌道でフェースクローズ)
タイプ9(インサイド・アウト軌道でフェースクローズ)
タイプ18(アウトサイド・イン軌道でフェースクローズ)

ここで言うフェース向きは目標方向ではなはくてヘッド軌道に対してです。チーピンは「インサイド・アウト軌道であおって打つ」と出ると言われていますが、軌道でチーピンが出るわけではありません。チーピンが出る正体はフェースの向き。軌道に対してフェースが被った時(クローズになった時)、ボールは狙いよりも左に大きく飛び出し、そしてインサイド・アウト軌道に振った分だけ強いフック回転がかかり、その結果としてチーピンが出るのです。

今月発売のビジョン72でも橋本潜プロが、

写真 (96)

上級者に絞った紙面作りで人気のビジョン72

弾道を決める最重要要素は、「フェース向き」であるとコメントしていますが、マーク金井もまったく同じ考えです。かつてはスイングした方向にボールが打ち出されると言われてましたが、弾道計測器によってその常識は覆されました。チーピンが出るかどうかは、ヘッド軌道よりもインパクト時のフェース向きによって決まるのです。チーピンに悩む人の多くは、チーピンを打ちたくないほどインサイド・アウト軌道に振りますが、これがチーピン連発を招いています。そうなるのは、インサイド・アウト軌道に振るほど、インパクトでフェースが被ってしまうからなのです。

では、どうすればチーピンを減らせるのか?

答えは2つあります。ひとつはインパクトでフェースが被らせないように注意すること。もうひとつはヒール打点にならないようにすること。ヒール打点になるとインパクトの衝撃でフェースが被ってしまうからです。

チーピンはインサイド・アウト軌道でもアウトサイド・イン軌道でも出ます。

アウトサイド・インにカットに振ればチーピンが止まると思って入るアマチュアも少なからずいますが、カットに振ってもインパクトでフェースが被ってしまうとチーピンは出てしまうのです。

インパクト時のフェースの向き、そして打点の位置はスイングだけでなくゴルフクラブの影響も大きいです。チーピンに悩んでいるのならば、まずはフェースの向きと、打点位置のチェックが必要不可欠です。マーク金井は元々フッカーで、かつてはチーピンに悩まされてていました。しかし、フェースの向きが打球の方向を決めることを理解してからは、2発続けてチーピンを打つことがなくなりました~。

(▼▼)b

PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。

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2013年08月01日自分と相性の良い(悪い)ドライバーとは、どんなドライバーなのか?

自分と相性の良い(悪い)ドライバーとは、どんなドライバーなのか?

P1040472

こうして置くだけでも、ゴルフクラブの特性がわかる

一昨日のブログでも書きましたが、ここ一番で曲がりやすい人の場合、使っているクラブ(ドライバー)に問題がある場合も少なからずあります。自分のスイング(ヘッド軌道)とクラブとの相性が悪いと、打球の方向が不安定になって、ここ一番で曲がりやすくなるからです。

では、どこをチェックすればドライバーとの相性の善し悪しが分かるのか?

スイング(ヘッド軌道)と打球の打ち出し方向をチェックすると、ドライバーの相性がかなり正確に分かります。スイング(ヘッド軌道)は大別すると、以下の3種類。ここで言うヘッド軌道の基準は目標方向ではなく、体(スタンス)の向きに対してでです。そして、それぞのスイング(ヘッド軌道)の適正な打ち出し方向は

アウトサイド・イン→体(スタンス)よりもやや左
インサイド・イン→→体(スタンス)に対して真っ直ぐ
インサイド・アウト→体(スタンス)よりもやや右

打球方向がこんな感じになっていれば、基本的にスイングとクラブの相性は良いでしょう。対して、ゴルファーにとって相性の悪いドライバーとは‥‥逆球が出やすいクラブ、ヘッド軌道(スイング軌道)と逆方向にボールが打ち出されるクラブなんです。具体的に言うと、不適正な打ち出し方向は

アウトサイド・イン→体(スタンス)よりも右に
インサイド・イン→→体(スタンス)に対して左右に曲がる
インサイド・アウト→体(スタンス)よりも左

こういった感じのクラブだと、打ち出し方向とスイング(ヘッド軌道)が一致しません。結果、プレッシャーがかかった場面や、OBや池が気になる場面では球が狙いとは全然違う方向に飛び出し、OBや池ポチャ、林に打ち込んでしまいやすくなります。前置きが長くりましたが、ここからが今日のテーマです。まず逆球が出るメカニズムについて説明しましょう。打球の打ち出し方向というのは‥‥

インパクト時のフェース向き
打点位置

P1040473

打点の位置は市販のショットマーカーでチェックすることが出来る

この2つが打球の打ち出し方向に強く影響が出ます。どれぐらい強いかというとドライバーでは8割前後でしょう。そして、ヘッド軌道に対してフェースの向きが開いていてればボールにはスライス回転がかかり、ヘッド軌道に対してフェースが閉じていればボールにはフック回転がかかるのです。ここをちゃんと理解すると、逆球が出てしまうメカニズムは簡単に分かります。

アウトサイド・インの逆球は体(スタンス)の向きよりも右ですが、こうなる主な理由はふたつで‥‥

インパクトでフェースが開いている
打点位置がトウ寄り(先っぽ)過ぎる

インパクトでフェースが開けば開いた分だけ打球方向は右に出ます。そして打点位置がトウ寄り(先っぽ)過ぎると、インパクトの衝撃でヘッドは開く方向に回転します。結果、打球方向は右に出ます。ただし、先っぽで打った場合は上手くギア効果が発生すると球筋はスライス系ではなくフック系になります。

では、どんなドライバーを使うとアウトサイド・インで逆球が出やすいのか?

・構えた時にフェースが開いている(オープン2度以上)
・重心距離が長い(重心距離40ミリ以上)
・重心深度が浅い(重心深度36ミリ以下)

アウトサイド・イン軌道の人の場合、この3つの要素が含まれるドライバーは相性が悪い確率が非常に高いでしょう。もちろん例外もありますが、アウトサイド・インの軌道でスライスを持ち球にしている人の場合、この3つの要素が含まれてくると逆球が出やすいし、ここ一番で曲がりやすくなります。アウトサイド・インの軌道の人の場合、打球方向を一定にさせやすいドライバー、相性が良いドライバーというのは‥‥

・構えた時にフェースが被っている(フック1度以上)
・重心距離が短い(重心距離38ミリ以下)
・重心深度が深い(重心深度38ミリ以上)

この3つの要素が含まれていると、アウトサイド・インの軌道の場合、体(スタンス)に対して打球が真っ直ぐ、もしくはやや左になってきやすいです。そして打球の方向が一定になりやすいので、ゴルファーと相性が良いドライバーになってくれます。

インサイド・アウト軌道でフックを打っている人の場合は、アウトサイド・インの軌道の逆です。インサイド・アウト軌道の場合、

インパクトでフェースが閉じている
打点位置がヒール寄り(先っぽ)過ぎる

インパクトでフェースが被るほど打球方向は左になります。そして打点がヒール寄り過ぎるとインパクトの衝撃でフェースが被って打球方向が左になってしまいます。

では、どんなドライバーを使えば逆球が出やすいのかというと、

・構えた時にフェースが被っている(フック1度以上)
・重心距離が短い(重心距離36ミリ以下)
・重心深度が深い(重心深度40ミリ以上)

インサイド・アウト軌道の人の場合、この3つの要素が含まれるドライバーは相性が悪い確率が非常に高くなります。対して、この3つの要素が

・構えた時にフェースが開いている(オープン1度以上)
・重心距離が長い(重心距離40ミリ以上)
・重心深度が浅い(重心深度38ミリ以下)

こんな感じになっているドライバーは、インサイド・アウト軌道で振った時、体に対して打球が真っ直ぐ、もしくはやや右になってきやすい。そして打球の方向が一定になりやすいので、ゴルファーと相性が良いドライバーになってくれます。

アウトサイド・インの軌道とインサイド・アウト軌道とでは、相性が良いドライバーというのは正反対になるのです。ここをちゃんと理解していればドライバー選びは間違えませんし、自分に相性の良いドライバーも見つけやすくなるのです~。
(▼▼)b

PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。

 

 


2013年07月31日テーラーの最新ドライバー、SLDRを最速試打インプレ!!

今日は昨日の続きで、自分と相性が良いドライバーの見極め方についてじっくり書く予定でした。でも予定は未定。昨日、噂のドライバー、テーラーメイドのSLDRを日本で最初に試打してきました。テーラーメイドのパフォーマンスラボ青海で。そして、このドライバーのコメント解禁が本日午前10時!!マーク金井のブログアップ時間が午前11時半。こりゃもう、SLDRを書くっきゃないでしょ(笑)

レールだからスライダーという名前なのかも?

レールだからスライダーという名前なのかも?

テーラーメイドのSLDRは、先週のカナディアンオープンで優勝したB・スネデガーの使用ドライバー。5年前に発売されたミズノのMP-600同様、ソールにレールが配され、レール内でウエートを自由にスライド移動できます。ウエートを移動させることで重心距離が変える可変式です。もちろん、MP-600とは設計意図が大きく異なり、SLDRはウエートがフェース側に寄っています。レールをフェース側に配することで重心位置を浅くしたい設計意図が強く窺えます。ちなみにレール内のウエートは18g(米国仕様は20g)ヘッド重量の約10%がフリーウエートです。

フェース側が重くなる内部構造~

フェース側が重くなる内部構造~

ヘッド形状はR11、R1の流れを汲んでいますが、バックフェースは少し丸み感があります。フェース形状はR1とほぼ同じ。フェースは面長形状ではなくて丸形形状。体積460CCですが重心距離が極端に長くならない感じがしました。カットサンプルでヘッド内部を観てみると、やはりフェースの前側が重たい感じです。このあたりはロケットボールズに似ています。ルックス的には浅い重心、そして低重心設計です。

では実際に打ってみてどうなのか?

浅重心、低重心ですが、見た目ほど重心は浅くなく、そして極端に低くない感じがしました。何故かというと、インパクトでドロップする感じが手に伝わらなかったからです。R1と比較するとスピンが明らかに少なく、マーク金井的にはちょうどいい重心の高さ、ちょうどいい重心の深さ。非常にバランスが良くて扱いやすいドライバーです。その証拠に1発目から芯を喰ってストレート弾道。3発目には280ヤードを越えて曲がり幅は3ヤード。

非常にやさしく飛ばせました。3発打っただけで購入決定です(笑)

低重心で高打ち出し角を確保~

低重心で高打ち出し角を確保~

そして試打して印象に残ったのが打感。テーラーの現行モデル(R1、グローレ)は反発が高い反面、フェースが硬く、「ゴッツ」という手応えなのに対して、SLDRは打感がややソフト。フェースにボールが乗る感じがして、手に心地良い感触が伝わります。球筋をコントロールしやすくなっています。純正シャフトもそこそこの仕上がりで、R1に比べると少し軟らかめの設定。Sで振動数が250~255cpmぐらいでしょう。中間部分がしなる粘り系でタイミング取りやすく仕上がっています。

純正シャフトは三菱レイヨン~

純正シャフトは三菱レイヨン~

カスタムシャフトも充実しており、今年発売されるアフターマーケット用シャフトはほぼ網羅。低スピンで飛ばすなら、新しく出たディアマナWアッタス5GOGO。ボール初速を上げて飛ばすたいなら、フジクラの新製品スピーダーの装着をお勧めしたいです。

ロケットボールズのモデルチェンジかなと思っていましたが、販売価格はアスリート向けブランドのR1と同じ。SLDRはR1と同じカテゴリーのプレミアムドライバ-。プレミアムラインのモデルです。ソールのスライダーはかなりメカニカルですが、クラブ自体は非常にオーソドックスで扱いやすいです。スネデガーだけでなく、国内外の多くのツアープロがSLDRを使いそうな予感がしました~。

(▼▼)b

PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。

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